CV:林原めぐみ
概要
キャタピーに次いでサトシが捕まえた二匹目のポケモン。以来続くようになるサトシの鳥ポケモン枠の元祖であり、最初のOP「めざせポケモンマスター」でもピカチュウの次に映るサトシのポケモンでもある(つまり、サトシのピジョンが進化する事は第一話の時点で確定していた事になる)。
記事名は最終登場形態のピジョットとしているが、ピジョンとしての活躍が9割を占める(というかピジョットとしての登場は進化した直後に別れた回とめざポケ最終話の2話分のみ)ため、通りとしてはサトシのピジョンとしたほうが良さそうでもある。
余談だが、アニメで登場当時に発売されていたゲーム版(赤・緑・青)ではピジョンはトキワの森では野生で出現しないポケモンであった。ピカチュウ版からはアニメの描写が逆輸入されたのか現れるようになった。
略歴
トキワの森にて最初からピジョンの状態で登場、素人丸出しだったサトシが、捕まえたばかりのキャタピーで応戦するが、相性的にピジョンが一方的にキャタピーを追い立てていた。
しかしピカチュウの電撃には耐えられず、直撃を食らってダウンし、捕獲される。
以降は速度と機動力を活かし偵察や捜索係としてサトシには重宝されており、とても出番の多いポケモンだった。
公式戦では出番をカットされたものの、最初から中間進化ということでそこそこ強く、相性不利の相手に打ち勝ったり善戦している。ロケット団との戦闘でも、ピカチュウの電撃に代わって「ふきとばし」で勝負を決めることも多かった。
雪山でサトシが遭難した際も、他のポケモン共々サトシの体を温めるためにモンスターボールから勝手に飛び出し、一際大きな羽根でサトシを温めようとしていた。
オレンジ諸島編にて、第1話でサトシと因縁のあったオニスズメがオニドリルに進化し、群れを成してポッポ・ピジョンの住処を荒らしている場面に遭遇。
彼等を守るためにピジョンはピジョットへと進化を遂げ、オニドリルを懲らしめて追い返した。
しかし、いつまたオニドリルが襲ってくるとも知れないと、サトシは「用事を済ませたらすぐに帰ってくるから」と発言し、オレンジ諸島でのお使いが終わるまでの間ピジョットを彼等の護衛役としてトキワの森に残した。
以降
しかし上記セリフに反し、いざオレンジ諸島編が終わっても、何故かピジョットと再会する展開は一向に訪れなかった。
それ故、ファンの間ではずっとネタにされ続け、いつしか「アニメ史における永遠の伏線の代表」と扱われる程になってしまう。
しかしサトシやスタッフがピジョットのことを忘れたわけではなく、OPや回想などで登場したり、会話で話すこともあった。
別れ際にサトシ自身、何かを悟った表情でピジョットを見送っているように見える部分もある。バタフリーとの別れを経験したこともあってか、名残惜しさから「すぐに帰る」と、思わず口に出してしまったのかもしれない。
『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の予告編にも登場したが、結局は予告詐欺だった。
そうして再登場が待ち望まれたまま、はや20年以上。
今までの地方を旅するという異例のストーリーであった新無印編で、懐かしの仲間やかつての手持ちたちが再登場する中、当然のようにピジョットの姿はない・・・と、最早誰もが諦めたまま最終話「虹とポケモンマスター!」を迎えた。
これまでの様にピカチュウ以外の手持ちを全てオーキド博士の元に預けてトキワの森に向かったサトシだが、ロケット団にピカチュウが捕らわれ、絶体絶命のピンチ。
最終回で遂にロケット団が完全勝利と思われた、その時であった
「ピジョットー!」
Aパート最後に突如窮地を救いに天から現れ、Bパートでつばさでうつで難なくピカチュウを救出。
その時になって漸くピジョンの進化を知った(ソーナンス以降のメンバーに至っては初対面な)ロケット団は、いつもの如く撃退された。
本当の最後の最後にまさかの再登場を果たしたのだ。
そして一緒に来たポッポ・ピジョンの群れも守っている内に逞しく成長しており、もう心配は無いと判断。サトシの誘いを受け、群れの面々からも感謝と共に見送られ、遂にサトシの手持ちへと復帰した。
回想やイメージカットを除けば、オレンジ諸島で別れて以来24年ぶりであり、かつ本当に復帰した、というシリーズファン感涙の締めくくりとなった。
無論ネット上も登場の瞬間に大いに湧き上がり、Twitterにて「ピジョット」がトレンド入りを果たしたのだった。
今後もし何かしらの形でサトシが再登場するようなことがあるとするなら、ピジョットも大手を振って堂々と画面に映ることができるだろう。(もしかしたらメガピジョットになっている可能性もある。)
関連タグ
ゴウ:進化前のポッポ・ピジョンを手持ちにしているレギュラーメンバー
無印(初代)組