概要
テレビアニメ版『ポケットモンスター』シリーズの第1 - 第7シリーズにおいて主人公を務めた少年・サトシが手持ちにしたポケモンの総称。
出会い頭にゲットした個体をはじめ、釣り竿などを用いてゲットした個体や他人から譲渡された個体、一時保護した個体など種類はさまざま。
他のトレーナーと違って実力でゲットする機会は少なく、ゲット前に各々のポケモンと心を通わせ、気に入られた末の友情ゲットが非常に多い。
余剰になった個体は、基本的にオーキド研究所へ送られるが、イッシュ地方にいる間はアララギ研究所に送られていた(カントー地方に帰還する際、オーキド研究所へと転送された)。研究所に預けているポケモンは、サトシはもちろんオーキド博士やケンジにもよく懐いている。
各地方で手持ちポケモンが変わる理由
AG(厳密には無印最終話)からは相棒であるピカチュウだけを連れて新たな地方へ旅立っており、ジム戦・ポケモンリーグはその地方でゲットしたポケモンのみで攻略している。
(例外としてバトルフロンティア・DPのポケモンリーグの時のみ、今までにゲットしたポケモンを総動員して対応した。)
ピカチュウのみを連れて行く理由は以下の通り。
- ホウエン地方編…シゲルが相棒であるカメックスのみを連れて旅立ったのに倣った。シゲルの影響により、ここからピカチュウ以外の手持ちリセットが行われるようになった。
- シンオウ地方編…詳しくは不明。おそらくホウエン地方の時と同じか。但しエイパムだけは勝手について来たが、一緒に旅をしたい気持ちを尊重して連れて行くことに。
- イッシュ地方編…元は母子でイッシュ旅行をしに来たのであって、当初は旅の予定は無く旅行時はピカチュウしかいなかった。他の仲間達を連れて行かなかった理由は不明だが、手持ちは6体しか連れて行けないので旅行に6体のみ連れて行くと残されたポケモンが可哀想だから、と相棒のピカチュウのみとなった可能性もある。
- カロス地方編…詳しくは不明。もしかするとホウエン地方の時と同じ理由の可能性もある。
- アローラ地方編…元々家族旅行兼お遣いの為にアローラ地方に来たのであり、当初は長期滞在の予定はなかった。他の仲間を連れて行かなかった理由は恐らくイッシュ地方の時と同じだと思われる。
- 新無印編…元々オーキド博士の誘いでサクラギ研究所のオープニングセレモニーに参加するつもりだっただけで、長期滞在の予定はなかった。そのときはピカチュウとだけ行動を共にしていた。他の仲間を連れて行かなかった理由はおそらくイッシュ地方の時と同じだが、前作最終回での帰還が、手持ちを現地に残してきたことも含め、第2の故郷ともいえる場所からピカチュウと旅立ったとも解釈できるため、ホウエン地方の時と似た要素も含んでいる可能性がある。
主な傾向
オーキド研究所に送られたポケモンは、基本的に次のシリーズ以降一緒に旅をすることは無い。
但しゴマゾウやエイパムのような例外もあり、これらの発展形として一度手放して預けたリザードンをエピソードNにて手持ちに戻したケースもある。
サトシのポケモンは、何かしらの理由があってサトシの元から離脱する者や野生に帰る者もいるが、自ら捨てるような身勝手な行為は絶対にしない。
当初は言う事を聞かなかったサトシのリザードンですら、自分からサトシの元を離れることはしなかった。
各シリーズのいわゆるエース枠は、暗い過去を背負っていることが多い。リザードンやゴウカザルは身勝手な理由により捨てられ、ジュカインやゲッコウガは周囲から孤立していた経緯がある。
サトシは基本的にポケモンの特性を考慮したバトルは行わないため、劇中で特性が判明している個体は少ない。
性別としては圧倒的にオスが多い。性別の概念がない無印を除くと、判明している限りではベイリーフ・エテボース・ケンホロウ・ツタージャ・カイリューのみがメス(ファイアローも可能性あり、カイリューは配信されたことで判明)。
進化についてはポケモンに一任しており、進化を嫌うピカチュウやフシギダネの意志を尊重している。進化を目指した特訓や、イワンコのような分岐進化の選択、進化中のキャンセルは1度もない。ただし、弱さ払拭のため進化に飛びつこうと甘えを見せたグライガーに関しては、進化アイテムをお預けしたこともある。
