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概要

シンオウ地方の中心に位置する最高峰の雪山であり、俯瞰すると東西を分ける広大な山脈となっている。

中央はハクタイシティカンナギタウンに、南はクロガネシティヨスガシティ、北側はキッサキシティに繋がり付近一帯は豪雪地帯となっている。

山体の中に洞窟上のダンジョンが張り巡らされており、ストーリー最終盤では複数のひでんわざを駆使して山頂を目指すこととなる。洞窟状のダンジョンでのBGMは汎用の洞窟BGMだが、山頂付近では物悲しい専用BGMに切り替わり、リメイク版の『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では吹雪の効果音が追加された。

ポケットモンスター プラチナ』では216ばんどうろ側の出口の付近に氷山の遺跡がある。

シナリオでは山頂にある古代遺跡やりのはしらアカギをはじめとするギンガ団と対戦。そしてディアルガパルキアとバトルする事となる。

『プラチナ』では、マーズジュピターとの戦闘後にギラティナが現れ、やぶれたせかいへの入口が出現する。

洞窟内ではズバット系やイシツブテ系といった洞窟系ダンジョンで良く見られるポケモンや、修行にもってこいな為かワンリキー系やアサナン系のようなかくとうタイプのポケモン、神話に関する山であるからなのか、ドーミラー系やリーシャンなど祭り事に関するモチーフのポケモンの他、ピッピなどの宇宙に関するポケモンが出現する傾向にある。

また、『プラチナ』ではノズパスもこの山に出現する。

外壁部分は雪が降り積もっている為か、ユキカブリ系やアブソルといった人里離れた場所に住むポケモンが出現する。

水辺にはコイキング系やドジョッチ系の他、ハクリューも生息している模様。ヒンバスは内部の湖の限られた場所でしか釣る事は出来ず、ポイントは日替わりとなっている。

ポケモンの生態に及ぼす影響

テンガン山はシンオウ地方の野生ポケモンの生態にも影響を及ぼしており、カラナクシトリトドンはこの山を境に全く違う色と姿で登場する。

山自体も特定のポケモンの進化に作用する磁気を帯びているようで、この場所でレベルアップさせる事によりレアコイルノズパスは進化を遂げる。

テンガン山が存在しないポケモン不思議のダンジョンの世界では、「テンガンざんせき」という道具を使うと同じ条件が得られる。

更にヒスイ地方と呼ばれていた昔は、地方全土に霊気をもたらす霊山でもあったらしく、当時そこで死したゾロアの魂や、余所から訪れ進化するマグマラシをゴーストタイプに変異させていた。

大乱闘スマッシュブラザーズX』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では対戦用ステージとして登場。山頂のやりのはしらがモチーフであるため「テンガンざん やりのはしら」名義。

2段の土台に上段の端には上下に動く空中足場が設置されている。

一定時間に背景にディアルガパルキアクレセリアが現れて、ファイターを攻撃したり、ステージの変化を起こす。また、対戦には影響しないが、ユクシーアグノムエムリットが登場することもある。

『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではこのステージでアイテムのモンスターボールマスターボールを使用しても基本的にパルキアが出現しなくなる仕様になっている(やくものがなくなる戦場化終点化をすると登場する)。

名前の由来とモデル

日本地図を照らし合わせると、北海道の中央部に位置する最高峰旭岳を擁する大雪山と、中南部を南北に走る日高山脈がモデルと考えられる。

名前の由来は天冠(てんがん)とされている。

英語版では"Mt.Coronet"で、直訳すると「(の一種)」となる。

またもう一つの由来として、この場所でのみ進化するジバコイルとはダイノーズは両方とも磁石の要素持っており、さらにテンガン山という名称も英語で磁石を表すMagnetの逆さ読み(=Tengam)ではないかという指摘もされている。

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