明日は雨らしい。辞めるのは晴れた日って決めてる。
概要
ACVDに登場する、業界最高齢にして未だに現役のストーカー(コウノトリを語源とした運び屋の総称)。62歳。
ファットマンの名は本名ではない(実際のところ、彼自身も自分の本名を知らない。というのも、物心つく前に頻発していた紛争で身内はとうになく、武装集団に拾われ少年兵として過ごしてきたから。その後、だまし討ちにあって死にかけていたところを、敵勢力にいた元ストーカーの老兵士に助けられ、その元で運び屋としての技術を身に着けていった)が、本人はその呼び名を気に入っているらしく、エンブレムも「太ったコウノトリ」を描いたものになっている。
主人公(=プレイヤー)と契約を結び、大型輸送ヘリ(F21C STORK)を操縦してACの移送・回収を行い、その活動を補佐する。
砂漠地帯にそびえる廃墟(形状を見るに高架橋の1部だったと思われる)を改修して拠点としており、ACの整備スペースの横にパラソルやビーチベッドを備えるなど、彼の陽気さが窺える。
オペレーターのマギーとは彼女が傭兵時代からの付き合いであり、親子程も年齢が離れているが、パートナーとして対等な関係にある。
一方で、負傷して前線で戦えなくなったにもかかわらず、戦場への未練を断ち切れずに留まり続ける彼女に対して複雑な心境を抱く。
マギーが任務を解説してる間に鼻歌(かなり音痴)を歌いながら茶々を入れ、依頼主が危機的状況に陥ってる状況で、依頼内容と現状との違いを理由に、恐喝じみた報酬の追加を要求するマギー共々無視するかのように「帰っていいか」などと談笑を交えるなど、普段はいい加減な言動が目立つが、その実かなりの経験を持つベテランであり、過去に行われた幾多の戦争でもその名を残しているほどの実力者。事実マギーがヘリを降りてからは彼がオペレーターを務めるが、上記のような大雑把さはなりを潜め、特殊起動兵器が相手の時は「正面に立つな、止まったらバラバラになると思え」「下手なACよりも手強い、本気でいかんと潰されるぞ」とこちらに対し警告、激励する場面が多くなる。
そのキャリアの長さからかつて彼と行動を共にしていた傭兵も多く、パートナーが危機に陥った場合その命を救う事を絶対のルールとしており、彼と組んだ傭兵の生存率は高い。
加えて、彼とパートナーとして行動した傭兵のうちかなりの数が戦果をあげている事から、「幸運を呼ぶ男」の異名を持っている。
その一方で「好きなように生き、好きなように死ぬ」というスタンスも持ちあわせており、他人の決定に対して異を唱えない一面もあり、彼の器の大きさを窺い知ることが出来る。
また、その経歴から顔も広く、彼を知る傭兵、更にはかつて彼とコンビを組んでいた傭兵と戦場で相まみえる事もある。
運び屋としての仕事を徹底している為か、戦闘に参加する場面は一切無く、輸送ヘリに搭載されている武装が使われることは無い(ただし、前述のルールが適用される状況ではその限りではないと思われる)。
一方でUNACを初めとした無人兵器に対し不信感を抱いており、戦場に投入されたUNACを見るたびに「人形」と呼び忌み嫌っている(援軍に来たUNACに対しても悪態をついており、マギーがひとまずは大丈夫と安堵したのに対し、「どうにも苦手」と不満を隠さなかった)。
その他、ACVDのオリジナルサウンドトラックには秋元羊介氏によるキャラクターソング「DIRTY WORKER Feat FATMAN」が収録されている。(キャラクター専用のテーマソングはこれまで存在していたが、キャラクターソングが作られるのはACシリーズでは初の事)。
通常版「DIRTY WORKER」との比較。「Feat FATMAN」の後が通常版
また、有料DLCには前述のファットマンのガレージやCOMボイス2種がラインナップされている。
なお、「ストーカー」という職業に就いている身ではあるが、決して傭兵同士の決闘でレフェリーをする訳ではないし、当然生身でUNACを破壊なんてこともしない。
関連タグ
好きなように生きて、好きなように死ぬ。誰のためでもなく
それが、俺らのやり方だったな。