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ヒンバス

ひんばす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0349
ホウエン図鑑(RSE)No.140
シンオウ図鑑No.138
ホウエン図鑑(ORAS)No.145
アローラ図鑑(SM)No.155
アーカラ図鑑(SM)No.082
アローラ図鑑(USUM)No.189
アーカラ図鑑(USUM)No.090
ガラル図鑑No.152
カンムリ雪原図鑑No.188
キタカミ図鑑No.158
ローマ字表記Hinbass
ぶんるいさかなポケモン
タイプみず
たかさ0.6m
おもさ7.4kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせい1すいすい
とくせい2どんかん
隠れ特性てきおうりょく
おとしものヒンバスのウロコ
タマゴグループすいちゅう1/ドラゴン

各言語版での名称

英語Feebas
ドイツ語Barschwa
フランス語Barpau
韓国語빈티나
中国語笨笨魚

進化

海のうつくしさと言ったら

ヒンバスミロカロス


概要

ポケットモンスタールビー・サファイア』から登場した、みすぼらしく、非常に残念な姿をしたブラックバスの様な魚ポケモン

名前の由来も恐らく「貧相+ブラックバス」から。


外見も地味な土色でぱっとしない斑模様もある。痩せこけた頬に、大きな目の周りはクマの様になっており、おまけにヒレは生まれつきボロボロに見える切れ込みが入っている。

その外見から育てるトレーナーも少なければ、研究者にも相手にされない。その上ノロマなのですぐ捕まるが、不味そうなので捕食者にすらスルーされるというかわいそうなポケモン。


その反面、非常にしぶとく、なんでも食べられる幅広い雑食性、海水でも淡水でも生息できる適応力、例え僅かな水であっても生き残れる生命力を持っている。

大抵は水草の多い水底に棲んでおり、(元々捕食されにくい為)個体数は多いが極一か所に集まって過ごす習性がある。この設定が後述の捕まえにくさの由来となっている。


このように見た目も使い勝手も悪い魚ポケモンであるが、ある条件を満たすと大きく姿を変え、能力も大きく上昇した「ミロカロス」というポケモンに進化する。

これはコイキングギャラドスの変化に類似しており、シリーズ内でも対の存在として扱われる事が殆ど。


一方コイキングと違って、進化させるにも捕獲するにもかなりの労力がいる厄介なポケモンでもあるが、逆にそのレアリティの高さと、みにくいアヒルの子を思わせる背景から、シリーズを通して一定の人気を保っている存在である。


近年ではヒンバスの方をこよなく愛するコレクターや、高い生命力に目をつける学者なども現れ始め、それまでのイメージはやや改善されつつある様だ。

アニメ版の描写によれば、体表は拡大するとちゃんと鱗で覆われた造形になっているらしい。


ゲームでの特徴



ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド/オメガルビー・アルファサファイア

ヒンバスは他のポケモンと同様、水場で釣りをする事で遭遇できる。どのつりざおで釣りをしても50%という確率で出現し、隠しステータスである捕捉率も高めなのでセオリー通り体力を減らしてモンスターボールを投げれば容易に捕まる。


……だけなのだが、問題なのはその「釣れるポイント」である。草むらや洞窟、水上に出る野生のポケモンは決まった出現地域全域から、例えば2ばんどうろに生息するコラッタは2ばんどうろ全部の草むらから出現し、コイキングはどの地方のどの水面でも基本的にボロのつりざおで釣りをすれば出現する。しかしヒンバスの場合は、生息地域である119ばんどうろの400マス以上ある水場の「特定のマス」でしか釣ることができない上、その「特定のマス」が非常に少なく、『ルビー・サファイア・エメラルド』では6か所しか存在しない。


更にそのポイントで釣りをしても、ヒンバスが出現する確率は50パーセントで、さらに釣れるポイントの特定にも時間がかかり、極めつきにその特定のマスは一定の周期(集会所の流行語)でランダムに変更されるため、とにかく非常にめんどう。


一応『ルビー・サファイア』では比較的出現しやすいマスが予め設定されている、通信でレコード交換することで出現位置の共有が行えるなどの救済措置もあり、出現率が変わるスパンも比較的長い。マスさえ判明すれば乱獲も可能であったため、通信交換で友人から手に入れる手段もあった。


