基礎データ
全国図鑑 | No.006 |
---|---|
ぶんるい | かえんポケモン |
タイプ | ほのお / ひこう |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 90.5kg |
とくせい | もうか / サンパワー(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Charizard |
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イタリア語 | Charizard |
スペイン語 | Charizard |
フランス語 | Dracaufeu |
ドイツ語 | Glurak |
韓国語 | 리자몽 |
中国語 | 噴火龍 |
進化
初期 | 中間 | 最終 | メガシンカ | |||
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ヒトカゲ | → | リザード(Lv.16) | → | リザードン(Lv.36) | → | メガリザードンX/Y(リザードナイトX/Y) |
概要
『ポケットモンスター赤・緑』(第1世代)から存在するポケモン。
リザードから進化。して体色は濃い赤からヒトカゲの時のオレンジ色に戻っているが体は一気に大きくなり、更に空を飛べるようになった。
強い相手を求めて飛び回る習性があり、高度1400mまで飛び立てる程の高い飛行能力を備えている。
その口から放たれる炎は岩石ですら燃やし尽くしてしまう。ポケスタの図鑑説明では10000トンの氷山も溶かしてしまうほど。アニポケではサトシがこれを利用してフィールドを溶かしてカメックス相手に渡り合った。
攻撃的な性格をしている一方、自分より弱い者に対しては決してその炎を向けない潔い一面も持つ。パンチ系やクロー系などを習得でき、近接戦闘もこなせる他(ちきゅうなげのような投げ技も使える)、エアスラッシュやぼうふうを覚える為、羽ばたく力も相応に高い事がわかる。
苦しい戦いを経験したリザードン程、その炎の威力は高まる。リザードンが本気で怒った時、尻尾の炎は青白く燃え上がるという。
手先も器用であり、アニポケではなんとサムズアップをするシーンも見られる。
『赤』及びリメイク版である『ファイアレッド』のパッケージを飾るポケモンであり、我らがピカチュウと並んで『ポケモン』の顔を務める一匹でもある。事実として第1世代のCMで最初に登場したポケモンがリザードンである他、スマブラへの参戦、メガシンカは2バージョン用意され、第8世代でも初代御三家で参戦が一番乗り、アニポケでは主人公格のパートナーに採用されたなどなどの実績を誇る。
一方で、穴久保版ポケットモンスターでは緑川、ポケスペではグリーンのパートナーに選出されるなどライバルポジションを務めることも多い。
赤緑においては、序盤が辛いこと(ヒトカゲを参照)、当時不遇だったほのおタイプであることから弱ポケモン扱いされることもあるが、実際には必ず急所に当たるきりさくと、じしんと同威力のあなをほるを覚えられるため、攻略要員としてはそれなりに優秀であった。タイプ相性を無視してきりさく一本でどんな困難も突破して見せた。
実際には上記の芸当はリザードンでなくてもできる。(ダグトリオなど)
ゲームでの鳴き声がサイホーンとまったく同じであることはファンの間では有名。
しかし今までの電子音が使えなくなってしまったポケモンXYにおいて差別化された。
(サイホーンは元のベースを崩さない鳴き声である一方リザードンは完全に変わっている)
アニポケでの鳴き声はカメックスが「ガメ〜」、フシギバナが「バーナ…」と種族名由来の鳴き声を採用していたのに対して、『ウォォォッ!』という怪獣らしいエフェクトの付いた鳴き声が採用されている(スマブラも同様で、THE_Origenでも似た唸り声を採用していた)。
また、「大きな翼で高度1400mまで飛翔する」という設定がありながら、何故か初代(赤緑青)では「そらをとぶ」を覚えられなかったのは初代プレイヤーの間で結構有名。
