サファリボール

さふぁりぼーる

メディアミックス作品『ポケットモンスター』シリーズに登場する、モンスターボールの一種。

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目次 [非表示]

1 データ

2 概要

3 サファリボールで入手可能なポケモン（ - 第4世代）

3.1 タマゴでの遺伝が可能

3.1.1 初代

3.1.2 第2世代

3.1.3 第3世代

3.1.4 第4世代

4 第七世代からタマゴでの遺伝が可能

5 タマゴでの遺伝が可能であるが隠れ特性との掛け持ちが不可能

6 タマゴでの遺伝が不可能

7 ポケモンGOのGOサファリボール

8 余談

9 関連項目

データ

初出	赤緑
効果	カントー地方のサファリゾーンやシンオウ地方の大湿原で使われていた特別なボール。

概要

ポケモンシリーズで主に第4世代までに登場し、第8世代にて再登場したモンスターボールの一種である。

サファリの名の通り緑の迷彩柄をしている。性能的にはスーパーボールと同等…となっているが、実は第1世代のみ、ハイパーボール相当の性能になっていた。といっても、実は初代はHPが満タンの場合はスーパーボールの方が性能が上となる仕であったたので、実際にはスーパーボール以下の性能しか出ないのだが…

基本、手持ちポケモンを使わず石や泥（あるいは近付く）とエサやポロックを駆使して野生ポケモンを捕まえる施設でのみ使用できる（第8世代は例外）。

早い話がファイアレッドリーフグリーン・ルビーサファイアエメラルド・ハートゴールドソウルシルバーのサファリゾーン、ダイパプラチナのノモセ大湿原のことである（赤緑にもサファリゾーンとサファリボールは存在するが最新作との通信が不可能な上、VC版より持って来たとしてもボールの種類が反映されないのでここでは割愛）。

そのためボールそのものを購入することは出来ず、施設を出た後に残りのサファリボールは受付に全て返すこととなる。

第5世代以降はこのような施設は登場していない。恐らくはポケモンに石や泥を投げる行為が動物虐待と見なされゲームセンター同様子供に悪影響を及ぼすと考えられたため。

サファリと名が付く場所は以後も登場しているが、そこでは手持ちを戦わせて弱らせてから自前のボールを投げると一般的な野生ポケモンのバトルと捕まえ方は全く同じ仕様になっている。

このため、サファリボールは絶滅危惧種と化していた。

しかし、ポケモン剣盾のダウンロードコンテンツである「鎧の孤島」にてコンペボールと共にウッウロボのぼんぐり合成にてごくまれに手に入ることが判明した。まさかの展開にポケモントレーナーたちは皆一様に驚愕。このため第五世代以降のポケモンもサファリボールやコンペボールでゲットすることが可能となった。

第六世代以降タマゴ孵化において預けた親（メタモン以外。また第六世代は♀のみ可能）が入っていたボールが遺伝するという仕様になったことから、過去作から送ってきたサファリボール入りポケモンを預けてタマゴを見つけてもらうとサファリボールに入ったポケモン達が生まれるようになる。

通常プレイでの入手が可能になったものの、その排出確率の低さから所謂「おしゃれボール」の中でもガンテツボールに並ぶレアボールの一つとして現在も扱われており、単純に目当てのポケモンをこのボールに入れるだけならサファリゾーンや大湿原でゲットした方が圧倒的に楽である事から、わざわざ過去作を起動してお気に入りのポケモンをサファリボールに納めて厳選するポケモン廃人も多い。

ただしこの方法では限られたポケモンしか入れる事が出来ず、その上サファリゾーンのシステム上被捕獲率が低くすぐ逃げるポケモンは捕まえるだけでも一苦労する。ルビーサファイアとFRLGのサファリは「メロメロボディ」も効かないので性別まで粘ろうとすると更に面倒なことになる。

また、隠れ特性は第五世代からの追加要素なので第六世代では隠れ特性の遺伝ができなかったが、第七世代に入り隠れ特性持ち♀とサファリボール入り♂の組み合わせで卵が見つかる種族に限り隠れ特性の遺伝ができるようになった。ボール遺伝の為にわざわざ♀を捕まえる手間も省けるようになったのも大きい。

さらに、サファリボールに入れられるポケモンに限りサファリボール入りのリージョンフォームのポケモンもできるようになった。もちろん、上述した通り隠れ特性との両立も可能。

