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センシティブな作品

概要

杉浦次郎氏がpixiv上でネーム形式で発表している漫画作品。

旧タイトルは『異世界でガチャを引く話』

◯◯部と銘打たれてはいないが、『ニセモノの錬金術師』と同じ異世界の物語で、舞台となるのはパラケルススたちがいたオリハルコニアではなくシーグレイスという別の国となっている。

時間軸としては『ニセモノの錬金術師』と『スカイファイア』の間に入り、両作を読んでいるとより楽しめるようになっている。

旧タイトルから判るように、所謂ソシャゲのガチャをモチーフにしたスキルがテーマとなっている。

天理人欲のカプセルBOX

本作のキーアイテムとなるスキル。通称ガチャ箱。

いわゆるソシャゲのガチャ同様にコインを入れてハンドルを回すことでキャラクターやアイテムの入ったカプセルが出てくる。

排出されるのは消耗品『アイテム』、特殊な力を持つ道具『アーティファクト』、自ら考えて行動する『クリーチャー』に別れているが、

各ボックスにつき最初に出るのは説明役の『パートナー』:ファースト博士と決まっている。

クリーチャーを一定数引くなど、条件を満たすごとに排出品に変化が生じる。

クリーチャーはいずれもBOXの持ち主への忠誠度が最大の状態であり、感情にかかわらず命令には必ず従うようになっている。

BOXから出た人間はガチャ人間とも称される。

レアリティは

・WL(ワールドレジェンダリー):この世界に1つきりしか存在せず、世界を揺るがす力を持つ。

・BL(ボックスレジェンダリー):各ボックスに1つきりで、BOXの持ち主の生活を一変させる力を持つ。

・E(エピック):重複して出現した場合、融合してより強力にすることができる。(予備として取っておくことも可能)紫

以下、R(レア)、C(コモン)。

出やすいコモンであってもマキビシが一般的な物と変わりないのに対して回復薬は一般的に出回っている物よりも効能が高いなど性能差がある。

また、カプセルから排出される以外の入手方法のNO(ノットアウト)という物品もある。

その内の1つがファースト博士の持つ『既知の書』で、彼の知る事が全て書かれている。

ファースト博士も最初からBOXの全ての知識があるわけではなく、新しく必要になった情報があれば博士の知識と共に内容が更新される。

本に描き込まれた情報が博士の知識となるのとは逆に博士の得た知識も既知の書に書かれるため、これを利用した伝達手段としての使用も可能。

回すためのコインには白と黒の2種類が存在。

白は人間に幸福だと思わせることで

黒は人間に不幸だと思わせることで

それぞれ入手できる。

また、所有者が一定の条件を満たすと『称号』を獲得でき、それに応じたメダルのペンダントを身につけるとそれぞれに応じた効果が発揮される。

他人が獲得した称号のメダルを受け取っても効果がある。

称号にはそれぞれナンバーが振られており、最もナンバーが0に近いものの効果が適用される。

コインの入手方法に他者の幸福と不幸の正反対のものがあったように、このナンバーは正負のそれぞれが存在する。

コインさえあればスキルと見紛う物品のみならず人員までもがいくらでも手に入るという、

過去作及び本作の他スキルと比較してあまりにも異質な性能だが……?