ある意味伝説のポケモンよりも捕獲に時間のかかるポケモンと言えるが、この頃のめずらしいポケモンは捕まえること自体が目標となるものも多く、そのうちの1匹と言える。他の例としては『ポケットモンスター 赤・緑』のケンタロス(出現率4パーセントに加え、サファリゾーンによる歩数制限、ボールの個数制限、実質ボール投げ以外の行動不可、更にのちの徘徊系伝説並に高い逃走率と五重苦を強いられるレアポケ)などが挙げられる。


『オメガルビー・アルファサファイア』では、全水面で出現率5%になった上、必ず釣ることができる隠しポイントが出現したので非常に釣りやすくなり、また一度図鑑登録したら図鑑サーチでも見つけられるようになった。


ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ/ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

テンガンざんの地底湖に出現するが、こちらは500マスある水辺の4箇所であり、日替わりのランダムである。これは、リメイク版の『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』でも同様(『ソード・シールド』などから連れてくるなどすれば緩和できるが)。



余談だが、現代のシンオウ地方がこの様な感じな為か『Pokémon LEGENDS アルセウス』では未登場であり、これはヒスイ時代には「人間とポケモンとの間に壁があったから」「まともに調べられていなかった(というか調べるにも危険すぎた)から」「ヒンバス自体が外来種」とも取れる(その為、シンオウチャンピオンと彼女によく似たの手持ちの違いはミロカロスとヒスイウインディのみである)。


ポケットモンスター ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2

1ばんどうろの水場全てで釣れる上、進化後のミロカロスも同じ道路の水に影が映った所で釣れば出現する事があるようになっているので、下記のような使用法をするので無い場合は、図鑑埋め以外での捕獲が必要無くなってしまっている。


ポケットモンスター X・Y

出現しない。


ポケットモンスター サン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーン

せせらぎのおかのポイントで1%の確率で出現(ぬしが出る場所には出現しない)。ビックリするほどの低確率だが、仲間呼びで色違いが出やすくはなっている。


ポケットモンスター ソード・シールド

2ばんどうろの湖の小島北側の釣りポイントで1%の確率で釣れる。今作トップクラスに入手が面倒なポケモンの1体ではあるが、進化系のミロカロスがワイルドエリアのミロカロ湖・南かげきりんの湖の天候が霧の時に固定シンボルで出現するため、これを捕まえることができればメタモンを利用してタマゴでの入手が可能となる(ジムバッジ未入手のレベル制限に注意)。


マックスレイドバトルでも入手が可能だが、ヒンバスもミロカロスも出現率が2%。ただし割と貴重なねがいのかたまりを投入して狙うかどうかは考え物。


なお、「きれいなウロコ」は2番道路の湖の上で必ず一つ手に入れられ、2個目以降はミロカロ湖・南の水上でランダムで入手できる。ただし、水上自体がかなり広く、落し物の光もそこそこ近づかないと光らないため湖の隅から隅まで細かく探そう。


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット

DLC『ゼロの秘宝 前編:碧の仮面』で復帰。てらす池の南東の洞窟の底にある池に生息している。


性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
201520105580200

  • 設定通り、やや素早さが優れている程度の貧相なステータスである。種族値は対となるコイキングのものをシャッフルした値になっている。自力で覚えるわざもロクなものがないが、わざマシンやタマゴわざがある程度使える分、コイキングよりはマシかもしれない。実際、対戦の事を考えて「さいみんじゅつ」や「ミラーコート」などのタマゴわざを覚えさせるトレーナーが大半である。

  • ちなみに、いわゆる一部で言われる「雨パ最速の催眠使い」だったりするので、対戦でナメてかかると先制で眠らされて痛い目に遭うことも。まあヒンバスを使う事自体ネタの領域だが、持ち前の素早さもあり最速「さいみんじゅつ」に関してだけはバカにできない。これは特性の違うミロカロスにはできない芸当である。

  • 雨パにコイツが出てきたら確実に「催眠撒き担当」なので、対催眠ポケに代えてしまうとよい。もっとも、現在は隠れ特性の解禁によって雨下におけるヒンバスよりも素早いさいみんじゅつ使いとしてニョロモ&ニョロゾ(90)、ゴルダック(85)が登場し、最速の座を奪われている。

  • 『ブラック・ホワイト』からは隠れ特性「てきおうりょく」が追加され、進化すると「メロメロボディ」になる。続く『X・Y』では通常特性に「どんかん」が追加され、進化すると「かちき」になる。

