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範馬勇次郎

はんまゆうじろう

板垣恵介の漫画作品『刃牙シリーズ』に登場する架空の人物。シリーズ中『地上最強の生物』。
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決着の際の標高 海抜 頭の位置を より高きに置くもの── それが勝者!!

プロフィール

年齢:36歳 - 38歳(地下闘技場編)
身長:推定190cm
体重:推定120kg強
ファイトスタイル:戦場格闘技
一人称:(初期は「」)
種族:地上最強の生物

CV:乃村健次(『グラップラー刃牙』)/大塚明夫(『バキ』『範馬刃牙』)

概要

刃牙』シリーズに登場するキャラクター。
地上最強の生物」「オーガ」「巨凶」など数々の称号を持つシリーズ最強の人物。主人公である範馬刃牙父親であり、同時に最も因縁深い敵でもある。

ライオンの鬣のような赤色の怒髪をオールバックにしている。
「オーガ」の肩書は背中の打撃用筋肉(ヒッティングマッスル)が打撃に特化した形状に変化しており、その形が鬼の貌に見えることに由来する。
基本的に軽装で黒のカンフー着、カンフーシューズを見つけている事が殆どである。
初期は普通の肌だったが最大トーナメント編の中盤から段々と肌の色が黒くなり、現在は常に肌が黒光りしている。

この作品を象徴する人物であり、その圧倒的強さと存在感たるや他の登場人物でも比肩しうる者はいない。

人物像

「地上最強」の異名の通り、何者も超える事が出来ない絶対的な強さを劇中で見せている。
その強さ故、性格は我儘で傍若無人なエゴイストだったが、物語が進むにつれ丸くなっていく。
また力無き者の希望の星であるマホメド・アライを尊敬していたり、仲間達とのチーム戦を楽しんだり、食事のマナーを熟知していたりするなど、様々な側面を見せるようになる。

特定の格闘技術などは全て「弱者=自分以外の全てが使うもの」として基本的には使わず、自らの戦闘センスと常軌を逸したフィジカルのみを信じる。
あらゆる格闘技の技術・知識・理論に精通するが、その上でそれらの瑣末な技術は「弱者の小細工」と一蹴する。
相手の攻撃を回避するのは極稀であり、自らの生死に関わると判断した場合のみである。

ただし技自体も知識だけではなくしっかりと習得しており、琉球王家の秘伝「御殿手」も何故か知っていたり、ピクルに力負けした際にも咄嗟に技を使っている。鞭打や父・範馬勇一郎の「ドレス」は評価しており、特に後者は誇りたくなるとまで言っている。(前者については死刑囚編での刃牙は親父から「所詮、女子供の護身技。大の男が使う代物じゃねえ」と教えられたと言っているが...)
また鍛錬も時折行っており基礎トレや調整をしているようなシーンもしばしば描かれている、

その他、戦闘関係に限らずかなり博識で少なくとも英語中国語を会得しているほか、食事時の作法についても心得ている。

登場当初は「よりもよりも食事よりもSEXよりも戦いを好む野獣のような戦闘狂としての描かれ方が多く、一日として休まず道場破りや格闘家の蹂躙を行っていたが、次第にそういった野性はやや抑えられ、落ち着きが見られる様になった。

また、戦いを仕掛けるにしても誰も彼も無闇矢鱈に暴力を振るうわけではなく、勇次郎なりの律があり、自分の目の前に立ちはだかって敵対行動を取ったと見做した者のみと戦っている。

私生活は基本的に謎だが高級ホテルのレストランをひいきにしているなど、かなりのグルメでもあることが描写されている。健啖家で何でも食べるが、牛や鶏の様な家畜の肉よりは鹿や猪の様な野性的な肉を好むという。好物はめふん(稚児と呼ばれる鮭の腸・腎臓の塩漬け)。
飲酒・喫煙も嗜んでおり、致死量の8倍の量のを一気飲みしてもシラフのままで、タバコは脅威の肺活量でひと吸いで全部吸い切ってしまう。
野性味に溢れた食生活の反面「毒も喰らう、栄養も喰らう」という彼の主張は刃牙も納得している。