それどころかひこう技を一切覚えない。
その翼は飾りか。
なお、ポケモンにおいてリザードンは最も技習得に理想的な体の作りをしている。
ある程度大型でしっかりとした牙や尻尾に大きな翼を持ち、更に竜に近い見た目である為非常に多くのジャンルの技を習得できる。
このスタイルのポケモンは意外と少なく、他にいるのはカイリューやゼクロム位だったりする。
英語名ではCharizard(焦がすトカゲの意)と呼ばれ、日本のファンでもメガリザードン系を「メガチャリ」と呼ぶことがあるのはこの為である。
このほか、ポケカ拡張パックでのパッケージイラスト採用率は歴代御三家でもトップである。
- 「第1弾」、「ポケモンカードe第1弾」、「神秘なる山」、「きせきの結晶」、「ワイルドブレイズ」、「ポケットモンスターカードゲーム 拡張パック 20th Anniversary」、「GXウルトラシャイニー」、「ダブルブレイズ」、「名探偵ピカチュウ」、「リミックスバウト」、「TAG TEAM GX タッグオールスターズ」、「仰天のボルテッカー」、「シャイニースターV」で合計13回である。
容姿
体色は橙色。リザードから進化して体色は濃い赤からヒトカゲの時のオレンジ色に戻っている。
初代の時期はデザインが不安定で、公式絵で角が1本だったりしたこともあった。
(初代ポケモンカードのリザードンのイラストも「角が1本か2本かが分からない状態で描いた」と絵師自ら公言している)
現在は2本角で統一されている。
色違いは黒。
あまり知られてはいないが、実は金銀時代の色違いでは紫で、ルビサファに移行する際に黒くなった。
ちなみに、このカラーリングは、アートディレクターの杉森建氏が金銀の時代に描いたイラスト「光るポケモンとの遭遇」が元になっていると思われる。
「アネ゛デパミ゛」を元ネタにしているという説もあるが真偽は定かでない。
ゲームでのリザードン
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
78 | 84 | 78 | 109 | 85 | 100 | 534 |
リザードがレベル36になった際に進化する。
なお、近作では進化直後に「エアスラッシュ」を覚えることができる。
「とくこう」と「すばやさ」が高めであり、基本的には特殊型メインのポケモンである。
とは言え「こうげき」も決して低くない為物理型も難なくこなせる。
第2世代のほのお御三家最終形態・バクフーンとは種族値が全く同じである。
但し習得技の違いから差別化可能な上、こちらの方が技のバリエーションが豊富なので戦法はリザードンの方が豊かである。
技もタイプ一致の「かえんほうしゃ」・「だいもんじ」・「オーバーヒート」・「ねっぷう」・「エアスラッシュ」、
さらにほのおタイプと相性補完となる「りゅうのはどう」、「きあいだま」、「ソーラービーム」など豊富である。
さらに「はらだいこ」や「りゅうのまい」等の「こうげき」上昇の技を覚えるため、物理型としても使える。
こちらも「フレアドライブ」・「つばめがえし」・「げきりん」・「ドラゴンダイブ(ドラゴンクロー)」・「かわらわり」・「じしん」・「シャドークロー」、「かみくだく」・「かみなりパンチ」と、特殊技以上のレパートリーを誇り、技選択に迷うほど。
まさに技のデパートと言える。
ただし現在では炎御三家の後輩であるゴウカザルの方を指すことが多い。
相手からすればパッと見でどんな戦法で攻めてくるか分からないのでなかなか厄介。
ただしタイプの相性上いわタイプには極端に弱く、「ステルスロック」でHPをごっそり持っていかれる(8世代ではあつぞこブーツでステルスロックを無効化できるので対策は出来る)。またぼうふう習得でいくらかマシにはなったが基本的に雨天候も苦手。
隠れ特性は「サンパワー」。
晴れてさえいれば常に「とくこう」が強化されるため、天候とのシナジーを活かし「もうか」とは異なる戦術を取ることができる。
ただしこの場合特殊技しか恩恵を受けず、物理技を入れても特性と噛み合わないのが難点。
入手方法はBW発売前に売られていた雑誌をもとにランダムで手に入るという鬼畜そのものだったが、XYのフレンドサファリで改善された。
