概要
2007年9月頃~2011年2月中旬まで第一作目「百獣大戦アニマルカイザー」が稼働、
2012年7月下旬頃からバージョンアップした続編「百獣大戦グレートアニマルカイザー」稼働開始。
2016年8月「激闘編Ⅱ」を持って稼働終了。
公式Twitterアカウントは稼働終了後もたまに何かしら呟いたり、当ゲーム関連のツイートにいいねしたりしていたが、2018年11月下旬頃から更新が無い。
バンダイ主導によるTCAGタイトルでは他にドラゴンボールやガンバライドなどの既存の版権キャラを使用したものが多いが、これはバンナムによる完全オリジナル作品。
開発には鉄拳やガンダム戦場の絆のスタッフが関わっているため、
動物のグラフィックやモーションやバトルシーンの演出などは非常に凝っており子供向けゲームには勿体無いほどのハイクオリティで質の高いものになっている。
動物のCGはリアルで精密ではあるが表情などは若干デフォルメされている。
一見「ポケットモンスター」などを実在する動物に置き換えたゲームに思えるが、
中見は他の子供向けゲームの類を見ないほどバカゲーとしての分野に特化しており、
公式が病気という言葉がいくつあっても足りないほど突っ込み所満載で予想の遥かに斜め上を向いていることをやりまくる。(詳しくは後述)
内容的にはカブトボーグやテニスの王子様なんかに似た系統のものであると言えば分かりやすい。
登場する動物はライオンやトラなどの分かりやすい動物だけでなく、サメなどの魚類、サソリやハチ、かつて甲虫王者ムシキングで活躍したカブトムシやクワガタムシやなどの節足動物、更にはウニまで出てくる。 またマンモスなどの絶滅動物なども出てくる。
同じバンナムの太鼓の達人とコラボをしたことがあり、その際は和田どんがカード化された。
(勿論和田どんのカードをスキャンすると本当にあのどんちゃんがリアルなライオンなんかと一緒に並んで戦う。)
そして2014年7月17日稼働の弾にて、ついに古代王者恐竜キングで活躍した恐竜が登場。
こうしてアニマルカイザーはムシキングや恐竜キングを全て併合した世界トップクラスのカオスな生き物ゲーになったと言える。
バカゲーとしての全貌
前述したようにこの作品はバカゲーとしての分野に非常に突出しており、
「サメ対ライオン勝つのはどっちだ!?」という旧キャッチコピーからも分かるように
サメが空中を泳ぐように飛びまわって陸上でライオンと戦うのは序の口、
カブトムシやウニなどはクマほどの大きさに相似拡大されておりトラやゾウと互角に戦う。
ミラクル技は空から隕石のように巨大なメロンやハンバーガーなどが落ちてくる特殊技や、
ブラックホールや太陽に敵を地球ごと放り込んだり、土星の環で真っ二つにしたりするなど事あるごとに地球を滅ぼすのは日常茶判事。
(もちろんそういう技を使っても自分にはダメージは無く、地球は次のシーンには何事もなかったかのように復活している)
これくらいで驚いてはいけない。
続編の「百獣大戦グレートアニマルカイザー」では「アニマルマン」という名のガチムチでサスペンダー一丁な変態じみた風貌の謎の超巨大なおっさんが宇宙から地球を叩き潰してきたり線香花火やハナクソを隕石のように飛ばしてきたりと数年かかっても理解出来ないような活躍をしてくれる。
当然これらは大真面目な特殊技の一つであり、決してバグが起こったりしているわけではない。
更に現在稼働中の「百獣大戦グレートアニマルカイザービッガー」では新システムとして動物がタクシーやブルドーザーなどの重機を操縦して敵を引き潰すという、
以前からこの作品を知っている人でも目を疑うような予想の斜め上を行き過ぎる展開が生まれた。
ただ、前述したようにゲームとしての質は普通に高いため、
動物が繰り出す技は上記にあるようにカオスで荒唐無稽なものもあるがカッコイイ技は真面目にカッコイイ。