曖昧さ回避
基礎データ
全国図鑑 | No.0137 |
---|---|
カントー図鑑 | No.137 |
ジョウト図鑑 | No.215 |
シンオウ図鑑 | No.192 |
アローラ図鑑 | No.281 |
ヨロイ島図鑑 | No.208 |
ヒスイ図鑑 | No.133 |
ブルーベリー図鑑 | No.129 |
ローマ字表記 | Porygon |
分類 | シージーポケモン(赤緑青)→バーチャルポケモン(ピカチュウ - ) |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.8m |
重さ | 36.5kg |
性別 | 不明 |
特性 | トレース/ダウンロード(第4世代以降) |
隠れ特性 | アナライズ |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ポリゴン | polygon(英語でポリゴン) |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Porygon | 日本語名に同じ |
韓国語 | 폴리곤 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 多边兽 | 多边形(duōbiānxíng、多辺形)+怪兽(guàishòu、怪獣) |
中国語(繁体字) | 多邊獸 | 多邊形(duōbiānxíng、多辺形)+怪獸(guàishòu、怪獣) |
中国語(大陸) | 3D龙 | 3D(sāndì、3D)+龙(lóng、龍) |
中国語(香港) | 立方獸 | 立方體(duōbiānxíng、立方体)+怪獸(guàishòu、怪獣) |
中国語(台湾) | 3D龍 | 3D(sāndì、3D)+龍(lóng、龍) |
ギリシャ語 | Πορυγων | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | पोरिगॉन | 英語名の音写 |
ロシア語 | Поригон | 英語名の音写 |
タイ語 | โพรีกอน | 日本語名の音写 |
進化
ポリゴン→ポリゴン2(「アップグレード」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))→ポリゴンZ(「あやしいパッチ」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))
概要
シリーズ初代たる『赤・緑』より登場している、色々な意味で特殊なポケモン。
当時は初の人工ポケモンと発表され、当時の最先端技術の粋を結集し研究の末生み出された。かがくのちからってすげー!。
「ポリゴン」という名前通り角ばった多面体パーツで構築された全身は、実体化したプログラムで出来ており、デジタルデータへ自らを変換することで電脳空間へ入り込み自由に移動可能。
データも厳重なコピーガードが施されているため、コピーにより同一個体を複製することは出来ないらしい。
なのに普通にタマゴを作って個体を増やせるのは何故?
しかし、まだ基本的な動作しか出来ず、プログラムにはない動きは出来ない。
呼吸をしていないので、一時はどんな所でも活動可能なポケモンとなると期待されており、宇宙まで飛んで行くことを目標に様々なアプローチが行われたが、長らく成功例はなかったという。
当初は「シージーポケモン」であったが、後に「バーチャルポケモン」へ変更された。進化せずに分類が変わったのはポリゴンが唯一である。
上記の通り、当初は"初"の「人工ポケモン」といわれていたが、その後次々と人工種に該当するポケモンが現れ始め、ゴビットやマギアナの様な数世紀前から存在していたものも発覚したことで、この煽り文句は取消された。近年の作品では最新技術、科学力で作られたと記述されることが多い。
そうして時は流れた『XY』では、人工衛星として打上げられ、宇宙で活躍するという念願を果たせた話が聞ける。
カロスのホロキャスターがどこでも繋がるのは、惑星外にいるポリゴンのお陰であるとも。
『サン・ムーン』時点では開発から20年経った様で、ポリゴン自体の技術は最早時代遅れとなってしまった部分も多いらしい。
だがまだまだ活躍の場は多く、『ソード・シールド』では、強固なコピーガードを活かしたサイバーセキュリティとして不審なデータがないかを巡回監視する役割を担っている模様。
『LEGENDSアルセウス』には「時空の歪み」を通じて現代より迷い込んでしまったであろう個体が出現する。上述の通り呼吸せず心音も聞こえないのに生きているため、「奇天烈過ぎる故(生きている理由が)皆目見当つかず」と書かれてしまっている。
