バイソン(動物)
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どうぶつのばいそん
哺乳綱鯨偶蹄目ウシ科バイソン属に属する野牛の総称。バイソン属とも。
元はアジア原産だが、その仲間は既に絶滅し、現存しているのは北アメリカに棲むアメリカバイソンと東ヨーロッパに棲むヨーロッパバイソンの2種。共に体高2m以上・頭胴長3.5mで、アメリカ・ヨーロッパで最大の現存している陸上動物である。
頭部、頸、肩、前肢の部分に長くて荒い黒褐色の毛が密生する。角は雌雄ともあり、短くて上方に曲る。両種とも乱獲、自然開発などにより急激にその数が減少し、現在厳重に保護されている。
その昔、体長4.75m、体高2.5mとサイ並みの大きさであったジャイアントバイソンやアメリカバイソンの直系の先祖のムカシバイソン(体長4.6m、体高2.3m)、ステップバイソン(体高2mからそれ以上)などが存在していた。
また、意外なようだがバイソンの故郷はインド等の南アジアである。そのため、中国でもバイソンの化石が豊富である。
一説によれば、アメリカバイソンはステップバイソンとヤクのハイブリッドの子孫、ヨーロッパバイソンはステップバイソンの雄と「原牛」ことオーロックスの雌から生まれた「ヒッグスバイソン」というハイブリッドの子孫である(参照)。
- こうした、ハイブリッドが新種になる現象は他にもあり、リクイグアナとウミイグアナから生まれた「ハイブリッドイグアナ」や、マイルカとスジイルカから生まれた「クライメンイルカ」なとがいる。
- 時には、家畜の牛が仲間入りする場合もある(参照)。
しかし、近年ではこれを否定する調査結果もあるため、バイソン属の他の牛族との関係やヒッグスバイソンの存在の有無などはまだ実情が不明である。
古代種 (一部)
- ムカシバイソン:更新世に生息
- ジャイアントバイソン:更新世に生息
- ステップバイソン:現生のバイソンの先祖と推測される種類
- ハナイズミモリウシ
- ヨーロッパシンリンバイソン
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