登場人物

タケモト一派

・タケモト

PL【勇者タケモト】パーティーリーダー。

転生時にスキルを与えられると聞き、数々の転生作品の主人公のような振る舞いを夢見て異世界生活を満喫したいと思っている青年。

地球にいた頃はソシャゲのガチャに虚しさと孤独感を募らせていた。

マットの死に際して黒のコインが出たことで、ガチャのシステムの悪意に対し、自らも能力を使って止めていくことを決意する。

かけている眼鏡はアーティファクト【鑑定眼鏡(銀)】で、万物の簡単なステータスを知ることができる。

スキルは『天理人欲のカプセルBOX』と『幸福ブーストの印』

・ファースト博士

BL。不死。

タケモトの「よき友」として時に優しく見守り、時に厳しい進言を行う。

甘いものが好き。

・アンバー・キャノシー

E【熟達の狩人】特殊:隠密行動・必中の極意。所持:不可視の弓

弓の腕に自信を持つ気の強い女性。一人称は「俺」で口が悪い。獲物を仕留める前にその相手から話を聞くクセを持つ。

弓矢だけでなく剣の腕も立ち、荒事とは縁遠かったタケモトを鍛え上げた事で心を通わせ、マブダチとして認め合う。

狩人として身についた隠密行動は、対人の暗殺にも発揮される。

・グリム・リーパー

E【忠実なる〜】特殊:幽体 所持:死神の鎌

身体を透明にしたり壁をすり抜けたりすることもできる、ドクロの仮面の死神。

その隠蔽能力からタケモトを護衛するように付き従う。

幽体であるため物理攻撃には耐性を持つが弱点は神聖攻撃と炎。

高いステータスのデメリットとして排出後、24時間以内にクリーチャー達から1体の生贄を要求する。

後に生贄に選ばれたマットの持っていた錬金術への記憶と探求が目覚めていくが、本来の系統は魔術師でありながら魔法がほとんど使えなくなってしまった。

・ミア

R【幸運を呼ぶ子供】活発。周囲の幸運発生率+5%。

ときおり「箱のカギ」などを拾得する特殊能力を持つ。

タケモトをタケくんと呼び、肩車や遊んでもらおうとすることが多い幼い少女。かわいい。

・ルチア

R【テレパス婆】霊感◎。

遠くにいる仲間とテレパス能力で会話することができる。膝が悪く、椅子に腰掛けて寝ていることが多い。

タケモト達は彼女を介して遠方の仲間と会話を行うが、ルチアとつながってなければテレパスで呼びかけての交信はできない。

・マット

R【錬金術師】温和。

錬金術師でもあるファースト博士よりも劣ることから、自らグリムの生贄となることを選択する

・マーク

R【剣士】頑丈。

勇敢で正義感の強い性格。

アレックスら【村人】達と冒険者パーティーを組んでギルドに加入する。

『称号』の影響で不死となり、他のパーティーが赴かない危険な任務を選択するようになってからは「命知らずのマーク隊」の通り名で知られるようになる。

マークは後に『騎士の称号』を渡された事で【騎士マーク】(NO)となり、特殊「我が剣は志の如く」(心が折れない限り、装備品の品質が損なわれない)を得る。

・アレックス

C【村人B】男。マメ。

・ダム

C【村人A】男。肥満。力持ち。

以上の2名は初期メンバー。

・レベッカ

C【村人A】利発。強靭(特殊:耐ダメージ)

・ジョン

C【村人B】病気しらず(特殊:耐病)

以上の2名は『親愛なる王』(ディアモナーク)の称号を獲得後に加入。

・ララ・デ・キンスキー

E【癒やし乙女】 特殊:奇跡

仲間の傷や体力をその相手への好感度に比例して回復させる事ができる。

神への信仰心に篤い、心優しい乙女。陽の光が無くとも奇跡・聖なる拘束(セイクリッドバインド)を発動が可能。

・メフィスタ

BL【悪魔お嬢様】特殊:誘惑する瞳 お菓子魔法。

プレゼントをあげると同じくらいの価値のお返しがランダムで現れる。

ただの水ですら魔法によって甘いハチミツに変化させることが可能。

通常のお菓子作りも得意で、それをシュークリーの街のパン屋の片隅で販売する看板娘となっている。

タケモトのBOXから出たが、その際の所有者はファースト博士だったため、実際にはファースト博士のクリーチャーとなる。

彼へは忠誠心以上の恋心を持って接している。

シブハラ一派

・シブハラ

金髪デカパイ女のハーレム作りを目指す、BOX能力所持者。

不要なクリーチャーを殺害して生じた黒コインによる「引き直し」を繰り返す。そのためクリーチャーはエピック以上で占められている。

また引けばいいという理由から見切りをつけるのも早く、失敗したクリーチャーらも自殺させるなどの方法で黒コインへと変換させる。

拠点に引きこもり自分からは動かないが、クリーチャーは既にシュークリー内部に潜りこんでいる。

・ファースト博士(シブハラ)

シブハラに付き従うファースト博士。

こもりきって正常な判断ができなくなった「友」に心を痛め、それは自分が大切にしすぎた事が招いたと悔やんでいる。

・アンバー(シブハラ)