第5世代までのリザードンは良くて中堅程度と、知名度や人気に比例しない強さだったが、ポケモンXYではメガシンカを2つも獲得したことで対戦環境の中心に存在できるポケモンとなった。
メガリザードンXとメガリザードンYは性能が大きく異なり、そのどちらも強力なポケモンなのでとにかく読めない。
ノーマルリザードンを含め3つどれで来るかは実際に蓋を開けるまで分からない為、相手にとっては脅威以外の何物でもない。
第8世代ではシングルとダブルとで大きく運用方法が変わってきているが、どちらも特性で「サンパワー」で晴れにする前提での運用が主流。
シングルではキョダイマックスではなく通常のダイマックス個体を用いて、ダイジェットで素早さを上げ、ダイバーンで晴れさせてそのまま燃やし尽くす型が主流。
メガリザードンYの流れを組むが、持ち物に制約がない分メガリザードンYをも上回る火力で焼き尽くす。控えめ眼鏡だいもんじでしんかのきせき特防特化ガラルサニーゴ(+ステルスロック)や無振りサザンドラ(※ほのおわざ半減)が灰塵と化すと書けばその凄まじさが分かるだろう。
ただしやることが読まれやすいため、その火力を存分に発揮できる機会は少ない。
このためシングルでも天候に依存せずに大きな負荷をかけられるキョダイマックス型が徐々に数を増やしてきており、シリーズ6終了時点では特性もサンパワーよりもうか採用の個体の方が多くなった。以降も禁止級を一体パーティに入れられるシリーズ8で一時的にサンパワーを採用した型が上回った以外は、もうかの採用率が60%前後を推移している。
ゴリランダーが数を増やして以降はくさ技が1/4な点が注目され、対ゴリランダー用ポケモンとしての役割を持たせられることが多くなった。
ダブルではキョダイマックスを存分に活用している。これは隣で天候を変えられるため自力で晴れさせる必要がないこと、キョダイゴクエンのスリップダメージが相手2体に及ぶことが主な理由。
ひでり役としてコータスと組まれることが多い。
元々ねっぷうによる範囲攻撃が可能だったこともあり、ダイマックスをせずとも役割を持たせられるため、他のポケモンにダイマックスを譲る選択肢も取りやすい。
ただし相手に天候を変えられた場合の切り返しがシングルより手薄になりやすいため、こちらもゴリ押し一辺倒ではなく立ち回りをよく考えた運用が求められる。
なお、本作で「ぼうふう」を習得したが、晴れで使う場合はダイマックス前提となる。
代わりにエアスラッシュを採用する事も考えて良いだろう。
キョダイマックス
タイプ | ほのお / ひこう |
---|---|
たかさ | 28.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
とくせい | もうか |
かえんポケモン・リザードンがキョダイマックスした姿。
キョダイマックスのパワーによって体内を渦巻く炎の力は格段に強化され、色こそメガリザードンYと同じオレンジだが、メガリザードンXの様に口や角・尻尾等から常にメラメラと溢れ出している。
また、翼が消失し、代わりに肩回りから吹き出した(マグマよりも熱いとされる)炎が輝く翼を形成しているという、ドラゴンの中でもサラマンダーに近い姿へと変貌。
吠えるとさらに熱く燃え上がるこの炎や翼を飛ばし、相手を焼き尽くす攻撃を得意としている。
このリザードンが繰り出すほのおタイプの技は、専用の「キョダイゴクエン」へと変化する。
相手にダメージを与えるだけでなく、炎の翼が4ターンの間フィールドを飛び回り、相手のほのおタイプ以外のポケモンに毎ターン終了時、最大HPの6分の1のダメージを与える。
本編クリア後にキョダイマックスの素養を持つヒトカゲのモンスターボールがダンデの部屋に置いてあるため作中最も簡単に入手できるキョダイマックスと言え、なおかつその実力はキョダイマックスの中でもトップクラスと呼んで差し支え無いほどには高い溜め、是非手に入れよう。
アニメでの活躍
サトシのリザードン
CV:三木眞一郎
『無印』から登場。主人公サトシの手持ちポケモンの一体で、初期の頃からの仲間である古株。
