概要
アーカム擁する特殊エージェント「スプリガン」の一人であり「魔女」の異名を持つ女性。
伝説の大魔術師マーリンから連なる系譜にある魔法使いとされ、伝授された変幻自在の魔術を操る。
スプリガンの中でも古株の一人で、彼女にかかればどんな凄腕のスプリガンや工作員でもアッサリといなされる。傍目には年若い(というか見ようによっては、歴戦のスプリガンにしては幼い)印象を持つ人物であるがジャンからはババア呼ばわりされており、その度に「女性の年齢に言及するなどと無礼な事をするんじゃない(あまつさえ、それを罵倒のネタに使うな)」とジャンを折檻するのが一種のお約束になっている。そのため、いわゆる年齢不詳キャラでもあり一説には「魔術で不老を保っている」とか「実は不死人なんじゃないか」とかトンデモな話すら飛び交っていたりする(本人は否定も肯定もしていない)。
またそれゆえにアーカムの特別顧問であるフォスター船長(スティーブ・H・フォスター)とも親しく、彼とフランクに接している人物のひとり。
その一方でスプリガンの中でも最も謎が多いとされる人物でもあり、時にはフォスター船長すらも"やんちゃな子ども"扱いする言動を見せる事がある。
こー言ってはなんだが、一癖も二癖もあるスプリガンたちに対して、結構、親身になりつつ時に突き放すが見捨てはしない、いわばスプリガンたち(ひいてはアーカム)のオカンめいたヒトでもある。
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※ 以下、ネタバレ
ティアの本名(フルネーム)はティア・フラット・アーカム(Tear Flat Arcam)。すなわちアーカム財団の創設者「T・F・アーカム」その人である。
また魔術師マーリンの系譜にある魔女、というのも嘘ではないが本当でもなく、その実は花の魔術師マーリンの最後の直弟子であり、マーリンより「古代遺物による人類の滅びを阻止する」使命を帯びて現世に送り出された魔術師である。
普段は自らの帯びた使命を人任せにしないためにスプリガンとして現場主義に徹しているが、アーカムそのものが組織として志を失いかけた時には表に出て、その立て直しを行う事を古代より連面と続けている。