曖昧さ回避
- 「デブ」「太っちょ」という意味の英語。
- 第二次世界大戦末期に米軍によって日本の長崎市に投下された原爆⇒当項目で解説。
- 漫画「SPRIGGAN」のファットマン⇒当項目で解説。
- ゲーム「メタルギアソリッド2」のファットマン⇒当項目で解説。
- ゲーム「fallout」シリーズにおけるファットマン⇒当項目、及びヌカランチャーで解説。
- ゲーム「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」のファットマン⇒ファットマン(ACVD)で解説。
- アニメ「戦闘メカ ザブングル」のファットマン⇒ファットマン・ビッグで解説。
- アクティビジョン製ゲームのファットマン⇒ファットマン(ゲーム)で解説。
2のファットマン
1945年8月9日10:58、日本の長崎市松山町の上空9,000mから投下され、4分後の11:02に上空約500m地点で炸裂。]
長崎市北郊浦上地区を中心に大きな被害を出した。2024年11月現在、世界で最後に実戦で使用された核兵器である。
コードネームで、由来は広島原爆がリトルボーイ(チビ)であったことに対する比較から。実際にリトルボーイより一回り大きく、太平洋戦争で使用された爆弾のサイズとしては最大級。
それまでは日本空襲でこのサイズの爆弾が使用されたことはなく、予行演習用に通常火薬を使用した模擬核爆弾「パンプキン」がいくつか制作され、日本各地に投下された。
リトルボーイより威力は大きいが、これはサイズの問題ではなく、構造上の問題。この2つは同じ原爆であっても構造が全く異なる。ファットマンはプルトニウムを使用した「インプロージョン方式」、リトルボーイは高濃縮ウランを使用した「ガンバレル方式」であった。
広島・長崎に投下される前に米国・ニューメキシコ州で行われた世界初の核実験はファットマン同様プルトニウム方式であった。
実際の被害は、広島の方が死者・被害区域共にずっと大きかったが、これは長崎特有の地形と、たまたま長崎では投下地点が中心市街地から外れたことによる。ファットマンが投下された浦上地区と長崎の古くからの市街地の間に立ち塞がる金比羅山(標高360m)が障壁となり、長崎市中心部の被害は比較的小さかった…が、それでもこの世に地獄を生み出したのには広島と何ら変わりない。
一方、リトルボーイは広島市内のど真ん中に投下され、中心部から外れた宇品地区を除く広島市街地はほぼ壊滅している。
当初は広島と同じ平坦な小倉市(北九州市)に投下される予定で、もし投下されていたら地形に加え都市の集積度が広島や長崎を上回っていることから、広島を遥かに上回る被害となったのは間違いないとされる。投下機は原爆投下地点を目視確認することが命じられており、北九州が雲に覆われていた(早朝、偵察機の姿を視認した八幡製鉄所職員らが、咄嗟に広島の二の舞となることを察知して、溶鉱炉を意図的に空焚きして発生させた煙幕との説が有力)ので、候補地の1つで比較的近隣にあった長崎に変更された。計画では長崎の中心部に落とされる予定であったが、ここも天候が悪く、雲の僅かな切れ目目掛けて浦上に投下された。
現在は爆心地は平和公園の一部となっており、原爆で破壊された浦上天主堂の壁の一部とここが爆心地であると示すモニュメントが立っている(有名な平和の像公園北側エリアにある)。
ちなみにこのファットマンが炸裂した際に発生した「きのこ雲」は長崎市から離れ大村湾を隔てた大村市からも見えた程の巨大さであった。
ちなみに、日本降伏が遅れていれば米国はさらに原爆を使用する構でであった。その「3発目」の材料として用意されたプルトニウムが、悪名高いデーモン・コアである。
関連項目
3のファットマン
漫画「SPRIGGAN」に登場する人物。米軍サイボーグ部隊である機械化小隊の1人。
巨大なガトリング砲を装備する大男で、オリハルコンを用いた防護服を着込んでいる。
リトルボーイと共にノアの箱舟を発掘するアーカム財団の調査隊を襲撃する。
劇場版ではCOSMOS時代の御神苗優の上官であったラルフ・クーリーの設定が追加されたファットマン少佐として登場しており、ミニガンを右腕の義手に組み込んでいる。
Netflix版では航空機用M61バルカンが右腕に接続され、キャタピラを内蔵したスキーで高速機動が可能。
原作ではサイボーグという描写が薄くただの大男という印象であったが、劇場版では義手の描写やミニガンが腕への接続となった。Netflix版では太い胴体に極端に細い腕と異形が強調されたデザインとなった。
原作及びNetflix版ではジャンにより顔面をショットガンで撃たれて死亡するが、劇場版では暴走した優により重機関銃で蜂の巣にされて死亡。
関連項目
4のファットマン
CV:塩屋浩三
『メタルギアソリッド2』のプラント編に登場した爆発物を駆使するデッドセルの一人でサディスト。
通称「爆弾王」、自称「史上最高で最低の男」。座右の銘は「笑う門には福来る」。
時計職人の息子として生まれ、10歳のときに原爆を自作する。
その後はインディアンヘッド(アメリカ海軍爆発物処理学校)、NEST(核緊急支援隊)を経てデッドセルへと入隊する。
インディアンヘッド時代にピーター・スティルマンと出会い、全ての技術を教え込まれている。
耐爆スーツの下の体は太っており、ローラースケートを履いている。いつも腕を動かしていなければ落ち着かない。
「アーティスト」を自称し、自身が作った爆弾に香水を振り掛けている。
サンズ・オブ・リバティに参加したのは他のデッドセル隊員とは違い、師であるスティルマンとの対決の機会を与えるというオセロットに雇われての参加であり、雷電の訓練成果を見る試験官としての役割を全うし、死亡した。
事件を陰で操っていた黒幕の存在には薄々気付いていて、バンドデシネでスティルマンが処理しようとしたC4爆弾のビデオメッセージの中でもろにその名をあげている。
スネークテイルズでは、seals崩れのテロリストとして登場し、リチャード・エイムズと因縁があり物語の分岐次第で事件の真相を知ることがてきる。
関連項目
5のファットマン
falloutシリーズ「3」以降に登場する重火器。カタパルトで小型核弾頭を発射する、個人携行用核兵器。
さすがに主人公=プレイヤーが『長崎に投下された原爆と同名の兵器』を振り回すのが問題視されたのか、日本語版では「ヌカランチャー」に修正された。詳細は当該記事参照。