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スティーヴン・アームストロング

すてぃーぶんあーむすとろんぐ

コナミのゲーム『メタルギアライジング(MGR)』に登場するキャラクター。スポーツマン。
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「俺はスポーツマンだ!」
CV:石塚運昇

概要

PMC最大手「ワールド・マーシャル」との癒着が噂されているアメリカ合衆国コロラド州選出の上院議員で、劇中の2年後にあたる2020年の次期アメリカ合衆国大統領候補の1人。
傭兵派遣会社「デスペラード・エンフォースメントLLC」と業務提携し、自らの夢の実現のため邁進している。

大学時代はアメリカンフットボールのクォーターバック(司令塔)をやっていた事もあり、ガタイがよく大柄な体格で現在でも逞しい肉体を維持している体育会系。なお大学卒業後は国へ奉仕するために海軍へ入隊し、その後政界へ進出して政治家になった。(本人の言動から)SNSを活用するなど、世相に強くデジタル技術を上手く利用しているらしい。

日本文化好きのキャラクターが多いメタルギアシリーズでは珍しく、短い期間で散るその儚さが好まれるは嫌い。

関連タグ

メタルギア MGR 政治家















ネタバレ注意

「遅かったじゃないかジャック。だが悪くないタイミングだ」

本作における陰謀の黒幕。

大量のストリート・チルドレンを拉致して脳を摘出し、VR環境下でかつて雷電ソリダス・スネークによって施されたものと同じ内容の洗脳・訓練プログラム(シアーズ・プログラム)によって教育した上で軍用サイボーグに改造。世界中の武装組織に出荷して戦乱の火種をばらまこうとしていた。

そして計画の最終段階として、反米世論が渦巻くパキスタンにて会談予定であるアメリカ大統領の暗殺計画を演出。
これによって、愛国者達が残した規範とされる愛国心拝金主義全体主義および、アメリカ国民の経済不況による保守思考・他国の排外感情を爆発させ、「国家と自己を同一化し、アメリカ国民というだけで自らを誇れる」という文字通りの愛国者の息子達(サンズ・オブ・ザ・パトリオット)とし、新たなる戦乱を引き起こして戦争経済の復活を画策する。

これらの計画は「テクムセ作戦」と呼ばれ、現実にも就任の年が20の倍数にあたる1840年〜1960年のアメリカ大統領に不幸(暗殺・死亡事故など)が降りかかったという『テクムセ(テカムセ)の呪い』から名づけられた。

海外ではその姿から「メタルギア世界のドナルド・トランプとまで言われ、日本でも後述の行動や言動の数々から「超院議員」の愛称がつけられており、後述の行動も相まって、その意外すぎるキャラクター性には良くも悪くもプレイヤーへ衝撃が残ることになった。
その展開から奇を狙っただけの人物と思われるかもしれないが、真の目的を見ると、かつてビッグ・ボスリキッド・スネークソリダス・スネークがやろうとしていた事を体現しようとした人物である事が分かるようになっている。


そして会談予定地のシャバッザバード基地で、自ら大型多脚歩行戦車「メタルギア・エクセルサス」に搭乗して待ち構え、暗殺計画阻止のためにやってきた雷電と対決する。
しかしエクセルサスが大破させられると、機体から降りて降参するかと思えば、今度はなんと、


自らの肉体と鉄拳を武器に、サイボーグの雷電と闘いを挑んでくる。


アンタ本当に政治家かよ・・・・・
気に入らない奴はぶん殴る!


「気に入らない奴はブン殴る!それが俺の目指すアメリカだ!!」
「来るがいい」


先述の経歴から逞しい肉体を持つが、彼自身も雷電達とはまた異なる構造をしたサイボーグで、「あらゆる衝撃に対して一瞬で硬化するナノマシン」で構成された肉体を持ち、さらに大破したエクセルサスや無人機などからエネルギーを吸収することで筋肉を強化し、はちきれんばかりの見事なマッスルボディへと変貌、軍用サイボーグを遥かに上回る圧倒的パワーを得て雷電と対峙した。

力で敵を黙らせ生き延びてきた人間



その生身にしか見えない見た目をしておきながら、

  • メタルギア・エクセルサスを投げ飛ばす程の腕力である雷電の全力パンチにビクともしない。
  • 拳で雷電を殴り続けて、メタルギアのボディにめり込ませた挙句にメタルギアを粉砕。
  • 自分の数倍の大きさを誇るメタルギアの残骸をポイポイなげる。
  • 雷電を放り投げてアメフトボールよろしくシュゥゥゥーッ!!
  • 地面から爆炎が噴き出るような衝撃波を放つ。
  • 気合で衝撃波を発生させて周囲のものを吹き飛ばす。
  • メタルギアの残骸からエネルギーを吸収して肉体的ダメージを回復。
  • メタルギアの装甲を切断する高周波ブレードを素手で受け止める。

という驚愕のチート性能で雷電を極限まで追い詰め、「部下達に仕事をさせて優雅に酒を飲む、ただのハゲた政治家オヤジ」とタカをくくっていた雷電達やプレイヤー達の度肝を抜いた。
早い話、最初は巨大メカで戦うくせにむしろ降りた方が強い

更にサムと一戦交えた時は、右腕を切り落とされるもその切り落とされたままの腕でサムを殴った後にくっ付けて修復する、エネルギー吸収に使用した無人機を手を触れずに飛ばす、全身に炎をまとっての超高速タックルという能力まで見せた。なんなんだよこの上院議員