ヒトカゲから進化した当初は問題児で、トレーナーとしての力量も足りなかった事もありサトシの指示も聞かなかった。無印105話でようやく言う事を聞くようになって以降、様々な挫折や戦いを得て、今でもサトシの最強ポケモンとして根強い人気を誇っている。
詳細は「サトシのリザードン」の記事を参照のこと。
アランのリザードン
CV:佐藤健輔
『ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act I〜』から登場。
プラターヌ博士がアランに授けた最初のパートナー。リザードナイトX付きの首輪とメガリングを使うことで、メガリザードンXにメガシンカする。
かなりの修練を積んでおり、バトルでの勝率は非常に高い。
最強メガシンカ ActⅣでは、メガシンカポケモン9体と連続で戦って勝ち抜き、最後は四天王パキラのメガヘルガーに勝利して10人抜きを達成。カロスリーグ決勝戦では、サトシゲッコウガに勝利してアランを優勝に導いた。
技構成は最強メガシンカActⅠ~ⅣとポケットモンスターXY&Z以降で一部異なる。
登場時期 | 技構成 |
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最強メガシンカActⅠ~Ⅳ | 「かえんほうしゃ」「ブラストバーン」「ドラゴンクロー」「はがねのつばさ」 |
ポケットモンスターXY&Z | 「かえんほうしゃ」「ブラストバーン」「ドラゴンクロー」「かみなりパンチ」 |
カキのリザードン
CV:石塚運昇→櫻井トオル
『サン&ムーン』第1話から登場。カキの通学や配達の仕事において、ライドポケモンとして活躍している。
技構成は「かえんほうしゃ」、「きりさく」、「ほのおのパンチ」、「つばめがえし」。
外見的特徴としてはガタイがよく、翼がところどころ破けているように見える。
実は元々はしまキングであったカキの亡き祖父の相棒であり、かなり歴戦のご老体であることが窺える。
普段はあまりバトルに参加する描写がなく、そちらにおいては半ば隠居状態のようにも思われたが、いざという時にはかなりの実力を発揮する。バクガメス、アローラガラガラが出れなくなった際には満を持して登場。カプ・レヒレの試練を単身突破して「ひこうZ」を獲得し、「ファイナルダイブクラッシュ」を使用できるようになった。
そもそも現役のライドポケモンを務められている時点で、体力や能力はまだまだ健在であることが窺え、カキ&配達の荷物(しかも牧場の製品の牛乳やチーズなど重量がある物の可能性がある)を同時に長距離運び回ることを考えると、未だにバトル用のリザードンにも引けをとらないスタミナ・パワー・スピードを維持していることが予測される。
ダンデのリザードン
CV:三宅健太
『新無印』第12話から登場。ワタルの赤いギャラドスを破り、ダンデを世界最強へと導いた。事前に対戦相手に有利な技に変えているのか、27話で再登場した時は、メインウェポンの「かえんほうしゃ」以外は全く違う技構成となっていた。
話数 | 相手 | 技構成 |
---|---|---|
12話 | ワタルのギャラドス | 「かえんほうしゃ」「エアスラッシュ」「ほのおのうず」「かみなりパンチ」 |
27話 | キバナのジュラルドン | 「かえんほうしゃ」「ドラゴンクロー」「あなをほる」「かわらわり」 |
また上記の個体のほか、ポケモンサイドストーリー第17話『ナナコとリザードン!炎の第特訓!』で、ドンというニックネームのついたリザードンが登場する。
上記のようにサトシの旅シリーズでは、サトシの他にも、様々なライバルキャラクターや目標トレーナーのポケモンとして登場する事が多く、特にXY編以降はそれが顕著になったといえる。
ポケットモンスターTHE_ORIGIN
ポケモン赤・緑を題材としたスペシャルアニメ「THE ORIGIN」にも、主人公(ORIGINレッド)のパートナーとして登場。旅を続けるなかでヒトカゲからリザード、リザードからリザードンと進化し、レッドとともに成長していった。
バトルでもサカキのサイドン、またグリーンのカメックスを打ち破るなど、相性での不利をものともせず、主人公のパートナーにふさわしい活躍を見せた。