ちなみに、サトシのポケモンが進化するパターンは、ゲーム版の「レベルアップ」(なつき進化や特定の道具を持たせる等の+αも含む)によるもの。進化の石や通信交換によるものは現時点でいない。
なお、サトシのポケモンで「はかいこうせん」を覚えているのは、カビゴン、キングラー、ヘラクロス、ドンファンと、全員が物理アタッカーである。
- 赤緑からエメラルドまでのゲームでは、技の物理・特殊の判定がタイプによって決まっており、その当時のアニメにて「はかいこうせん」を含むノーマルタイプのわざが全て物理攻撃扱いだったことを反映していたからと考えられる。上記ポケモンたちは主にその時期に活躍していた。
サトシのポケモン一覧
以下には何らかの理由で別れた者や一時期とはいえ離脱していたメンバーも記載する。
個別の項目があるキャラクターの場合、各項目へのリンクを併記している。
相棒
相棒である為、勿論どの地方に行く時も連れている切っても切れない関係。他のポケモンと違い、モンスターボールには入りたがらないので何時もサトシの肩に乗っている。
キョダイマックスの素養も持つが、身軽さを武器に戦うスタイルが主な彼にはあまり合っておらず、専らゲンガーに枠を譲っている。
無印
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
キャタピー → トランセル → バタフリー | ♂ | |
ピジョン→ ピジョット | ||
フシギダネ | ♂ | |
ヒトカゲ → リザード → リザードン | ♂ | もうか |
ゼニガメ | ♂ | |
クラブ → キングラー | ||
ラッタ | ||
(マンキー →) オコリザル | ||
ベトベトン | あくしゅう | |
ケンタロス30匹 | ♂ | |
バリヤード |
実はサトシが一番ポケモンをゲットしたのは無印。その分バタフリー、ラッタ、ピジョット、リザードン、ゼニガメ、オコリザルと、別れや一時離脱を経験したポケモンの数もいちばん多い。
サトシが旅立ちの際に寝坊していなければ、ゼニガメ、フシギダネ、ヒトカゲの順でもらうポケモンを希望していた(アニメ第1話)。
ピジョットは別れた際に「すぐに帰る」とサトシが発言しているのだが、復帰したのはなんと24年後、めざせポケモンマスター最終回でのことだった。アニメフィルムコミックだと別の台詞に修正されており、完全に野生に帰ったという扱いになっている。
ラッタは第15話において、バタフリーと交換しゲットしたが、結局サトシがバタフリーを恋しくなった為にその話の終盤にバタフリーを返してもらっている。サトシのゲットしたポケモンたちが集まるイラストに載ることは稀。
バリヤードはサトシの母・ハナコに懐いた結果サトシの家に居ついた。ポケモンだいすきクラブのサトシのポケモン チェックだぜ!!ではサトシのポケモンの扱いとなっているが新無印が放送するまでは正式に手持ちに加わる描写がなかった。新無印ではハナコの頼みでサトシ達の世話をするため、サクラギ研究所で過ごすことになった(初めてレギュラーポケモンになった)。
ゴーストも、一時的に同行(サトシ本人は「ゲットした」と言った)していた。
オレンジ諸島
ラプラスは子供の個体で通常の大人ラプラスよりも少し小さい。ボールで捕獲しジム戦などのバトルでも活躍していたが、実際は群れに返すまでの保護目的のゲットであり、終盤親と再会したことで離脱した。
金銀(ジョウト)
ルアーボールでゲットされたワニノコ・色違いのヨルノズク・タマゴから孵ったゴマゾウ等、金銀初の要素が多く取り入れられているのが特徴。
友情ゲットや特殊ゲットが多く、バトルしてゲットしたのはヨルノズクのみ。
ゴマゾウからドンファン、ヒノアラシからマグマラシになったのは金銀ではなく、それぞれBF、DPでいずれもロケット団とのトラブルに巻き込まれての進化となった。
