概要
アニメ『ポケットモンスター』(以下新無印)に於いて、主人公・サトシの手持ちの一体として活躍するルカリオ。
第128話で紹介された際の二つ名は、「波導の新星」。
本シリーズにおけるサトシのエースポケモン的存在で、公式戦の勝率もカイリューに並ぶ高さを誇る。
出会い
新無印21話にて、タマゴの状態で初登場。
シンオウ地方で発見されて以来なかなか孵らず、各地の育て屋を転々とした後クチバシティのポケモンセンターへ預けられていた。
その後も進展はなかったが、近くでバトルをしていたサトシの波導と共鳴。ピカチュウの治療のためサトシがポケモンセンターを訪れた際、彼をタマゴが保管されている部屋まで導く。そのまま預けられることとなり、その夜にリオルとして孵った。
孵った直後に部屋から飛び出し、近辺の野生ポケモンに片っ端から喧嘩を売ってボコボコにされても、戦う事を止めようとしなかった。
最終的に助けに入ったサトシと共に窮地を切り抜け、主と認めた彼に自らゲットされて手持ちに加わる。サトシにとっては初のベイビィポケモンとなった。
進化
2ndOPの映像において、本編に先駆けてルカリオに進化した姿を披露。そして45話にて、ローズとのバトル中に進化を果たす。
リオル時代からピカチュウと共につれあるきすることが多く、劇場版『波導の勇者』でアーロンとの共通点が多々描かれたサトシが、遂にルカリオと共に冒険をする日が訪れた。
進化後のCVも同作のルカリオと同じ浪川氏であり、多くのファンを感動させている。
性格・能力
安易に他人の手を借りたがらない、意地っ張りで闘争心の高い性格。
一方、自分が認めた相手には一途な面もあり、カロス地方で出会ったコルニのルカリオから放たれた強い波導を感じ尊敬の念を抱く。
その伸び代の高さと相性の良さから、サトシも相当入れ込んでおり、30話では構って貰えなくなったピカチュウが一時家出してしまう事件も起こった。
ルカリオへの進化後はリオルの頃の未成熟さは鳴りを潜め、どちらかといえば真面目で落ち着いた雰囲気となった。ほぼ同じタイミングで進化し、逆にやんちゃ坊主へ戻ったゴウのエースバーンには振り回されることもある。
進化してからはリオルの様な入れ込みっぷりは無くなったが、相変わらず活躍する頻度は高く、3rdOPの映像やアニポケ公式サイトでも、サトシ&ピカチュウと一緒に姿を見せている優遇っぷり。
バトルスタイルは一貫して、とにかく相手に突撃し攻撃を仕掛けるという、自身やトレーナーの性格が反映されたシンプルなもの。
それゆえ被弾することも多いが、ゲーム上における耐久力の低さを感じさせないガッツで耐え、何度反撃されようとも不屈の「せいしんりょく」で食らいつく。
生まれたての頃から遺伝技の「しんくうは」を覚えており、進化によって「はどうだん」に変化。
孵化早々の訓練の成果もあり、27話時点で「はっけい」「かげぶんしん」「きしかいせい」も覚え、技枠は4つまで埋まっている。
ポケモンWCSハイパークラスのデンジ戦では様々な痛撃を受けながらも、スピンロトムを最大威力の「きしかいせい」で沈め、レントラーも渾身の「はどうだん」で相打ちに持ち込み、ピカチュウにバトンを繋いだ。
アニポケプロモーション映像⑦では遂にメガシンカを獲得することが決定(DPのリメイクに合わせてであろうか?)。
サトシが使用するデバイスは、アーロンを思わせるメガグローブ。第84話にて、コルニからキーストーンを、カロス地方のメガ島でルカリオナイトを獲得したことで、正式習得と相成った。
そしてサイトウとの公式戦でも、他の二体があっさり倒されてしまった中様々な攻撃に耐え続け奮闘。
彼女の『真のエース』であるカイリキーと互角の立ち回りを見せ、相手のキョダイマックスに合わせてメガシンカ。ゲームでは現状再現不可能な夢の対決を実現。
キョダイマックスカイリキーのキョダイシンゲキを受けきり、時間切れで元に戻ったカイリキーとのぶつかり合いの中、「はっけい」を「てっていこうせん」に昇華させる。
メガルカリオの種族値・特性で強化された「てっていこうせん」を放つという、これまたゲーム版では再現不可能な夢の攻撃でカイリキーを倒し、勝利を飾る。
108話では、マスターズエイト入りをかけたキバナ戦を前に、「もっと強くなりたい」という思いから、サトシのゲッコウガに会いに行くことに。
焦りでメガシンカもままならずあしらわれるが、その様にかつての己を重ねたゲッコウガから波動のリズムを伝授され、巨大みずしゅりけんを彷彿とさせる超特大のはどうだんを放てるようになった。
109話のキバナ戦では3体目として登場。
次鋒のゲンガーにキョダイマックスを切った為、ルール上自身はメガシンカ無しでキョダイマックスジュラルドンに挑む羽目になったが、上記より洗練されたシンクロで更に巨大なはどうだんを生み出し、一発で轟沈させ勝利をもぎ取る。
112話ではオーキド研究所へ赴いたシンジと模擬バトルを行い、ギャラドスの「はかいこうせん」を相手に、「てっていこうせん」と引き換えに「バレットパンチ」を習得する。
125話では、シロナ戦の最後の切り札として登場。
トゲキッスの怯みコンボをせいしんりょくで耐えきり、相手のダイマックスに対しメガシンカして対抗。相性有利な「バレットパンチ」の連続で沈めきる。
最後はガブリアスとのタイマンの勝負となり、お互い激しい殴り合いでボロボロになるも、それを活かした最大火力の「きしかいせい」を叩き込み逆転勝利を飾った。
ダンデとのファイナルバトルでは、バリコオル相手に登場早々メガシンカ。独特な動きのトリプルアクセルに苦戦するも、波導を溜めつつの感知で渾身の波導弾を叩きこみ撃破。
次のドラパルト戦ではある程度ダメージを与えたものの、10まんボルトで麻痺状態になったところにかえんほうしゃを喰らった事で敗北。
これにより、キョダイマックスリザードンとの対決はop詐欺に終わってしまうも、メガシンカの際スタジアムに残したエネルギーは思わぬ形で戦局を左右することに。
余談
- 初登場となった新無印21話が放送された2020年は、映画『波導の勇者』の公開から15周年に当たる。
- 『XY』でサトシはメガシンカを使用することは最後までなかったので、サトシにとって初のメガシンカ使用となる。ちなみに『XY』ゲーム本編で主人公が最初にメガシンカを使用するポケモンもルカリオだったりする。
- ゲッコウガとの修行で身に着けた「巨大はどうだん」だが、それを放った相手は、フレア団の植物、キバナのキョダイマックスジュラルドン、シロナのダイマックストゲキッスと、全て巨大な姿をした対象である。
- 新無印第128話のPWCS NEWS(ポケモンワールドチャンピオンシップスニュース)独占情報によると、リオルだった時はバリヤードがよく特訓の相手をしていたらしい。サクラギ研究所のモニターで視ていた弟子の華々しい活躍に表情は誇らしげで目元は少し潤んでいたとか。
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