ポケモンだいすきクラブの特集企画「ポケモンもやもやドガース世界紀行」で、製造元はシルフカンパニーであると明言され、シルフ本社へ置いてある資料にもそれを仄めかす記述がある。
ポケモン 研究所 では
人工の ポケモン
ポリゴンを 作る ことに
成功 した……
…という内容のものがあり、グレンタウンポケモン研究所出身の現シルフ社員が作ったか、同社がポケモン研究所の協力を得て作り出した可能性が高い。
グレンタウン研究施設が用いられたのは、過去にも遺伝子を組換えた新種ポケモンを生み出すことに成功した記録もあるからこそであろう。
ただし、『LPLE』では「ポケモン研究所」の部分が「(シルフカンパニー内の)研究セクション」へ変更されており、グレンタウンポケモン研究所(グレンラボラトリー)との関連性が排除されている。
とある有名な事件に伴い、アニメでは出禁となってしまった不憫なポケモンでもあるが、ゲームではそんなポリゴンを可哀想に思ってか、斜め上の所で優遇させている他、スピンオフでも割と美味しい扱いを受けているケースも多く、ポケモンシリーズ全般で見れば寧ろ厚遇されている方であったりする。詳細はリンク先を参照のこと。
ゲーム上での特徴
入手手段
- その出自故、大抵は他の誰かから貰う形でのゲットとなる。最近は野生のポリゴンをゲットできる作品も多いが、例えばLPLEではヤマブキシティ周辺、アルセウスでは時空の歪みの中へ出現すること、繁殖に特殊な方法が必要であること等を考えると、自然の中で生きて繁殖しているとは考え辛い。どこかで保管されていた個体が何らかの原因で流出したと考えるのが妥当だろう(テラリウムドームのようにそうとは言い切れないケースもあるが)。
- 初代ではタマムシシティゲームコーナーで景品しかも赤とピカチュウ版では9999コイン必要)で入手するしかなかった。ゲームコーナーはロケット団により経営されているため、シルフカンパニーとは怪しい関係がありそうである
- また、「ダイヤモンド・パール」のマイナーチェンジバージョンの「プラチナ」ではトバリシティでNPCから無料で貰えるが、くれた人がいうには、ギンガ団アジト周辺にいたところを保護していたとのこと。アジトでは戦闘で進化形・ポリゴン2を出して来る研究員NPCが存在するため、ギンガ団とも黒い設定がありそうである。
- 初代リメイク作であるLPLEではゲームコーナーが利用出来なくなったため、ロケット団撃退後にシルフカンパニー社員から貰えるという形に変更された他、稀に7番道路の草むらに野生のポリゴンが出現する(ただし、図鑑では「生息地不明」となっている)。また、同作ではこれまで描写されてこなかったサカキとシルフカンパニーとの社長のやり取りが明らかとなり、この中でシルフカンパニーはロケット団より脅迫を受けていたことが判明している。このため、リメイク前においてもシルフカンパニーはポリゴンを景品として無理矢理提供させられていたというのが真相であったのではないかという説が強まることとなった。
- 第8世代ではDLC「鎧の孤島」で登場。イベントクリア後にハイドより1匹貰える。この個体は隠れ特性持ちであるため、それ以外の特性が欲しい場合は預かり屋に預けてタマゴから別途孵化させる他、ダイマックスアドベンチャーで出現する別個体を捕獲する必要がある。後者の場合はオシャボ厳選も可能で、今作からガンテツボールやサファリボール・コンペボール・ウルトラボールに入れられるようになった。
- なお、ポリゴンはタマゴを作れる上にキョダイマックス形態も存在しないため、同じくストーリー中で貰えるフシギダネorゼニガメやダクマのように貰う段階で性格や個体値等をわざわざ厳選する必要はない。進化用アイテムも、材料さえあればウッウロボでいくらでも作り出せるので、進化アイテム入手の手間も若干であるが改善されている。
- LEGENDSアルセウスは流石にポリゴン開発前の世界が舞台なので登場する訳がない……と思いきや、紅蓮の湿地の「時空の歪み」限定で出現する。進化に必要な道具も時空の歪みの中で拾える他、FPと交換することでも入手可能。今作は歴代で1番ポリゴンを楽に進化させられるのでポケモンHOMEがあるなら他作品よりガンガン送るのがお勧め。
- 第9世代ではDLC「藍の円盤」で登場。テラリウムドームポーラエリアで出現する他、電気石の岩窟でテラスタイプが電気の個体が固定シンボルとして出現する。また、進化形と共にテラレイドバトル対象にもなっている。前作に引続き、本作でもオシャボ厳選が可能。しかも、今回はボールの種類に関わらず勝利すれば確実に捕獲することが出来るようになったため、オシャボ入手難易度低下と併せて、前作と比べてライトユーザーでも手を出しやすくなった。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初代 | 65 | 60 | 70 | ※ | 75 | 40 | 310 |