隻眼隻腕となり、失った右腕の代わりにナイフが装着されているのにくわえ、左手に刀身から熱を放つ【熱刃】(R)を持つ二刀流で戦う。

暗殺者として使われ続け、時には黒のコインのための人殺しもしてきた。

しかし身体が欠損しているためステータスは初期値よりも下がっている。

自分と接戦を続けるタケモトの動きに「彼の元にいる自分」を感じ取りながら、あと一歩のところまで追い詰めるが、最期はアンバー(タケモト)の放った弓に倒れる。

その後、ストックされた個体がタイガの暗殺を図るも数々の神器の前に敗れ捕縛される。

・イガの久利丸

E。イガ忍法を使いこなす凄腕の忍者。

全身から針を出す針地獄、大量のイガグリを投げつけるクリつぶて。それを爆発させる爆散熱棘など、イガグリを思わせる忍術でグリムと戦闘する。

子供を助けたグリムと、その姿を見て加勢した冒険者たちを嘲笑するが、アールビーにより捕縛され拷問を受ける。

その後解放されるも役に立たないと処刑される。

・ボリグラ

E【詰問者】

嘘をついた相手から五感を一つ奪うことができる。グリムに一刀のもと斬り伏せられた。

・Dr.ヒトツダケ

E。いかなる病気やケガも1日一つ取り除くことができる医者。

久利丸の治療にあたるも、アールビーによって与えられた数百種類にも及ぶ毒が複雑に絡み合っていたため苦難し、見切りをつけたシブハラに処刑される。

・フィロ・ブリジャール

BL【殺刃の〜】

シブハラの影に潜む処刑人。

シブハラに進言するファーストを「うるさいだけの髭オヤジ」とし、不死でなければ殺してやりたいと考えている。

・クリティカ・ヒットマン

E【一撃必殺の〜】

シーグレイス兵としてシュークリーに潜り込んでいたガチャ人間。

放った攻撃はどこまでも追跡し、獲物の急所に当たる。

ファナの森へ飛行して向かうメフィスタに弓矢を向けるが、「プレゼントへのお返し」として心臓に剣が突き立てられ敗北。

・影潜みのデスハンミョウ

BL。

攻撃力は低いが影に入りこむ事ができる人間大のハンミョウ。知能があり、会話もできる。限度はあるものの攻撃力は知的生物を食う度に上昇する。

・エンプティ・エンプティ

最強ゴーレム団を率いる人形遣い。

シュークリー北西にある星見の塔の占星術師として潜伏し、大量の小型ゴーレムを放って集めた情報を占いとして語っていた。

ゴーレムを無線操作する事ができ、全属性に耐性を持ち、弱点を持たない巨大ゴーレム・アルゴちゃん(アルティメットゴーレム)を筆頭に様々なサイズのゴーレムを擁するゴーレム達をシュークリー北部のカヌレ大洞窟から攻め込ませた。

戦闘経験は乏しいのか、戦略的な行動は軍団だけでなく自身も取ることができなかった。

正体は塔そのものであるゴーレム。

・ファニー・ブニルニル

E【竜使い】

通常のテイム能力に加え、直接触れた竜1体を自在に操ることができる少女。

グドリグルグに騎乗し、200体以上の賤竜を率いてシュークリー南部のバニラ平原から攻め込んできた。

ヴァーミリオンの『怒髪天』で焼き払われた所をドラゴに捕らえられ、頭脳操作(ブレインティンカー)によって取り除けない忠誠を誓った「主人」の中にシブハラだけでなく「自分を含むこの世界の全ての人」を追記され、自らが起こした竜による襲撃を沈静化させられた。

・山喰らいのグドリグルグ

BL。賤竜と呼ばれる、知能が低く欲望のままに生きる下劣な竜の一種。他の竜のような飛行能力やブレスなどの能力も持たない。

一際大きな体を持ち、トゲだらけの頭を回転させることで地中を掘り進むことができる。

・ガウガウ・グォ

E【獣族長】

獣を倒すことでテイムでき、テイム対象の筋力を10%上げられる猫の獣人のビーストテイマー。

統率力は非常に優れ、森の中で風の精霊に音を探知させないほど静かに潜む事ができる。

ファナの森でタケモトを待ち構える算段だったがアンバーに作戦を見透かされ、獣たちはメフィスタによって全滅。

メフィスタの能力を見破り、「お返し」の間もなく急所へトドメを刺そうとするも、ファウストがタケモトから借り受けた称号の効果との組み合わせの前に敗れる。

・ブード

レアリティ不明。

南区やシュークリー地下の墓地、更には襲撃防衛の際に命を落とした兵士までシュークリー中の死者を蘇らせた死霊術師。悪人達には死体をつなぎ合わせたより強靭な肉体を与えているが、自らもまた多くの死体をつなぎ合わせた改造ゾンビである。

ツユリに格の違いを見せつけられ、不死の王・リッチの出現に恐怖のあまり死亡。

その魂はララの祈りに触れて天に昇った。

アンデッド

ブードによって蘇ったゾンビ。シュークリーの歴史に名を残すほどの悪人たちで、生前より強靭な肉体が与えられている。

・人斬りのザンマ

30年程前にシュークリーを恐怖に陥れた殺人鬼が復活したアンデッド。

日本刀を携えた侍の姿で、隠密スキルを使ったアンバーの気配すらも逃さない敵察知能力を有する。

何よりも人を斬ることに執着する。

・串刺しのドス

槍使い。相手を串刺しにする事に快楽を見出している。

地面よりいくらでも武器を生み出す事ができ、それは手元の得物としてだけでなく自分の足元で密かに生成させた槍を相手の元まで忍び寄らせて発動する、罠のような使い方も可能。

・圧殺のバカ

鈍重な動きながら名前に反してその思考や戦い方は極めて合理的な巨漢。

『不死』の効果で再生するアンバーの動きを自死もできないようにして完全に封じ、再び人間を握り潰す事に思いを馳せるも、蘇ったシュークリーの大英雄ダンベルに一刀両断される。

