本来の概要
そもそもの言葉の意味は文字通り、男なら出された食事(=据え膳)の内容が気に入らなくとも相手の気持ちを考えて見事平らげなさいというものである。
その後の概要
…しかし、時代が流れるにつれて言葉の意味が少し変わり、「据え膳」=「わたしを(色んな意味で)食べていいわよとアピールしている女の子」ととらえるようになった。
その上で、そのように意を決して自分に対し好意を寄せてくれた女子の思いを拒否するのは男として言語道断であり、女の子に恥をかかせるような真似をすることこそ恥なのだから、その娘の思いの全てを受け入れるべきだ、というものになっている。
それでも断るようなら、女子からの報復が待っているであろう。親などに「犯された」とか「誘惑された」とか言いつけてこちらを貶めようとするのはよくある話……なのは二次元に限る。
現代ではこのことわざが通用する場面はあまりない。
そもそも、男性サイドが思っているほど若い女性は性に積極的でないというのが大きな理由の一つである。どんなに避妊をしても妊娠のリスクを完全に排除することはできないのはもちろんのこと、やはり体内に物が侵入してくるというのは負担が大きいという事情もあるため、経験者であっても彼氏のために半ば仕方がなく合わせているという例も思いのほか多いのである。まして未経験の若年層の場合、恋愛と性が然程イコールで繋がっていない女性も多く、実は高校生でも恋愛観としてキスくらいまでしかイメージしていないケースがかなりあるのだ。
つまり、据え膳だと思ったのは男性だけで、女性に全くそんな気はなかったというケースが圧倒的に多い。そんな状況で「据え膳食わぬは~」とばかりに襲い掛かると、むしろやっちまった方がアウトになり高大生くらいでも親まで巻き込む大問題、大人なら最悪警察沙汰になりかねないというのが現実である。
具体的には家出娘と誘い出した男や、先生に告白した女子児童生徒、宅飲みで部屋に上がったもしくは部屋に上げた女子学生等、男性サイドから見れば女性側もそれなりの意志を持って行動している『据え膳』にしか見えない状況なのにもかかわらず、ホイホイと頂いた後に相手が保護者へ相談して男性側が逮捕されるという事件が後を絶たないのもこれが一因である。某メンバーの一件がこれの好例だとも言えるだろう。
少女が恋愛感情を持っていたとしても性行為までは望んでいない、それどころか想定さえしていないケースが圧倒的に多く、そこを『恋愛=性行為』という価値観が当たり前に存在する成人男性がはき違えることで発生しがちな悲劇と言えるだろう
なお逆に女性サイドも、女性からすればそこまでの気はない行動でも男性は『合意と見てよろしいですね!?』と考えているケースがかなり多いことを気に留めておくとリスクを遠ざけ、無用なトラブルや心身のダメージを負わずに済むことを意識しておくとよいだろう。
なお、仮に「女の恥」とするならば、女性サイドもやる気満々だったというケースだとしても現在は『その後の責任』というものが大きく立ちはだかる時代である。責任も取れないのに一時の恥を気にしてそのような行動に走ることが一生の恥、というか重荷にもなりかねない。愛もないのに「相手に誘われたから」などと言い訳をするような者は、男女問わずそれこそ言語道断である。
本当にこんな事に遭った場合は死語のことわざより自分の意思を優先しよう。自分の一生を決める大事な問題だ。
だが、双方丸く収めることもまた難しいので悩みは尽きない。ああ無情……。
ん?そもそも機会がないって?いいじゃねーか俺達にはホラ あそこに二次元という楽園が見えるだろ?
こちらなら確実な据え膳故に何をやっても許されるし、何なら実は据え膳でないケースでも性癖次第だが無問題である。やったね。
pixivでは
「これは合意とみてよろしいですね!」と読者や視聴者に思わせるような作品にタグで付けられている。
二次元なので何も問題はないですね?
現実では
そっちの意味では…まあ、使われるといいっすね。
本来の意味でなら男だろうが女だろうが心がけるべきだろう。このご時世、食品ロスが問題なのだから……
関連タグ
女体盛り…ある意味究極の据え膳
ハーケン・ブロウニング…本人曰く「ブロウニング・ファミリーの家訓」らしい
類似タグ
即ルパンダイブ…ある意味据え膳を食べる行為
合意と見てよろしいですね?…字面だけなら同じく据え膳を食べる行為(実際は殴り合い開始の合図)