基礎データ
全国図鑑 | No.0125 |
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カントー図鑑 | No.125 |
ジョウト図鑑 | No.155 |
シンオウ図鑑 | No.198 |
イッシュ図鑑 | No.057 |
アローラ図鑑 | No.296 |
カンムリ雪原図鑑 | No.016 |
ヒスイ図鑑 | No.183 |
ブルーベリー図鑑 | No.011 |
ローマ字表記 | Eleboo |
分類 | でんげきポケモン |
タイプ | でんき |
高さ | 1.1m |
重さ | 30.0kg |
性別 | 75%♂・25%♀ |
特性 | せいでんき/やるき(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひとがた |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | エレブー | エレキ(エレクトリックの略語、electric、電気の) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Electabuzz | electric(電気の)+buzz(機械などがブンブンいう) |
ドイツ語 | Elektek | Elektrizität(電気) |
フランス語 | Élektek | électrique(電気の) |
韓国語 | 에레브 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 电击兽 | 电击(diànjī、電気ショック・感電)+兽(shòu、獣) |
中国語(繁体字) | 電擊獸 | 電擊(diànjí、電気ショック・感電)+獸(shòu、獣) |
ヒンズー語 | एलेकटाबज़्ज़ | 英語名の音写 |
ロシア語 | Электабазз | 英語名の音写 |
タイ語 | เอเลบู | 日本語名の音写 |
進化
エレキッド→エレブー(Lv.30)→エレキブル(「エレキブースター」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))
概要
ポケットモンスター初代『赤・緑』より登場するポケモン。初代では赤バージョン限定で出現した。
電気が好物で発電所にしばしばあらわれ、電気を吸収する。発電所から立ちると町が停電するため、停電の原因の半分はこいつが原因らしい……とされていたが、実際は発電所側のミスが問題であるとUSUMで明かされた。
(マイナーチェンジ元のSMのサンバージョンの図鑑ではエレブーが犯人であると断定してしまったことは気にしてはいけない。そもそもUSUMはパラレルワールドの関係に当たるため、SM側の世界ではエレブーが原因という解釈も出来ないことはない)
エレブーを有効活用しようという試みもあり、雷を溜め込ませたエレブーを用いていつでも使用するための研究が行われているという。詰まる所、電気を奪われるならモバイルバッテリーとして利用してしまおうということである。
嵐が来る際、競い合うように雷が落ちるような高い場所へ登ったりするため、その性質を利用し、避雷針代わりとする町もある。吸収する電気量よりも身体から漏れ出す方が多く、近くにいると髪の毛が逆立ってしまう程。剣盾ではこの生態を反映して、ワイルドエリアに落雷が発生している際に出現する。
また、その電流を活用することでエレブー同士はコミュニケーションに活用しているようであり、暗所では身体が青白く光るとされているが、ゲームでは再現されていない。
パンチを繰り出す際、腕を回してパワーをチャージするが、その隙に逃げられたりもする。
色を識別する能力があり、赤い物を見ると興奮するという設定がストライクにも共通して存在するが、『ポケットモンスター図鑑』(アスペクト)という書籍やアニポケ無印編第42話で紹介された。
ただし、この設定は現在の公式設定に反映されているとは言い難いので注意。
進化前後では余り顔が似ていないことに定評がある。色合いは全く同じ。ただし、色違いに関しては、進化前後と比べて通常個体との差異が著しい。エレブーの色違いは、全体に赤みがかってオレンジ色っぽい配色となる。
モチーフは虎柄模様な点からも雷様と思われ、対のブーバーがひょっとこと考えると和風でまとめられている。
また、名称に関してはコントで雷様を演じていた高木ブーに由来するという説もあり、同期である沢村さんや海老原さんの存在を考えると中々面白い。
また、尻尾が虎のそれであるので「ポケモンGO」などの公式メディアでは寅年のポケモンとしてピックアップされる事もある。
