データ
つきのいしで進化するポケモン
概要
ポケモン初代から存在する進化アイテムの一つ。所謂「進化の石」の一種。
この石によって進化するポケモンはHGSSで登場するムーンボールで捕獲しやすくなっている(ムーンボール自体は第二世代から存在したが、バグにより普通のモンスターボールと効果が全く変わらなかった)。
LEGENDSアルセウスでは使用可能なのがピッピのみ。ピクシーは固定シンボルのオヤブンとして登場するため、他の石より需要が低い。
初代の頃はニビシティの博物館に展示されていることからもわかる通り、元ネタはアポロ11号が持ち帰って来た「月の石」。他の進化石に比べて若干仲間はずれっぽいネーミングなのはそれが理由である。
現在はたいようのいしと対になる関係になっており、仲間はずれからは脱した。
野生で持っているポケモンはポケモンは全て月や隕石が関係している。ただしブラッキーとクレセリアは全く関係ない。
これを使って進化するポケモンも「夜」や「月」に関係するポケモンが多いが、プリンだけいまいち関連が掴みにくいのが特徴。他はちゃんと月や夜との繋がりがある。
- "月"からやってきたピッピ
- 歌って対象を"眠"らせてしまうプリン
- "ウサギ"をモチーフとしたニドリーノとニドリーナ
- "夜行性"の猫をモチーフとしたエネコ(猫は本来は明け方や夕方に活動する)
- "眠"っている際に見る夢を食うムンナ
見た目
夜空のように黒く透き通った黒曜石のような見た目をしているが、初代ではイラストが存在しなかったため漫画家やスタッフ独自の解釈で自由に描かれていた。
具体例
- アニポケ無印ではマーブル模様の角ばった石。
- 穴久保版「ポケモン」では白い三日月型。表面の抉れ具合は現在のものに似ている。
- 電撃ピカチュウでは作中ではつきのいしとはっきり言及されなかったが、それと思しきピッピを進化させる石がある。この石は黒くて角ばっており、デザインは一番現在のつきのいしに近い。隕石から出来ているというオリジナル設定がある。
- ポケットモンスターSPECIALでは、三日月のレリーフが刻まれた岩石の外見。これが出す「月光線」という波動が進化を促すらしく、これはたいようのいしなども同様の原理のようである。
入手方法
第一世代(赤緑青ピカチュウ)
初代では進化の石はタマムシデパートで2100円で買えたが、この石のみ買えなかった。
初代で入手できる個数は1セーブデータにつき隠しアイテム2個を含む5個だけのため、どのポケモンに使うか慎重に考える必要があった。(図鑑を埋めるだけだったら問題ないが。)
第二世代(金銀クリスタル)
ダンジョン内で数個拾えるのは前作と共通している。なお、この世代からポケモンに「もちもの」の概念が追加され、野生のポケモンが一定の確率でアイテムを持っているという要素が登場。
おつきみやまに生息するピッピが8パーセントの確率で所持している他、毎週月曜深夜にお月見山で見れるピッピのダンスを見た後、その場所でいわくだきを使う事で入手が出来る。
また、ネットもそこまで普及しておらず情報も少なかったこの時代、ブラッキーの分類がげっこうポケモンだった事や同時期に丁度対になる「たいようのいし」と分類たいようポケモンのエーフィが登場した事もあって、任天堂にあっさり釣られてイーブイをブラッキーにしようとつきのいしを使おうとした人は少なくないはず。
第三世代(RSE、FRLG)
ダンジョン内で拾えるが、ルビーとエメラルドでは他に入手方法がなく、1セーブデータにつき1個だけしか拾えない。そのため通信環境が無いプレイヤーはホウエン図鑑のエネコロロかプクリンのどちらかを諦めなければならない。
サファイアではダンジョン内で一個拾えるほか、野生のルナトーンが5パーセントの確率で持っている。
FRLGは赤緑のリメイクなので当然いずれもお月見山のピッピが所持しているが確率は5パーセントに下がってしまった。
第四世代(DPt、HGSS)
ダンジョン内で拾えるが、この頃から入手方法が多様になってくる。
DPtではテンガン山に生息するピッピが5パーセントの確率で持っているほか、じまんのうらにわでピィを出現させればピッピ同様5パーセントの確率で持っている。さらにクリア後にサファイアとダブルスロットする事でテンガン山にてルナトーンが出現するため、そこでも5パーセントの確率で持っている。さらに地下通路で壁を掘ることでも入手できる。
HGSSは金銀のリメイクなので、お月(ryだが、今回はピッピのダンスを見た後にいわくだきをしなくても入手可能になっている。その他お金を主人公の家に貯金していると主人公の母が勝手に買ってくることがある。
殿堂入り後は虫取り大会の一等賞の景品でも入手できる事がある他、レベル41以上のものひろい持ちも拾ってくるようになった。
第五世代(BW、BW2)
ダンジョン内で拾えるが、今作ではアロエからも一個貰う事が出来る。
今作から登場した新要素砂煙(洞窟ダンジョンのみ)でも確率は低いが入手することができ、さらにクリア後のジャイアントホールのほとんどのエリアでピッピとルナトーンが同時に出現する(いずれも所持率は5パーセント)ので非常に入手しやすくなっている。また、揺れる草むらでたまに出てくるピクシーも5パーセントの確率で所持している。
BW2では殿堂入り前でもジャイアントホールに行けるようになった。HGSSと同条件でものひろいでも拾ってくることがある。
基本砂煙でしか入手できない進化の石の中では入手難度がぶっちぎりで低く、第一世代とは完全に価値が逆転してしまった。入手し過ぎて大量に余ってしまった場合はセッカシティの石マニアに売りつけてしまおう。
その他、ブラックの場合は一定の条件を満たしているとブラックシティの市場でつきのいしを1万円で買う事が出来る。これにより初めてつきのいしが店頭に並ぶ事となった。
第六世代(XY、ORAS)
XYでは、新要素であるさかさバトルや裏スパトレのクリア特典としてもらえることがある。
ORASでは裏スパトレのクリア特典から外れているが、スーパーひみつきちで仲間に得意技「いしザクザク」を使ってもらうことでランダムで入手できる。また、ゲンシグラードン・ゲンシカイオーガとのバトル後、流星の滝にピッピが出現するようになる上にサーチ機能でつきのいしを持っているかどうかも調べることが出来る。
第九世代(SV)
ポケモン図鑑の達成報酬で確定入手。その他にはフィールドで拾ったり、マリナードタウンの競りで買ったりできる。
つきのいしで進化するポケモンがプリンしかおらず、プクリン専用である。