概要
CV:森久保祥太郎 (劇場版アニメ/ルナヴァース) / 小林千晃(Netflix版)
高校生でありながら超古代文明の遺跡を守護する特殊機関「アーカム」のトップクラスエージェント。
日本ではただ一人のエージェントのため、頻繁に舞い込む任務に振り回され慢性的に出席日数が足りておらず、また出席出来たとして激務の後なのでたいてい居眠りしている。
そんな状況ながら学業や学校行事には人一倍真面目に取り組んでおり、学校の成績は悪くはないものの留年の危機にある。アーカムのエージェントとして世界中を飛び回っているため英語の成績は抜群。また任務に関係するため考古学の知識は学者顔負け。
6歳の頃にアーカムの発掘調査に参加した際に遺跡を巡る紛争で両親を亡くしており、叔父の御神苗隆に引き取られた。
しかし紛争の裏側で糸を引いていたアメリカ軍によって、プランを邪魔したアーカムに対する見せしめとして拉致され、極秘プロジェクト「C.O.S.M.O.S.(Children Of Soldier Machine Organic System)」の兵士 No.43として徹底した洗脳、特殊教育訓練を施される。
とあるCOSMOSの任務で両親の死を思い出したことで暴走。COSMOSを壊滅させ、放心状態となっていたところを朧に発見され保護される。
その後は再び隆の元で暮らすものの機械のようなままであったが、強盗に対処した際に起きた出来事をきっかけにして徐々に人間らしさを取り戻し、スプリガンに志願した。
6年もの間COSMOSで訓練されたこともあって戦闘能力は常人を遥かに凌駕するが、危機の際には洗脳により刷り込まれた殺人機械として優れた能力を発揮する。(しかしそれを恐怖と嫌悪により抑え込んでいるので本来の能力を発揮しきれていない)
あらゆる銃器を使いこなし、徒手空拳やナイフでの格闘能力も優れている。
任務では、切れ味に特化したオリハルコン製ナイフを使用することが多い。
同じくオリハルコン製の人工筋肉を搭載した最新鋭強化スーツ「A・M(Armored・Muscle)スーツ」を装備することにより、通常の30倍の身体能力を誇るようになる。オリハルコンの強靱な繊維により対弾性にも優れており、アサルトライフルの銃弾程度なら弾き返すほどの防御力を備えている。だが、古代の遺産であるオーパーツや競争相手である各国諜報員の上位陣を相手にするにはこれでも力不足である。最終的にモノを言うのはA・Mスーツではなく、他ならぬ優自身の人間力である。
物語が進むにつれ、敵側にA・Mスーツを無視して攻撃を通す技能を持つ者がいたり、技術流用によってA・Mスーツが模倣製造されたり、対オリハルコン装備を有してくるようになったことで、次第に優位性が失われていった。
ちなみにヘッドギアは基本的に無線用(多少の防弾があるかは不明)。Netflix版アニメでは多目的バイザーとしての機能が追加されたアレンジがされている。
また、スーツには「サイコブロー」と呼ばれる装着者の精神波を増幅して掌から撃ち出す機能を有しており、怨霊といった実態を持たない相手も対処可能。
物語終盤には暴走を始めたアーカム上層部への不信感から、スプリガンとしての仕事に距離を置くようになり、アーカム上層部とは半ば縁を切る形となった。そして優の成長のためにあえてスプリガンを裏切った朧との戦いの末に、殺人機械である自分を人として乗り越え、A・Mスーツを脱ぎ、大気や大地の震動、そして敵の殺気を肌で読み取る技法を体得し、あらゆる攻撃を先読みして回避するまでに至った。
以降はA・Mスーツを使わなくなったため、防御力などは低下したが、この先読みにより総合的な戦闘能力は向上している。
最終的に高校はなんとか卒業。大学に進学しているが、まだまだ任務は忙しく、講義中に居眠りするのは相変わらずの模様。
ゲーム「ルナヴァース」では主人公大槻達樹の支援をする形で登場する。
2周目以降では条件を満たすことで使用可能となり、一部シーンが変化して裏でどのように動いていたかが明らかとなる。
原作終了後の話となっているが、ゲームシステムの都合でミッションによってはサイコブローが使えないと詰む為、A・Mスーツ有り無し、どちらでも出撃する事が可能となっている(怨霊といった一部の敵にはナイフは一部を除き通用せず、銃火器も同様でサイコブローが必須となる)。
劇場版では当初はA・Mスーツを装備しておらず、原作では新型ナイフを支給されたアララト山の発掘現場で一緒に支給される。
Netflix版アニメではA・Mスーツは現在の流行に合わせてタイトフィットなデザインに変更され、上下セパレートではなく足先から首まで一体となっている。アームガードに内蔵されたワイヤーアンカーも使い捨てとなっており、一度使用するとカートリッジを交換するまで再使用できないようになった。
A・Mスーツだけでなく装備等も現在に合わせて更新されており、P226はP226 RXPと思われるダットサイトマウント付きのものになっており、構えもC.A.R.システムとなっている。
余談
劇場アニメ版等で優の声優を担当した森久保祥太郎はNetFlix版では優と因縁のあるCOSMOSのリーダー金谷唱を担当している。
関連タグ
SPRIGGAN スプリガン
V-MAX:愛車。Netfrix版ではV-MAX1700がモデルとなっている。
H&K_G3:原作、ゲーム、劇場版でのメインウエポン
G36:NetFlix版でのメインウェポン