基礎データ
全国図鑑 | No.0154 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.003 |
ブルーベリー図鑑 | No.175 |
ローマ字表記 | Meganium |
ぶんるい | ハーブポケモン |
タイプ | くさ |
高さ | 1.8m |
重さ | 100.5kg |
性別 | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | しんりょく |
隠れ特性 | リーフガード |
タマゴグループ | かいじゅう/しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | メガニウム | メガ+ゼラニウム |
英語・スペイン語・イタリア語 | Meganium | 日本語名に同じ |
ドイツ語 | Meganie | mega(大きい・巨大な)+Geranie(ゼラニウム) |
フランス語 | Méganium | 日本語名に同じ |
韓国語 | 메가니움 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字・繁体字) | 大竺葵 | 大的(dàde、大きい)+天竺葵(tiānzhúkuí、テンジクアオイ) |
中国語(大陸・香港・台湾) | 大菊花 | 大的(dàde、大きい)+菊花(júhuā、菊) |
ヒンズー語 | मैगेनियम | 英語名の音写 |
ロシア語 | Меганиум | 英語名の音写 |
タイ語 | เมกาเนียม | 日本語名の音写 |
進化
チコリータ → ベイリーフ(Lv.16) → メガニウム(Lv.32)
概要
第2世代『金・銀』で初登場した、チコリータの最終進化系。
黄緑色の雷竜(竜脚類)の首にピンクの花が付いた様な姿で、黄色の触角が頭にあり、♂はこの触角が長く♀は短い。
首の花びらから放つ匂いには生物の闘争心を鎮めるリラックス作用があり、戦いとなると香りを発散させ、相手の戦う気持ちを鈍らせることで身を守る。
また、吐く息には枯れた草木を蘇らせる不思議な力が宿っているらしく、メガニウムの傍にいると森林浴をしたような清々しい気分となれるらしい。
名前の由来は恐らく『メガ(<mega->:英語で大きい)+ニウム(ゼラニウム:テンジクアオイ<天竺葵>)』より。
ちなみに金銀のベータ版ではチコリータがハッパ、ベイリーフがハナモグラ、メガニウムはハナリュウである。
ゲーム内での特徴
- ベイリーフがレベル32になると進化する。入手方法に関しては【チコリータ】の記事を参照。
- 『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、主人公が最初にワニノコを選んだ場合、ライバルのチコリータがメガニウムへと最終進化して登場。また、トキワシティのトレーナーハウスにいるヒカルが、バクフーン・オーダイルと共に使用してくる。
- 『スカーレット・バイオレット』では、DLC『藍の円盤』クリア後にミモザ先生の手持ちとして登場。「元気を出させる効果がある」「気持ちを静める成分がある」とこの系統に関する歴代図鑑にそう説明があるので、保険医の彼女にはピッタリだろう。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 82 | 100 | 83 | 100 | 80 | 525 |
- 初登場の第2世代では、特に強力なポケモンであるガラガラの攻撃を安定して受けられ、当時強いといわれたカビゴンを始めとする耐久型に対して強い(「つるぎのまい」を覚えるため)ということもあり御三家最強の名を欲しいままとしていた。現在から見れば疑問に思われるかもしれないが、当時はまだインターネットが普及していなかったため今ほど研究が進んでおらず、対戦ノウハウも確立していなかったのである。また、御三家自体そこまで対戦環境に食い込んでいなかった(いたとしてフシギバナやリザードン程度)こともある。
- しかし現在では第2世代の対戦環境におけるカビゴンは「じばく」を持たせたLv.50型が主流になっており、道連れにされることが増えたばかりか、そもそもガラガラを対面から2発で落とせないことが発覚。しかも大抵のガラガラは「つるぎのまい」に加え、メジャーポケモンであるナッシー対策として当時は物理技であった「めざめるパワー」虫を搭載していることがほとんど。このため、「つるぎのまい」を積んだ後のガラガラに受出し出来ないばかりか、対面でも普通に勝てるか怪しいという評価が下されてしまい、フシギバナやナッシーに対し何もできないことも相まって対戦で見る方が稀なマイナーポケモンという立場まで落ちぶれてしまった。実際、当時のトッププレイヤーは初めからそれが分かっていたのか、当時の公式全国大会であるニンテンドウカップ2000では誰も使っていない。