地上最強の生物としての実力

素手のみで軍隊を殲滅するほどの戦闘力を誇り、世界中の格闘家・政治家・軍隊から恐れられている。

パンチで分厚い金属製のドアを曲げ蝶番ごと破壊し、キックで壁や天井を崩し廊下が大きくずれる程の衝撃を生み出す。
ライオンバイソンなど普通の動物はもちろん飛騨の山奥に住むUMA夜叉猿や約1tの白熊、戦車でも太刀打ちできない恐竜大のアフリカゾウを素手で屠っている。

日本刀を握って親指でへし折り、時速20kmで流れる殺人プールをバタフライで一時間泳ぎ、特殊防弾ガラスをビニールのように顔面で押して割って、瓦割りは用意された40枚の瓦の上に手を添えてそのまま押しつぶす要領で破壊する。

ちゃぶ台を指だけで引き裂き、ライオットシールドにパンチで穴を開け、地面を殴れば巨大なクレーターを生み出す。大地震が発生した際には地面を殴って止めた事もあり、こちらは実際に勇次郎のパンチの衝撃で地震が止まったのかは定かではないが、自分で止めたと信じ切り、周りにもそうかも知れないと思わせるほどの自尊心を見せた。

遠くから双眼鏡やスコープで彼を捉えても気付いた時には背後に回り込まれ、高層ビルの最上階から落下しても自動車をクッションに無傷で立ち上がり、軍用車を一撃で破壊する花山薫のパンチを顔面に受けてもビクともせず、落雷が直撃しても何事もなかった様に立っていた。(周囲に7000人の一般人がいたが、勇次郎は森羅万象において「存在自体が最も尖っている」ため、は勇次郎1人のみを通して放電した。)

一度に四方の4人を倒せば、たとえ全世界の50億人(当時)とケンカしても負けないという持論を持っており、それを証明する為に頭から動物の血を被り、洞窟の蝙蝠の大群を相手にして全てを殺害し理論の正当性を実証して見せた事もある。

ある時には首相官邸に「今から1時間後に首相をぶっ殺しに行く」と電話を掛け、警護に当たった百人の機動隊を暇潰しの為に一蹴した。その上で予告通りに首相の執務室まで強引に押し入った。流石に殺害には至らなかったが、勇次郎を拘束できる権力・武力は存在しないため、一切無責問である。政府としては「国家権力が一個人の暴力に敗北した事実」としてこれを機密にしたとか。

アメリカ政府もまた勇次郎ただ一人に対して友好条約を結んでおり、大統領が代わる度に毎回勇次郎に宣誓を行う儀式が行われる。…勇次郎何歳だよとかは突っ込んではいけない。
その強さゆえに社会的な影響も極めて大きく、戦場でも絶対者として畏れられており、戦火に苦しむ民衆からは救世主として崇められている。また全世界が勇次郎と手を組みたがっている為、勇次郎を狙撃や核ミサイル等で殺そうとすると、他の国が激怒し戦争となる為それらを行う事は出来ない。

オズマ大統領からの友好条約宣誓の席では「炭素に10万気圧の圧力を加えるとダイヤモンドに変化する為、石炭で実践してみて欲しい」とリクエストされる。そして勇次郎は石炭を握り込んだ拳の中指一本でダイヤモンドカッターのようにガラス製のテーブルを半分に切断して「あいにく人工ダイヤだがな」と語った。その時握った石炭は実際にはダイヤ化しておらず粉末状になっただけだが、後日その粉末が入っている瓶ごと握り潰した際には粉末の一部が光り輝いていた。これがダイヤ化した石炭なのかガラスの破片なのかは定かではない。後に刃牙は流石に『神話』すぎだが勇次郎なら出来てしまうかもしれない存在感があると語っている。

そして彼の最大の特徴である背中の鬼の貌を解放する事で更にその強さに拍車がかかる。傭兵時代に絶え間ない殺戮の日々を過ごすうちに背中の打撃用筋肉(ヒッティングマッスル)が異常発達して行き、やがて鬼の貌に見える様に変化した。以来、本気を出すと背中に鬼が浮かぶようになり、これが通名「オーガ(鬼)」の由来となっている。これは古くからあるピラミッドの壁画にも記録されており、またある者はその背中を見た事で衝撃波の様な物を感じて鬼の幻影を見たという話もある。