・ペロリ・クイシンボ

・ガブリ・クイシンボ

食人趣味を持つ殺人鬼の兄弟。

ツユリによって蘇り、孫の危機の救いに駆けつけた老婆のアンデッドに引きちぎられて敗れ去る。

シュークリー市民

シーグレイス王国西部のクリム領の一角の都市。

東西南北4つの区画に分けられ、西区は海に面している。

領主クリムの息子・グレゴリーが統治を任されていることになっているが、まだ12歳であることから実質的な決定権は各区4人の実力者が握っている。

・グレゴリー・クリム

12歳の少年ながら、父親からシーグレイス国の都市・シュークリーの自治を任されたクリム家の御曹司。

テイム能力に長けた一族で、人食い鬼のガリを付き従えさせている。

有事にはユニピィに騎乗して最前線で戦場を駆け巡り、民を1人も見捨てはしないと理想に燃える。

その姿に有力者は統治者としての危うさを感じると同時に支えようとする者もいる。

・ガリ

グレゴリーとテイムの契約を結んだ人食い鬼女(オーグリス)。

種族はメスしかいないオーガ種で、気に入ったオスを捕食し、その種を腹に貯め込むことで子供を産む生態を持つ。良い子供を産める相性の良いオスは匂いでわかり、特別よい匂いがするオスは『ごちそう』と呼び、食べた後はその子供を生み続ける。

2年前にグレゴリー率いるゴブリン討伐隊を襲撃。他の冒険者五名を殺害し、グレゴリーから巡り合うのもまれな『ごちそう』の匂いを嗅ぎ取り彼を食おうとする。その前にされた「最も美味な時に食べてくれ」の願いを了承し、グレゴリーのそばに付き従って危機には身を挺してかばい、統治者としての彼の成長に伴って強くなる「良い匂い」に喜び震える。

戦闘中などの緊急時は互いにグレゴ、ガァと呼び合う。

・将軍エル・ロコ

焦点の定まらない目をした鎧姿の老人。

時折戦闘発生の予感を周囲に呼び掛けるが、その言動から狂人のようにも思われ、近づく者も少ない。

しかし予感が的中することがあり、それは決まって大規模であることから有力者は発言に注視している。

うわさ話として「言った言葉」が本当になるとも言われている。

・ドラゴ・ファング

東区の頭領の冒険者ギルド総長。

シュークリー防衛に際し、冒険者は兵ではないから指示は受けずに自分で動くと嘯き、南区の貧民街を見捨てられないと言うクリムに対し、統治者として残酷な判断をしなければならない時もあると忠告をする。

しかしその陰で「命がけの冒険」として率先して冒険者と共に南区の防衛にあたる、若者の成長を見守る男。

・タイガー・フロー

西区の頭領の大商人。

市民を思いやる他の代表と異なり社会的弱者を平然と見殺しにする野心家で、配下の兵はグレゴリーの預かるシュークリー兵よりも多い。

数多くの神器を集め、「神器しか持ってない」と豪語するほどにその身を神器で固めている。

・ヴァーミリオン・スカイ

南区頭領のヤクザ・朱雀組組長。

後述の朱雀組参照。

・キララ・アクア

北区頭領の聖女。

アクア姉妹の姉。

陽が昇っている間はその加護で戦闘中の人々の傷を1度に回復させることも可能。

・クログ・アクア

北区頭領の黒魔術師。

アクア姉妹の妹。マスクで顔を隠している。影に潜む能力を持ち、シュークリー地下墓地から悪霊が湧き出ぬように術を施す役割を担う。

・バルタード・クレイマン

魔術兵団長。

大地からそそり勃つ岩の壁を発生させるほどに強力な魔術の使い手。

忌まわしい存在を使う汚れた行いと言いながらドルシラを魔力貯蔵庫として扱い、幼いエルネスタに対しても大人げない子供じみた振る舞いを見せるが、そこには彼女達の今後を思っての真意が隠されている。

・エルネスタ・ゾルゲ

クレイマンの弟子の7歳の少女。

神童と称される魔術の才能を持つが、死生観の為に周りの子供からは[死神]と呼ばれ、親からも忌まわしく思われてきた。

『弔いの手』という、同意した相手が彼女の手に触れれば歓喜に包まれた状態で死に至らしめる能力を生まれついて持つ。

生まれながらに抱いた人を助けて今よりも幸福な状態にすべきという使命感と、生き続けると避けられない不幸がやってくるという思想から、自分が他者を『弔いの手』で死へ導く必要があると考えている。

キャンディちゃんという、会話ができる魔術書を常に帯同している。

・ドルシラ

「ロップイヤー」と呼ばれる、遥か昔魔術師の王国で歩く魔力貯蔵庫として人間の手で産み出されたエルフ。

自力での魔力放出ができず、魔術師に吸い出さなければ狂死するか魔物となってしまうため、他者に媚びへつらうように生きてきた。

現在は「神以外が造った存在」「禁忌の生物」として忌み嫌われ、所持も許されていないが、クレイマンは死ぬに任せるのも哀れと密かに匿ってきた。

冒険者

・リーン・リーン

冒険者ギルド管理者の女性。

かつては四ツ星を持つ凄腕の冒険者であり、その観察眼から、誰からも記憶されない『たそがれのマスク』の能力者を残された痕跡から追い詰めたが、その戦いで足を損傷して引退した。現在は義足。