シンオウリーグではサトシは研究所でのポケモンを使用した際第二世代のリメイク作品の『HGSS』が発売されていた関係か、選出率が一番高い。
イベントでスピアーやアズマオウもゲットしたが、前者はナナコに譲り、後者はリリースしたらしく再登場がない。そのため、この2匹もラッタ同様、サトシのゲットしたポケモンたちが集まるイラストに載ることは稀。
AG(ホウエン)
手持ちは総入れ替え。レギュラー全体としてはAGパーティも参照。
御三家も旅メンバーで個別に所持するようになったが、くさ・ほのお・みずの3すくみ自体は守っている。
このお陰で、当時地味なポケモンだったヘイガニの知名度がウナギ登りになったのは言うまでもない。
バトルフロンティアでオニゴーリとコータスが離脱し、ゴマゾウが加わった。一時期ジュプトルがジュカインに進化した後、技が出せなくなるといったこともあった。
5期OP「スパート!」ではそれまで捕獲したメンバーに加え、ピジョットやバタフリー、ラプラスといった離脱メンバーとヨーギラスやバンギラス、ピンクバタフリーといった同行者の関係者が総登場している。更にドンファンははかいこうせんでウインディ、オオスバメはでんこうせっかでエアームド、ジュカインはプテラをリーフブレード、ヘイガニはバブルこうせんでギャラドスを撃破するシーンが描かれており、これまでのシリーズの振り返りも兼ねていた。
DP(シンオウ)
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
ムックル → ムクバード → ムクホーク | ♂ | |
ナエトル → ハヤシガメ → ドダイトス | ♂ | |
ヒコザル → モウカザル → ゴウカザル | ♂ | もうか |
ブイゼル | ♂ | すいすい |
グライガー → グライオン | ♂ | ポイズンヒール以外 |
フカマル | ♂ | すながくれ |
レギュラー全体としてはダイパーティも参照。
手持ちはエイパムを残して総入れ替えし、彼女も最終的に離脱した。
ブイゼルは、エイパムをヒカリと交換して手持ちに加わっている。
グライオンはストーリーの途中で修行のため離脱したが、シンオウリーグのシンジ戦で復帰しその後はオーキド研究所に預けられた。
BW(イッシュ)
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
マメパト → ハトーボー → ケンホロウ | ♀ | |
ミジュマル | ♂ | げきりゅう |
ポカブ → チャオブー | ♂ | |
ツタージャ | ♀ | |
ズルッグ | ♂ | じしんかじょう |
クルミル → クルマユ → ハハコモリ | ♂ | むしのしらせ |
ガマガル | ♂ | ちょすい以外 |
ダンゴロ → ガントル | がんじょう | |
(メグロコ →) ワルビル → ワルビアル | ♂ |
レギュラー全体としてはBWパーティーも参照。
「オーキド博士と共にイッシュ地方に行き、そのまま旅を決めた」設定である為再び総入れ替え。
今までのシリーズと違い、元々ハナコとオーキド博士と旅行目的でイッシュに来た為、手持ちがピカチュウしかいなかった。
無印の次にゲットしたポケモンが多く、冒険中は手持ちをアララギ博士に預け度々交換しているのが特徴。
無印以来となる御三家3体のゲット。初めて手に入れたあくタイプでもあるズルッグ、ヤグルマの森で出会いゲットしたクルミルを十分なつかせないと進化ができないハハコモリまで進化をさせるなど、過去にあったことや無かったことまで多様な経歴も特徴と言える。
ワルビアルに関しては、当初野生のメグロコのボスとして出会い、しばらくサトシ達につきまとった後ワルビルに進化、それからしばらくして再会した回でゲットとなった。ゼニガメ以来のサングラスを愛用している手持ちポケモンでもある。
同シーズンのエースとして扱われているのもワルビアルで、御三家以外がエースになるのは初である。
エピソードN後半からはリザードンが再びパーティ入りし、全てのポケモンがカントーのオーキド研究所に転送されている。ちなみに唯一何らかの理由で、離脱したポケモンがいない。