その状態で素振りのパンチやキックを放つと虚空に向けて圧が宙を飛びハッキリと視覚に捕らえられるレベルの実体を伴い、人間を殴れば数十メートル垂直に吹き飛ばし壁に大きくめり込ませる。更に人間をヌンチャクの様に残像が残る程の高速で振り回し(ドレス)、それをワンボックスカーに叩きつけて反対側に回転させ、投げ技をくらえばアスファルトの地面に腕を貫通させて地下からパンチを放ち、払い除ける。
そしてここから更に一層の力を振り絞って構えることで、鬼の貌がまるで哭(泣)いているように歪み、この状態から繰り出される打撃は人知を超えて悪魔の域に達する。

ストライダムによれば限りなく広大な宇宙が、光の速さでさらに膨張を続けるように成長しており、身体能力は未だそのピークに達していない。かつては世界中の格闘家から「誰もがオーガに技をかけるのを夢見る」と称されるほど格闘家の最大の目標であったが、物語が進むにつれ勇次郎があまりにも強くなりすぎたため、現在では素手で戦車などの兵器に挑むのと同じ様なものと見なされ、誰も名乗りを上げるものはいなくなってしまった。

また身体が戦闘に特化し過ぎた為、ある時から特殊能力として視界に入る者の全ての弱点が自然と見える様になった。本人の気付いていない微細な癌細胞から発見に至らぬ虫歯までどんな病気でも勇次郎の目線からは一眼で確認する事が出来る。

勇次郎のその強さの根源は、勇次郎が持つ圧倒的なエゴイズムとそこから生まれる「我が儘(意志)を突き通す力」である。自分以上の強者を断じて認めない、自分が地上最強の生物であることに微塵の疑いも持ってない自己中心的思想の持ち主であり、その意志の強さは過去の偉大な指導者や英雄、宗教の教祖まで、歴史を動かしてきた人物に匹敵するとされ、彼等と異なり腕力一つで全てを手に入れてきた勇次郎は世界で唯一の「腕力家」に定義されている。

この様に正に作品内での「地上最強の生物」の呼び名に相応しい存在感を示しているが作者のライブ感によって強さが大幅に上下するのもまた事実。
上記エピソードはパワーアップを繰り返した結果であり、初期の頃は

  • 菩薩拳を習得していない愚地独歩の攻撃が避けられず冷や汗をびっしょりかく。
  • 鎬紅葉にドアノブを使った握力対決で押される。
  • 麻酔銃と網を使って捕獲される。
  • 数人の軍人相手に地の理を利用して戦いを制するも、恐怖に満ち冷や汗により過呼吸気味になる。
  • 対戦相手(チャモアン)に内心「ムエタイの5冠王、神様じゃねぇかッッ」と驚く。
など作者が「最初の頃から一番強くなったキャラは勇次郎(笑)」と語っているように昔は度々弱さや後の描写とはかけ離れた姿を見せていた。
また中期以降でも度々驚いた表情を見せる事もあり、郭海皇宮本武蔵の攻撃を避けたり、ピクルには力負けしている。

作中での活躍

生い立ち

195X年4月早朝、アメリカに勝った男・範馬勇一郎の息子としてこの世に生を受ける。
誕生時には産婆に対して「俺を取り上げろ!」とテレパシーで命令し、その後も母乳が欲しい時にはテレパシーで母親に強要し、一本だけ生えてた歯で胸を傷付ける等母親を威圧していた。
母として計り知れない屈辱を受けた母親は後に出家して仏門に帰依していて「最初で最後の子でした」と述べている。

勇次郎の誕生時に各国の指導者達はただならぬ「兵器」が極東に産まれることを直感で察知し、核兵器の保有を密かに決意したという。
また勇次郎が誕生した際「世界の強さのランクが一つ下がった」らしい。つまり産まれた時から地上最強なのである。

幼少時代をどの様に過ごしていたか不明だが、意外とテレビっ子でテレビで見た恐竜と戦いたいという願望を持っていた。
また勇一郎の「フフ……変わらん 我が子相手に…手こずる我が子…」という台詞から2人は拳を交えた事があると推測される。ちなみに勇一郎とは人生観・生き方・使う技全てが互いに対極に位置していたとの事。