シュークリー一とも称される人形遣いでもあり、本人の剣術自体は拙いが、全身にゴーレムへ施すのと同じ術式を巡らせ、それを操作することで攻撃を通常の何倍もの速さと強さにして現役当時は戦っていた。

・ヴィクトリア

風使いのヴィッキー。

イジメを苦に飛び降り自殺しようとしたところをカロンの乗るトラックに跳ねられた転生者。

ヴィッキーとしての冒険者ランクは一ツ星。

風の精霊に強く愛されているため風魔法の扱いに長け、独自に創作した魔法以振伝振は通常の魔法に比べて短時間で遠距離の音を拾い相手にこちらの音を届ける。

ならず者に襲われていたところをリーンに救われたため、彼女に全幅の信頼を寄せ、『たそがれのマスク』を所持する事を唯一知るリーンも彼女を信頼している。

こちらの世界の名はならず者との戦いで窮地に陥ったリーンを勝利に導いたことで彼女から送られた名前。

スキルは『縁結びのお守り』『翼の印』、『たそがれのマスク』『毒生成針』(後者2つはならず者より取得)

・アールビー

緑色のキラ星を持つ五ツ星冒険者。

その星の数から凄腕なのは確かだが、冒険者名簿に登録されている以外は何をしているのか本当にいるのかもわからない謎の冒険者。

そのため在否不明の二つ名を持つ。

風の魔術を得意とし、あらゆる毒を生成する毒針を操る。

正体は『たそがれのマスク』で事件に関する自分の記憶を忘却させているヴィッキー。

『翼の印』による飛行能力と合わせ、一撃離脱で戦闘中の記憶を失って現状に戸惑う相手に最接近して暴風に巻き込む彗々流転(せいせいるてん)を必殺技とする。

  • アンドリュー隊

・アンドリュー・ホロックス

2級剣士。

・メイガン・オータム

3級魔術師

・アビー・ボー

見習い回復士。

医術や魔術、呪術など複数の技術を組み合わせることで、怪我や病気の治療に当たる。

シュークリー大襲撃の際に他の冒険者の回復に奔走し、命を落としてしまう。

・ティム・ボー

見習い剣士。アビーの弟。

マーク達の最初の任務であるホソナガネズミ退治に同行した冒険者たち。

アンドリューとメイガンは新米の指導役だが、メイガン自身も2ヶ月前までは新米だった。

・ひまわり収集隊

二ツ星以上のベテラン冒険者で構成された女性チーム。

シュークリー北部のカヌレ大洞窟でシブハラのゴーレム軍団を目視。隠れていたところをヴィッキーと交信中、ゴーレムに発見されて完全に消息を絶つ。

恐怖から泣き出した隊員の名はフラウ。

・ダット・チットバッカー

「疾走の」の二つ名を持つ二ツ星冒険者。

賤竜を崖まで引きつけて落下させる作戦を立てる。

朱雀組

南区の貧民街を取り仕切るヤクザ。

設立したのは日本のヤクザだった転生者であり、異世界でもヤクザであり続けるために「縄張りで血を啜り、縄張りを護る」事を信条とし、

黒魔術師に掛け合って『ヤクザは縄張りを護れなかったら死ぬ』という呪術的契約をすることで、縄張り争いに限り本来の100倍強いウルトラヤクザとなる。

・ヤシオ

転生者であるシュークリーの初代ヤクザ組長。

自分に関する未来を夢に見るスキル『未来視の夢眼』を他者に譲渡できない事が予測されたため、あらゆる手段を用いて延命処置がなされ、現在144歳。あらゆる苦痛に耐えながら自分たちの「縄張り」であるシュークリー南区を見守っている。

・ヴァーミリオン・スカイ

朱雀組組長。

南区の貧民街を「縄張り」とし、命を懸ける覚悟で守り抜く男。

初代組長より受け継いだ折れた『怒髪天』の核となる側を持つ。

まだ歩けた頃のヤシオが未来視したことで拾われ、可愛がってくれたヤシオに尽くし、努力の末組長の座についた。

愛妻家でもあり妻の赤毛に合わせて髪の毛を染め、彼女と縄張りを護るために戦い続けている。

スキルは『怒髪天(核側)』

・イブニング・スカイ

ヴァーミリオンの妻。12代目組長ベンガラ・スカイの娘。

夫からの愛称はイブ。

鍛え直した『怒髪天』の内欠損した側を持つ。

本来は破損した神器は核の側だけが効果を発揮し、それでも効果が減少するはずだが、夫婦の運命的な絆からどちらも通常の威力を発揮する。

口が悪く常に怒鳴っているもののキレているわけではなく、本質的には温和で「怒る」事ができないため、『怒髪天』との相性は悪く、夫と同調する形でしか扱うことができない。