第2世代以降 | 65 | 60 | 70 | 85 | 75 | 40 | 395 |
※第2世代以前の「特攻」・「特防」は「特殊」へ纏められていた。
- ポリゴン時点での種族値は全体的に低く、活躍出来るのは進化してからとなる。だが、ほとんどのシリーズで2回の進化にいずれも専用アイテムと通信交換が必須であるため、進化難易度が全ポケモン中トップクラスに高いという点がネック。
- もっとも、対戦関係で試行錯誤を繰返していた初期の技だけあり、テクスチャーとテクスチャー2は大分使い辛い代物であるが、前者は第7世代限定だがZワザ化することで全能力を1段階上げられるため、1回限りの強力な積み技として運用出来た。第9世代ではどちらも技スペースを割かずに任意のタイプへ変更できるテラスタルが登場したことでほぼ御役御免となった。
- かくばるは、ノーマルタイプ技が全て物理であった頃( - 第3世代)はまだ使いようもあったが、第4世代以降ポリゴンのノーマル技が軒並み特殊化したことでほぼお役御免となった。
使用トレーナー
ゲーム版
- マチス:ジムリーダー(カントー)※1
- ジュンイチ:ポリゴンマスター
※1:ポケモンスタジアム金銀
漫画版
番外作品
ポケモンスタジアム
- 他ポケモン同様、当時の最先端3Dグラフィックであった"ポリゴン"で描写されており、名前通り何の違和感もなかった。
スマブラシリーズ
- 初代とSPに登場。モンスターボールからではなく、出番はヤマブキシティのステージギミック。ステージ中央の出口より瞬時に現れ、「たいあたり」でファイター達を攻撃する。
- SPではスピリッツの1つとしても登場。スピリットバトルではワイヤーフレームスタイルのリトルマックへ憑依している他、アシストフィギュアとしてポリゴン姿のアキラも出現する。
ポケモン不思議のダンジョン
- 時闇空においてはラストダンジョン下層で最もおぞましい敵となっている。何せこちらを見掛けると1部屋丸ごと攻撃する技である「ほうでん」を嬉々として乱射して来る。
- 接近戦を挑もうとしても「ほうでん」、遠距離から狙撃しようとしても「ほうでん」、逃げようとしても「ほうでん」で感電死した探検隊は数知れず。多くのプレイヤーにトラウマを植え付けたまさに放電厨である。
- 主人公orパートナーにポッチャマなどの水ポケモンがいる場合にはかなり苦戦させられたはず。さらにモンスターハウスに混じっていると「こうそくいどう」で敵全体の移動速度を上げて来るという極悪非道。
- おまけにラストダンジョン下層に出て来るポケモンはこれとソルロック・ルナトーン・ドーミラーしかいないため、中間地点へ辿り着くまで何度もポリゴンと交戦するはめに……。そして中間地点を突破してようやく放電地獄より開放されたと思ったら2・Zという後継者が登場する。本当に勘弁して下さい……。
ポケモンマスターズ
- キーアイテムであるバディストーンが埋込まれているのが、ポリゴンをイメージした「ポリゴンフォン」である。似た能力を有する天然種としてロトムがいるが、参考にした所もあるのであろうか。
- また、タマゴから主人公のバディとすることも可能。
ポケモンGO
- 本作では、600族を除くとラッキー・ラプラス・プテラ・カビゴン・メリープ・ミルタンク・トゲチック・タブンネ等と並んで、出現率が極めて低いポケモンの1つ。都市部で若干出現する程度で、並大抵出会えるものではない。
- しかも最大CPが極めて低いため、ジムへ置かれることも少なく「見つけた数」に加えるもの困難。なお、相棒ポケモンへ設定すると3km歩けばアメが貰えるため、1匹でも捕まえてしまえば育成は比較的容易となる。
- とはいえ、以前2017年2月9 - 16日まで行われたバレンタインイベントにおいて、出現率が大幅アップする「バレンタインにお似合いの可愛らしいピンクポケモン」の1つへ抜擢されたため、そこで入手出来た人も多かった(現在はバレンタインイベントのピックアップ対象からは外れている)。
- 当初は他レア組と異なりタマゴ孵化に必要な距離が5kmであったので、タマゴから入手することも(出来なくはないが)非常に困難であった。
- しかし、2017年6月アプデの際に10kmタマゴより孵化するよう調整が入った。10kmから孵化するポケモン種数は他と比べると少ないため、以前と比べると狙いを絞りやすくなったといえる。もっとも、その肝心の10kmタマゴの入手確率が低めなので、絶対的に入手しやすくなったかといわれると微妙なところではあるのだが。