青年期には傭兵として海外の様々な戦場に足を運び、素手で戦いに加わっていた。戦地では強者を求め戦い続けていた為、「強者に虐げられていた弱者」達からは勝手に神格化されており、現在も世界中に勇次郎の信者が存在する。
物語中では特にベトナム戦争でアメリカ軍相手にゲリラとして戦う勇次郎の姿が描かれている。

16歳の時に戦場で出会った傭兵ジェーンの事を気に入り彼女と行動を共にするが、彼女がカナダ出身の軍人で国連の作戦の元で自らに接触を図ってきた事を見抜き、強姦している。その際、産まれたのが刃牙の腹違いの兄であるジャック・ハンマーである。
また現在は親友で小間使いでもあるストライダムともそこで出会っている。

19歳になると朱沢コンツェルン御曹司・朱沢鋭一・江珠夫妻のハネムーン中に乱入。夫妻の部屋に侵入して鋭一を殺害し、江珠との間に刃牙をもうけた。
刃牙が成長すると自分を満足させる最強の戦士に育て上げるべく崖から突き落とす等、幼少期から過酷なトレーニングを課していた。ある程度刃牙が育つと以降は江珠に預け彼の教育を命じ、自身は各国の戦場を放浪していた。

グラップラー刃牙

  • 幼年編

刃牙が13歳の時、江珠が刃牙に科学的なトレーニングを課していた事に激怒。
自分なりのやり方で刃牙を教育すべく、刃牙vs花山薫戦の決着後にヘリコプターからのダイブで2人がいたビルに乱入。双方を徹底的に痛めつけ、特に花山には強大なトラウマを産み付けた。

その後、殺した夜叉猿の頭部を手土産に刃牙の前に現れ一か月後の対戦を約束した。
そして当日、刃牙が死闘の末に勝利したガイアを傷一つ残す事無く圧倒した上で、米軍横田基地にて修行を重ねた刃牙の前に立ちはだかった。

刃牙相手にも驚異的な力で圧勝し、最後には刃牙を殺そうとする。しかし地上最強の生物の妻ではなく息子を持つ母親としての生き方を選んだ江珠が刃牙を守ろうとした為、彼女を「なんていい女なんだ……」と認め、全力で抱擁して殺害。そのまま観戦していた花山達に暴行を加えた後、どこか寂しそうな顔を見せながらその場を去っていった。

最期に母親としての姿を見せた江珠の仇を討つべく刃牙は更なる修行に励むことになる。
範馬勇次郎と範馬刃牙による長きに渡る親子の因縁の始まりであった。

  • 地下闘技場編
ストライダムと地下闘技場の刃牙vsマウント斗羽戦を観戦し、自分なら10秒で倒す事が出来ると語っていた。単行本の巻数的には初登場となる話で、まだ設定が固まっていなかったのか一人称が「私」など物静かな口調だった。

愚地独歩本部以蔵など著名な格闘家達を度々襲っており恨みをかっている。夜の公園にて本部以蔵と再戦しまたしても勝利し、その後、地下闘技場にて愚地独歩と再戦。この時はまだ人間らしく苦戦も見せていたが、背中の鬼の貌を見せると逆転し、最終的には右目を奪い心臓を止め完全勝利した。

  • 最大トーナメント編
何故かハワイにいたが最大トーナメントを観戦する為に戦闘機で帰国。
トーナメント参加者のジャガッタ・シャーマンを粉砕し、自身が連れて来た天内悠を推薦する。その後は静かに観戦している様に見えたが、独歩vs天内戦で、戦いに慈愛を持ち込む天内に激怒し試合に乱入、天内を粉砕する。その後、既に敗退したトーナメント参加者達を次々と倒し大会をぶち壊そうとするが、最後は大型動物用の麻酔銃を何発も打ち込まれ昏睡した。

目覚めると鋼鉄製の扉を簡単にぶち破り、烈海王に「範馬の血」に対する警告を行うが、大人しく観戦するに留まる。決勝後に立ち会う約束をジャック・ハンマーから受け、それを受ける。大会終了後、満身創痍のジャックと闘い、圧倒的な力で退けた。

なお大会観戦早々「優勝者は決まっている」と宣言しており、決勝戦後のジャックを下した際に刃牙が自分の予想を覆したとつぶやき、優勝者はジャックと予想していたことが判明する。宣言後にジャック、刃牙と闘技場内で揉めた際に明かされるまではジャックが実子だとは気づいていなかった。

