概要
ポケモン公式Youtubeチャンネル「ポケモン Kids TV」にて公開されている短編アニメ「POKÉTOON」シリーズの一作。
制作はスタジオコロリド。
シリーズの位置付けは不明だがガラルリーグでの様子が映っており、本家に準ずる世界観である、登場ポケモンが一体を除いて第1世代出身の種族のみである点や、ラストの演出などからカントー地方が舞台らしいのが窺える。
あらすじ
ポケモンリーグチャンピオンを目指してトレーナーとして旅に出たい少女、ツボミ。
同じ町の友人たちがとっくに旅立っている事態に焦り、旅に出る許可をママにねだる毎日を送っていたが、ママは頑なに彼女に旅立つ許可を与えてくれなかった。
今日も今日とてアピールに失敗したツボミは、自力で相棒になるポケモンを用意して勝手に旅に出ようと考え、一人で街の傍の森に踏み入るが……。
登場人物・ポケモン
メインキャラ
ポケモンリーグチャンピオンを目指す少女。
幼少期に動画で見たパパとリザードンのちょろびの雄姿に憧れており、いつか自分もパパのようにポケモンリーグに挑戦したいと思っているが、トレーナーとして旅立つのをママに許可してもらえないでいる。
ママが出かける前に急いで終わらせようと洗った皿をきちんと置かなかったせいで、床に落として割る等そそっかしい。
- ママ
ツボミの母。働きに出ている。ツボミの旅立ちに立ちはだかる高い壁。
一応、仕事に出かける前にツボミが家の手伝いを終わらせれば、時間制限付きでプレゼンを認めるというルールを設けているが「周りが見えておらず危なっかしいからダメ」とOKを出さない。
かつては自身もトレーナーだったようだが、ツボミがチャンピオンになると決意表明しても「パパがなれなかったのにツボミがチャンピオンになれるわけありませーん」と取り合わない。ドラパルト柄のクッションがお気に入りの様子。
- パパ
ツボミの父。専業主夫。彼の作るキノコカレーはツボミの好物。
ツボミの旅立ちに関してはママに一任するスタンスを採っており、ツボミの「ママを説得してくれ」との頼みもやんわり却下した。
かつてはちょろびと共にトレーナーとしてバリバリ活躍していたらしく、自宅には複数の賞状やトロフィー、盾が飾られている。
ママは夜遅くまで連絡なしで外出しているツボミを「パパ似」と評しており、昔はやんちゃだった模様。
パパの相棒。一般的なリザードンと違い鼻の上に白いラインがあるが、ガラルリーグ挑戦中の写真には無く、ガラルリーグでの対戦後には付いているため傷跡の類と思われる。
一日中庭でぐうたら眠り、近所の子供たちに無警戒で近づかれても気にも留めない等かなりダウナーであり、パパと共に雄々しく戦っていた姿に憧れているツボミからは、その威厳の無さを嘆かれている。
ツボミの前で本気を見せないかと思われたが……?
街の傍の森に棲んでいる野生のポケモン。
オレンの実を採るのに夢中でアーボックの接近に気づかず襲われるが、傍らで見ていたツボミが助けに入って撃退に成功する。
つかの間の交流でツボミと絆を育むが、彼らの接触が思わぬ事態を引き起こしてしまう……。
野生ポケモン
ニドランを奇襲したがツボミに邪魔されて失敗。
それでも諦めずに攻撃を仕掛け追い詰めるが、ツボミの陰から攻撃を仕掛けたニドランに吹き飛ばされそのまま退散した。
ニドランの親たち。ニドランを捜索していたところでツボミと一緒にいる場面を見つけてしまい……。
ラストのあるシーンで登場。
ツボミが捕獲に失敗したポケモンたち。
街中にいるポケモン。
街の傍の森に生息しているポケモンたち。スピアーは影のみの登場。
人のポケモン
かつてガラルリーグでちょろびと対戦した相手。
素早い動きでちょろびを翻弄し打ち破った。
街へ襲来したニドキング・ニドクインに対して街の住人たちが繰り出したポケモンたち。
三体がかりでも分が悪かったらしく、トレーナーが「このままじゃマズイ」と呟いている。
ラストのあるシーンで登場。
街の人間が連れているポケモンたち。
キャスト
ツボミ:水瀬いのり
ママ:沼倉愛美
パパ:小野塚貴志
ちょろび:最上嗣生
ニドラン♂:愛河里花子
実況:光部樹
町人:坂田将吾
店員:元吉有希子
余談
タイトルの『ユメノツボミ』は主役の水瀬いのり氏のデビューシングルではあるが、収録の時点ではタイトルは伏せられており、登場人物とストーリーしか明かされなかったため、公開された時はTwitterで本人が驚いたほどである。
関連動画
関連リンク
ユメノツボミ|ポケモンアニメシリーズ「POKÉTOON」公式サイト