リキッド・オセロット
りきっどおせろっと
シャドーモセス事件で右腕を失ったリボルバー・オセロットがタンカー沈没事件までの2年間に死亡したリキッド・スネークの右腕を移植。
右腕に残っていたリキッドの残存思念に精神を乗っ取られ、言動がリキッドと化してしまったオセロット。
MGS2では、リキッドが表面化している場面では右腕が肥大化している。
MGS2
2007年(タンカー編)にて、ゴルルコビッチの部隊を裏切り、メタルギアRAYを奪ったところで、タンカーに潜入していたソリッド・スネークを見て覚醒する。
後にスネークを襲う老化の忠告をしてRAYに乗り、タンカーを沈めて逃走した。
2009年(プラント編)ではたびたび覚醒しかけるも、最後の最後にスネークに出会うことで遂に完全覚醒した。(ちなみに自身の覚醒の為にスネークを呼び寄せたのは彼である)
そして「蛇は一人でいい!ビッグボスは一人で十分だ!」とソリッド・ソリダス・スネークに言い放ち、アーセナルギアをマンハッタンへと暴走させる。
その後、「愛国者達」を追うためRAYに乗ってスネークと共に海に消えていった。
バンドデシネ版では、オセロットはリキッドの亡霊を押さえることが出来ずにザ・ソローに私の息子ならばもっと上手くやる筈だと酷評されている。
また、終盤では精神の侵食が進んでおりオセロットの精神がゲシュタルト崩壊する危険もあった。(ソリダスに対して兄弟と答えていた)
MGS4
「2」で破壊されたと思われていた愛国者達の代理AI
「G,W」を利用して、各大手PMCの元締めである新アウターヘブンのトップとして君臨する。
オセロットの人格は完全に封じ込められてリキッドのものになっており、この時点で用済みになったかつての自身の右腕をサイボーグ技術を応用した義手に交換している。
ナオミやヴァンプを仲間に付け、「愛国者達」のAIを破壊してシステムを乗っ取る為に、シャドーモセスに放置されていたメタルギアREXのレールガンでステルス核弾頭を打ち出し、衛星軌道上の中枢AI「J.D」の破壊を計画していた。
しかし、オールド・スネーク達によって最終的には「愛国者達」と共に打ち倒される。
そして最期はスネークとの個人的な決着をつけるべく素手での殴り合いでの一騎打ちの末に敗北し、死亡した。
享年68歳。
MGS4 ソリッド・スネーク オールド・スネーク ソリダス・スネーク リボルバー・オセロット
【警告】これより先、この男の真実が記載されているため閲覧には注意されたし
『猫は、蛇への擬態を好むものだ・・・・』
リキッドに精神を乗っ取られたと思われていたが実際はなんと、S3計画のノウハウとナノマシンによるサイコセラピーでリキッドの人格を再現・移植し、オセロットの体を乗っ取ったリキッド・スネークという役を演じていただけだったのである。(MGS1でグレイ・フォックスに右腕を切り落とされたのもこの役を演じる為のいわば役作りの過程である)
ではなぜ演じていたか?
それは、愛国者達の目を欺きながら、愛国者達によって意識を封印されたビッグ・ボスを取り戻して、愛国者達のAIシステムの破壊によって彼を覚醒・解放する事が目的であり、彼はビッグ・ボスに「忠」を尽くすために蛇に擬態したのである。
そのため、リキッドの右腕はビッグボスの移植手術に使われている。
また小説版ではそれとは別に、オセロット自身がたとえ偽りであっても崇拝する偉大な戦士ビッグ・ボスの息子になって、蛇の系譜に加わりたいという思いがあったのではないかと推測されている。