- そして第3世代以降、ガラガラを受けられるポケモンの増加+ガラガラ自体の減少+対戦環境の「攻め」重視への変化+努力値仕様変更による耐久or火力の大幅な減少+ジュカイン等の強力なくさポケモンの追加と、ポケモンでは類を見ない程の環境からの取り残しを食らってしまった。
- その後も目立って強化されることはなく、技は少しずつ増えているものの、どれも他のポケモンでもできるものになっている。一応「げきりん」「げんしのちから」等、くさタイプにしては珍しい技はあるものの特にメガニウムでなくても事足りてしまう。そして、弱点の多いくさタイプにもかかわらず攻めの能力が足りない上に「しびれごな」も「ねむりごな」も覚えないため耐久型も辛い。
- 主役となる金銀リメイクの『HGSS』ですら与えられた遺伝技は元々自力習得可能な「のしかかり」。他の2体は揃って新しい遺伝技を習得したのに…。(これに関して、ゲーム開発スタッフの中に「メガニウムにのしかかられたい」人が居るからという説がある。)
- 第5世代では「はなびらのまい」の威力が120に上がり、第6世代では草に粉系技が効かなくなった。だが、これらも他の草が軒並み恩恵を受けている。また、第5世代から「マジックコート」がメガニウム最大の弱点である「ちょうはつ」や「アンコール」を跳ね返せるようになったことや、「ドラゴンテール」を覚えたことで積み耐久型相手でもある程度戦えるようにはなった。
- 第7世代ではZワザによって低めの火力を補える様になった。だが、例によってこれもやはり別にメガニウムに限った強化ではない。しかもこの時代にもなると金銀VCの方も研究が進み、ガラガラで詰まないことが当たり前のパーティを組むのが鉄則となってしまいガラガラの数が減少。故にメガニウムの需要も下がってしまった。
- だが、このポケモンが個性ないままここで終わるかというとそうでもない。ダブルで「くさのちかい」を使い、「みずのちかい」と合わせ相手の場を素早さ1/4にする湿原状態にし、「いやしのはどう」で回復する「湿原パ」としての使い道がある。第7世代からは麻痺が弱体化(素早さ1/4→半減)したため、有用性が増した。自身も「こうごうせい」で回復可能。いっそのことサポートへ徹した方が活躍するかもしれない。
- 隠れ特性は「リーフガード」。ただ、前述の通りくさタイプが粉無効となってしまったことに加え、天候「晴れ」は弱点でもある炎技が強化されてしまうため扱いにはかなり苦労することになる。基本的に火力インフレしているとはいっても耐久調整次第で耐える場面も多いため、「しんりょく」でいい場面が圧倒的に多い。ちなみにバーチャルコンソールとポケムーバーがあればOKなので、隠れ特性持ち個体入手自体は容易である。
- そして第9世代、メガニウムと噛み合う最高のシステムテラスタルが実装し、当人も「藍の円盤」にて内定を獲得。新たに覚えられる技として「ボディプレス」、「くさわけ」、「どろかけ」、「がむしゃら」、「あまえる」、「のろい」、「アンコール」、「ソーラーブレード」、「はたきおとす」等があげられる。
- 2024年4月5日〜8日、及び12日〜15日、ポケモンSVのテラレイドバトル第22弾が開催され、その対象ポケモンがLv.100・エスパーテラスタルの『最強のメガニウム』となることが4月1日に発表された。
……ちなみに、嘘ではございません。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴールド:金銀男主人公※1
- ヒビキ:HGSS男主人公※1
- クリス:クリスタル女主人公※1
- コトネ:HGSS女主人公※1※2
- シルバー:金銀ク・HGSSライバル※3
- レッド:ポケモントレーナー※4
- アンズ:ジムリーダー(ジョウト)※4
- ヒカル(ひかる):エリートトレーナー
- モミ:ポケモントレーナー※5
- ブルーアイ:ポケモンナッパーズ青のリーダー(ポケモンレンジャー光の軌跡)
- ミモザ:パルデア教員(DLC「藍の円盤」クリア後)
※1 最初にチコリータを選んで進化させた場合
※2 ポケモンマスターズでのバディー
※3 主人公がワニノコを選んだ場合
※4 ポケモンスタジアム金銀
