概要
ポケモンSVに登場する伝説のポケモンのコライドンとミライドンを纏めた非公式の通称。
いずれもフォルムはドラゴン型かつモチーフはバイクである他、名前に「古来」や「未来」などの時間軸に関するワードが入っており、「ライドン」という名前で必ず締められている。
コライドンは車が出来る前の騎獣+オールドタイプのオートバイ、ミライドンは現代の最新鋭バイク+SF作品で見られるエアバイク、が元ネタだと考えられ、過去→現在→未来という時代の流れを現しているともとれる。
なお、スカーレット・バイオレットの順に並べた場合当タグの通り「コラミラ」になるのだが、語呂の影響で「ミラコラ」という人もかなりの数存在する。pixivにおいても相当数のファンアートが「ミラコラ」タグで投稿されているので、検索の際はそちらでも検索してみることをお勧めする。
第二の相棒枠
バイクがモチーフらしいということで、発表段階から乗れるのかどうかが注目のポイントであったが、8月3日公開の第3トレーラームービーにおいて、本作のポケモンライド枠を担う存在と明かされた。
しかもオープンワールドでおなじみの滑空・ウォールクライミングまでこの2匹で行う事ができる。
彼らは伝説でありながらパルデア御三家に並ぶ本作の相棒枠とされており、物語の序盤で主人公と運命的な出会いを果たし、そのまま旅パに必須の存在として加入を果たす。
ただし何らかの理由で弱体化しているためバトルさせる事は出来ず、例外的な7体目の手持ちとして仮加入という形になり、旅の中で出自の謎や力の回復を探ってゆく事になる。
そんな両者には二つのフォルムが存在し、立ち絵で見せている姿が真の姿にして戦闘用の「バトルフォルム」、主人公搭乗時の姿が省エネ形態の「ライドフォルム」であり、劇中では後者の姿でいることが多い。
ライドフォルムには更に「けいたい/モード」と呼ばれる陸・海・空に合わせた三種類の状態が存在し、コライドンとミライドンでそれぞれ名称が異なる。
陸上フォルム | 水上フォルム | 空中フォルム | |
---|---|---|---|
コライドン | 疾走形態 | 遊泳形態 | 滑空形態 |
ミライドン | ドライブモード | フロートモード | グライドモード |
これらの能力は過去作のひでんわざに相当するのだが、両者とも技としてのロッククライム、なみのり、そらをとぶ等は習得しない。また滝は下れてもたきのぼりは出来ないので、近くの岩壁を登って移動する必要がある。
空中移動に関しては「藍の円盤」クリア後の拡張イベントで自在飛行が可能となる。
余談
バイクがモデルに選ばれた理由としてはスペインが「ブエルタ・ア・エスパーニャ」(こちらは自転車の大会)やスペイングランプリ(こちらはオートバイの大会)が開催されるほどの二輪車文化が発展した国だからであろう。
バイクの要素を持つドラゴンという共通点から、仮面ライダー龍騎のドラグレッダー/ドラグランザーと絡めたネタがゲーム発売前からTwitterなどで見られたが、発売日には仮面ライダー公式Twitterが「この週末は龍に乗る人が増えそうですね。皆さんよいドライブを。」とツイートしており、公式も認知している模様。元ツイート
それどころかドラゴン型の電子星獣ドルに乗る宇宙刑事ギャバンやバイク型マシンのエンヤライドンに乗る暴太郎戦隊ドンブラザーズにも絡めてネタにされており、メタルヒーロー公式Twitterやスーパー戦隊オフィシャルTwitterまでノリノリで便乗している(元ツイートその1・元ツイートその2)
この世代ではなんの因果か、仮面ライダーが元ネタとされるバッタポケモンエクスレッグが登場している。そして追加DLCではドンブラザーズとおなじく桃太郎がモチーフのポケモンモモワロウも。
発売後、ゲーム序盤のストーリーにて主人公を助ける姿がカッコイイせいか、Twitterで「夢女」とサジェストされた。
それ以降は、ゴツい伝説らしからぬ愛嬌を存分に見せつけてくる為、呑気な鳴き声の「アギャス」を愛称にしているプレイヤーも多数。
ネタバレ
その正体はモトトカゲの古代/未来の姿とされるパラドックスポケモン。
詳細は各種リンクを参照してもらいたいが、両者は他のパラドックスポケモンと同様に精々古い書物に物騒な伝聞が残っている程度で伝説と呼べるほどの逸話が無いという、既存の伝説ポケモンと比較すると異質なタイプ。
別時空からやってきた出自はソルガレオ/ルナアーラにも近いが、こちらは劇中の時代までほぼ人間に認知される事もなく、故に彼らを狙う人物や組織なども存在しない。
主人公と同行する個体は、例外的にパラドックスポケモンらしい排他性が全くない性格だった事もあり、結果一般人からは「変わったモトトカゲの仲間」として認知されている。
しかし作中における動向は、結果的にプレイヤー視点でも作中視点でも「パルデア地方を救った」と称せるものであり、要するに作中で伝説を作ったという形で、伝説ポケモンに相応しい活躍を見せたと言える。
もしかしたら、コラミラは作中の活躍で以って、結果的に伝説ポケモンに列したのかもしれない。
ストーリー『ザ・ホームウェイ』のクライマックスでは、相棒の方のコラミラがバトルフォルムにフォルムチェンジを果たし、かつて自らをエリアゼロから追放したもう1匹のコラミラと対峙するミラーマッチになる。ED後に戦闘が可能な6匹の手持ちの中に加えることが可能となっている。しかし、あくまでライドポケモンとしての相棒も兼ねているので、ボックスに預けたり、交換に出す事が不可、ライドすると自動的に戦列から外れるとかなり扱いが異質。
通常のポケモンに準じた扱いが可能な2匹目のコラミラは、クリア後のパルデアの大穴で入手が可能。ちなみに、『ザ・ホームウェイ』におけるイベントバトルには専用BGMがある一方で、クリア後のシンボルエンカウントで発生する通常型式の戦闘では専用BGMが用意されておらず、パッケージを飾る伝説のポケモンの中では、金銀のホウオウ・ルギア以来である(リメイクでは専用BGMがある)。
ちなみにパラドックスポケモンの鳴き声は「この世界」における原種というべきポケモンをアレンジしたものになっている(元の鳴き声の〆に古代種なら遠吠え、未来種なら機械音が追加されている)のだが、この2種はモトトカゲとは全く鳴き声が異なる。
同じく「既存のものとは異なる大枠に属する伝説のポケモン」としてはソルガレオとルナアーラ、ネクロズマがいるが、この3体は他のウルトラビーストと同様のSEが使われている。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
2024年に「コライドン & ミライドン」として追加された。ランクはLEGEND級で攻撃力は全スピリッツ中6位かつスロット3とかなり優遇されている(ただし防御力はかなり低い)。憑依ファイターは初代御三家のドラゴンとメトロイド世界の竜っぽい存在。
関連タグ
ミラコラ:逆カップリングタグ
ポケモンコロシアム/ポケモンXD:移動手段がバイク。(※マップ移動のムービーのみに限定)
タンドン/カットロトム:同じく車輪をデザインに取り入れている。
グラカイ:天候を変える特性を持つが自身のタイプとシナジーの無いポケモンと、一つのタイプの技を超高火力で打てるポケモンの組み合わせという点で似ている。
歴代禁伝カップリング
剣盾姉弟←コラミラ→???