色違い
色違いはオレンジ色っぽくなる。
ゲームでの特徴
ブーバー系列とは初代から続く対関係。
初代では種族値合計が同じであった(第2世代以降ブーバーの方が5だけ高い)他、進化前と進化系をそれぞれ第2・4世代で獲得している。出現場所やタイプが大きく異なっているのに対と扱われる珍しいケースでもある。
初代では『赤』のむじんはつでんしょに野生で出現するのみで、ジムリーダーのマチスも含めてトレーナーは誰も使用しない極めて珍しいポケモンだった。
第2世代で一般トレーナーもジムリーダーのマチスも使用するようになり、全てのバージョンで野生で出現するようになった。本作ではカントー地方の10ばんどうろに生息している。
また、本作から進化前のベイビィポケモン・エレキッドが登場した。
本作では生息しておらず、ファイアレッド等から連れてくる必要がある。
初代リメイクである本作でも『ファイアレッド』の「むじんはつでんしょ」にのみ出現する。
本作では追加進化となるエレキブルが登場。
『DP』では『ファイアレッド』とダブルスロット時のみ谷間の発電所と205ばんどうろ南に生息するエレキッドから進化させる必要があった。
『プラチナ』ではシンオウ図鑑入りし、222ばんどうろに出現。実はこの付近にある街が停電を起こしたナギサシティである。停電の際に彼らが疑われなかったのか気になる所だが、特にそういった描写はない。
第2世代リメイクである本作でも10ばんどうろに出現するが、ジョウト地方のサファリゾーンにて、いわばブロックを4つ設置するともりエリアに出現する。
『ホワイト』『ホワイト2』のみエレキッドが出現。前者はクリア後であるが、後者は序盤で入手する事が可能である。
フレンドサファリ(でんき)に出現。
リメイク前はエレキッド共々いなかったが、おおぞらをとぶで行けるマボロシのばしょの一つ・マボロシやま(129ばんすいどう南)にてエレキッドが出現するようになった。
『SM』では、ウラウラ島のホテリ山と12ばんどうろでエレキッドの仲間呼びで出現。『USUM』では12ばんどうろからホクラニ岳に変更されている。
初代ピカチュウリメイクである本作でも「むじんはつでんしょ」に出現する。
DLC『冠の雪原』で内定。カンムリ雪原にて、雷時に「きょじんのねどこ」 「いにしえのぼち (シンボル)」「きょじんのくつぞこ」「みつまたがはら (シンボル)」「いてつきのうみ」「ボールレイクのこはん」に出現。また、ダイマックスアドベンチャーにも出現する。
本作では進化後のエレキブルが初めて野生出現する。
『ブリリアントダイヤモンド』限定で、エレキッドが地下大洞窟の「かがやきのくうどう」「ふぶきのくうどう」「ほしかげのだいくうどう」「ひょうがのだいくうどう」にレア枠で出現する。
本作では天冠の山麓の「笠雲の切り通し」、純白の凍土の「戦場への道」「鬼氷滝」に生息。本作では通信交換ではなく、エレキブースターを使うだけでエレキブルに進化できる他、エレキブル自体も野生で出現する。
DLC『ゼロの秘宝・藍の円盤』で内定。ブルーベリー学園・テラリウムドームにあるサバンナエリア・キャニオンエリア・電気石の岩窟に生息している。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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初代 | 65 | 83 | 57 | ※ | 85 | 105 | 395 |
第2世代以降 | 65 | 83 | 57 | 95 | 85 | 105 | 490 |
※第2世代以前の「特攻」「特防」は「特殊」へ纏められていた。
素早さが105と高く、次いで特攻が高い(ちなみに進化すると素早さが落ち、特攻は変わらない)。さらに不器用な奴が多い電気にあって珍しく器用に技を覚えることから、進化形が追加される前もそれなりに対戦で使用されていたポケモン(対となるブーバーは当時あまり使われていなかった)。
第2世代
「クロスチョップ」「れいとうパンチ」「サイコキネシス」を覚えるでんきタイプであることからサンダーなどのメジャーどころに強く、要注意ポケモンとして名が挙がるほどであった。「10まんボルト」を自力で覚えるようになったのも特筆に値する。
第4世代
進化形エレキブルが追加されたが、上記の通りすばやさが落ちること、あちらが物理攻撃の方が得意であること、同世代でこいつが追加されたことにより、敢えて進化させずに戦っても劣化にはならない。ただし同世代で「れいとうパンチ」が物理技となってしまい、氷技は「めざめるパワー」を使わざるを得なくなった。