※5 HGSS版のバトルタワー
アニメ版
- ナナコ
- ジュンイチ
- アキコ
- ゴクリン対策本部ジョーイ
- カモミール島のジョーイ
- セイヤ
漫画版
番外作品
ポケモンレンジャー
- 初代
クリア後にオリブジャングルに出現する様になる。キャプチャ画面では「ソーラービーム」を発射して攻撃して来る。キャプチャ回数25回を達するとフィールド技「壊す×3」、ポケアシスト「草」(30秒)の有用なユニットとして活躍してくれる。
ブルーアイに操られたポケモンとして登場。上記の攻撃に加え、「はっぱカッター」と「ハードプラント」を使って攻撃して来る。キャプチャ後はレンジャーサインを入力することで連れ歩き可能となり、ポケアシストはX字にハードプラントを放つ「メガニウムインパクト」という強力な技なのだが、フィールド技は「切る1」と、ベイリーフの「切る3」にも劣るしょっぱい性能となっている。
ポケモンGO
初期形態チコリータの入手難易度は比較的低く、緑の多い場所になら簡単に手に入る。ただし最終進化までにアメが合計125個必要。
性能面で言えば原作同様耐久面が高い。性能上位にフシギバナがいるが、耐久数値や対じめん・エスパーの相性面で差別化が可能。ただ一方で火力はモンジャラより低く差別化が難しい。
習得技として有用なものはゲージ技の「じしん」(ジム防衛用に活用できる)、2018年9月22日のコミュニティ・デイで習得可能になった「ハードプラント」がある。
トレーナーバトルのスーパーリーグ(CP1500以下)では必要なチャージ数が少なくかつ威力が高い「ハードプラント」、高性能な「つるのムチ」「はっぱカッター」を駆使するくさタイプエースとして活躍している。
ポケモンマスターズ
コトネ&メガニウム
コトネのバディーとして登場。自身が原作で高耐久サポートであることを踏襲してか、本ゲームでもサポートの役割を有する。「ひかりのかべ」で特殊技のダメージを半減し、バディーズ技では自身の能力が上がった分だけ威力を上昇させることが可能。
技
エナジーボール |
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10%の確率で相手の特防を1段階さげる |
クリティカットG |
味方全員の急所率を1段階あげる |
あがってくよ! |
味方全員の攻撃と特攻と素早さを1段階上げる。天気がひざしが強い状態時は2段階上げる |
ひかりのかべ |
味方全体の場を特殊ダメージ軽減状態にする |
バディーズ技
きらめくハートのリーフストーム |
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自分の能力が上昇している程威力が上がる。 |
★6EXアップ後、初めてバディーズ技を使った時のみボルテージが2段階上がる |
パッシブスキル
晴れ時異常無効 |
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天気がひざしが強い状態時は状態異常とならない |
Newポケモンスナップ
2021年1月14日、NewポケモンスナップPVと発売日、予約開始日の発表が行われ、そのPV内で通常個体よりもはるかに大きく光り輝くメガニウムの姿が確認された。
公式サイトでも、舞台のレンティル地方で発生するイルミナ現象と関係する「イルミナポケモン」代表として紹介されている。さらにパッケージの表紙でも大きく描かれており、巷ではVIP待遇などと騒がれ、一時はNewポケモンスナップと共にメガニウムの名がXトレンド入りする程の話題になった。
肝心のゲーム内での扱いであるが、最初に撮影出来るイルミナポケモンとして登場。花畑をゆっくりと歩くため、イルミナ現象を発生させやすい。またアクションも分かりやすく、常にネオワン号の傍を歩くため、高得点も狙いやすい。
何か派手な技を放つという大掛かりなアクションをする訳ではないものの、あのポケモンを上に乗せたり、このポケモン登場に驚いたりと、とても生き生きしている。
ポケとる
イベントステージで登場。
オジャマはアチャモや岩を1 - 2ターン周期で出して来る。岩はそれ程脅威ではないため手持ちにアチャモを連れて挑戦すると良い。このほか盤面上部をバリア化された岩で埋め尽くすオジャマをしてくるが、こちらは2ターン経過でバリアを解除してくれるのでそれ程気にする必要はない。またメガニウムが登場する1週前のイベントでバクフーンが登場するので、そちらを捕獲・育成すると攻略がしやすくなる(育成度合いによるが)。
