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エレキブル

21

えれきぶる

エレキブルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0466
シンオウ図鑑No.199
イッシュ図鑑No.058
アローラ図鑑No.297
カンムリ雪原図鑑No.017
ヒスイ図鑑No.184
ブルーベリー図鑑No.012
ローマ字表記Elekible
ぶんるいらいでんポケモン
タイプでんき
たかさ1.8m
おもさ138.6kg
せいべつ75%♂・25%♀
とくせいでんきエンジン / やるき(隠れ特性)
タマゴグループひとがた

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語エレキブルエレキテル+cable(英語でケーブル)
英語・スペイン語・イタリア語Electivireelectric(電気の)+live wire(送電線)
ドイツ語ElevoltekElektrizität(電気)+Volt(ボルト)+Technik(技術)
フランス語Élekableélectrique(電気の)+câble(ケーブル)
韓国語에레키블日本語名の音写
中国語(簡体字)电击魔兽电击(diànjī、電気ショック・感電)+魔兽(móshòu、魔獣)
中国語(繁体字)電擊魔獸電擊(diànjí、電気ショック・感電)+魔獸(móshòu、魔獣)
タイ語เอเลคิเบิล日本語名の音写

進化

エレキッドエレブー(Lv.30) → エレキブル(「エレキブースター」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))

概要

『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』(第4世代)に登場したポケモン。

既存種の新たな進化形の1匹で、エレブーが「エレキブースター」を持って通信交換することで進化する。

名前の由来は「エレキテル」+「cable(英語: ケーブル)」。

ちなみにエレキテルの由来はオランダ語の「elektriciteit(電気)」。

進化前から比べて、全体的にむっくりとなっており身長は1.6倍ほどだが体重は約4.6倍にもなっている。それでもある程度進化前の面影を残しているが、1本であった尻尾は長くなり、さらにもう1本増えた上に真っ黒に変化。先端が赤くなった。

進化前のエレブーの鋭かった眼も丸く赤い眼となり、不規則であった縞模様もある程度規則的になったが、エレブーから電極型の触角を受け継いでいる。歯はエレブーにあった肉食獣らしい牙は確認できず、「イー」という大変並びがよろしい歯をむき出しにした表情が特徴的である。

猿のような顔、狸のような寸胴な体、虎柄模様、蛇の様な尻尾、と構成要素からビジュアルのモチーフはの可能性も考えられる。

背中にはコンセント型の模様が確認できるが、エレキッドは差し込めない。

2本の尻尾を相手に押し付け、2万ボルト以上の高圧電流流して相手に攻撃する。

この尾を握り締めて帯電させることでかみなりパンチを発するが、ウルトラサン初出の設定なのでそれ以前のメディアでは普通に電撃を纏ったパンチを放っている。

また、ある程度体内に電気が溜まると頭から生えた2本の角の間に放出して、青白い火花を散らす。

発電量は心拍数が上昇すれば上昇する程高まる特性を持っており、興奮すると胸を打ち鳴らして雷鳴を轟かせる。

エレキブルの電力は相当なものであり、エレキブル1匹分の電力で大都市の建物全ての電力を1年分賄うことができるという程。エレキブースターを媒体に進化したというだけあり、電気ポケモンの中でも最高ランクに位置する。その為か、鳴き声は電気が弾けるような音と機械が稼働するような音が混じり合ったようなものになっている。さすがはとくせいに『でんきエンジン』を持っているだけのことはある。

きんぞくおん」を出せるのもこれが由来だと思われる。

かつては『ダイヤモンド・パール』の発売前から紹介されていたポケモンの一種。後述するAG編に先行登場していたり、宣伝用ポスターや各児童誌でも報じられるなどその存在感は大きく、特に当時の古参ファンを驚かせた。

しかしゲーム発売後に蓋を開けてみるとシンオウ図鑑にはおらず、そもそも全国図鑑入手後に解禁される新ポケモンの中で唯一紹介されていただけだったことが判明。どういうことかというと、

  • 1.殿堂入り後にシンオウ図鑑を完成させる
  • 2.ファイアレッド』をダブルスロットし、野生のエレキッドを捕まえる
  • 3.エレブーに進化させた後、エレキブースターを持たせて通信交換

…といった手順を踏む必要があり、発売前からあれだけ大々的に宣伝されていたにもかかわらず、ストーリーをクリアし全国図鑑を解禁する・過去作品1本・『ダイヤモンド・パール』いずれか2本・DS本体を2つずつ用意する必要があるという入手するまでの経緯がとんでもなく面倒臭い難点を抱えていた。

