データ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 自身のHPが1/3以下になった時、みずタイプの技の威力が1.5倍になる |
英語名 | Torrent |
概要
第3世代から存在する特性。
自身がピンチになると、みずタイプの技の威力が上がる。
ゲームの最初に貰えるポケモン(所謂御三家)のうち、みずタイプのポケモンとその進化形が必ず持っている。
また、他の御三家のうちくさタイプは必ず「しんりょく」を、ほのおタイプは必ず「もうか」を持っている。どれもこの特性と似た効果を持つ。
当初は御三家限定特性だったが、隠れ特性としてヒヤップ・ヒヤッキーも所有するようになった。
能動的に使うのであれば「みがわり」などの技と組ませて、かつピンチの時に効果を発揮するきのみと合わせるのがベターだが、汎用性を損なうためにあまり行われない。
そのためしんりょく、もうか同様に隠れ特性に取って代わられる……と思いきや、実際はそうでもなかったりする。
例えばアローラ御三家の一角であるアシレーヌは、並よりやや上程度の耐久と鈍足さ故に撃ち合いで特性が発動する機会が多く、高めの特攻と専用Zワザも相まって圧倒的な火力を出すことが可能であり、この特性をよく生かしている。隠れ特性「うるおいボイス」が使いにくいわけではないが、こちらは瞬間火力という強い個性を持つ。
またゲッコウガは隠れ特性の「へんげんじざい」のイメージが強いが、こちらも「げきりゅう」の瞬間火力を生かし耐久調整のもと発動機会を窺う事が増えてきている。こちらもZワザとの組み合わせが強力。
またガラル御三家のインテレオンも同様の戦法が可能で、ダイマックスを活かせばゲッコウガ以上の火力を叩き出せるが、隠れ特性の「スナイパー」も十分選択肢に入る為どちらも十分強力だったのだが、第9世代にてきあいだめが没収されてしまった為、事実上げきりゅう一択となってしまっている。
ダイケンキは隠れ特性が使いにくく(シェルアーマーは特性自体は悪いものではないが、種族値や習得技との相性が悪い)、ヒヤッキーは通常特性の「くいしんぼう」の発動にきのみを持たせる必要があり、カメックスとラグラージはメガシンカによって特性が変わるためにシンカ前の特性はさほど重要ではない……といった理由で受動的ではあるが採用されることも多い(メガシンカを失った第8世代以降も隠れ特性が扱いづらいという理由でげきりゅうを選択することが多い)。
例外としてほぼ確実にこの特性が採用されないのは、隠れ特性「ちからずく」が自身の技と非常に相性が良いオーダイル、専用技とじしんかじょうのシナジーが凄まじいウェーニバル、採用価値のある技が軒並み強化されるヒスイダイケンキのみ。
エンペルトはかつては隠れ特性が種族値と噛み合っていないまけんきだった為、げきりゅうの方が主流だったがSVではかちきに変更された為こちらの隠れ特性の方が主流になってる模様。
要するにみずタイプの層が厚いが故にげきりゅうが重要な差別化手段になり得るのだ(さらに言えばアクアジェットやみずしゅりけんと言った先制技と相性がいい事も大きい)。
因みにRTAでみず御三家を使用する場合はこの特性にお世話になる。発動ラインを維持するために敢えて回復しないプレイングが取られるが、どこまでなら回復せずに突っ込めるかを見極めるにはチャートの熟知と確かな経験が必要である。
なお他タイプ御三家が持つ「しんりょく」「もうか」と違い、「HPが1/3以下の際にみずタイプの技の威力が1.5倍になる」この特性の完全上位互換として
「みずタイプの技の威力が常時2倍」となる上に「ほのおタイプから受けるダメージを半減」し「火傷状態にもならなくなる」という盛りすぎの特性、「すいほう」が存在する。
関連タグ
似たような特性
しんりょく…自身のHPが1/3以下になった時、くさタイプの技の威力が1.5倍になる。
もうか…自身のHPが1/3以下になった時、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる。