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マスターバイク零式

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ますたーばいくぜろしき

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に登場する乗り物の一種(ネタバレ注意)。ここでは『厄災の黙示録』に登場するマスターバイクも扱う。

概要

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』のDLCにて追加された新たな乗り物。

同コンテンツの第二弾『英傑たちの詩』の試練を全て攻略すると導師ミィズ・キョシアから伝授される。

古代シーカー族が作り出した、当時の最新技術の結晶とも言える最高傑作の神獣

四英傑たちが神獣を持つのと同様に、リンクに対応した神獣である。

名目上は神獣だが、見ての通りバイクである。

ダンジョン並みの巨体だった四神獣とは打って変わり、現実のバイクと同様のサイズしかない。

見た目としてはユニコーンをモチーフに、古代鎧と同じようなガーディアン系の装飾(装甲)で取り繕っている。

ちなみにリンク自体は『マリオカート8』の追加コンテンツでスカイウォードソード仕様のリンクが参戦した際に「マスターバイク」なる馬型の青いバイクに乗っており、それを本編に逆輸入した形になる。

そして完全版たる『マリオカート8デラックス』の2018年7月20日のアップデートでブレスオブザワイルド仕様の英傑リンクが参戦した際、この「マスターバイク零式」マリオカートに正式参入した。

性能

システム上ではシーカーストーンの機能の一つであるため、amiiboの要領で手軽且つ自由に呼び出し可能(馬の方も同時追加の古代のくら装備でどこからでも口笛召喚可)。

広大なオープンワールドである本作において、本機は非常に有用な移動手段となる。

基本的操作はブレーキ、アクセル(加速)、バイクジャンプがそれぞれ設定された各種ボタンとスティックで操作する。

走行中に弓矢を使う・すれ違い様に(右側を)斬りつける・(リンク側の)ジャンプで降りながら上に飛ぶ・マスターソードの剣ビームを放てる(武器を投擲)出来る点は馬と同じ。

マリカ8のように反重力で壁を登る機能こそないが、スピードも丁度扱えるレベルで、ちゃんとウィリーまで出来る。

ジャンプ機能は石や浅い段差を飛び越えられる程度。

ご丁寧にドイブラン遺跡の暗闇すら照らせるライトまで点灯するハイスペックぶりであるが、同様にバック機能は無く、走行中に迂回するか、停止中にその場で回転して方向転換する方式になっている。

走行旋回時にブレーキボタンを押せばドリフトが可能で、より急角度での方向転換が行える。

浅い角度の崖や岩など、多少の地形はジャンプと併用して難なく走破可能。

無論、車両なので轢き逃げも可能ではあるが、堅いが軽い古代素材製なのでダメージは5程度。

チュチュやオクタのような非人型の魔物程度や大抵の小型動物ならそのまま、角度によっては赤ボコブリンくらいなら一撃で倒せる。

  • 比較
度合い◎:最良○:良好△:難
機能M
航続距離◎(無限)○(有限)
悪路走破性能(坂・岩場)△(崖等に来ると強制停止)
耐久性(ダメージ)△(受け過ぎると死ぬ)◯(耐久性は無いが勢いよく壁に衝突したら消滅)
呼び出し利便性○(古代のくら装備時のみ)
安全性◎(オートジャンプ・オートブレーキ付)○(即死する高度でない限り(高高度過ぎると消滅)どんな場所から飛び降りても無傷で済み、ノータイムで走行継続可能。ただし高速で障害に激突すると落車してダメージ)
自動操縦機能○(道なりに行く場合は操作不要)×(全手動)
速度○/◎
カスタマイズ性
入手難度◎(初期から搭乗可)×(実質エンドコンテンツ)
  • 入手難度

ゲームを終盤まで進め、DLCの全チャレンジをクリアできなければ入手できないというのが最も高いハードルとなる。

ゲームデザイン的にも効率重視の探索に特化した乗り物で、馬で冒険を楽しんだほうが雰囲気を楽しめる。

DLC込みで購入し新しくはじめたとして、「まずマスターバイクを欲しい!」と思っても、手に入るのは4体の神獣を攻略した終盤手前、かつこの英傑たちの詩の高難度チャレンジをすべてクリアし、導師ミィズ・キョシアを倒した後の報酬。