クライマックスでは未発表であったメガリザードンXへとメガシンカを遂げるという、視聴者へのサプライズもあった。
使用技はかえんほうしゃ、メガトンパンチ、メガトンキック、ちきゅうなげ、だいもんじ、ほのおのうず、きりさく、スピードスター。ちなみにこの中で締めを飾ったのはメガトンパンチだったりする。
外伝のリザードン
ポケモン不思議のダンジョン
救助隊シリーズではフーディン・バンギラス共々チームFLBの一員として登場している。
この様に本編以外のゲームにおいては他のポケモンと徒党ないしチームを組む事が多い。
なお、ドット絵は赤色に近い色で塗装されており、翼も紫寄り。
ポケモンレンジャー
炎の試練…紅蓮の炎を駆け抜け飛びされし影追い詰めし、汝の道を切り拓け。やがて待ち受けるのは怒れる炎の竜。その荒ぶる魂を汝の手で鎮めし時、封印の石は搔き消え、炎の試練は終わる…
第1作で登場。パッケージにも描かれている本作の冠ポケモン。
オリブジャングルの最後の試練のボスで、ゴーゴー4兄弟のスタイラーで無理やりキャプチャさせられた影響で暴走している。一戦目では放電以外のポケアシストを使用する事が出来ず、おまけに火炎放射を吐いて炎の雨を降らせてくる攻撃の対処が恐ろしくめんどくさく、キャプチャ回数も11回ととてつもなく多い為、本作屈指のトラウマ要素の一つに挙げられる。(しかも一定時間内に火柱を避けてリザードンに接触しなければならない。)
シクラ山脈での再戦では飛行能力を本格的に使用してくるようになり、キャプチャ回数も16回と強敵なのは相変わらずだが、今回はニョロゾを連れて行ける為、ポケアシストに採用すると良いだろう。キャプチャ後はお礼としてフィオレ神殿の門をターゲットクリアしてくれる。
ポッ拳
タイプ:パワー
バーストアタック:煉獄ブレイズ
体力を消費するが当たると大ダメージのフレアドライブ、ブロック属性のついたほのおのパンチ、高い攻撃力のちきゅうなげなど豪快な技を持つパワータイプ。
飛行タイプのため、空中で行動が可能なアクションを持ち、相手に対して次の読みの選択肢を多数与えることも可能。
共鳴時はメガリザードンXへとメガシンカ。また、バーストアタックの煉獄ブレイズは地上・空中どちらからでも発動が出来る。
同キャラ(ミラー)戦では、通常時は青みがかったグレー+黄色、共鳴時は青い部分が赤になる。
ちなみに一部の技はデビル仁が元ネタとなっている。
Newポケモンスナップ
火山ステージに登場。
別のステージにはカメックスとフシギバナも登場しており、赤緑の御三家の最終進化系は全て登場している。
通常のルートでは終盤のマグマに囲まれた火山内でガチゴラスと威嚇し合っている。
分岐ルートではマグマ溜りを囲う2匹のヒトカゲにイルミナオーブを当て、真上にぶら下がっているゴローンにもイルミナオーブを当てた後にふわりんごをぶつけて落下させる事でマグマの中からド派手に登場する。
終盤のエリアではバクフーンと争っており、オーブを当てるとかえんほうしゃを見ることができる。
ポケモンGO
進化前のヒトカゲの出現率が御三家の中でも一番低いため、入手難易度はかなり高め。
最終進化形と言うこともあり、全体的な性能は全ポケモンの中でも割と上位に入る(強いていうなれば耐久面がやや低く打たれ弱いのが玉に瑕だが)…のだが、如何せんほのおタイプは強豪が多く、耐久面を犠牲に徹底的に火力に特化したブースター、さらに総合性能でそのさらに上を行く伝説ポケモンのファイヤーやエンテイの躍進ぶりが凄まじいために、長らくそれらに押されて二軍落ちしてしまう事の多い不遇のキャラであった(特に、特にブースターやエンテイとは習得できる技が、ファイヤーとはそれに加えて所持しているタイプがほのお・ひこうであることがモロに被ってしまっているという…)。
勿論、人気自体はそれなりにあったのだが、実戦面での性能が上記の通りであったため、入手難易度の高さもあり、専ら観賞用・コレクション用のキャラクターといったところであった。
しかし、そんなリザードンに汚名返上のチャンスが訪れる。
特別な技の習得