その他

・アンの港の霊能力者

タケモトが購入した館に霊がいるのかを鑑定するが、本人は生きた人間を恐れている。

実はガチャ人間すらしのぐ死霊術師。

名前は出ないが『ニセモノの錬金術師』に登場したツユリ。

・ならず者

本名不明。

チートスキルを2つ与えられて転生することから、異世界には他にも自分の同類がいることを考え、それを奪い取ることを目論む。

『たそがれのマスク』の効果で誰の記憶にも残らないまま犯罪行為を重ねてヴィッキーも襲うが、残された痕跡から居場所を突き止めたリーンに犯行を阻止される。

リーンとの戦闘は神器の数もあって互角以上に進めるが、ヴィッキーに不意を突かれる形で全身を15箇所以上刺されて死亡。

ガチャ人間から奪った【突風の腕輪】を持ち、

スキルは『たそがれのマスク』『毒生成針』『増殖スライム』。

フォーチュン領

シーグレイス王国南部の魔王が治める魔族国ゲロと接する地域。

幾度も攻擊を受けているが、アプライトが「自分の所有物」だと思っているため、天恵の効果で1度たりとも侵されていない。

2、300年前に気が狂って我が子を泉に沈めてしまった母親の前に現れた泉の乙女が、人に幸福をもたらす「祝福の子」と人に苦難をもたらす「試練の子」の2人を引き渡して以来、フォーチュン家には必ず双子が生まれ、先の子は「試練」次の子は「祝福」を持つようになったと言われている。

その天恵の力は『神器』(スキル)を遥かに凌駕していると伝わる。

・アプライト・フォーチュン

通称:祝福令嬢

フォーチュン領よりシュークリーに遊行に来てタイガに護衛されているフォーチュン姉妹の1人。

天恵の働きもあって自由きまま。「愛せない者」への不幸にも頓着しない。

生まれつき持つ天恵のスキルは『分け合うには足りない』(ノブレス・ミー)。

能力者が愛する者に祝福がもたらされるが、祝福総量は一定なのでその効果は対象人数が少ないほど効力が高まり、対象が10人以下なら、その者たちを不幸にすることはほぼ不可能。

反面、嫌われた者=祝福の対象外になった者には即座に不幸が訪れる。

・リバース・フォーチュン

通称:災厄令嬢

フォーチュン姉妹の1人。

フォーチュン城の一室で小動物の世話をさせては天恵の作用で死なせる事を強要されている。

死んだ小動物の埋葬も自らの手でせねばならず、夜間以外の外出の許されていないので、実質幽閉されている。

愛着を持たれぬように顔を隠したメイドの口ぶりから「恨む」事が望まれているようだ。

天恵は『背負うには重すぎる』(オーバーロード)

能力者が愛する者に災難が訪れ、大体最終的に死ぬ。

(危険なため研究不足。詳細は不明)

ヤマムロ一派

・ヤマムロ

ガチャのカプセルから人間が現れる事に忌避感を持ち、ファースト博士とグレッチェンの力で人助けをしていたが、シブハラに目をつけられ、グレッチェンを人質に取られ命を落とす。

クリーチャーを誰も死なせなかったことで手に入れ、クリーチャーに「不死」を与える『称号』【親愛なる王(ディアモナーク)】の存在はタケモトの「王」の指針の一つとなる。

・ファースト博士(ヤマムロ)

ヤマムロの仇を取るためにシブハラに立ち向かうも、BOXが消失し「不死」を失っていたためあえなく命を落とす。

ヤマムロと同じような善き心を持つBOX所有者が現れることを願い、その所有者に仕える「自分」に渡すようにと白のコインと自身の【既知の書】が入った宝箱を開けるための【宝箱のカギ】をタケモト達が宿泊する宿の女将さんに託していた。

