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アーマルド

18

あーまるど

アーマルドとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0348
ホウエン図鑑No.136
アローラ図鑑No.234
カンムリ雪原図鑑No.186
ローマ字表記Aemaldo
ぶんるいかっちゅうポケモン
タイプいわ / むし
たかさ1.5m
おもさ68.2kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
特性カブトアーマー/すいすい(隠れ特性)
タマゴグループすいちゅう3

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語アーマルドarmor(英語:鎧)+Anomalocaris(学名:アノマロカリス)
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語Armaldo日本語名に同じ
韓国語아말도日本語名の音写
中国語太古盔甲太古(tàigǔ)+盔甲(kuījiǎ、甲冑)
ヒンズー語आर्माल्डो英語名の音写
ロシア語Армальдо英語名の音写
タイ語อามัลโด日本語名の音写

進化

初期最終
アノプスアーマルド(Lv.40)

概要

第3世代『ルビー・サファイア』で登場したむかしエビポケモン・アノプスの進化形。

元ネタのアノマロカリスそのまんまだった進化前とは違い、がっしりした脚を備えた二足歩行となり、口も上顎と下顎に分かれたものとなる等、全体的に怪獣チックなフォルムへ変化した。

水棲から水陸両用の生物へと進化した姿で、そのために下半身が発達し、2本の足で歩くようになったという。

普段は陸地で暮らしているが、獲物を求めてへと狩りに出かけていたらしく、首元に残存するハネを器用に動かしての遊泳能力も衰えてはいない。

腹部あたりにある一対のは、伸び縮みして鉄板をも串刺しにしてしまう攻撃力があり、そうやって獲物を仕留めて捕食していたらしい。

また「甲冑ポケモン」と言われるだけあり全身を覆う甲羅はとても頑丈で、逞しくなった尻尾の一撃も侮れない。

ちなみに頭の横に突き出た部分がであり、頭部中央にある赤い三角形はただの模様

登場当初は目を耳と間違えていたユーザーもそれなりにおり、商業誌でも同じミスを犯した事例が存在する程であった。

これに対して同期の化石ポケモンの相方であるユレイドルはともかく、ゲーム中のドット絵でもしっかりと判別可能な白目黒目がハッキリとした目を持っていることに加えて、進化前のアノプスやモチーフたるアノマロカリスの目が左右に突き出た容姿を考慮して、「何故間違えるのか」という指摘も少なからずあるが・・・。

恐らくは勘違いした人達はアノプスともどもアノマロカリスがモチーフであること、もしくはアノマロカリスの容姿そのものを見たことがないのだと思われる。

そして余談だがこの宇宙人の事も知らないのだろう(ちなみにアニメの登場回ではパロディ演出が行われていた)

第7世代の図鑑によれば一部のむしポケモンの祖先らしいが、えらく大雑把すぎて詳細は不明。

ゲームにおける特徴

  • 主な入手方法に関してはアノプスの記事を参照。
    • ソード・シールド』DLC『冠の雪原ではなんとカンムリ雪原のボールレイクの湖畔で野生出現する。 『ウルトラサン』のアノプスの図鑑説明には「当時と水質が違う為に元気がない」という記述があるが…?

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
75125100708045495
  • アノプスの頃よりスピードは落ちているが、それ以外は上昇。いわタイプでありながら、くさかくとうじめんを等倍で受けられると考えるとなかなか悪くない。
  • 化石ポケモンの中でも物理関係のパラメーターが優秀で、典型的な「鈍足・高火力」タイプ。特防も平均以上で、砂パに組み込むと火力と硬さを兼ね備えた鉄壁のポケモンと化す。が、その防御力の割には耐性が2つとかなり少なく、少々ライバルとなるポケモンが多いのが痛いところ。HPの種族値が75と、防御性能に比べて低いのもちょっと苦しいか。
  • 技のレパートリーはなかなか広く、積み技も「ロックカット」と「つるぎのまい」が使用可能。さらに、第5世代における連続技の強化で「ロックブラスト」の重要性が上がったことと、「つめとぎ」の習得により、化石ポケモンの中でも中堅上位の立場を守ることに成功した。砂パなら一考の価値あり、といえるポケモンである。
  • 隠れ特性は「すいすい」。すばやさ補正ありの最速ならなんとあのメガライボルトを抜き去り、補正なしなら125族と同速になることが可能。
    • しかし水棲生物なのにみずタイプに弱いという地味に痛い欠点を抱えている。一応雨パが苦手とするくさタイプに強いのでサブアタッカーとして検討できるか。タイプの都合上、天候特性持ちのポケモンに対して強めではある。