2018年5月19日に開催されたコミュニティ・デイでは進化元のヒトカゲが対象となっており、さらに時間内に進化させることで、特別な技:ブラストバーンを習得したリザードンへと進化させることができた(色違いも初実装され、出現率がアップした)。
このブラストバーンだが、威力110の1/2ゲージ技で、破壊力・コストパフォーマンス共に非常に優れた大技となっている(現状、1/2ゲージ技で100を超える威力を誇るものは、これとドラゴンタイプ技のげきりんしか存在しない)。
元々リザードンは攻撃種族値がそこまで高くないため、この技を繰り出しても理論上はオーバーヒートを覚えたファイヤーやエンテイの火力には僅かに届かない(逆に言えば、攻撃力が低めのリザードンでも伝説ポケモンに肉薄できるだけの火力を叩き出せるのだから、この技がどれほど恐ろしい威力を誇っているかがわかる)。
しかし、フルゲージ技ではないため小回りが利きやすくなり、場合によってはブラストバーンを覚えたリザードンの方が有利に立ち回れることもある。特に技の回転効率が重要視されるレイドバトルにおいては案外馬鹿にできない火力を叩き出せるので、むし・くさタイプのボスを相手に大活躍してくれることだろう。
2020年にメガシンカが解禁されると、上記の伝説ポケモンを凌ぐ火力を叩き出せるようになり、文字通り最強クラスのほのおポケモンへと一気に覚醒した。
伝説ポケモンにはできない芸当が行えるようになったことで、リザードンも活躍の場が増え、以前に比べるとジム戦やレイドバトルでその姿を見かけることが多くなってきている。
特に、この1か月後に実装されたレイドバトルのレジアイス戦では、相手のゲージ技をすべて等倍以下に軽減しつつ、高火力&高回転率を誇るブラストバーンでガンガン攻められる(加えて、日本を含む北半球地域は丁度季節が初夏であったため、レジアイスのステータスに天候ブースト補正が掛からなかったことも、耐久性の低いリザードンにとっては追い風となった)等、正にリザードンにとっては最高に相性の良い相手であったことから、戦闘時にはカイリキーやバンギラスといったレイドバトルではお馴染みの面々に加えて、ブラストバーンを覚えたリザードンを繰り出すプレイヤーもかなりいた。
そして、2020年10月17日には、事前にTwitterの公式アカウントで行われた投票の結果、ポリゴンに次ぐ得票数2位を獲得してなんと通算2度目のコミュニティ・デイのピックアップ対象となり、この時には特別な通常技である「りゅうのいぶき」を覚えられるようになった。
ほのおのうずと比べると威力は劣る半面、連射に特化した性能になっている。どちらを選ぶかはお好みで…といったところか。
また、メガリザードンXになればドラゴンタイプが付与され、タイプ一致で扱えるようになる。ドラゴンクローと組み合わせるとそれなりの火力が出せるだろう。
…とはいえ、強化されたのは技だけであり、ステータスそのものは当然ながら据え置きであるため、他のほのおポケモン(特に伝説ポケモン)と比べて打たれ弱いという点は変わっていない(メガシンカさせればこの限りではないが)。
特に、いわが4倍弱点となるので、いわ技を繰り出してくる相手に対しては回避は絶対となる(これはファイヤーやホウオウも同様であるが)。
別段リザードンに限った話ではないが、バトルで使用する際は、相手の攻撃を交わしながら確実に攻撃を当てることのできるタイミングで技を当てていくという立ち回りの基本を徹底しなければ、あっという間に瀕死の状態に追い込まれてしまう。ファイヤーやエンテイの時のように攻撃力の高さ・技の強力さにものを言わせてゴリ押しするプレイスタイルでは、とてもではないがリザードンは使いこなせない。
レイドボス
レイドバトルでは、他の初代御三家組であるフシギバナ、カメックスと共に★★★★のボスに昇格。
同じくボスに抜擢されたブースターやウインディが★★★であることを考えるとかなりの好待遇である。
最高ランクのボスの名に恥じぬ強敵であり、強力なほのおわざやひこうわざ、そして個体によってはドラゴンタイプの技などを駆使して全力でこちらを殺しにかかってくる。
上記の通り、いわタイプのポケモンであれば、相性の関係上比較的楽に立ち回ることができる。