バキ

  • 最凶死刑囚編

自らの元を訪ねてきた死刑囚シコルスキーに刃牙の恋人・松本梢江を誘拐することを助言、シコルスキーに「子煩悩」と言わしめる。またここでアメリカ最強の男ビスケット・オリバとの交流が明らかになる。

その後も死刑囚そっちのけで色を知った刃牙に対し「強くなりたければ喰らえッッ」(セックスしろ!)と自宅に無音で忍び込んだ上でアドバイスを与えている。
勇次郎の助言通り刃牙は梢江とセックスした事で童貞を卒業しパワーアップを遂げ、一度は敗北した柳龍光を圧倒する事に成功している。

終盤には本部以蔵vs柳龍光の場に立ち合い、本部に毒手である右手を落とされたにもかかわらず敗北したことを認めない柳を一撃で屠った。

  • 中国大擂台賽編
マホメド・アライ親子との交流が明らかとなり、成長したアライJr.を試そうとするがおちょくられて激怒する。その後、100年に一度、中国武術最高の称号「海皇」を決める大会である大擂台賽への招待を受け、中国に渡る。

一回戦では烈の師匠である劉海王に圧勝。その後試合は、郭海皇の提案で、中国vs日米連合の5対5対抗戦に変更され、その大将に抜擢された勇次郎は刃牙やオリバに対して大将らしい姿を見せ、自身の試合前に既に3敗している中国チームを称えるエンターテイナーぶりを見せた。

試合としては消力(シャオリー)を始めとした郭海皇の技の数々に驚いた表情を見せるが、背中の鬼の貌を見せると圧勝。そのまま勇次郎の勝利かと思われたが、その寸前で郭は老衰し無効試合となり、勇次郎は本気で悔しがっていた。
尚これは郭の死んだふりであり、試合終了後に郭と会話した際にはくそジジイと毒づきながらも100年後の再戦を約束されまんざらでもない表情を見せた。

続く神の子激突編ではあまり出番がなかったが刃牙vsアライJr.を観戦。試合後、刃牙から挑戦を表明され、これを受諾。続編『範馬刃牙』で決着をつける運びとなる。

範馬刃牙

  • 実戦シャドーファイティング編

恐竜以上の体躯のアフリカ象を素手で殺す、時速20キロの流れるプールで一時間近くバタフライ泳法をするなどその超人的な強さに拍車がかかった描写をされている。
ストライダムから刃牙が想像上の巨大カマキリに勝利した話を聞くと「エフッ エフッ エフッ」と特徴的な笑い方を披露した上で、所詮は空想上のものと一蹴した。

  • 超絶!!監獄バトル編
ビスケット・オリバや純・ゲバルと共にアメリカから偵察衛星で監視されていることが判明する。当の勇次郎には既知のことで、アメリカのボッシュ大統領とのドライブ中に乗車中のGPSの狂いから、残りの監視対象者であるゲバルとオリバの開戦を察知し、参戦し損ねたことを嘆いていた。その後、ボッシュを脅していたゲバルの部下と対峙し彼を育てたゲバルに興味を持つ。

その後ゲバルの前に現れ、地上最強の名をゲバルに譲るがこれはオリバに敗れたゲバルが見た夢であり、結局彼等がいるブラックペンタゴンまで勇次郎が来ることはなかった。

  • 野人戦争(ピクル・ウォーズ)編
他の格闘家達と同じくピクルに興味を示し彼がいる軍事基地に正面から入り込む。尚その場で勇次郎と出くわした傭兵達は勇次郎を静止させれば殺され、逆に見逃せば上から罰せられる事を予期して、同士討ちや自らを痛めつけ始め、勇次郎もその意図を読み取り彼等に手を出す事はなかった。

そこで最大トーナメント以来、久しぶりに格闘家達と顔を合わせ、大きな態度を取る愚地克巳に厳しい言葉を浴びせ彼が成長するきっかけを作った。
そしてピクルと一番に拳を合わせ、短い勝負ではあったが、力負けし普段は使わない合気を使わざるを得なかった。