「あんた、ほんとに……政治家かよ……」という雷電だけでなくプレイヤーの誰もが思わず呟いたであろう疑問に対して「俺はスポーツマンだ! そこらの政治家とは鍛え方が違う!」と、このやりとりの前に自ら応えている。スポーツマンならしょうがない

人員の獲得に関しては、自分を斬る為に殴りこんできた相手を「面接してやる」と捻じ伏せて配下にしたり(通称「圧迫面接」)、直前まで敵対した相手であっても、自分の理想に共感した(雷電の場合は勘違いだったが)と分かった相手には、笑顔で握手や抱擁で受け入れる豪快さと柔軟さを併せ持つ。
雷電との共感による抱擁の後に不意打ちで投げ飛ばされた後、理解されなかったことに心から悲しそうな顔をしていた。己と同じタイプの人間には非常に友好的なタイプなのだろう。


戦闘BGM
『Collective Consciousness』
メタルギア・エクセルサス搭乗時の戦闘BGM。盲目な大衆への洗脳支配について歌い、上述のテクムセ作戦をストレートに表現し、思考停止して国家に従えというディストピア歌詞に仕上がっている。テクムセ作戦のイメージソングと捉えるべきか。
DLCでサムと対峙した際もこの曲が流れるが、ある意味では皮肉だろう。

『It Has To Be This Way』
生身での最終戦BGM。闘争や暴力の連鎖について触れ、闘争を真の理想とするアームストロングと、それに暴力で応えざるを得ない雷電を「お互いに似た者同士」として、ストーリーとシンクロさせている深い内容になっている。
戦いの血塗られた歴史に対する肯定諦観のどちらにも取れる曲名(意訳すると「こうなるしかない」)、抜刀中のみボーカルが流れる演出など総合的に評価が高く、前奏のメロディに幻聴を起こすシリーズファンも少なくないとか。


真の目的・スローガン
先述のテクムセ作戦や、アメリカ国民の愛国心を取り戻すと雄弁に語った内容は表向きの建前・政策でしかなく、雷電と拳で語り合うことにより、“真の自由(サンズ・オブ・リバティ)を目指す”という真の目的・夢がある事を明かした。

大統領だってぶん殴って見せるし、大統領となった暁にはインテリセレブ草食系といった、着飾った気に入らない・訳の分からない奴らはみんなぶん殴る事を公約に掲げ、愛国者達の負の遺産であるビジネス化された戦争や暴力から解放し、個人の自由の力で語り合う、西部開拓時代の古き良きアメリカのごとくシンプルな弱肉強食の世界にしようと目論んでいる。

そのため、「アメリカ・ファースト」とも言える保守・排外感情の再燃や、アメリカ主導による戦争経済の復活というのも手段や方便の一環としてしか捉えておらず、むしろ彼自身は、このような己の信念を持たず、社会の規範や愛国心のミームに流されるだけの者思考停止している者たちを「豚ども」と呼ぶほどに嫌悪しており、ビジネスとしての戦争や暴力、信念なき闘争は唾棄すべきものと考えていた。

要は愛国者達がばら撒いた負の遺産からアメリカを解放する」事が真の目的であるのだが、結果的には平和になりつつあった世界を混乱に陥れる衝撃的な思想であった。


選挙ポスター風


ほんと、なんなんだよこの上院議員……


しかし、裏を返せば雷電やサムの様な「戦場でしか生きることのできない」人間にとってはこれ以上無く生きやすい世界であり、メタルギアボス達がかつて掲げてきた戦士達の楽園という理想に非常に近いものである。

だがそれはすなわち「弱者が強者に虐げられる、その犠牲をいとわない世界」でもあるが、雷電自身も「力で敵をねじ伏せてきた」という結果的には同じ考えの持ち主であったため、「弱者の痛みを知っているから受け入れられない」として、彼と対立する事となる。

実際、アームストロングが「お前は力で敵を黙らせ生き延びてきた人間だ! 分かるはずだ! 俺の理想が!」という問いに対し、「……次はお前を黙らせるッ……!」と返してしまっており、まさに「似た者同士」なのである。


余談
pixivでは中の人が同じなだけあってオーキド博士ネタが描かれる事もあるが、2018年に『ポケットモンスターサン&ムーン』の放映中において、声を担当していた石塚運昇氏が急逝した際、オーキド校長オーキド博士)・ナレーションの後任の役として雷電役の堀内賢雄氏が選ばれた。

センシティブな作品


アームストロングは死に際、雷電に対して「嬉しいねぇ……お前は……もう一人の……俺だ」という言葉を遺したが、このシーンと上記の出来事が合致し、「本当にミーム(意思)を受け継いだ」としてファンの間では話題になった。


なお後年の作品『MGSV』で登場したスカルズは、アームストロングのように全身を硬化させる能力を持つものがいる。
アームストロングのそれがナノマシンによるものであるのに対し、スカルズは寄生虫によるものであるなど違いはあるものの、時系列としてはMGSVはMGR以前の物語であり、スカルズのそれがアームストロングのナノマシンの原型となったのかもしれない。


関連項目
メタルウルフカオス - 全く関係のない別の会社のゲーム作品だがアホみたいに強いアメリカ人政治家ということで本作を思い出した人も結構いた模様。

ウィルソン・フィリップス上院議員 - 同じ上院議員として時折ネタにされる。共に印象に残る人物だが、こちらの上院議員は非力なただの政治家である。

だらしねぇな - ガチムチパンツレスリングで有名な空耳台詞。作中でも彼がこの台詞を発していて偶然かと思いきや、海外版でも意図的に似たようなことを言わせている。

筋肉モリモリマッチョマンの変態 - ある意味中の人ネタ元ネタでは言った側だった)。

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