なお、バトルファクトリーでは整ったステータスに加えて優秀な技を備えており、「ひかりのこな」を持っている関係でアニポケで街を破壊しながら競い合っていたライバル共々対銀ネジキ要員として重宝されることが多い。
第5世代
「しんかのきせき」が実装されたことで耐久が上昇し、さらに戦いやすくなった。進化後のエレキブル追加前は元々最終進化であり、それを前提とした性能なため恩恵が大きい。
なお、「このゆびとまれ」が使えるのはXD産のみであり、厳選個体を実戦で使うのは困難だった。
第9世代
長らくXD限定技であった「このゆびとまれ」がタマゴ技に追加。これにより、ダブルバトルでのサポーターとして注目された。
- 素早さが高いため「でんじは」、「ちょうはつ」、「かいでんぱ」などの変化技を先手で放ちやすい上に「エレキネット」で素早さ操作も可能
- 特攻も95と低くなく、サポート目的の「エレキネット」がダメージソースにもなるほか、単体攻撃の「10まんボルト」で攻撃に加われる
- 「このゆびとまれ」を使用した際に特性が「やるき」ならモロバレルの「キノコのほうし」の牽制、「せいでんき」なら相手の物理アタッカーのまひ状態を誘発できる
- 上記の要因に加え、単でんきタイプの安定した耐性でブリジュラスやペリッパーなど、雨パの並びに対して特に強く出られる
- 猛威を奮っているオオニューラに対し、「フェイタルクロー」のどく状態以外の追加効果を受け付けず、「エレキネット」で素早さを下げられる
といった具合にサポーターとして至れり尽せりな性能をしており、特にブルーベリープロローグでは上位構築にも多く採用されていた。
その後も禁伝環境のレギュレーションGでも、使用率は全シーズンで地味に中間クラスを定位置として記録している。
準伝・パラドックス以上不在環境のレギュレーションHランクバトルシーズン23ダブルバトルでは使用率38位と善戦。
本作は電気タイプに対する逆風がすさまじいと言える状況なので、エレブーは大健闘していると言える。
なお、進化後のエレキブルは…電気タイプ自体の肩身が狭いのでお察しください。
使用トレーナー
ゲーム版
- グリーン:ライバル※1
- ワタル:四天王(カントー)※1
- イツキ:四天王(ジョウト)※2
- マチス:ジムリーダー(カントー)
- テッセン:ジムリーダー(ホウエン)
- ハルカ:エレブーマスター
※1:ポケモンスタジアム2
※2:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- カズ(無印42話)
- ジギー(無印103話)
- ユウジ(無印112話)
- ナンバ博士
- モエ(無印267話)
- ジャンプ(AG126話)
- シンジ
- トニー(新無印30話)
漫画版
- マチス(ポケスペ)
番外作品
ポケモンGO
最大CPは2000台前半、種族値バランスもそれなり。だが電気には強豪が多く、進化形が追加されるまで不憫な状態であった。2018年11月15日にエレキブルが実装され、晴れて日の目を見るようになった。
ただし、入手は簡単ではなく、エレブー自身のレア度は高いので要注意。幸いにして巣がある他、不定期でレイドボスにも選ばれている(ランク★★)ので見かけたら挑んでおきたい。
また、2020年11月15日に開催されたコミュニティ・デイではエレブーがターゲットになり、当日は世界中に大量のエレブーが出現した(ご多分に漏れず色違い出現率も上がった)。この際精力的にエレブーを集めておいたならば、今後育成や進化には苦労しないことであろう。
ポケモン不思議のダンジョン
マグナゲートを除く作品に登場しているが、最もプレイヤーの語り草となっているのは探検隊シリーズにおけるLv.1ダンジョンにおける性能と思われる。
進化前後エレキッド・エレキブルが比較的まともな初期能力値であるのに対してエレブーのみ体力・攻撃・防御・特攻・特防の順に11-11-0-11-1という全ポケモンの中でも屈指の打たれ脆さを誇る能力値という惨状となってしまっている。
当然Lv.1ダンジョン適正ランクは最低クラス評価を下されているものの、攻撃性能は最低限あることに加えて極めて高威力を誇る「きあいパンチ」を技マシンにより習得出来る他、Lv.20前後以降となると大幅に能力値が上昇する点も相まって完全な逃げに徹せずとも攻略は充分に可能な部類ではある。
育てば初期の貧弱さが嘘のように強くなり、(ルールの優しいゼロの島南部であれば)理不尽な難易度という程でもない点や、初期ステータスが上記にもある通り0と1のみで構成された謎の美しさ、強そうな外見とのギャップからか挑戦するユーザーもそこそこ多く、同ランク帯ポケモンの中では飛び抜けてクリア報告が挙がっている。