作中でメロメロの技を繰り出す機会が多く、シリーズでは珍しく別のトレーナーのポケモンも含めて性別がはっきりと判明している。
XY(カロス)
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
ケロマツ → ゲコガシラ → ゲッコウガ〈サトシゲッコウガ〉 | ♂ | きずなへんげ |
ヤヤコマ → ヒノヤコマ → ファイアロー | ほのおのからだ | |
ルチャブル | ♂ | じゅうなん以外 |
ヌメラ → ヌメイル → ヌメルゴン | うるおいボディ | |
オンバット → オンバーン | ♂ |
レギュラー全体としてはXYパーティも参照。
金銀同様ゲット方法はほぼ友情ゲット。また、サトシがポケモンをゲットした数が一番少ないシリーズでもある。
再び御三家は、メンバーが個別で所有するようになった。
サトシの所有御三家がくさタイプではない(どころかくさタイプのポケモンがメンバー入りしなかった)・虫タイプもいない・ドラゴンタイプが2体・鳥ポケモンも2羽・炎タイプが飛び道具を持たない・初の600族最終進化形態・全員が進化しきっている、など今までに無い試みが行われている。
他シリーズと比べ全員の実力が高く出番も多めで、少数精鋭チームとして活躍した。対戦でよく使われ、なおかつ扱いやすいポケモンばかりである為今回のサトシはガチと言われ、実際怒涛の勢いでリーグ決勝まで昇り詰めている。見た目もクールでかっこいいポケモンが多い。
またゲットした5体中3体が飛行タイプ持ちでそのタイプの最速ポケモンと言うのも、カロス手持ちの特徴である。大型のポケモンも、初代以来の多さ。
オンバットはヌメルゴン離脱後、拾ったタマゴを孵してそのまま手持ちに加わっており、タマゴから加わった3体目のポケモン。
カロスリーグの時点でも手持ちが5体しかいなかった。研究所からポケモンを送ってもらう事も考えていた様だが、離脱したヌメルゴンを連れてきてもらい大会で一時復帰する形になった。
メガシンカ枠はいないが、ゲッコウガがサトシとシンクロして力を極限まで引き出すことにより、サトシゲッコウガという特別な姿になれる。
その上、今までリーグに出るまで最終進化するポケモンは限られていたが、XYではピカチュウと進化系列のないルチャブル以外が全て進化しきっているというのも特徴。
フレア団事件解決後ヌメルゴンは再び湿地に帰り、ゲッコウガもプニちゃんからの頼み事を引き受け、サトシの手持ちから離脱することになった。これにより、現時点でオーキド研究所に預けられたポケモンが一番少ないケースとなっている。
サン&ムーン(アローラ)
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
モクロー | ♂ | |
イワンコ → ルガルガン(たそがれのすがた) | ♂ | かたいツメ |
ニャビー → ニャヒート → ガオガエン | ♂ | もうか |
ベベノム → アーゴヨン | - | ビーストブースト |
メルタン → メルメタル | - | てつのこぶし |
レギュラー全体としてはアローラスクール組も参照。
バリヤードのバリちゃんがアローラ地方の旅行を引いた為、本来は家族旅行で長期滞在する予定は無かったが、アローラのポケモンや島巡りに刺激され留まった。
この辺は、BWと似たような理由。
その為最初の手持ちがピカチュウのみであり、手持ちはある意味再び総入れ替え。
XY同様にゲット方法はほぼ友情ゲットであり、その数もXYに並んで歴代最少。かわらずのいしを飲み込んでしまったモクロー以外は全員が進化しきっている。
ストーリー展開自体がこれまでのシリーズと大きく変わっており、ゲットするポケモンにもそれが反映されたのか、序盤鳥ポケモン及びみずタイプのポケモンがいない、爬虫類・両生類型がおらず哺乳類型が多い、ウルトラビーストや幻のポケモンがメンバー入りしている(設定上、どちらも殆ど一般ポケモンのような扱いだが)など、XY以上にイレギュラーなメンバー構成で、個々のポケモンも特異な経緯を辿っている。