第4世代まで

  • ドサイドンハッサムと比較して微妙」と言われることがあった(何故ハッサム? と思うかもしれないが、当時はイワパレスアイアントシュバルゴも存在せず、いわ・むし複合もむし・はがね複合も数が少なかったため、そもそも比較できる相手が多くなかったのである)(ちなみに今でもいわ・むしの順番なのはこの系統が唯一)。
  • ドサイドンについては、「同じいわタイプでアーマルド以上の圧倒的な攻撃力と防御力を併せ持つ」「むしタイプの技で差別化しようにもあちらは威力120の「メガホーン」を覚えるため、アーマルドが「シザークロス」をタイプ一致で放っても攻撃種族値の差のせいで火力が届かない」というアドバンテージが向こうにあったのが主な要因。
    • 素早さは僅かにアーマルドが上回っているが、それでも遅いことには変わりないため、無理に素早さに努力値を振ってもあまり意味が無かった。
  • フォローしておくと、主力技の「シザークロス」も「メガホーン」と異なり命中率が100なため、肝心なところで外れる可能性がある「メガホーン」と比べると安定性では勝っている。
  • 第3世代ではまだ比較対象のドサイドンが未登場であった上でハッサムが歴代で一番で不遇な世代であったため、むしろいわ枠としては強ポケであった。高い攻撃種族値といわ枠としては少ない弱点、「みがわり」対策の「ロックブラスト」に、ケンタロスやケッキングの一致ノーマルウエポンや自爆技への耐性などから、シングルで一定数使われた。
  • 一応弱点に関してはアーマルドの方が少ないため、ただでさえ弱点が多いのに4倍弱点が2つもあるドサイドンと比べると、たとえ「ハードロック」があっても相手によっては4倍弱点が無いアーマルドのほうが高い耐久力を発揮できる場合もある。
  • ただし耐性はドサイドンよりも遥かに少ない上、物理耐久に差がありすぎるため、物理に関してはくさタイプみずタイプ以外の技に対しては全てドサイドンよりも大きなダメージを受けてしまう。具体的には同じHP252振りの場合、陽気のマニューラれいとうパンチをドサイドンは極めて低い確率ながら3回耐えられるのに対し、アーマルドは等倍にも拘らず3回耐えることが出来ない。

第5世代

  • 全く同じ複合で種族値配分も似かよったイワパレスが登場してしまった。「すばやさ」は全く同値で物理耐久はあちらが勝り、代わりに火力が低いと思いきやからをやぶるで一気にブーストをかけることができる。特性もがんじょうで使いやすかった。
  • こちらは特性すいすいを獲得した。前述の通りくさタイプに強い点もあるが、ツンベアーも同様の特徴を持つので弱点の少なさなどで差別化したい。

第6世代~

使用トレーナー

ゲーム版(本編)

ゲーム版(番外作品)

アニメ版

  • ドクター・モロボシ(AG102話)
  • ナオシ(DP)
  • コジロウ(新無印28話のロケット・ガチャット)

漫画版

番外作品

ポケモン不思議のダンジョン

  • 空の探検隊」のスペシャルエピソード2「てんさいププリン」にてメインキャラとして登場。
    • 優秀な探検家であったが現在はある理由で探検活動を休止していた。「アンコクの森」の奥にある洞窟を住処とし、侵入者は森の怪物を演じ追い返していた。
    • だがププリンこと、幼少期のプクリン親方にはその脅しも通用せず、完全にペースを乱されてしまい、仕方なく住処に招待することに。
    • そこにあった探検グッズに興味を示し、以後なんやかんやで2人で冒険に行くようになり、アーマルドはププリンから探検の才能を見出し、彼の願いもあり彼の「ししょー」となる。しかし、彼の正体は……
    • これの影響もあり、pixivではププリンと一緒に描かれたイラストも少なくない。
    • 隠しダンジョンでは何故か海の近くでもなく乾燥した環境の「なだれやま」に生息する。山岳地帯でアンモナイトなどの古代水棲生物の化石が見つかる事もある辺り、大昔に海だった場所なのだろうか…?
  • ポケモン超不思議のダンジョン
    • 他の歴代キャラの例に漏れず、依頼主として再登場しており、ププリン(当然別個体)宛に届け物をする依頼が発生する。なんでもププリン自体におやかたさまの面影を感じるらしく、「ププリンというと坊主のことを思い出すが、あいつも今ではギルドの親方だしな」とのこと。