使用トレーナー

ゲーム版


アニメ版

  • ハツネ:『ダイヤモンド&パール』第21話
  • ナミ:『ポケットモンスター(第7シリーズ)』第31話
  • シロナ:『ポケットモンスター(第7シリーズ)』第125話の過去回想

漫画版


番外作品

ポケモンGO

  • 2017年12月22日、他の多くのホウエン地方のみずタイプと共に実装された。ほぼ水辺の傍らに出現するが、大方の予想通り激レアポケモンで出現率は非常に低い。天候が雨の時には少し出現しやすくなるが、それでもそう簡単に出会えるものではない。

  • 問題はその進化条件である。アメが100個必要なのに加え、相棒にして20kmも歩かないといけないエーフィブラッキーを遥かに超える進化難易度で、ミロカロスにするにはかなりの時間が必要となる。

  • こういう存在であるため、卵から孵化したり水辺で出現したりするとプレイヤーから大喜びされることは言うまでもない。「みすぼらしい外見なので誰からも相手にされない」という本来の設定とは完全に真逆の状態である。ヒンバスも喜んでいることだろう。

  • その後時折イベントによってはやや出現率が上がることもあり、ついに2019年1月20日、ヒンバスがメインのイベントの開催とそれに伴っての色違いの実装が告知された。のだが…その内容は12時〜15時までの3時間限定で出現する特別なタスクをこなすというもの。ここまでは事前に告知されていたのだが肝心のタスク内容は「ナイスボール15回」「グレートボール10回」「相棒から飴を1つ貰う」「タマゴを1つ孵す」の4種類でどのタスクも容易には達成できないものばかり(〇〇ボール系は通常タスクの2~3倍の回数が必要。相棒から飴は最低1km、タマゴを孵すのには最低2km、課金アイテムですら1.4kmの歩行が必要)。

  • 3時間という限られた時間で数をこなすのは非常に厳しく出現率も低かったため、この時の色ヒンバスを捕獲出来なかった声も多数ある。またコミュニティ・デイと違いボーナスは一切無し、出現ポケモンにも変化がないためプレイに新鮮味が無いなどもあり、コミュニティ・デイ以上に批判の声の大きいイベントとなってしまった。

  • またヒンバスの進化条件の1つに上述した「20kmの連れ歩き」があるために、嫌でも色違いのヒンバスを相棒にしてフレンドに見せつける(もしくは見せつけられる)こととなってしまう。これ自体は仕方のない事なのだが、色違いのヒンバスを手に入れられなかったユーザーにとっては悪夢以外の何物でもないだろう…

  • そんな中、2019年12月にタマゴの中身が変更されたが、今度は入手も割るのも大変な10kmタマゴからヒンバスばかりが生まれるという事態になっている。色違いは狙いやすくなったかもしれないが、まだまだレアなフカマルや新規追加された第五世代のポケモンを狙いたいユーザーにとっては鬱陶しい以外の何物でもない状態に…。

ポケモン不思議のダンジョン

赤・青の救助隊』では『赤の救助隊』限定モンスターとして登場。『青の救助隊』ではヒンバスが依頼人となっている依頼をこなさないと出現しない。ひでんマシンたきのぼりが必要な「たきつぼのいけ」に低確率で出現する。

同じダンジョンに登場する『青の救助隊』限定モンスターであるコイキングとは似た者同士である。

また、進化させるために必要なうつくしスカーフも、難関ダンジョン「にしのどうくつ」の59Fのカギ部屋にしか落ちていないため、仲間になりにくく進化させるのが面倒なポケモンとなっている。


はねろ!コイキング

似た者同士という事もあってか、友情出演を果たしている。時々いけすの中に現れ、タップするとCP(経験値)を少しだけもらえる。


名探偵ピカチュウ

ある話で訪れた湿地帯を守るポケモンとして登場。性別は♂で、自称「湖の守護者」。内向的なヒンバスにしては正義感が強く活発で、事件に首をつっこんではコテンパンにされているがめげない。


アニメ版

サトシの旅シリーズ

アドバンスジェネレーション

  • 第75話

ロケット団が釣りをしていた際にムサシが気づかず髪の先を水に浸していた為、それに食いついて釣れた。が、ロケット団はミロカロスに進化する事も珍しい事も知らない為、雑魚扱いしていた。