スキルはデフォルトでオジャマけし+(オジャマをランダムに2個消す)、スキルチェンジでブロック弾き(ブロックを2個消してさらにダメージアップ)。最大まで育成すると攻撃力が140となるので(ポケとる中の全ポケモンの最大攻撃力でも3番目に高い)その高火力を活かせるブロック弾きへのスキルチェンジをおすすめしたい(スキルレベル最大で8倍、タイプ相性抜群補正で16倍なので、レベル・スキルレベル共に最大まで育成した場合ブロックはじき発動で最低でも2240ダメージを与えられる)。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- 無印266話
- モブで登場。
- ジュンイチのメガニウム
- AG65話
- 大量発生したゴクリン対策本部のジュンサーの手持ちとして登場。
- AG106話
- イザベ島のナックラーの生息地域を守るポケモンレンジャーのアキコの手持ちとして登場。
- カモミール島のジョーイのメガニウム
- AG161話に登場したカモミール島のジョーイの手持ち。島の草原でサイホーンに追われていたサトシ達を助け、サトシのジュプトルがトロピウスと戦って敗れてケガをした時にポケモンセンターで癒しの力を使って治療する。
- サトシのジュプトル…もといジュカインはメガニウムに恋するも、メガニウムとトロピウスが両想いで後に一緒にポケモンセンターで暮らす様になったため失恋(以後、これと強さについて悩んでしまい数話までスランプに陥る)。
- セイヤのソシニウム
- 新無印20話にて、ポケモンWCS参加者であるジョウト地方コガネシティ出身のセイヤ(CV・霜降り明星せいや)のポケモンとして登場。CVは相方である霜降り明星の粗品である。サトシのピカチュウとバトルするが、走った勢いを利用されアイアンテールで敗北した。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- クリスタルのメガぴょん
- 性別:♂️・特性:しんりょく
- 性格:頑張り屋・個性:辛抱強い
- 元々はウツギ博士が研究してた3匹のポケモンの1匹であったが、シルバーに盗まれたワニノコとゴールドの手持ちとなったバクたろうに触発されて研究所を勝手に抜け出し、手持ちへ加わった新入り。
- スリバチ山のヨーギラスとの戦いでベイリーフに、うずまき島のルギア戦でアリゲイツ・バクたろうと共にメガニウムに最終進化を果たしクリス達を押し潰そうとしたルギアを押し返す)ちなみに、うずまき島で他の2匹と再会した時は1匹だけ涙を流し喜んでいた)。
- 身体が大きくなったので進化前の様に連れ歩きはしなくなったが、代わりにクリスタルの長距離移動要員としても活躍する。
- ニックネームの理由はメガニウムではなく、「根性がメガトン級だから」である(ゴールドのバクたろう同様、ブラックの様に進化後を見据えてつけたものではない)。
- 第6章でキワメの下で「草の究極技」"ハードプラント"を習得し、バトルフロンティアでレッドのフッシー(フシギバナ)・エメラルドのジュカインと共に"ハードプラント"を放った。
〈クリスタルの手持ち〉 |
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ムーぴょん(ムチュール♀️) |
カラぴょん(カラカラ♂️) |
パラぴょん(パラセクト♂️) |
エビぴょん(エビワラー♂️) |
ネイぴょん(ネイティ→ネイティオ♀️) |
ウインぴょん(ウインディ♂️) |
メガぴょん(チコリータ→ベイリーフ→メガニウム♂️) |
バリぴょん(バリヤード♀️) |
- 5章:その究極技の伝承者・キワメのポケモンとしても登場。究極技を放つ際の掛け声は「シャシャッとはなて!!新緑の力!!!」。
ジョウの大冒険
- ツバキのメガニウム:ウツギ博士の研究所より盗まれた。ツバキから道具の様に扱われていたが、バトル中に泣きそうな顔をしていたことでジョウがツバキを説得、ツバキが改心した後はパートナーとして受入れられ大切にされている。
トライアドベンチャー
- 第1巻13話にバクフーン・オーダイルと共に登場。アルセウスに関わる砂漠の都市ラカラへ通じる道を示す柱の守護者。カツヤ達の前に立ちはだかり、カツヤのヒコザルとバトルする。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0153.ベイリーフ→0154.メガニウム→0155.ヒノアラシ
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