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  1. 病気治療のために、あるいは健康の保持・増進に効能があるものとして、飲んだり、塗ったり、注射したりするもの。医薬品。「胃の―」
  2. 殺虫剤除草剤など、動植物に対して主に毒性を働かせるもの。「―をまく」
  3. 陶磁器の釉(うわぐすり)。釉薬(ゆうやく)。
  4. 火薬
  5. やからだのためになること。特に、あやまちを改めるのに効果のある物事。「失敗もいい―になるだろう」
  6. 少額のわいろ。鼻ぐすり。「―を利かせる」

(大辞泉より)

1の薬について

元来は毒物を治療目的に用いることであり、現在では主に医療目的で用意される薬剤を指す。主に体内に投与することによって体内環境に一時的な人為的変化をもたらし、自己治癒能力を高めたり、補助したりする。本項目では主に西洋薬について記述する。東洋医学の薬は漢方薬を参照。

元々が毒物であるため中には副作用として毒性を有するものもあり、定められた用法用量を厳守しなかった場合、人体への安全性は保証されない。

また消毒薬のように生理現象に依存せず、直接的に効果があるものも存在する。ただしこれは効果が人体ではなく細菌に直接作用するため。ちなみに、大部分の消毒薬は人体には有害である。

投与方法によって、飲み薬(内用薬)、注射(注射剤)、その他(外用薬)の3つに分けられる。

経口摂取は一番安易な方法だが、肝臓の解毒効果を受けるため、薬効が弱い。

注射は即効性が高く解毒作用を受けないため効果が高いが、人体に傷をつける必要性がある。

外用薬は塗布剤(塗り薬)、貼付剤(貼り薬)、エアゾール剤(スプレー薬)、点眼薬(目薬)、含嗽剤(うがい薬)、点鼻薬(鼻薬)、坐薬などの総称である。注射に次ぐ薬効と基本的に人体を傷つけないのが特徴であるが、人体に吸収するのに時間が掛かるのが難点である。

薬剤に関する学問

薬剤について学ぶ学問(薬学)は、大きく以下の2つに大別される。

薬理学 - 薬物と生体の相互作用を学ぶ。

薬剤学 - 薬物治療に資するために、未加工の原薬を加工し利用するための、より効果的な方法を学ぶ。

別名・表記ゆれ

薬剤 薬品 薬物

お薬

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