入手難易度こそは高いが、マスターバイク零式を手に入れた時の達成感が凄まじい、いわゆるエンドコンテンツを超えた先の便利アイテムである。

性能を比較すれば様々な利点がマスターバイクにはあるが、ゲーム中必須の乗り物ではない。高難易度のチャレンジ攻略が辛いと感じたら、別のコンテンツを進めながらプレイヤースキルを高めていこう。

  • 総評

走り出したら自動的に進み、一回加速すると暫く進み続ける馬と違い、このマシンはアクセルボタンを押し続けなければ加速しない。

速度の点では速さ5の馬の方が純粋な最高速度では勝るが、襲歩の回数制限の関係上、平均速度ではバイクに軍配があがる。

だが機械である為エンジン音が大きい。

BGMを聴きながらのんびり旅をしたい場合には徒歩か馬を使う事もあるだろう。

また、馬は凹凸のある悪路や崖に来ると嫌がって止まるが、このバイクは操縦士に委ねられているため、空中に飛び出してバイクから飛び降りてそのまま滑空に移行したり飛び降りの勢いを利用してWBを発生させたりと活用法は多岐にわたる。

また、バイクらしくヘッドライトがついており、実用性は低いがドイブラン遺跡の「暗闇の試練」内でも正面のみ・搭乗中限定だが視界を確保できる。

  • 動力源

この神獣は走行に『燃料』を用いるが、ガソリンなど存在しないこの世界では料理や薬の素材をなんでもエネルギーにでき、手に持ってバイクに近づくとタンクに投入する事で補給が出来る。

回復量はポーチのメーターで目測可能で、素材によって回復量が変動。

意外にも『リンゴ、ハイラルダケ、薪の束、コハク、火打ち石、岩塩、ボコブリンリザルフォスモリブリン系の角・爪・牙、(普通の)チュチュゼリー、古代素材各種』といった序盤でも手に入る素材の方が高効率で、5個で半分回復と良好。

逆に肉や魚、魔物の肝や尻尾といった動物系、草などの植物系などの素材は、上記のリンゴ以下の素材より回復量が低い傾向にある(5個でも半分未満)

一見取るのが面倒で希少な素材やライネル素材、ヒノックス素材の回復量は一層低い。

なお料理のように組み合わせで回復量が変わることはない。

『星の欠片、マモノエキス、妖精、古代のコア類』は少々特殊で、数が増える程回復量が2乗し、5つだとガス欠からでも満タンになる。

これらのように手に持って鍋に放り込める素材ならリンゴは元より魔物の残骸や虫でも不問だが、モノによっては5つ消費しても4分の1も回復しない。

余り物をリサイクル出来る点は有用だが、希少な素材ならば良いというわけではないのである。

調達の手間と費用対効果の点ではリンゴや薪の束、道中で地面から出てくる青チュチュのゼリーが優れている。

  • 走行

燃費は中々良さげで、燃料満タンで走ればハテノ砦の入り口から道なりに走った場合、サトリ山の右にあるサーディン公園跡辺りまで移動が可能なほどの航続距離を発揮する。

移動速度が低下する雪原地帯でも高速で疾走でき、多少の角度なら難なく登坂可能な馬力で移動手段としては非常に重宝する。

一定距離を離れると自動的に本体が消えるため、いちいち仕舞う必要も無く、乗っている最中もマスクの効果は発動する。

  • 耐久性

古代素材を用いているため異常なほど頑丈……どころか耐久度の概念が無い。

馬ならダメージを負う物理攻撃は勿論、イワロックの岩石、バクダン矢や古代矢、ガーディアンのレーザーですら無効化するため、戦闘時において緊急時の盾や壁としても融通が利く。

