ここでは、リッジレーサー初代と、そのシリーズについて説明する。
概要
1994年にnamcoが製作したレースゲームで、ドリフトの爽快感を手軽に楽しめるということで人気を博した。また、ナムコの3Dポリゴンシステム基板「システム22」のデビュー作でもあり、当時としては極めて珍しい「リアルタイムでのフルカラーテクスチャマッピング」を実現した初めてのアーケードゲームであった。
簡単かつ大胆なドリフト走法は初代から健在で、他社を圧倒する美しく滑らかな3Dグラフィックと、「イカレ系」と評されたテクノ系中心のBGMで人気を博し、アーケードゲームの定番タイトルに成長した。以来、リッジレーサー2、レイブレーサーとアーケードゲームでも続編が開発され、家庭用機で3Dポリゴンが扱えるようになると、今度は家庭用機のローンチタイトル定番として長く君臨した。しかしVita版での致命的な失敗により、ここ12年以上に渡って新作が登場していない、ある種悲劇のシリーズでもある。全く忘れられている訳ではないのだが…
BGMは前述通り評判が高く、特に細江慎治氏の作曲した「ROTTERDAM NATION」は人気があり、かつ当時日本では馴染みの薄かった「ロッテルダムテクノ(正式名はガバ。日本での通称はバカテクノ)」を世間に認知させるきっかけともなった。
作曲家らのモチベーションは新作の出ない昨今でも未だ高く、リッジを意識したと明言されている曲や続編が出ることを想定したアルバムなどが今なおリリースされている。
下記の30周年記念生放送にて30周年記念リミックスアルバムが発売されることが発表された。
作品一覧
アーケード(初代含まず)
- リッジレーサー2
- レイブレーサー
- リッジレーサーVアーケードバトル
- ポケットレーサー
プレイステーション
- リッジレーサー
- リッジレーサーレボリューション
- レイジレーサー
- リッジレーサータイプ4
ニンテンドウ64
- リッジレーサー64(日本では未発売)
プレイステーション2
- リッジレーサーⅤ
ニンテンドーDS
- リッジレーサーDS(日本では未発売)
XBOX360
- リッジレーサー6
プレイステーションポータブル
- リッジレーサーズ
- リッジレーサーズ2
プレイステーション3
- リッジレーサー7
ニンテンドー3DS
- リッジレーサー3D
プレイステーション・ヴィータ
- リッジレーサー
その他
- リッジレーサーズ・モバイル(携帯アプリ)
- リッジレーサー・アクセラレーテッド(iPhone)
- 上記どちらもベースはリッジレーサーズ2。
- リッジレーサー・スリップストリーム(iPhone/Android)
- ベースはVita版とリッジレーサー7。
外伝作品
- R:RACING EVOLUTION
- パチスロリッジレーサー
- パチスロリッジレーサー2
- Ridge Racer Unbounded(Windows/XBox360/PS3)
ハンドルコントローラー対応について
ローンチタイトルの宿命故か、本格的なハンドルコントローラーには対応していないことが多い。
使用できたとしても実際のハンドルとの挙動が異なる場合が多い。
PS1対応ソフトに限って言えば、初代リッジレーサーのPS版発売より一ヶ月後に発売された「ネジコン」が、ハンドルコントローラーの代用品としてレースゲームフリークからは好評を博していた。
関連動画
30周年記念生放送
放送先は初代でBGMを担当した細江慎治、佐宗綾子が立ち上げたSuper Sweepの公式YouTubeチャンネルでの配信。ゲストは同じく初代でBGMを担当した佐野信義。
余談
アーケード版の初代の会社上層部へのナムコの重役相手のお披露目時にBGMがランダムで選曲され指定出来ないため開発陣はできる限り無難な曲をと願って臨んだが 実際にはよりにもよって全BGM中最も異彩を放ち好き嫌いがはっきり分かれる『ROTTERDAM NATION』がかかってしまい、ディレクターが頭を抱えたそうである。
関連イラスト
関連タグ
永瀬麗子:レースクィーン役
ドリフトスピリッツ:バンダイナムコのスマホレースゲーム、何度かコラボが行われている。
プレイステーションクラシック:2018年12月3日に発売された小型版プレイステーション。9月28日時点の公式発表でR4 Ridge Racer Type 4が収録されることが判明。
BOOM BOOM SATELLITES:リッジレーサーⅤのOP&レース用楽曲に『fog bound』が採用されている。