・グレッチェン・スピン

BL【聖女】

ヤマムロがファースト博士以外に唯一引いたガチャから現れた女性。

ヤマムロと心を通わせるが、シブハラに囚われてしまう。

ディヴァンガルド

3人目のBOX所持者がいると目されるシーグレイス北方の小国。

元は資源もなく作物も育たない枯れた土地だったが、およそ100年前の建国時から作物が豊かに実り、ミスリルなどの希少鉱物も採掘されはじめる。

それを狙って戦争をしかけたマグニフィカという国は12万の軍勢で攻め込むも、わずか100の勇士で破られただけでなく領土の半分が砂漠と化したという。

ディヴァンガルドを建国した初代王は1人の女に恋をし、互いに愛し合った女も相手以外はいらぬと想い

「我が愛の証 この地と この血を永遠とせよ!」

と述べ、領土が広がってないとされる。

スキル

本作では「神器」と呼ばれ、冒険者間で広く知られている。

押収された神器は審査され、危険度が低い物は報酬として返還される。

返還されなかったものの多くはタイガを始めとした貴族が私物化している。

・天理人欲のカプセルBOX

上記参照。

・幸福ブーストの印

胸元に印された星型の入れ墨。

入墨の持ち主が誰かを幸福にした場合、その相手の幸福度が2倍になる。

白コインとの相性の良さからタケモトは選択した。

・たそがれのマスク

ミミズクの顔のようなドミノマスク

マスクをつけている間、装着者に関する情報は新しく記憶されず、いなくなった瞬間(およそ100m離れた時)に忘れ去られる。

逃走だけでなく相手の能力を見ながら常に初見殺しができるため対人戦闘スキルとしては上位の能力。

・毒生成針

あらゆる毒を生成できる大型の針。

ただし一度体験した毒である必要がある。

・縁結びのお守り

持っていると素敵な縁に恵まれがちになる。

・翼の印

背中に刻まれた翼のような入墨。

鳥人間に変身することができ、その幅は翼を持った人間にとどまらず巨大な鳥になる事もできる。

・思念スライム

持ち主の思念にあわせて様々な色、形になる。

扱い方は難しいが、使いこなすと本人そっくりの姿にすることもできるなど非常に強力。

大切に育てると増やせる。

『ニセモノの錬金術師』に登場したスライムとは異なり、脳を持たないので自律した行動は取れない。

・業物『怒髪天』

持ち主の「怒り」に応じて炎を吹き上がらせ、身体能力を引き上げる日本刀。

本作では折れてしまい、それぞれが二振りに鍛え直されている。

このような状態ではスキルとしての力を持つのは『力の核』となる側だけで、それでも半分以下。

欠損した側を揃えても100%には満たない。

両者共に十全の力を発揮する唯一の例外がスカイ夫妻である。

・未来視の夢眼(むがん)

自らに関する未来を夢で見ることができる眼球。

夢であるため間違っていることもある。重要性ではなく関連性で見るため、シュークリー大襲撃を見ることはなかった反面、ヤシオが選んだもう一つのスキル『怒髪天』に関する遠い未来の夢は見せた。

・虹の防御輪(レインボーリング)

指輪の装着者が攻擊を受けると7種類の結界のいずれかでそれを防ぎ、その色に応じた「何か」を攻撃者から奪う。結界の種類は

赤:怪我 橙:視覚 黄:聴覚 緑:視覚

青:嗅覚 藍:味覚 紫:疲労

 怪我と疲労は攻撃者に対するメリット効果。クールダウンに3分必要。

・蜃気楼の腕輪

息を止めてる間、幻影を発生させることで装着者の正確な位置が誰にもわからなくなる。(誤差10m)

・心眼のピアス

目を閉じ集中すると、集中力に応じた距離(平均20m)の範囲内の生命体の存在を感知できる。

・ハエカメラの指輪

右目を閉じると指輪から自由に操縦できるハエが飛び出てきてそのハエと視界を共有できる。目を開けるとハエが消える。

・転送ポータル

このペンの上下それぞれで白(透明)と赤の円を書き、手を叩くと2つの円がつながる。もう一度叩くと閉じる。

目立たない透明な側で書いた円は罠のように使うことができる。

・超手刀の印

剣の形の入墨で、手刀が凄まじい切れ味になる。

タイガはこの印がなされた人皮を剥ぎ取って作った手袋をつけている。

・メガトンソーラービーム砲

対応不能なほどの超速度の必殺ビームを3発まで放てる。

太陽光に13時間あてるとエネルギーの補充が可能。

・蘇りのキャットテイル

死亡時にランダムなネコ科の獣人になる代わりに9回まで生き返ることができる。

関連タグ

杉浦次郎 ニセモノの錬金術師

「なんか飯が美味い。

排出品の食料パックじゃないよなコレ」

うれしい。

口に合ってよかったわ。

出来合いのものだけじゃつまらないと思って。

どうかした?

アビー・ボー

E【見習い回復士】特殊:技術の橋渡し

サポート系の能力に限り、別々の技能を持つ者の術を組み合わせて更に強力な技にすることができる。

これによって医術や魔術など、あらゆる技術を組み合わせ怪我や病気を治療する。

能力者よ まずはおめでとう

あなたは千を越える生命を『天理人欲のカプセルBOX』を使い 殺した

誰かを敵とし 徹底的に殺すという行いは

常人には 成し得ない偉業です

人の王となり得るあなたにこのメッセージを残します

この世界の真実の一部を

天理人欲のカプセルBOXの真実

ボックスから排出される生物は能力のために用意されたわけではなく、

過去、あるいはこれから起きる遠い未来においてこのボックス能力によって殺害された生物を記憶し、それらに高い忠誠心を与えて扱いやすくしたものである。

最初からあまりにも強力な生物が出ると力に溺れることを危惧して、段階的に拡張パックが解放されていき、上記のように奪った命が千を越えるとこの真実が明かされるとともに『動的拡張パック』(ダイナミックエキスパンション)、自分のボックス能力で殺害した生物がこの排出プールへ追加されるようになる。

