概要
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加コンテンツ『ゼロの秘宝』の後編。2023年12月14日に配信された追加コンテンツ。
交換留学でイッシュ地方にある姉妹校「ブルーベリー学園」へ赴き、アカデミーとはまた違った学校生活を送るストーリー。
プレイするための条件は『ザ・ホームウェイおよび碧の仮面クリア後』となっている。非達成でもブルーベリー学園に行くこと自体はできるが、アローラのすがたのポケモンを捕まえる授業まで進めると「パルデア地方やキタカミの里でやり残したことを終わらせましょう!」という案内文が表示されてストーリーの進行が止まってしまう。
それゆえ前編と違い、ストーリーの進行状況によるポケモンやトレーナーのレベルの変化が無いため前作の『冠の雪原』同様に本編よりも高レベルが当たり前な環境が待ち受けている。
登場するトレーナーが使用するポケモンのレベルは最低でも75以上、名ありだと80を優に超え、隠れ特性持ちのポケモンを普通に繰り出す事もザラ。
加えて、CPUのAIが本編のそれと比べて遥かに高度なものになって(ダブルバトルで、体力が少ない方を集中攻撃して倒すなど)おり、実際ランクマガチ勢であっても舐めてかかれば敗北してしまうことも普通にあるレベル。
更に、四天王やチャンピオンとなると個体値が最高かつ基礎ポイントまで割り振られ、性格補正まであるという徹底ぶり。
ただし、基本的には一部を除いて特化振りになっており「苦手な部分は苦手なまま」になっている事が多く、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のクリア後を思わせる程の理不尽な仕様になっているという事は無い。
総合的に見ると、本編と比べて歯応えのある内容になっているといった程度で、普段からバトルをしていないユーザーであってもなんとかストーリーをクリアできる程度の難易度には抑えられている。
加えて、配信の直前に隠れ特性のディアルガ(『スカーレット』)・パルキア(『バイオレット』)のイベントレイドが実装されたり、ダークライや色違いルカリオの無償配布を行ったりと、いくつかの特別キャンペーンも行われた。
それらの入手を逃したとしても、本シナリオを進める時には必ず強力なポケモンが仲間になっているので、バトルが苦手なプレイヤーには心強いだろう。
登場ポケモン
「(S)・(V)」はそれぞれのバージョンのみの登場。
新ポケモン
過去作からの追加ポケモンたち
※すべて最終進化のみを記載。
第一世代 |
---|
フシギバナ / カメックス / ラフレシア / ドククラゲ / ドードリオ / ジュゴン / ナッシー / サワムラー / エビワラー / ラプラス |
第二世代 |
メガニウム / オーダイル / ランターン / キレイハナ / グランブル / エアームド / キングドラ / ドーブル / カポエラー |
第三世代 |
ジュカイン / バシャーモ / ラグラージ / プラスル / マイナン / フライゴン / メタグロス |
第四世代 |
ラムパルド(S) / トリデプス(V) / ドサイドン / エレキブル / ブーバーン / ポリゴンZ |
第五世代 |
ジャローダ / エンブオー / ゼブライカ / ドリュウズ / エルフーン / ズルズキン / チラチーノ / ランクルス / デンチュラ / ゴルーグ |
第六世代 |
ニャオニクス / カラマネロ |
第七世代 |
アローラナッシー / ガオガエン / アシレーヌ / ドデカバシ / オニシズクモ / キュワワー / メテノ |
第八世代 |
マホイップ / ジュラルドン |
※ポケモンホームで事前解禁済以外を記載。
第一世代 |
---|
- |
第二世代 |
ライコウ / エンテイ / スイクン / ルギア / ホウオウ |
第三世代 |
レジロック※ / レジアイス※ / レジスチル※ / ラティアス / ラティオス |
第四世代 |
レジギガス※ |
第五世代 |
コバルオン / テラキオン / ビリジオン / レシラム / ゼクロム / キュレム |
第六世代 |
- |
第七世代 |
ソルガレオ / ルナアーラ / ネクロズマ |
第八世代 |
- |
※HOME転送のみ。
図鑑登録できる実装済みポケモン
リザードン / アローラサンドパン(V) / アローラキュウコン(S) / アローラダグトリオ / アローラゴローニャ / ガラルヤドラン / アローラベトベトン / ケンタロス / バクフーン / ガラルヤドキング / ドダイトス / ゴウカザル / エンペルト / ダイケンキ / ブリガロン / マフォクシー / ゲッコウガ / ジュナイパー / ゴリランダー / エースバーン / インテレオン / バサギリ / ハリーマン / ウネルミナモ(S) / テツノイサハ(V) |
『Pokémon HOME』から連れてくることができる幻のポケモン
追加要素
ブルベリーグ
ブルーベリー学園内では、生徒の中でポケモンの強さランク制度が存在する。
中でもタロ、アカマツ、ネリネ、カキツバタはブルベリーグ四天王と呼ばれる別格。彼らに挑むためにはテラリウムドームの各エリアにて行われる四天王チャレンジ(ストーリー本編におけるジムチャレンジに相当するもの)という試練をクリアしなければならない。
彼らを倒すことでリーグの頂点であるブルベリーグチャンピオンに挑むことが出来る。
リーグ部
ブルーベリー学園に存在する部活。部室は主人公の手で、自分好みに模様替えが可能。
同学園の生徒は勿論、クリア後はパルデアのジムリーダーや四天王、アカデミーの教員等を特別講師として招待できる。交流の他再戦も行え、一緒に写真を撮ったり、条件を満たせば証付きのポケモンを交換して貰える事も。
ボール投げ
『剣盾』では廃止された、モンスターボールの投球フォーム変更機能が復活。野球部のナゲハシに下記のブルレクで集めたBPを支援すると、投げ方を教えて貰える。
ブルレク
正式名称は「ブルーベリー・スペシャル・レクリエーション」。
様々なお題「ミッション」をクリアすることでBP(ブルーベリーポイント)が貰え、アイテム購入のほか、上記部室のカスタマイズやキャラの招待、ボール投げの習得などに使用できる。
ミッションの内容は「ポケモンを捕まえる」「特定の行動をしているポケモンをカメラ機能を使って撮影する」といったもので、やり込むとついつい忘れがちになってしまう機能を使うものが多い。
ミッションを10件こなすと少し難易度が高いボーナスミッションが登場しする。レイドバトルや特定の味のサンドウィッチを作るなどやや手間がかかるが、より多くのポイントを貰える。
テラリウムドームでユニオンサークルを作成して他のプレイヤーと遊ぶと、ブルレクのミッション達成ポイントが共有され、より多くのBPを効率よく入手でき、更にボーナスミッションを複数こなすことで難易度が非常に高いが報酬も大きいサークルミッションが登場する。
新たなテラスタイプ
これまでの全18タイプが集結した様な、テラスタル限定となる新たな19番目のタイプが登場。
藍の円盤終盤に解禁されるとある場所でイベントをこなした後に使用可能になり、通常のポケモンのテラスタルにも適用される。
シンクロマシン
人間とポケモンのシンクロを可能とする試作品の装置。
何と全ての所有ポケモンを直に操作し、テラリウムドーム内を動き回ったり、他ポケモンとバトルする事が可能となる。
おやつおやじ
スーツ姿の謎のおじさん(プレイヤーの間ではこの人がモデルなのではないかとの噂あり)。
藍の円盤クリアおよびブルレクの達成に伴い、伝説のポケモンにまつわる情報と好物のおやつをもらうことが可能。
それを持っていると、パルデア地方の各地に歴代の伝説ポケモンが現れ、捕獲出来るようになる。