また、いわタイプのポケモンは全体的にHPや防御力が高い個体が多く、いわわざも相手に刺さりやすいものが多いので、ある程度の人数で、育成されたいわタイプのポケモンを揃えて挑めば十分に勝算はある。
主な使用トレーナー
ゲーム
- 主人公(カントー)※1
- ライバル / ポケモンリーグチャンピオン(カントー)※2
- グリーン(LPLE) / ジムリーダー(カントー)(殿堂入り後)
- 主人公(カロス)※3
- カツラ / ジムリーダー(カントー)
- ハヤト / ジムリーダー(ジョウト)
- ワタル / 四天王(カントー) / ポケモンリーグチャンピオン(ジョウト)
- プラターヌ博士 / ポケモン博士(カロス)
- グラジオ / ライバル(アローラ)※4
- ダンデ / ポケモンリーグチャンピオン(ガラル)
- ユキムラ / ブショー(ランセ)
アニメ版
漫画版
※1:赤・緑・青・FR・LGでは最初に選んだヒトカゲを最終進化させる。
※2:赤・緑・青・FR・LGで最初にフシギダネを選んだ場合。
※3:ヒトカゲを選んで最終進化させる。
※4:最初にニャビーを選んだ場合。USUMのチャンピオン防衛戦のみ使用。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズ
初代64版から何かしらの形で出演し続けており、ある意味皆勤賞。
CVはサトシの個体と同じ三木眞一郎氏が担当。
モンスターボール
『64』『DX』ではモンスターボールでのアシストとして登場。
出現すると一定時間、左右にかえんほうしゃを吐いて攻撃する。リザードン本体にも強力な攻撃判定があり、プレイヤーがぶつかると真上にふっとばされる。ダメージが蓄積しているときはそのまま撃墜することもある。
ファイター
『X』と『SP』ではポケモントレーナーの手持ちポケモンとして、『for』では単独のファイターとして参戦。
パワーやリーチに優れ、重くてふっとびにくいが、ワザのスキが大きく、巨体のため相手の攻撃を喰らいやすいという、典型的な重量級ファイター。
機動力は並といったところだが、走行速度はかなり速い。
また、翼を持つため空中ジャンプが2回でき、復帰手段を2つ持つ。とはいえ、上必殺ワザ「そらをとぶ」は名前に反してそこまで高くは飛べず、総合的な復帰力は平凡。
詳しい解説はリザードン(ファイター)を参照
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 ほのおタイプ ひこうタイプ
ポケモン RGBP FRLG
ヒトカゲ リザード メガリザードンX メガリザードンY
アニポケ
005.リザード→006.リザードン→007.ゼニガメ
アネ゛デパミ゛-初代「赤・緑」のバグポケ(バグポケモン)。グラフィックがリザードンと同じ。
ギャラドス-同じくドラゴン系を意識してはいるが、ひこうタイプ複合のポケモン。こちらはメガシンカしてメガギャラドスになってもドラゴンタイプはつかない。
バンギラス-同じく公式に愛されているポケモンの一体。こちらはPVやCMでの登場回数が優遇されている。
カントー御三家・最終形態
くさタイプ | フシギバナ |
ほのおタイプ | リザードン |
みずタイプ | カメックス |
炎御三家・最終形態
ポケモン | 該当地方 |
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リザードン | カントー御三家 |
バクフーン(ヒスイバクフーン) | ジョウト御三家(ヒスイ御三家) |
バシャーモ | ホウエン御三家 |
ゴウカザル | シンオウ御三家 |
エンブオー | イッシュ御三家 |
マフォクシー | カロス御三家 |
ガオガエン | アローラ御三家 |
エースバーン | ガラル御三家 |
その他
リオレウス…モンスター系ゲームにおいて初代からの象徴的存在・炎使いメイン・ドラゴン系・飛行可能・亜種がリザードンXと似た青色となるなど、リザードンの後輩的存在。某乱闘ゲームではまさかの共演を果たすことに。
ウォーグレイモン…シリーズの初期を支えた爬虫類系パートナーの最終進化や近接攻撃法が爪という共通点を持つ。