第八世代では普通のボールと同じようにどこでも使えるようになったため、一部を除きほぼ全ポケモンをサファリボールに入れられる様になった。

また、この例は稀であるがストライクやコンパンのような第四世代で新たに強力な通常特性が追加されたポケモンを第三世代で捕獲した場合、もし♀を送ってしまうともう片方の強力な特性にしにくい(♀の特性の方が遺伝されやすい為)のもやや面倒なところ。一応とくせいカプセルで変えられるが手間がかかる。

通常プレイでの入手が可能となった現在は第4世代までしか使えないボールという付加価値はなくなったが、先述の通り入手可能な確率はごく僅か。今もこのボールに入ったポケモンはポケモン廃人垂涎の的となっている。

『ポケモンSV・藍の円盤』のどうぐプリンター登場でウッウロボより入手難度が緩和された。

どうぐプリンターの状況再現確立後は簡単かつ無限に入手出来るので、もはや稀少価値は無に等しくなった。

迷彩柄ということもあり、緑と茶色が体色に含まれるポケモンや、じめんタイプや暖色系のいわタイプのポケモンと視覚効果上の愛称が良いと思われる。特にドダイトスやヒポポタスにはピッタリといえるであろう。

サファリボールで入手可能なポケモン（ - 第4世代）

以下、進化系列ごとの表記とする。

RS…ルビー・サファイア E…エメラルド FR…ファイアレッド LG…リーフグリーン

DP…ダイヤモンド・パール Pt…プラチナ HGSS…ハートゴールド・ソウルシルバー

タマゴでの遺伝が可能

初代

種族	第3世代	第4世代
ポッポ		HGSS
コラッタ		HGSS
オニスズメ		HGSS
アーボ		Pt※1/HGSS
サンド		HGSS
ズバット		HGSS
ナゾノクサ	RS/E	HGSS
パラス	FR/LG	DP/Pt/HGSS
コンパン	FR/LG
ディグダ		HGSS
コダック	RS/E/FR	DP/Pt/HGSS
ニョロモ	FR/LG	HGSS
ケーシィ		HGSS
ワンリキー		HGSS
マダツボミ		HGSS
イシツブテ	RS/E	HGSS
ポニータ		HGSS
ヤドン	LG	HGSS
カモネギ		HGSS
ドードー	RS/E/FR/LG	HGSS
ベトベター		HGSS
ゴース		HGSS
イワーク		HGSS
スリープ		HGSS
クラブ		HGSS
タマタマ	FR/LG	DP/Pt
カラカラ		HGSS
ベロリンガ		HGSS
ドガース		HGSS
サイホーン	RS/E/FR/LG	HGSS
モンジャラ		Pt
トサキント	RS/E/FR/LG	HGSS
バリヤード		HGSS
ストライク	FR
カイロス	RS/E/LG
コイキング	RS/E/FR/LG	DP/Pt/HGSS
ラプラス		HGSS
ミニリュウ	FR/LG	HGSS

※1…ファイアレッドとダブルスロット

第2世代

種族	第3世代	第4世代
オタチ		HGSS
ホーホー	E	DP/Pt
レディバ	E
イトマル	E
ピチュー	RS/E
ピィ		HGSS
ププリン		HGSS
ネイティ	RS/E
メリープ	E	HGSS
マリル（ルリリ）		DP/Pt/HGSS
ハネッコ		HGSS
エイパム	E
ヒマナッツ	E	HGSS
ヤンヤンマ		DP/Pt
ウパー	E	DP/Pt/HGSS
ヤミカラス		HGSS
ムウマ		HGSS
ソーナンス（ソーナノ）	RS/E	HGSS
キリンリキ	RS/E	HGSS
クヌギダマ	E
グライガー	E
ブルー	E
ツボツボ	E	HGSS
ヘラクロス	RS/E
ヒメグマ	E
テッポウオ	E
デルビル	E	HGSS
ゴマゾウ	RS/E
オドシシ	E	HGSS
ドーブル		HGSS
エレキッド		HGSS
ブビィ		HGSS
ヨーギラス		HGSS

