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CV.稲田徹

ネオナチスのメンバーで階級は少尉。

(Netflixのアニメ版では国家社会主義愛国社党)

ネオナチスの理想である総統をトップとした理想社会の実現の為、度々スプリガンと相対する事になる。

自称「世界最強の男」

ナチスの思想にかぶれており、選民思想を抱いているが、反面「強者は弱者を導き守る事」を旨としており、強者には強者の責任があると言う理想を熱く語る。

(上司の理想がどうであったかは知らないが、少なくともボーはそう考えていた。)

正義のヒーローの様に、クサい台詞を吐いたり、必殺技名を叫んだりとコミカルな印象を抱く反面、戦闘能力は非常に高い。

日本の文化・ゲームが大好きで、それらを元に数々の技を生み出す才能とポテンシャルがある。

尚、この設定に引っ張られるかの様に後に組む暁巌にはネットフリックスのアニメ版にて特撮好きと言う設定が加わった。(「帰らずの森」にてキャラ物のチョコを非常食として持ち込んでいた。)

初期はナイフを使っていたが、基本的には格闘術での戦いがメイン。

素早く動けるため、先陣を切る事も多いが、爆弾処理等の技術は修得していない。

その肉体はドーピング技術で肉体性能を極限まで引き出しており、最初に御神苗優と相対した時には優が捉えきれない動きを披露して見せたほど。

優も勘(と朧の助言)で対処しており、ボーの攻撃を見切る事は出来なかった。

この肉体は本人の自慢でもあり誇りで、スプリガンのに「伊達の筋肉」と指摘を受けた際には「この美しい肉体を馬鹿にするかぁ!」と激昂した。

スピードは作中でも屈指の速さで、朧とジャン・ジャックモンドよりは遅い物の、そこに迫る程のスピードを出せる。

自前のスピードを生かした技が忍者に憧れて編み出した「分身の術」である。

この才能は朧も認めており、見込みがあるとして助言を与えた上で、あえて生かして帰している。

その後はドーピングに頼らず更なる研鑽を積んで御神苗優の前に姿を現したが、性格は直情的かつ、単純であり、優も動きは見切れないながらも、その性格を知った後はトラップで対処をしていたりする。

「暑苦しい熱血馬鹿」な性格で、その扱いは「お笑い芸人」枠に入れられていた。

しかし、そのスピードは侮れない物があり、遺跡荒らしの染井芳乃とスプリガンのティア・フラットを出し抜き、遺物である「聖杯」の回収に成功している。

ネオナチの理想である「総統閣下を復活させ理想の世界を作り上げる」と言う計画は途中までうまくいった物の、強化され復活したアドルフ・ヒトラーが起動させた「ヴァジュラ」の暴走により露と潰えてしまった際は一人慟哭した。

必殺技

分身の術

超スピードを生かした技。

日本のニンジャに憧れて数年かけて編み出した技である。

朧にも「古風」と言われながらも、コケ脅し的な攻撃よりはマシと評された。

(朧が作中トップクラスの腕前なので、割と高評価)

しかし、分身により同時攻撃を行おうとした結果、自分以上の数の分身を容易に朧に生み出されて愕然。

「もっと技の本質を見極めなさい」と言われて敗れてしまった。

爆裂粉砕拳

蹴りと拳の乱打を素早く叩き込む必殺技。

豪華客船の巨大なシャンデリアの落下を防ぐために使用。

その威力はシャンデリアを壁まで弾き飛ばし、粉砕してしまったほど。

分身烈風拳

分身の術を使用し、複数の分身が相手の顔面に拳を叩き込む必殺技。

威力は高い反面、隙は大きめで、複数人相手に使用した際は反撃を受け易い。

激烈脚

複数の蹴りを一瞬で叩き込む技。

多数の相手に使用出来るが、COSMOS相手には隙の無い連携で反撃を食らってしまった。

竜巻風陣脚

日本のTVゲームを元に編み出した技。

片手で自分の体を支え、倒立に近い形になり、開脚回転蹴りを食らわせる。

ようはコレ

関連タグ

SPRIGGAN 愛すべき馬鹿 オタク

ノブレス・オブリージュ

ここより以後ネタバレあり

その後は、スプリガンに対し雪辱を果たす為のリベンジの為、壊滅したネオナチを抜けてトライデントに入り、暁巌と(勝手に)コンビを組んで活動していた。

しかし、遺跡の一つである「聖櫃」を独断で海に捨てようと行動した暁巌がトライデントの暗殺部隊に狙われる羽目になると、スプリガンとの雪辱と御見苗優との決着をつける為に共にトライデントから出奔した。

しかし、アーカムの新会長ヘンリー・ガーナムが起こした世界の独裁化を企んだ事に加え、トライデントのCOSMOSが動いた事で事態が複雑化。

COSMOSの日本沈没計画を防ぐために、御神苗優ら、スプリガンと共同戦線を張った。

要石を爆破し、日本を沈没させると言うCOSMOSの企みを阻止する為に相棒である暁巌に爆弾の解体処理をさせる為、要石の防衛部隊に対し先制攻撃をしかけて壊滅。

その後に襲い来る襲撃部隊を防ぐため、殿を買って出て孤軍奮闘したものの、精密な部隊での連携を行えるコスモス相手に負傷は避けられなかった。

しかし、タフな彼は数多くの負傷を負っても反撃を行い爆弾解体処理の邪魔はさせなかった。

暁に対し、「この国を愛する者がいる限り守らねばならない。」

「今この国を守る事が私の使命!」といつもの様に熱く理想を語った。

そんな彼の元に暁巌が戻って来た時には、満身創痍であり重傷だったが「弱者を助けに行くぞ!」と言い、御神苗優とCOSMOSの対決を見届けに行った。

決着がつきCOSMOSの部隊員が全員自爆するのを暁巌が見届け、振り返ると…。

そこには物言わぬ男の姿がそこにあった。

その瞼をそっと閉じると暁巌は最初で最後の「相棒」に別れを告げた。

この死は暁は元より、作品初期より多数の接点があった御神苗にもショックな出来事となった。

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