当時の子供達は勿論のこと大人のトレーナーでもガチ勢で無ければ環境を整えられた人は少なく、その入手経路の厳しさに首を傾げた人は多かったとか…

因みにライバルであるブーバーンは、当時の攻略本発売まで公開が控えられていた(次回作でも相方の公開が遅れたポケモンが出てくるのだが、それはまた別の項目にて)。

プラチナ』においてはシンオウ図鑑に登録され、それに伴いストーリー攻略中及びダブルスロット無しでもエレブーが出現するようになり入手難度が緩和された。

また、ナギサジムジムリーダーデンジの手持ちポケモンに追加された。その影響からか、pixiv内ではデンジとセットの絵が多く見受けられる。

剣盾ではワイルドエリア、LEGENDSアルセウスでは天冠の山麓に出現する。

色違いは赤い部分(眼・尾先)が青くなり、黄色い部分が少しだけオレンジ寄りになる。

明確に赤みの強い色違いエレブーと比べる通常色との差異は少ないが、体毛の深みが増して鈍い金色になったようにも見え、渋い見た目になかなかマッチしている。

ゲーム上の特徴

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
エレキブル7512367958595540
エレブー6583579585105490
進化前比較+10+40+10±0±0-10+50

進化したことで大きく「こうげき」が跳ね上がり、禁止伝説を除いてでんきタイプ最強の物理攻撃力を手に入れた。「HP」も「ぼうぎょ」も軒並み上昇した。

ありがたいことに「とくこう」や「とくぼう」は据え置きだったが、「すばやさ」は進化前より下がり、大激戦区の95族に落ちてしまった。

種族値合計にして540。一般ポケモンとしては最上位クラスに高い数値を誇る。

これを反映してか『ポケモンカードゲーム』でも高火力要員にされる事がしばしばある。

また攻撃技の縛りが多いでんきタイプの中ではトップクラスの技のレパートリーの持ち主である。クロスチョップ」「じしん」「いわなだれ」「れいとうパンチ」「ほのおのパンチ」「DDラリアットなど、多数の物理技を習得可能(タマゴ技では「アームハンマー」や「ばくれつパンチ」まで覚える)…なのだが、見ての通り全体的にいまひとつ強くなりきれないレパートリー。

とは云え第4世代まではでんきタイプで唯一「じしん」を覚えるポケモンだった(現在ではマッギョ、アローラゴローニャも可能)。また、第8世代現在でんき単タイプで「じしん」を覚えることができるのはこのポケモンだけである

特殊技も物理型ほどではないとはいえ、「かえんほうしゃ」「きあいだま」「サイコキネシス」「ウェザーボール」とそこそこのレパートリーを持っている。

そして、特性「でんきエンジン」と「じしん」を組み合わせて「でんきタイプキラー」として活躍できる。

例えばギャラドスなどでんきに弱いポケモンを出して、でんき技を読んで後ろからエレキブルを出せばこちらの「すばやさ」が上がった状態で登場できる。

だが最近では「じしん」が効かないでんきタイプも増えてきており、安定しなくなった。でんきを無効にする特性自体も多くのポケモンに配られている。

これだけ聞くと破格の性能に聞こえるが、(エレブーよりは上がったとは言え)HPと防御はゴツい見た目に反して高くなく、素早さも中途半端で技の威力も全体的に乏しい為現実は厳しい。

特に最大の問題点が、一致物理技の威力が最大90止まり(しかも反動あり)である点。もっともこれは電気物理タイプ共通の悩みなのだが…

このせいできあいのタスキを持つには反動で噛み合わず、攻撃力アップ系のアイテムやZ技を使うには素早さが微妙なので安定しないという問題に直面する。火力が高いなら多少のデメリットも仕方ないのだが、威力90でこの使い勝手の悪さは厳しいものが有るのが現状。

しかも第4世代ではかみなりパンチ」の75が最大だった(そのせいかアニメでこの技が決め技扱いされる事が多かった)。この為「とくこう」に振って「10まんボルト」を使った方が火力が出るという哀しい事態に見舞われていた。

第5世代からは威力90の「ワイルドボルト」を覚えられる為多少改善されているが、この技も反動がある為安定はしない。反動がない高威力物理電気技か、ピカ様の専用技が欲しい…というのは常に言われていることである。