しゃがんで本体と重なるように隠れれば相手の視界を遮る効果もあり、位置調整すればガーディアンのレーザーの発射を遅らせたり追跡(索敵)を振り切ることも出来る。

これらの強固な耐久性もあって、始まりの台地の右端の石壁の上から直接下の地面に降りても操縦士と本体共々無傷で済む。

あまりに高すぎると途中で自動的に降りてしまうが、仕様上はどの高さでも、余程変な角度で着地しなければバイクのバネで衝撃を吸収するためダメージは無い。

ククジャ谷ほど垂直な崖こそ無理だが、坂になっている崖を降りるなどの危なっかしい運転も、斜めに降りたり場所を選ぶ等のテクニック次第で可能。

ただ硬くて地面と直角なモノ(木や壁)に正面から勢い良くぶつかってしまうと、投げ出されて痛々しいことになる。

無茶な運転をすれば重心がズレてあらぬ方向に跳ねたり崖で滑って落ちることもある。

樽なら速度を出せば簡単に破壊し、木箱も単体なら壊せるが、あくまで移動用の道具であるうえ馬のように急には止まれないので、下手に突っ込まない方が懸命。

  • 制約

一部の地域や場所ではシステム仕様(警告表示や謎の壁)で出したり走ることが出来なくなっている。

…と言っても

  • 現実でもノーマル機なら砂でまともに走れなくなるどころか故障必至の砂漠地帯
  • 凹凸のある悪路が多くまともに走れないデスマウンテン
  • 通路が狭すぎるリトの村と、狭めな上にNPCが多すぎるゾーラの里
  • そもそも屋内であるハイラル城内部

くらい程度しか走れない所は無い。

ヘブラ山脈(雪上)や樹海、砂浜やハテノ村とカカリコ村は普通に走行可能であるため、フィールドの大部分は走行出来る。

果てはハイラル城外部やコログの森にも持ち込めるが、ハイラル城に至っては走り回るだけで全方位からガーディアンに狙われる為、ダメージを負いながら走ることになる。

そして怨念の沼に触れるとすぐに本体が消滅するため、ハイラル城でドライブするなら、ガーディアンの数を減らし、怨念の目を排除する必要がある。

当然ながら、水中・水上を走ることは出来ない。

湿地などの水位程度なら問題無いが、泳げる深さに入ると即刻消滅する。

2021年6月18日に配信されたDLC第一弾「古代の鼓動」にてゼルダ専用の武器として登場。名称は「マスターバイク」。

ゼルダからの依頼でプルアを中心とした王立古代研究所が開発したもので、文献にある「勇者のために作られた神獣」(おそらく本来のマスターバイク零式)をモデルにしているという。

純粋な移動手段だった零式と違いこちらは搭乗しながら武器のように扱い魔物を倒すため様々な機能が搭載されている。

解放まで少々手間が掛かるがそれ以降は必要な素材さえ集めればいくらでも手に入れることが出来るため間違って破棄してしまっても心配ない。

ちなみにゼルダが搭乗するのは本人たっての希望のため。ロベリーには「バイクに乗った姫様がケガでもしたら悲しいし、来期の予算がゼロになってしまう」と心配されている(そのため安全性を高める開発依頼がある他、ムービーシーンではリンクが見守る中で操縦の訓練を行う描写がある)。

搭乗するのが小柄なゼルダであるためブレワイ本編でリンクが乗っていた時よりも大型に見える。

零式と同じユニコーン型のオフロードタイプの他、試作品として新たに2種類のバイクが追加されており、鳥の頭部を模したパーツや爪といったより攻撃的な外装パーツを装備しビームの発射機能を備えたマスターバイク改•鋭、牛の頭部を模したパーツの他 前輪を支えるフロントフォーク部分にシールドを取り付けバリアを展開する機能を備え搭乗者の安全性と走行時の安定性などを向上させたマスターバイク改•護がある。

操作キャラの性質的にはルージュに似ており、常に移動しながら広範囲を攻撃するという特性上拠点の制圧などには強いが、ボス戦など止まったまま一点を攻撃し続けるのは苦手。また敵を倒しきれない場合、散らしてしまうことも。

あまりにも常軌を逸した戦闘機動をするため乗っているゼルダは大丈夫なのか心配になる程。

続編であるティアーズオブザキングダムではマスターバイク零式自体は登場しないものの、ウルトラハンドゾナウギアの存在によりプレイヤーの発想次第で様々なバイクを作ることができる。

また、始まりの台地の回生の祠があった洞窟に潜んでいるイーガ団を倒すことによりマスターバイク零式に酷似した乗り物ブループリントでつくれる設計図を手に入れる事が出来るという小ネタが存在する。

関連動画

  • コンテンツ本編
  • マリカ8
  • マリカ8DX

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