解説
消息不明者を探し出しに行った者が、自身も探される立場になること。人を出先から連れ戻すはずが、連れ戻しに行った者がその出先で足止めを喰らうこと。
元々は、危険な場所に大切な人を助けに行き、自分も危険な目に遭ってしまう「見殺し」の対義語として使うことが多かった。
そこから転じた意味合いとして、「上から目線で馬鹿を注意する人物」を演じて自分を上に見せるようになったり(被害者は馬鹿以外でも良く、むしろ冤罪推奨で、みんなのおもちゃ役を捏造することすらある)、人を説得しようとしたら逆に説き伏せられたり、悪人に寝返って加担したり、泥棒を追っているうちに目的が変わって泥棒を貶めて金品を巻き上げる愉快犯になったり、「不倫をしていないか調査する」と言いつつ、不倫をしていない他人の恋人と便利な持ち物を勝手に取ろうとする間男・間女や、一方的に根掘り葉掘り捜査して得た情報(他人の恋人のレベルの低さや他人が恋人に慰められて前向きになった様子)を「あの程度で調子に乗っている」と馬鹿にするレイシストに変わっていったり、「相手が低レベル、俗物であれば何をやってもいい」「自分たちはイケメン無罪・美少女無罪」として苛めを合理化、正当化する様子も指すようになった。
ちなみに、ミイラはかつては薬として用いられており、それを取りに行って命を落とす者もいたことに由来する。