概要
目玉の表面に垂らしたり、瞼の内側に入れたりする、要は眼球やその周囲に使う薬。
小さな瓶に入った液体の薬が連想される事が多いが、特別な消毒を施された「眼軟膏」も存在するし、まだ現時点では珍しいが、コンタクトレンズをごく小さくしたような板状の薬剤もある(瞼の内側に入れて使う)。
普通は目や瞼の病気を治すのに使うが、まれに全身性効果(睡眠薬的な)を期待して使うものもある。(後述)
一般的ネタとしては『嘘泣き』用の小道具として用いられる。
酒に目薬
酒に目薬を垂らしたものを飲ませると昏睡してグヘヘ・・・といった話を聞いた事がある人もいるだろう。これはかつて目薬に鎮痛効果のある麻痺物質「ロートエキス(※)」なる成分が含まれていた頃に実際にあったとされている。現在では含まれていない為目薬を酒に入れてもそんな効果は無い。
※…ロートとあるが、ロート製薬とは直接関係はない。
有名なブランド
医療用のトップは参天製薬(ロートは医療用を作っていない)、市販のトップはロート製薬である。
ロート製薬(新Vロート、ロートZi、アルガードなど)
参天製薬(サンテ40、サンテFXなど)
大正製薬(アイリス)
ライオン(スマイル)
千寿製薬(マイティア) ※販売は武田薬品のヘルスケア事業、アリナミン製薬
佐藤製薬(ノアール)
久光製薬(眼涼)
ゼリア新薬(AZ)
など。ちなみに市販薬で用いることができる有効成分は12種類だけである。それで近年は有効成分全部入れちゃいましたという商品が各メーカーからこぞって販売されており、市場を賑わせている。
また、市販薬は清涼感を出すためにメントールを配合した商品も多い(サラリーマン男性に訴求した商品で、効いたと思わせるため)ので、購入するときはよく確認しておく必要がある。
言葉
二階から目薬 - 物事がなかなか上手く行かずに、もどかしい思いをする事。
関連イラスト
オリジナル
版権