ポケモンマスターズ
報酬で貰えるタマゴから孵化することがあり、主人公のバディとすることが可能。エレブーへ進化させることも可能。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
サトシとの対決も多く、また、「エレブーズ」というプロ野球チームがあるのだとか(中々勝てない、黄と黒の縞模様、サポーターが関西弁で喋ることなど恐らく「阪神タイガース」がモデルと思われる。ちなみに応援歌にはエレブーの覚える技が歌詞に入っている)。
SM編第28話では投手として登場しており、エレブー=野球という図式は公式側に完全に定着しているようである。
- 無印42話
非公認ジムのカズジムジムリーダー・カズのポケモンで登場。街でストライクと戦いながら暴れ回るがサトシ達の作戦で暴走しトレーナーを攻撃し始める。
フシギダネによりストライクとクロスカウンター風に相打ちとなった後ピカチュウが「かみなり」を使ったためそれで両陣営の他のポケモン共々完全に倒されたと思われる。
- 無印103話
ユズジムリーダー・ジギーの手持ちで登場し、サトシのピカチュウと対決。互いの「でんこうせっか」対決では対格差で勝利した。
- ユウジのエレブー
無印112話でオレンジリーグヘッドリーダー・ユウジの手持ちで登場。サトシのフシギダネを「かみなりパンチ」で倒すが、続くリザードンとのバトルでは「ちきゅうなげ」で地面に叩き付けられ敗北した。
- ナンバ博士のエレブー
ロケット団研究者の手持ち。怒りパワーを増幅させる「ナンバNO.5」という装置を付けられており強化されている。
- モエのエレブー
無印267話にて炎をメインに使うモエが、水対策で手持ちにしている。
サトシがエレブー対策にゴマゾウを出して来て1度不利となるが、マグマラシの活躍でゴマゾウを破り、逆にエレブーがいる分水ポケモンしかいないサトシに対して有利になる。しかし、ゼニガメの方が戦歴があったことから敗北した。
- ジャンプのエレブー
AG126話にて、ポケモンリーグサイユウ大会予備選でマサムネが対戦したジャンプの手持ちで登場。マサムネのダンバルが突進しか使えないのを見越して、「まもる」でダンバルの攻撃をかわしダンバルを追詰めるが、突如ダンバルがメタングへ進化して形勢が逆転し破れた。
- シンジのエレブー
タッグバトル大会でヒカリ・コウヘイの連携に追詰められた際にエレキッドが進化し、逆転勝利を収める。エイチ湖でのフルバトルでは「ひかりのかべ」によるサポートを行い、最後は6番手であるモウカザルを倒した。DP184話シンオウリーグではエレキブルへ進化した状態で登場している。
- 新無印30話
サトシとポケモンワールドチャンピオンシップスのバトルで戦ったトニーの手持ちで登場。
その他
無印 | 88話(ピンカン島)・86話・199話 |
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DP | 171話 |
SM | 2話・17話・21話・27話・28話・42話・48話(テレビ)・72話 |
新無印 | 40話・136話 |
劇場版 | ミュウツーの逆襲・波導の勇者・幻影の覇者・キミにきめた! |
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
マチスの相棒的存在で登場。「ボールに入れられない暴れん坊」であるらしく、手足を鎖で繋がれている。サントアンヌ号の特別室で侵入者を待つ番犬(ポケ?)として外に出し、レッドのニョロ(ニョロゾ)と対決。強力な電気技でレッド達を追い詰めるが、ニョロボンに進化したニョロの「ちきゅうなげ」でマチスもろとも海へ投げ飛ばされた。第2章ではマサキのロコンと共にシバのエビワラー・サワムラーを相手に戦った。
ポケモンローカルActs
栃木県宇都宮市にホシガリスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。宇都宮市は雷都と称されており落雷が多い。
関連イラスト
関連タグ
Ver | ポケモンRGBP ポケモンFRLG ポケモンLPLE |
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タイプ | でんきタイプ 単タイプ |
進化 | 1進化ポケモン(第2世代 - )中間進化(第4世代 - )追加進化(第4世代)通信進化 どうぐ進化(エレキブースター)エレキッド エレキブル |
図鑑番号順
0124.ルージュラ→0125.エレブー→0126.ブーバー
関連ポケモン等・グループタグ等
その他