ポケモンGO

  • 進化元のアノプスの入手がやや困難であるため、必然的にアーマルドも非常に入手難易度の高いポケモンとなっている。
  • ステータスそのものはそこまで悪くはないのだが、習得できる技の組み合わせに少々問題があり、通常技ではむし技を覚えられるがいわ技を覚えられず、一方のゲージ技ではいわ技を覚えられるがむし技を覚えられないということになっている。
  • むしポケモンとしてもいわポケモンとしても何とも中途半端な存在になってしまっており(両タイプで共通して弱点を突ける相手は少なく、二重弱点を持たずアーマルドでもまともに役割を持てるポケモンはこおり+エスパー複合、むし+あく複合しかいない)現状ではバトルでも満足にその性能を活かせない状態になっている。弱点とするタイプの数が多く、HPも低いためにジムの防衛にも使いづらい。むしろ同複合タイプにジムを任せるなら技のタイプを揃えられるイワパレスの方が適任。
  • せめて通常技で「いわおとし」若しくはゲージ技で「シザークロス」あたりを習得できればまだ実戦に投入できる可能性もあったかもしれないが…。
  • 入手難易度の高さも踏まえると、どちらかと言えばコレクション用のポケモンと言えるかもしれない。
  • なお「レッツゴーカントーイベント」において進化前のアノプスの出現率が大幅にアップしていた(対のリリーラは何故か特に出現率は変わらなかった)ため、入手難易度についてはやや緩和されている。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • AG102話
    • ウェルズ島で化石からよみがえったアノプスが進化する形で登場するも、暴れてドクター・モロボシの研究所から逃げ出してしまう。好物の果物を探しているとロケット団に捕まって中で暴れるも出られなくなる、しかしモロボシ博士の説得とハルカフシギダネの活躍で脱出しモロボシ博士の家族になる事になった。
  • DP17話
    • クロガネ炭鉱博物館の「化石復活マシーン」から蘇った古代のポケモン。プテラが街で暴れ回り、博物館の外壁を破壊した際に抜け出してしまう。
    • 炭鉱近くでジュンサー達に追い詰められ、そこへ駆けつけたヒョウタやサトシ達によって捕まる寸前だったが、そこへ現れたロケット団に捕まってしまう。しかしそこへ現れたプテラの攻撃でロケット団から離れてケンゾウ達によって戻された。
  • DP108話
    • ミオジムリーダーのトウガンが化石から復活させたポケモンで、ジムに三度侵入したロケット団を追い払った。
  • ナオシのアーマルド
    • DP183話でナオシの手持ちで登場。ムクホークのインファイトを「まもる」で防ぎ、効果抜群のロックブラストで退けた。続くサトシのマグマラシとは「シザークロス」とマグマラシの「つばめがえし」の衝突の末、相打ちとなった。
  • 新無印28話
    • ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでコジロウが使用した。逃げようとするゴウメッソンを踏みつけて押さえるファインプレーを見せ、更にメッソンの催涙効果を持つ涙にも全く動じなかった……かと思いきや、赤い模様の部分が目だとムサシが勘違いしていただけで普通に泣いていた。その後、サトシリオルの「しんくうは」とピカチュウの「10まんボルト」を受けてぶっ飛ばされた。
  • 新無印134話
    • 「さいはてのことう」の野生ポケモンで登場。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 4章でマグマ団三頭火のホカゲの手持ちで登場。潜水艇の浸水で海に投げ出されたホムラとシズクを救う。

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン RSE ORAS

ポケモン一覧 いわタイプ むしタイプ

0347.アノプス0348.アーマルド→0349.ヒンバス

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