そして当のエレキブルが不在の第9世代にて、でんきタイプを失うかわりに威力120を誇る物理技「でんこうそうげき」が登場。現状ではパーモットの専用技となっているが、技の性能はほぼ「もえつきる」の電気版であるため他に配られる可能性も高い。…しかし、相方はもえつきるを覚えない。エレキブルの明日はどっちだ。

…そして、DLC第2弾藍の円盤にて新たにくさわけはたきおとすを習得、そしてついにでんきタイプ版とびげりである新技サンダーダイブを習得して堂々復活。これにより物理でんきアタッカーとしての安定性が飛躍的に向上した。同様に強化されたレントラーゼブライカテツノカイナとは特性や素早さ、高い特攻による役割破壊性能で差をつけたい。

なお、同タイミングで相方タイプ一致の新技を習得した。

隠れ特性は「やるき」である。

ねむり状態にならない為、ゲンガーキノガッサなどに対して強くなる。

ただし「すばやさ」を上げる手段を失う他、「ねむる」による回復ができないためそこにだけ注意。

「まひ」については第6世代から効かなくなったので心配しなくてよくなった。

7世代ではターン制限こそあるがカプ・コケコエレキフィールドという火力と対眠り性能において完全上位互換が出た現状採用価値はない。

ちなみに、エレキブル自身はそのカプ・コケコに強く、特性「でんきエンジン」ででんき技を吸収してすばやさ逆転からの「じしん」で倒せるうえに、コケコのエレキフィールドにただ乗りすることもできる。

余談だが、技「ギガインパクト」の登場当時エレキブルと共に公開されていたため、同技が「新しいでんき物理技か!?」と期待されたこともあった(『ポケモンカードゲーム』でも度々結びつけられる組み合わせでもある「DPBP#147」と「SM2p 020/049」のカードがそれ)。

まさか「はかいこうせん」の物理版で、しかも自力で覚える最終技に追加されていただけだったとは誰が予想しただろうか。

使用トレーナー

ゲーム版(本編)

ゲーム版(番外作品)

  ポケモンバトルレボリューション

  ※スタービューコロシアム第5セット

  ※ポケモンバトルレボリューション

  ポケモンGO

アニメ版

漫画版

番外作品

ポケモンバトルレボリューション

本作においても参戦している他、クリスタルコロシアムのリーダーであるボルド(ボルトではない)はエレキブルをモチーフにした衣装に身を包んでいる。

エレキブルの顔は工事現場のメットのような解釈でデザインに落とし込まれている。

ポケモン不思議のダンジョン

探検』シリーズではギルドの店で「れんけつてん」を営んでいる。

そのポケモンが覚えられる技を思い出せるほか、今覚えている技を連結技にすることも可能。

またゼロのしま各所やうんめいのとうにおいては序盤に登場。能力値は高めだがあまり危険な技は持っておらず、むしろ経験値がおいしいボーナスキャラとなっている。

ポケモンGO

2018年11月15日、満を持して実装された。

エレブーからの進化方法は「アメ100個+『シンオウのいし』」というもの。

シンオウのいしは現在のところフィールドリサーチの「大発見」や、GOバトルリーグの報酬など入手方法が限られるレアアイテム。シンオウのいしは他の多くのポケモンの進化に必要となるため使用は慎重に。

性能はというと、非伝説ながらCP3000越えという高スペック。

さらに、極めつけはその火力で、何とこうげきの値がライコウを上回り、でんきタイプ中現在3位(1位はボルトロス、2位はサンダー)という凄まじい状態。

加えて技も優秀で、ダメージ効率が最も良いでんきショック」「ワイルドボルト」のコンボを揃えられる。本作には物理と特殊の区別がないため、気兼ねすることなく使用できる。ただし、トレーナーバトルでは原作の仕様を反映してか、使用後に防御が2段階低下する仕様になっているので乱用は禁物。トレーナーバトルでは小出しにしやすい「かみなりパンチ」を覚えさせておいた方が相手にも揺さぶりをかけやすく、立ち回りが安定しやすい。

難点はゲージ技がでんき技しかなかったために、苦手なじめん・くさタイプへの対抗策に乏しいことであったが、後にサブ技として「れいとうパンチ」や「かえんほうしゃ」(コミュニティ・デイ限定技)を習得できるようになり、これらのタイプにもある程度対抗することが可能になった。とはいえ、エレキブルの素の耐久は低めなので、やはりこれだけでじめん・くさタイプを倒すのは厳しい。どちらかといえば、「かみなりパンチ」と一緒に覚えさせてフェイントとして繰り出し、相手のシールドを消費させるのが主な役目となる。