第3世代

種族	第4世代
ジグザグマ	HGSS
ハスボー	HGSS
タネボー	HGSS
アメタマ	HGSS
キノココ	DP/Pt/HGSS
ノズパス	HGSS
ココドラ	HGSS
アサナン	HGSS
ラクライ	HGSS
ロゼリア（スボミー）	DP/Pt/HGSS
キバニア	DP/Pt
コータス	HGSS
ゴクリン	DP/Pt
パッチール	HGSS
ナックラー	HGSS
サボネア	HGSS
ザングース	HGSS
ハブネーク	HGSS
ドジョッチ	DP/Pt/HGSS
ヘイガニ	HGSS
カクレオン	Pt
カゲボウズ	HGSS
ヨマワル	HGSS
トロピウス	Pt
チリーン（リーシャン）	HGSS
タマザラシ	HGSS
タツベイ	HGSS

第4世代

種族	第4世代
ムックル	DP
ビッパ	DP/Pt/HGSS
コリンク	HGSS
パチリス	HGSS
ブイゼル	HGSS
フカマル	HGSS
リオル	HGSS
ヒポポタス	HGSS
スコルピ	DP/Pt/HGSS
グレッグル	DP/Pt/HGSS
マスキッパ	DP/Pt/HGSS

第七世代からタマゴでの遺伝が可能

種族	第三世代	第四世代
ルナトーン		HGSS
ソルロック		HGSS

タマゴでの遺伝が可能であるが隠れ特性との掛け持ちが不可能

種族	第3世代	第4世代
ニドラン♀	FR/LG	HGSS
ニドラン♂※2	FR/LG	HGSS
コイル※3		HGSS
ビリリダマ※3		HGSS
ラッキー（ピンプク）	FR/LG	HGSS
ガルーラ	FR/LG	DP/Pt/HGSS
ケンタロス※3	FR/LG	HGSS
ミルタンク	E
バルビート※4		HGSS
イルミーゼ		HGSS
ダンバル※3		HGSS
ドーミラー※3		HGSS

※2…（第6世代では）サファリゾーンで捕獲したニドラン♀を親にする

※3…第7世代より可能

※4…（第6世代では）サファリゾーンで捕獲したイルミーゼを親にする

タマゴでの遺伝が不可能

種族	第3世代	第4世代
メタモン		HGSS

理論上は第3世代はファイアレッドとエメラルド、第4世代はプラチナとハートゴールド（もしくはソウルシルバー）の4本があればサファリボールで入手出来る全ポケモンを網羅可能。しかし、第3世代から第4世代に送るためには現在絶版となっているダブルスロットが使えるニンテンドーDS（無印）やニンテンドーDS Liteが必要となって来る。

ポケモンGOのGOサファリボール

2024年11月16・17日開催の「Pokémon GO ワイルドエリア：福岡」で初実装。

上記のサファリゾーンなどに即したイベント専用のボールであり、イベント期間が過ぎれば手持ちの道具から無くなる。

ボール自体は無料・有料を問わずに入手できるが、有料チケットなどを購入するとより多く入手できる。

デザインは既存のサファリボールに「GO」と白文字が刻まれている程度の微々たる差。

ただしボールを投げてから捕まえるまでの一連のエフェクトは独自のものとなっている。

イベント専用なだけあって捕獲率はハイパーボールを上回る。

伝説レイドでもプレミアボールの代わりにGOサファリボールを使える場合もあるが、普段使っているのがモンスターボールと同等の捕獲率のプレミアボールであるため、GOサファリボールときんのズリのみと合わせ伝説ポケモンを簡単に捕まえられるのを見ると驚くだろう。

また、イベント期間限定で出現する「つよいポケモン」と呼ばれるポケモンを捕まえる際にも、GOサファリボールときんのズリのみを使えば漸くリングを赤（捕獲が極めて難しい）から脱することができる。

つよいポケモンは、イベント期間中に予め設定された最終進化系や未進化でも強力なポケモンが該当し、最低個体値が13と高くなっている代わりに、ハイパーボール以下の性能のボールではきんのズリのみを合わせても捕獲が極めて難しい上に逃げやすい（色違い個体なら逃げにくくなる）特徴もあるため、GOサファリボールでのゲットが推奨される。

捕まえたポケモンを『GO』内だけで扱うなら何のデメリットも無いが、2024年11月現在GOサファリボールで捕まえたポケモンはポケモンホームに送ることができない制約がある。

特に色違い個体をポケモンホームに送りたい場合はGOサファリボールを使わない方が良いが、今後のアップデートでポケモンホームに送れるようになることも十分にあり得るため、誤って使ってしまったら気長に待とう。