克巳がピクルとの戦いを終えると独歩から酒の席に誘われ、息子の成長のきっかけになったと感謝の言葉を言われた。以降は強き息子を持つ同士で飲み友達となっている。
ピクルに二度敗れたジャックに関して、かつて最大トーナメントで優勝を予想していた頃と異なり「あれは血が薄い」と切り捨てた。
また勝敗が不鮮明な刃牙vsピクルの判定についてはオリバと議論し、ついでに力比べを行い圧倒的筋肉を強みとするオリバをも遥かに超越した筋力を見せつけた。

  • 地上最強の親子喧嘩編
刃牙がピクルとの戦いを終えてしばらく経った頃、度々刃牙の自宅に訪れる。
刃牙と夕飯を共にし食育を説き、食器洗いの係を決めるジャンケンをするなど、やや堅苦しくも親子らしいやり取りを垣間見せる。その後、返礼として刃牙を高級ホテルでのディナーに招待した。

普段着のままでホテルを訪れた刃牙を咎めるも、逆に「親らしい教育などしてもらったことがない、だからマナーもわからない」と言い返され、それを黙認し食事の席へ誘う。
しかし食事のあと刃牙に妻である江珠を手にかけたことの意味を執拗に問われ激昂、ついに史上最強の親子喧嘩に突入した。

最初は『些細な喧嘩からの我が子への躾』ということで急所を狙わず鞭打や頬つねりなどで刃牙を折檻するが、同レベルの反撃しかしない刃牙に痺れを切らし本気の攻撃を哀願。望みどおり繰り出された刃牙の必殺技「ゴキブリダッシュ」と「トリケラトプス拳」の手応えに歓喜し、自らも本気である背中の鬼を見せる。

2人の親子喧嘩は世界中が注目し各種メディアでも報道された。そして様々な技の応酬の果てにノーガードの殴り合いになるが、最後はこれまで見せた事が無いような優しそうな笑みを浮かべた勇次郎のベアハッグで刃牙は倒れた。くしくも江珠を葬った時と同じ技であった。

その後、刃牙の闘志がまだ自分を攻撃したことに気付いた勇次郎はリアルシャドーで味噌汁を作る。しかし勇次郎の作ったエア味噌汁は少ししょっぱかった様で、それを認められず嘘を付いた事で刃牙にエアちゃぶ台返しを喰らう。

その行動で「我儘を通す力」「意思を通す力」という勇次郎の地上最強を表す持論は崩れ、逆に自身の我儘である「父に食事を作らせる」ことを貫いた刃牙に「地上最強を名乗れ」と告げる。一方で戦いの負傷で耳が聞こえていない刃牙はかつて勇次郎が唱えた「決着の際、見下ろしている者こそが勝利者」という別の言葉に倣い、自らの敗北を認めた。

こうして互いを讃えあった親子は和解し、長きに渡る因縁の幕は閉じたのであった。

刃牙道

親子喧嘩が全世界で放送された事で世界的な有名人となっており、子供にサインをねだられたりする為、街中を歩くときは常にサングラスをかけている。
この時、子供にサインを書いたか問われると「聞くなッッ」とはぐらかしたが、街中で実際に大人に声をかけられた際にはサイン色紙を指で十字型に切り裂くというファンサービスを見せた。

強者がいない事で欠伸が止まらない花山薫から戦いを挑まれた際は先に攻撃するという条件付きで戦いを許諾し、初めの一撃に満足した後はその後の攻撃を避け、ハンドポケットを使った居合拳で花山を一撃で倒した。

現代に復活した宮本武蔵の噂を聞き付けると興味を持つが、本部に「君らの身は俺が守護(まも)る」と止められる。その発言に怒りと"地上最強の生物"故初めて感じる人に守られる感情に困惑を覚えつつも、本部の忠告を無視し徳川邸に現れ、その庭で武蔵と相対する。

二天一流を振るう武蔵と互角に渡り合い、時には冷や汗も流したが、自身を庇おうとした本部の乱入で水入りとなってしまった。
その際、本部に対し再度激怒したが、その後武蔵と酒場へ行き、酒を飲みながら本部を「実戦屋」と例え、現代には存在しない本部が習得した技術の数々を本気でぶつけられる相手として武蔵が現れたことを喜び、武蔵から「優しいな あんた」と褒められた。