これまでと違い日常がメインであるため、ピカチュウ以外もボールから出ていることが多い。
このためか、いわゆる雑用ポジションも明確に固定されておらず、サトシのクラスメイトの手持ちも含め多くのポケモンが雑用をこなしている(ひこうタイプのモクローは、気ままな性格ゆえ肝心なところで役に立たない事が多かった)。
一方で、特訓の描写も歴代と比較すると比較的多目であり、各ポケモン達のポテンシャルも高い。実際、公式・非公式戦を合わせると勝率は歴代の手持ちで唯一全員5割以上な上、サトシをアローラリーグ優勝及び初代アローラチャンピオンへになる大快挙を成し遂げている。
故郷の世界へ帰って行ったアーゴヨン以外のメンバーも、マサラタウンへ帰るサトシに同行せずククイ博士の自宅へと預けられ、オーキド研究所へ送られたポケモンは1体もいない。
新無印(カントー~ガラル)
名前 | 性別 | とくせい |
---|---|---|
(ハクリュー →) カイリュー | ♀ | せいしんりょく |
ゲンガー〈キョダイマックスゲンガー〉 | ♂ | のろわれボディ |
リオル → ルカリオ〈メガルカリオ〉 | ♂ | せいしんりょく |
ガラルカモネギ → ネギガナイト | ♂ | ふくつのこころ |
ウオノラゴン | - | がんじょうあご |
レギュラー全体としてはゴウのポケモンも参照。
恒例の総入れ替えでピカチュウのほか、無印時代から登場したバリヤードのバリちゃんが晴れてサトシたちに同行…したのだが、こちらは話が進むにつれほぼいないも同然に。7話では初めて本格的にポケモンバトルに参戦した。
ゲット方法はいずれも従来の作品に近く、手持ちは友情ゲットのみ。
もう一人の主人公・ゴウが高頻度でポケモンを捕獲するという役割分担を意識したためか、サトシの初ゲットは10話と遅かった。しかし、第50話にてあっと言う間にパーティーが完成。更に第60話でカモネギがネギガナイトに進化したことで新無印でも比較的早い段階で全員が最終進化形態に。
従来の作品とは展開が大きく異なり、エピソードごとに各地方を渡り歩くため、ゲットするポケモンの世代は固定されておらず、まったく予想できない面子が出来上がった。
例によってピカチュウ以外は全員新参者だが、前述のとおり進化しきっている上に、いずれも現実のネット対戦で名を挙げていた強力なポケモンばかりで、タイプもかくとう,ドラゴンが2体ずつと
XYと同等あるいはそれ以上のガチ構成。サトシがトレーナーとして成長していることもあってパーティのポテンシャルも高い。
本作は当初、どちらかと言えばゴウの方に比重が置かれていた為、ピカチュウ以外のサトシ側のポケモンは、"その時注目されている一体"以外は(日常回・バトル回共に)割を食ってあまり見せ場がなく、その事に機嫌を悪くする描写も劇中に存在していた。
しかし話が進むに連れてサトシのバトル回が増加、最終的に全員が格差無く歴代屈指の大活躍を遂げる結果となった。
これまでにない初の事例が多く、具体的には――
- 過去のレギュラーが手持ちにしていたポケモンの別個体をゲットする。
- ゲンガーが加入したことで、正式に全18タイプのゲット達成。
- リージョンフォームを手持ちに加え、その後その姿限定の追加進化を果たす。
- 化石ポケモンかつ人工ポケモンを手持ちに加える。
- 最新世代の御三家ポケモンを一体もゲットせず、旧世代出身かつタマゴ孵化のポケモンをエースにしている。
- XY当時は実現しなかったメガシンカを正式に習得する。
などが挙げられ、ガラル御三家の三体は全てゴウの手持ちに収まる結果となった。
その他
正式なポケモンバトルの大会では、ポケモンを6体(タマタマやガルーラなどは例外で1組が1体扱いとなっている。また大会のルールによって6体以下になることもしばしばある)登録できるのだが、アニメでは普段連れているポケモンの数に制限がない様子。(カスミやタケシは定期的に家に残している)