耐久が低めなのはご愛敬だが、それを差し引いてもかなりの高性能なので、特にライコウやサンダーを持っていない人は是非手に入れたい1匹といえる。

ポケモンマスターズ

2022年1月1日、「寅年」という事で実装(虎柄であるうえ、アニポケでは進化前が某野球チームのパロディ名になっている)。

でんきタイプのアタッカー。

「エピソードイベント 新年ポケモン勝負!」では、ナツメ&リーシャンとタッグを組む事となる。

ほうでん30%の確率で相手をまひ状態にする
スペシャルアップ自分の特攻を2段階あげる
かみなり天気があめのときは攻撃が必ず命中する。30%の確率で相手をまひ状態にする。
心躍る勝負を!自分の素早さを2段階+命中率と急所率を1段階あげる

バディーズ技

最高の一年を望むエレクトリックレイ追加効果なし

パッシブスキル

抜群時次回抜群威力↑9技が効果抜群のときに自分を次回抜群威力上昇状態にする
抜群時次ゲージ消費無2技が効果抜群のときに30%の確率で自分を次回ゲージ消費0状態にする
初B技後EF化初めてバディーズわざをつかったときだけフィールドをエレキフィールドにする

ポケモンレンジャー

フィールド技は「でんき3」。ポケモンレンジャーバトナージでは海底油田アジト、ポケモンレンジャー光の軌跡ではライウン山に登場。

ポケパーク

ポケパークWiiではストーンゾーンで登場し、バトルに勝つと友達になる。

ポケパーク2ではスクラップエリアのひみつそうこに登場する。ちなみに彼の背中をよく見ると…?

アニメ版

  • シゲルのエレキブル
  • シンジのエレキブル
  • CV:三宅健太
    • DP編におけるサトシのライバル・シンジの主力ポケモン(シンジを象徴するポケモンと言ってもいいだろう)。彼の手持ちの中では、エレキッド時から最も多く登場している。同184話にて、エレブーから進化した状態で登場した。
    • シンオウリーグでは3回戦(VSジュン)と準々決勝(VSサトシ)で活躍。後者ではサトシのゴウカザルとの激しい一騎打ちの末、惜しくも敗れた。対決の際には無印EDの『タイプ:ワイルド』が流れるという超豪華仕様であり、必見の名勝負となっている。
    • 新無印でも登場。
  • デンジのエレキブル
    • DP編でサトシとのジム戦で初登場。ゲーム版と違い、一番手で繰り出される。ドダイトスリーフストームほのおのパンチで防御し、ロッククライムで突っ込んできたところをれいとうパンチで一撃KOさせる等、苦手タイプ対策の技を覚えている。その後のピカチュウ戦では、電気技を喰らった事で特性「でんきエンジン」によりスピードアップ。ピカチュウを苦戦させるが、特性「せいでんき」を浴びて動きが鈍ったところに、アイアンテールを喰らいダウン。
    • その後新無印編でも再登場。スピンロトムに対してピカチュウが10まんボルトを繰り出そうとしたところで交代させ、「でんきエンジン」を発動。かつてのように、桁違いのパワーとスピードでピカチュウを苦しめたところで一時交代する。その後、お互いに1対1の状況になったところで、再び登場。最後は、ピカチュウの1000まんボルトを全て吸収しようとするも、予想以上の威力に耐え切れず敗北。サトシに、ハイパークラス初の白星をもたらす事となった(ちなみにゲーム本編では、このような事は起こり得ないので注意されたし)。
  • SM編
    • 70話でブルガンの手持ちで登場し、カキと彼の実家である牧場を賭けてカキのバクガメス・アローラガラガラと勝負をし一度は勝利するも、その翌日に行われた再戦では1vs1で勝負し、敗北する。
    • その後である81話から彼の配下であるヒールレスラー集団・リベンジャーズのミスターエレクのポケモンでも登場。

その他

劇場版ディアルガVSパルキアVSダークライ(オラシオンの彫刻)・氷空の花束幻影の覇者

エレキブル系統は、容姿やカラーリングが野球の某球団を連想させるからか、アニポケでは他に、ナナコモエブルガンなど、大阪弁で話すキャラクターが使用する傾向がある。

関連タグ

0465.モジャンボ0466.エレキブル→0467.ブーバーン

関連ポケモン等

  • ブーバーン:対になるポケモン
  • エレキング:ボツになったとされるエレブーの進化系。名前の由来はもちろんこいつだろう。
  • ズピカ:街の電気を発電するポケモン仲間。NPCによればハッコウシティはズピカが発電してる模様。

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