当然、他のボックス能力者が引き当てる可能性もあるが、縁の深い生物ほど引きやすくなるようになっているため、タケモトの元にマークと共に冒険仲間として過ごしたアビーが現れたのである。

この能力は過去作と異なり、異世界の創造主ではなく始祖エルフのデメテル・テスモポロスの独自の意図で作られたものである。

地球を模倣し、地球へと近づけるためにチートスキルを持たせて地球人を転生させるが、彼ら地球人の善悪どちらの振る舞いも望ましい結果にはならず、混迷を極めたことに疲れ果てた創造主は眠りにつく。

その間の代行者として世界の統治を任されたデメテルは、混乱する世界に秩序をもたらすことができるのは暴力のみと考え、世界を作り直し新たな掟を打ち立てる「力」の持ち主を探すのがこの神器が作られた目的であった。

  • ディヴァンガルド

・エリシアナ・ディヴェリウス

【黄金城】(NO:城主は城の中にいる限り『不死』を得る。ただし老化は防げない)に住むディヴァンガルド国王である14歳の少女。

BOXの「縁の深いものほど出やすくなる」特性から、優秀な側近をその手で殺害、その人材をガチャ人間の排出プールに加えることで永遠にディヴェリウス家に仕えさせようとしている。

仲間の視界を共有できる【視界共有グラス】(R)を用いてエル・ロコの見たものを覗き見て楽しんでいる。

・エル・ロコ

WL【英雄】

特殊[事実は真実の敵なり] (シグエ ア トゥ コラソン)

心からそう思い、口にしたことがその通りとなる。

シーグレイスの将軍エル・ロコの正体。

弱きを助け悪しきを挫かんとする正義感の強い性格で、エリシアナから「『箱』を持つ悪党を抹殺せよ」と言う指示を受けているが、実際は扱いにくい特殊能力を理由に、厄介払いと外部にもたらす影響見たさの面白半分で事実上放逐されたガチャ人間。

その特殊能力は「眼こそが急所である。さあ、見開け」と目も弱点もないゴーレムに対して口にすれば、急所の目を作り上げ見開かせてしまう。

「頭の狂った話の通じないジジイが能力を所有している」事でバランスが取れているとも評され、正義感の強さ故に「自分の住む街を命がけで護るのは当然の事」と思う将軍に扇動された事で、意に反して命がけで戦わされたシュークリー兵もいた。

特殊能力はスペイン語で「心のままに」の意。

【剣士マーク】とはディヴァンガルドで顔見知りであった事から、冒険者ギルドで出会った時点でタケモト一派のマークがガチャ人間である事には気づいていた。

老人で小さい「ィ」が発音できないのか、自分の生まれを「デ〜バンガルド」と呼ぶ。

  • 【血まみれの逆さ城】(NO)

シュークリー地下墓地に隠されたシブハラの拠点。

望まぬ来訪者を1人ずつ迎え討つリングが設置され、他のルートでの侵入は城そのものから敵と認定して迎撃される。

BOX所有者同士の戦いで相手を倒すと手に入るアーティファクト『隠し砦のカギ』で生み出されたもの。

・バットラー

砦の来訪者の案内人のコウモリ。城の主と侵入者達の戦い「攻城戦」の司会進行役を勤めるが中立の存在。

・デスガスト

E。

病の根源である「瘴気」で身体ができたゴーレム。吸えば喉が焼けただれ、肺が腐り落ちてしまう。

物理攻撃はほぼ無効だが、コアを破壊すればその動きを止める。

・アグノシア・デア

BL。

最高等級『達人』(アデプト)を持つ錬金術師だが、排出された時点で死にかけの状態だった。

戦闘経験の少ないものの、『世界』の理解によってわずかな小突きも人を吹き飛ばす程の威力になり、ちょっと歩くだけでシュッと長距離を進む事で、歴戦の狩人のアンバーですら翻弄する。

更に触れたものを「より善い状態」に変質させる『手』を持つ。

第二戦の「報酬」として、タケモトらの仲間となる。

・バキオライン

BL【獣王】

獅子頭の獣人。

獣人として最高の肉体を持つ戦いを神聖視する武人。子供の血で戦場を汚したくはないと対戦相手のエルネスタに降参するように告げるが、戦闘続行の意志を見せれば全力でそれに望む。

・サクヤ・ヒラサカ

WL【英雄】

神器である【怒髪天】を所有した状態で排出された少女。

『怒髪天』の扱いに長け、攻擊の瞬間の「怒り」と冷静な判断に求められる「凪」の感情を自在に切り替える事ができ、スカイ夫妻2人がかりの攻擊も簡単にいなせる。

心優しい性格で相手を無力化さえできればいいと考えていたが、その情心が逆に対戦相手のスカイ夫妻の逆鱗に触れ、『怒髪天』の打ち合いとなるが、その中でガチャ人間である自分の「歪み」に気がついてしまう。

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