  • 第79話

コイキング売りのオッサンが売っていたヒンバス…ではなく、ヒンバスに塗装されていたコイキング。


ダイヤモンド&パール

  • ハツネのヒンバス

第21話にてビーボタン同盟のリーダー・ハツネのポケモンで登場。進化せずに最も美しいヒンバスを目指している。コイキング共々ロケット団に捕まるが、ロケット団の持ってきた「ポケモン強制進化マシーン」がインチキだった為、計画が失敗してオトネのコイキングと一緒にロケット団を撃退した。


  • 第43話

ムウマージが夢の中で作り出した幻覚のポケモンで、夢の中で表れたアヤコが繰り出し、すぐにミロカロスに進化した。


  • 第138話

フタバ祭りで用意するトサキントを釣ってたロケット団。ムサシがヒンバスを釣り上げていたが「ヒンバスに用はないっつの!」と逃がしてしまった。かなり珍しいのに…。


サン&ムーン

  • 第33話

自称釣り名人がサトシスイレンに池のぬしとバトルする資格があるか確かめる為に「ヒンバスを釣る」というのを出したが、スイレンが普通に釣り上げた。なお、ヒンバスはボートと交換で釣り名人のポケモンとなる。


  • 第71話

モブで登場。



ポケットモンスター(第7シリーズ)

  • ナミのひーちゃん

第31話にて、コハルの弟ソウタの友人であるナミが可愛がっているポケモンで一枚だけ進化に必要な「きれいなウロコ」が生えている。しかし、外見で他の友人からは偏見を持たれていた。

みんなに認めてもらうため、ナミとヒンバスはホウエン地方のカイナシティで開催されるウォーターフェスティバル・みずタイプポケモン仲良しコンテストに出場。

練習の成果もあって観客が驚く程の演技をみせるが、突然ロケット団に襲撃される。ニャースのひっかきで地面に叩きつけられた際にうろこが剥がれた瞬間、ミロカロスへと進化しロケット団を撃退した。

優勝は出来なかったが特別賞が授与され、コンテストの様子をテレビ中継で見ていた友達もヒンバスの格好良さを理解してくれたのであった。


  • 第88話

潜水していたサトシとゴウの前に現れて驚かしてしまった。


  • 第125話

シロナの過去回想で、幼い彼女とフカマルがヒンバスを釣り上げている。おそらく後のミロカロスではないかと思われる。



漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

性別は♀、「うつくしさ」部門担当。

海パン野郎のヒデノリと共に釣りをして偶然釣り上げなつかれる。

ルビーはあまりの醜さから後で逃がそうかと考えたが、命を救われた事と父を見返すという目標からあえて醜いヒンバスでうつくしさコンテストを制覇しようという目標により行動を共にする。

ヒワマキシティでサファイアと価値観の違いで口論が生じたことで絶交宣言を受けた事からイラついていた上に、ハイパーランクコンテストで飛び入り参加して来たミクリを相手にアピールできなかった事をルビーから「キミなんかメンバーに入れるんじゃなかった」「(ミロカロスみたいに)もっと合ったポケモンにすればよかった」などと辛辣な言葉を浴びて傷付き飛び出してしまう。

そんな扱いだったにもかかわらず、最終局面に海を越えてルネシティまでルビーのピンチに駆けつける。マツブサ・アオギリに立ち向かうも一蹴され2人からは侮辱され息も絶え絶えとなるが、その姿から「本当の美しさとは心の美しさ」とルビーは悟り、前口上を贈る。

「たとえその身が朽ち果てゆけども、変わらぬ心の美しさ。身につけたるは、たゆたうすいすい!ポケモン・ヒンバス、名前はMIMI」


〈ルビーの手持ち〉
NANA (ポチエナグラエナ♀️)
COCO (エネコエネコロロ♀️)
RURU (ラルトスキルリアサーナイト↔️メガサーナイト♀️)
ZUZU (ミズゴロウヌマクローラグラージ↔️メガラグラージ♂️)
POPO (ポワルン♀️)
MIMI (ヒンバス→ミロカロス♀️)
???※4章の重大なネタバレ


関連イラスト

Pt別荘日記:イケ…メン……ヒンバスの群れ

No.349 ヒンバスヒンバス


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンRSE ポケモンORAS

ポケモン一覧 みずタイプ 魚ポケモン

 

0348.アーマルド0349.ヒンバス→0350.ミロカロス


同みず単タイプ


通信進化

※ヒンバス自体は『ブラック・ホワイト』以降


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