その後、アメリカへと飛び大統領がオズマからトラムプへと変わった為再度宣誓を受け、更にそれに納得がいかず自らも勝手に宣誓をしようとしたヒナリーに対し、勃起した自らの陰茎を見せ「勝手に誓ったら何度も犯す」と脅した。

バキ道

暫く出番がなかったがアメリカの大統領がトラムプからバイデムに変わった事に伴い登場。
実に4年ぶりの登場である。バイデムの不正を訴えるトラムプを前にして居眠りをしていたが、勇次郎の肌の感触に興味を持ち触ろうとしたトラムプを無意識に殴ってしまい、今回は宣誓は無しでバイデムに失神した彼を持ち帰らせた。

異種大相撲対決では刃牙の回想で、幼き頃の刃牙に四股の偉大さを教えていた事が語られる。
また試合終了後、紅葉の調べで勇次郎の男性ホルモン値は常人の10倍以上である事が発覚。そして哺乳類という括りすら超えるその異常な雄としてのホルモン指数の影響で自分以外の人間が全て異性に見えている事が明かされた。紅葉からオーガの見ている景色を問いかけられた内科医は『我以外、皆異性也』と答えた。

勇次郎の目線では「お爺ちゃんもお婆ちゃんもラガーマンもお相撲さんも」全部が異性で全部が女盛りなのである。つまり勇次郎にとっては男も女に見えている為、女だけではなく男も性的欲求の対象内であり、連載30周年にして衝撃の事実が明かされた。その答えを聞いた紅葉は笑いながらさすがはオーガと納得し「ある意味幸せかもな」と語っている。
実際に今から16年前に勇次郎に強姦されたジョー・ウィリアム(48)という男性は勇次郎のキスから始まる一連の行為によって内なる女を目覚めさせられてしまい、以降は内なる「雄」を探すために冒険家になったのだという。

当の勇次郎本人は徳川を通じて現役力士陣との対決を終えた野見宿禰に呼び出されたが、軽い気持ちで自らを呼び出した宿禰に対し「このデブ…」と怒りを見せ、宿禰が「古代相撲 野見宿禰」と名乗り出て握手を求めても太っている理由に納得するだけで、そのまま250キロ強ある宿禰の顔を掴み指2本で放り投げた。

起き上がり蹴りかかってきた宿禰に対しては、消力でそれを受け流しハンドポケットによる居合術で顔面にめり込む程のパンチを叩き込んだ。そのまま宿禰は立った状態で気絶したが、力士の意地として倒れなかった事を認め、徳川に目覚めたら「また遊んでやる」と伝言を残した。

そんな彼に徳川は「優しいのぉオーガ」と言葉をかけるが、逆に逆鱗に触れてしまい「それ以上喋ると犯すぞ爺い!!!」と脅した。長年の付き合いで、更に老体である自分をも手込めにする勇次郎の発言に徳川は顔を赤らめながら困惑するのであった。後日、徳川からその話を聞いた刃牙も父親の衝撃的な性癖に困惑を隠せなかった。

余談

ネット上でよくネタ画像として出される「ウワァ刃牙だァッ」「チャンピオンじゃねえかッ」はあくまでモブの観客の台詞であり勇次郎のそれではない。

刃牙と勇次郎の親子喧嘩の勝敗については板垣先生自体が連載終了ギリギリまでどちらを勝たせるか悩んでおり、「範馬刃牙」最終回の一つ前の話の担当編集者の煽り分では「打ち合わせと全ッ然違うじゃないですか!!?」と記載されている。尚これと似た煽り文はジャックvsピクルの第二ラウンドが始まった時にも使われていた。

2016年に発表された読者による「刃牙シリーズ最強ランキング決定大投票」では、2位の範馬刃牙に圧倒的大差をつけ1位となっている。

関連イラスト

範馬勇次郎
範馬勇次郎 改2


地上最強の生物
鬼の形相(かお)




関連タグ

刃牙シリーズ 範馬刃牙 ジャック・ハンマー 餓狼伝(ゲーム版に登場)
浦安鉄筋家族 パロディキャラ「花園勇花」がいる。
坂口松太郎…相撲漫画『のたり松太郎』の主人公であり、勇次郎の原型になったキャラクターでもある。

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