しんりょく
しんりょく
第3世代から存在する特性。
自身がピンチになると、くさタイプの技の威力が上がる。
ゲームの最初に貰えるポケモン(所謂御三家)のうち、くさタイプのポケモンとその進化形が必ず持っている。
また、他の御三家のうちほのおタイプは必ず「もうか」を、みずタイプは必ず「げきりゅう」を持っている。どれもこの特性と似た効果を持つ。
当初は御三家限定特性だったが、隠れ特性としてヤナップ・ヤナッキーも所有するようになった。
能動的に使うのであれば「みがわり」などの技と組ませて、かつピンチの時に効果を発揮するきのみと合わせるのがベター。
だが隠れ特性が出てきて以降御三家の多くはそちらの方を採用するようになり、影が薄くなりがちなのが現状である。特にこの特性は顕著。
まず隠れ特性が強力過ぎるジャローダやゴリランダーにヒスイジュナイパーは勿論の事だが、隠れ特性がそこまで重要ではないジュナイパーも「しんりょく」圏内に到達する前にやられるケースが多く(草タイプの通りの悪さがワーストレベルなのも理由(半減7つ))、意表を突く以外で草技をメインに据えない場合は、余程の事が無い限り大人しく隠れ特性を使った方が無難である。ブリガロンも意表を突く為に稀に選ばれる程度であり、無償降臨が狙える隠れ特性を採用するケースが多い。
第9世代のマスカーニャは専用技トリックフラワーとしんりょくのシナジーが良いので偶に採用されているものの、隠れ特性のへんげんじざいの割合が多い。
フシギバナやジュカインはメガシンカによって特性が変わるためにシンカ前の特性はさほど重要ではないのでこの特性を採用する事が多いが、メガシンカをしない場合は隠れ特性を採用するケースがそれなりにあり、メガシンカを没収された第8世代ではフシギバナは「ようりょくそ」の方が扱いやすく、ダブルバトルでコータスと組んでトップメタに躍り出た程。ジュカインもきあいのタスキと相性が良い上にりゅうのまいまで習得してしまった為、もしかしなくてもしんりょくが採用される事は無い。
その為確実に「しんりょく」を採用出来る可能性があるのは、隠れ特性があまりにも使い辛いメガニウム、ドダイトスと、きのみを持たせない型におけるヤナッキー程度である。