オーキド博士からポケモン図鑑をもらっているサトシは、6体てもちにして、つぎのポケモンをゲットすると自動的にモンスターボールが転送されるか、あとで手続きをするかになっている。
特定のイベントに参加、応援、移動手段などの何かしらの目的のために同行したポケモンたちは以下の通り(ロトム図鑑、ライドポケモンを含む。
ゴースト、ロトムは比較的、サトシのポケモンの集合絵に描かれている。
また、マスターズエイト決勝のピカチュウが見た幻像、「最終章めざせポケモンマスター」のポスターやオープニング映像のように、サトシのポケモンが集まるシーンだと、ヨーギラスとソルガレオは手持ちとしてカウントされている。
名前 | シリーズ | 備考 |
---|---|---|
コラッタ | 無印 | ポケモンセンターでロケット団に対抗するため一時的に使用 |
ポッポ | 無印 | ポケモンセンターでロケット団に対抗するため一時的に使用 |
ゴースト | 無印 | ナツメのエスパーポケモン対策としてなつき同行 |
ポニータ→ギャロップ | 無印 | ポケモンレースでフウコから借用 |
トゲピー | 無印 | サトシの拾ったタマゴから孵った |
ドガース | 無印 | ポケモン検定試験で使用 |
アーボック | 無印 | ポケモン検定試験で使用 |
ニャース | 無印 | ポケモン検定試験で使用 |
ヨーギラス | 無印 | 親元へ返すまで一時的に保護。ボール捕獲はしていない |
ライチュウ | DP | ポケモンサマースクールで使用 |
バネブー | DP | ポケモンサマースクールで使用 |
タマンタ | DP | ポケモンサマースクールで使用 |
ロトム | SM・新無印 | 図鑑、スマホとして手伝っている |
コスモッグ→コスモウム→ソルガレオ(ほしぐもちゃん) | SM | 一時的に保護 |
ガブリアス | SM | ウルトラガーディアンズでのライドポケモン |
ザシアン | 新無印 | ブラックナイトのムゲンダイナを止めるため共闘した |
マホイップ(キャラメルミックス+ベリーアメざいく) | 新無印 | ポプラ主催のケーキデコ大会で使用 |
モクロー(別個体) | 神とよばれしアルセウス | 体験コーナーにて仮ゲット |
なお、ピカチュウやリザードンも、サトシの手持ちとは別に応援として登場したことがある。
ゲットを考慮したポケモン
サトシがポケモンを新たにゲットする場合は「友情ゲット」が多いため、ゲットに失敗すること自体が少ない。
しかし、中にはサファリゾーンでのサイホーンの様に単純にゲットができなかったり、めざポケでのホエルコの様に(助けるために)ゲットするべきだったのかもしれないと思いなおす場面もあった。
また、サトシが旅のはじめにオーキド博士からもらったのはピカチュウだったが、ピカチュウに会う前は、ゼニガメを第1希望にしていた。
公式のサトポケまとめ
サトシVSダンデの走馬灯に出てきたり、最終章めざポケのビジュアルポスター&OP映像に登場したりしたサトシのポケモンを纏めると、以下の通りになる。その合計は57匹。
無印(カントー~オレンジ) | ピカチュウ、バタフリー、ピジョット、フシギダネ、リザードン、ゼニガメ、キングラー、オコリザル、ベトベトン、ケンタロス、バリヤード、ラプラス、カビゴン |
---|---|
無印(ジョウト) | ヘラクロス、ベイリーフ、マグマラシ、ワニノコ、ヨルノズク、ドンファン、ヨーギラス(同行枠で唯一) |
AG | オオスバメ、ジュカイン、ヘイガニ、コータス、オニゴーリ、エテボース |
DP | ムクホーク、ドダイトス、ゴウカザル、ブイゼル、グライオン、フカマル |
BW | ケンホロウ、ミジュマル、チャオブー、ツタージャ、ズルッグ、ハハコモリ、ガマガル、ガントル、ワルビアル |
XY | ゲッコウガ、ファイアロー、ルチャブル、ヌメルゴン、オンバーン |
SM | モクロー、ルガルガン、ガオガエン、ソルガレオ、アーゴヨン、メルメタル |
新無印 | カイリュー、ゲンガー、ルカリオ、ネギガナイト、ウオノラゴン |