- ちなみに2018年9月14 - 30日には、グローバルチャレンジ達成記念ウルトラボーナスの一環として、ケンタロス等地域限定ポケモンと共に何故か7kmタマゴから孵化するよう調整が掛かった。恐らくポリゴンZ実装を見越しての調整であると思われるが、ケンタロス等他の地域限定ポケモンを狙うユーザーにとっては…。
- 同じくモジャンボ実装を見越して追加されたモンジャラよりはマシであろうか。一応狙いをさらに絞りやすくなったともいえる。
- また、2019年11月 - 2020年7月にかけては、GOロケット団手持ちポケモンともなっており、ノーマル所持下っ端が確定でポリゴン系統を出して来るようになった。勿論、下っ端を倒せばポリゴンを捕まえることが可能であった。
- 現在はゲット対象から外れてしまったものの、今後また何かの機会で捕まえられるようになるかもしれないので、念のため注目しておこう。
- 2020年9月20日に開催されたコミュニティ・デイでは、何とこのポリゴンが対象となり、当日は普段のレア度が嘘のように世界中のあちらこちらにポリゴンがうじゃうじゃ湧きまくるという夢のような光景が見られた。
- また、色違いが実装された他、最終進化系ポリゴンZのイベント限定専用技として、「トライアタック」が追加された(後にポリゴン2も恒常技として習得できるようになったが、ポリゴン系統の専用技であることに変わりはない)。ある意味、ここ最近で1番ポリゴンがフィーチャーされた日であったといえるであろう。
- レイドボス
- 2017年11月からはレイドボスに大抜擢されるという快挙を達成。同時に、これにより野生の個体を見つけ出したり、タマゴからの孵化を経ずともポリゴンをゲットすることが可能となったため、入手難易度が劇的に緩和されることとなった。
- レベルは★★★。同ランクの卵はレイド卵の中でもそこそこ出現率が高いので、ジムが密集している都市部に出向くと、運が良ければ結構な数のポリゴンと遭遇出来ることも。
- CPも11000ちょいと同ランクレイドボスと比べるとかなり低め。流石にソロでは厳しい…かと思われたが面子がある程度揃っているプレイヤーなら1人でも余裕、天候ブースト時やパーティーに自信がなくても2人いれば攻略可能。正直なところ、1つ下のランクのアイツよりも遥かに楽である。
- ただし、注意点として、通常わざでチャージビームを、ゲージ技ででんじほうやソーラービームを使用して来る場合がある。電気技や草技に耐性を持たない水で挑むのは避けた方が良いであろう。
- ランクが★★★であるため、「ふしぎなアメ」や「きんのズリのみ」、「わざマシン」等のプレイヤー垂涎のアイテムも(流石に伝説レイドほどではないが)そこそこの確率で報酬に並ぶ。
- 基本的に「きんのズリのみ」を使わなければ捕獲が難しい他のレイドボスと異なり、ポリゴンは通常の「ズリのみ」だけで十分捕獲圏内に持っていけるため、捕獲難易度も非常に低い。頑張れば「パイルのみ」でも捕獲することは可能なので、アメ数も稼ぎやすい。
- そんなわけで、このポリゴンレイドは、クリアしやすい・報酬もそこそこ良い・激レアポケモンを比較的簡単に捕まえられる・貴重な「きんのズリのみ」を節約可能という、一石四鳥の超お得レイドとしてプレイヤーの間ではかなりの人気を誇っている。同時に実装された★★★★の新レイドボスが軒並み微妙な連中ばかりであった反動もあるのであろうが…。
- 残念なことに2018年2月のレイドボス入替時にお役御免となってしまったが、それ以降も時々レイドボス復帰とお役御免を繰返している。上記の通り非常に美味しいレイドなので、見かけたら是非挑戦しよう。
アニメ版
- 無印38話に初登場。その後は大人の事情で登場していない。ただし、劇場版では『水の都の護神 ラティアスとラティオス』などで一瞬であるが登場を果たした。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- グリーンのポリゴン
〈グリーンの手持ち〉 |
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ストライク→ハッサム♂️ |
ヒトカゲ→リザード(ポケモン)→リザードン↔️メガリザードンY♂️ |
ゴルダック♂️ |
ゴーリキー→カイリキー♂️ |
ポリゴン→ポリゴン2 |
サイドン→ドサイドン♂️ |
ピジョット♂️ |
キュウコン♂️ |
ウインディ♂️ |
ナッシー♂️ |
フーディン♂️ |
バケッチャ♂️ |
- 14章ではグラジオの所持するポリゴンが登場する。