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概要編集

ゼルダの伝説シリーズの多くの作品に登場する、ハイラル王国の城。歴代のゼルダ姫ハイラル国王の居城として登場し、物語の過程で魔物に占拠されたり結界を張られたりなど、ダンジョンとして扱われることが多い。

意外にも初代ゼルダの伝説リンクの冒険と言った初期作品には登場しておらず、初出は神々のトライフォースである。


作品ごとのハイラル城編集

神々のトライフォース編集

序盤と中盤に訪れるダンジョン。全体で見るとラストダンジョンと言っても過言ではない規模を誇る。

序盤は地下通路、中盤は塔を登る形で攻略する。

ハイラル王が治めていたが、ガノンに憑依された司祭アグニムによって王は殺害され、ゼルダは地下牢に投獄され、兵士たちは操られてしまった。ゼルダからテレパシーを受けたリンクの最初の目的は城に潜入してゼルダを助け出すことであり、地下通路から近くの教会に逃げ込んだ。

マスターソード入手後は、城内に潜伏するアグニムを倒すため再度乗り込んで塔の最上階を目指すこととなる。当の入り口は魔法によって閉ざされているが、マスターソードなら破ることができる。


時のオカリナ編集

子供時代に登場。ゼルダ姫に会うため訪れることになる。門から城内に直接入ることは出来ず、裏庭を通してゼルダの居る中庭まで行く必要がある。フィールドでハイラル城と呼ばれる部分は城下町と城の間のエリアで、ここには妖精の泉もある。

なお、城内にはなぜかマリオ兄弟ピーチクッパなどの肖像画がある(64版のみ)。


大人時代はガノン城に作りかえられているが、アーチや妖精の泉はそのまま残っている。


風のタクト編集

海底に沈んでいるかつての王国の城。神の塔をクリアすることで行けるようになるが、最初は魔法の封印によって城のそのものの時間が止まっているため空間全体がモノクロ調になっており、同時に城内のガノンドロフ配下の魔物も石化した状態になっている。今作におけるマスターソードの台座はここの地下にあり、マスターソードを引き抜くと城の封印が解ける。

今作にもガノン城があるが、ハイラル城とは別に建てられている。


ふしぎのぼうし編集

最序盤は普通に入ることができるのだが、間もなく裏でとある事件が起こり、正面からは兵に阻まれて入れなくなる。そのためそれ以降は抜け道を使って侵入することに。不法侵入のため行ける範囲は制限される(というか範囲が被らない)。

城の地下に聖地があり、修復したピッコルの剣をパワーアップするためたびたび訪れることになる。その後、ゼルダに宿るフォースを奪うためグフーの一味が占領し闇ハイラル城へと変貌する。地下に王がとらわれている。

ちなみに闇ハイラル城になった後も外観はそのままで、庭園にいた兵士達は異変に気付いていない。


トワイライトプリンセス編集

ラストダンジョン。

獣化したリンクがミドナに助言に従ってゼルダに会うため序盤に一度訪れた後、倒れたミドナを救うべくもう一度ゼルダに会いに赴くこととなる。最初の時点では城の屋根伝いに進んでゼルダの部屋に向かうだけであり、さらに物語中盤には城は結界に覆われて侵入不可能となるが、影の精霊石を取り戻したミドナがその結界を破壊することで正門から堂々と入れるようになる。

事実上の最終ダンジョンであり、復活したガノンドロフがゼルダを捕らえて潜伏しているため、場内にはブルブリンら魔物たちが蔓延っている。

ちなみに本作は城下街が最後まで健在なのだが、城が結界に閉ざされても町民はほとんどそのことを気にしていなかったりする。


4つの剣+編集

ダンジョンの一つとして登場するが、ラスボスではなく道中のダンジョンの一個に過ぎない。

城らしくあらゆるアイテムやギミックが置かれており、操られた兵士が至る所に配備されている。


ボスとしてファントムガノンが待ち受ける。


大地の汽笛編集

リンクが機関士として認めてもらう時に訪れる。シリーズで唯一最後まで敵に占拠されることもなく平和な城。

裏返すと序盤のイベント以外あまり用がなく、影が薄いと言える。


神々のトライフォース2編集

序盤でも訪れるが、中盤でユガがゼルダを捕らえるためこの城に潜伏し、そのユガを追って塔を登っていくことになる。


ケイデンス・オブ・ハイラル編集

オクターヴォによって国王が眠らされ乗っ取られている。

四体の魔法の楽器の魔物「四獣奏」の力で入り口が閉ざされている。

また、ガノンが支配する未来のハイラル城も登場する。


ゼルダ無双編集

ストーリーでは最初のステージに登場。平原で戦うことになり、城の内部には入れない(内部扱いの拠点はある)。最終章では「ガノン城」と名前を変えて登場し、ラストバトルの舞台となる。緑衣の少女編でも最後のステージとして登場した。


マリオカート8編集

ハイラルサーキットのコース途中で城内を通って行くことになる。マスターソードが安置されている。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ編集

64版、ゲームキューブ版、3DS/WiiU版、Switch版に登場。城の屋上部分がステージになっている。土台は中央が高く、左右が低い構造で、他に小さいすり抜け足場がある。右端は小部屋があるため相手を吹っ飛ばしにくい。時々竜巻が発生する。


知恵のかりもの編集

ハイラルの中央に位置する城。城下町が存在する。

序盤でガノンに拉致されたゼルダ姫が帰還するが、玉座に現れた裂け目にハイラル王、ウギ将軍、サダリ大臣が飲み込まれてしまい、偽のハイラル王たちに成り代わられてしまう。

裂け目を発生させていた罪を着せられたゼルダ姫は地下牢に幽閉されるが、そこへ現れたトリィの協力により脱獄に成功する。


中盤ではウギ将軍とサダリ大臣を救出後、城下町ごと城が裂け目に飲み込まれてしまう。しかも無の世界の魔物たちまで現れてしまった。動揺する兵士たちにウギ将軍は指示を飛ばし救助活動に移る。その間にゼルダ姫とトリィは、ハイラル城の裂け目へと侵入を果たす。

ハイラル城の地下部分がダンジョンとなっており、本物のハイラル王とインパが無の世界に取り込まれてしまっている。最深部では偽のハイラル王が待ち構えており、魔物たちと合体してガノンを象り決戦となる。

黒幕を倒したと思いきやこのガノンはカリモノに過ぎなかったことが判明する。ここから真の黒幕との戦いに移る。


ブレスオブザワイルド系列のハイラル城編集

かつてのハイラル王国の中心地たる巨大城郭。100年前の大厄災で破壊され、現在では廃墟と化している。


上層は謁見の間などがある壮麗な造りである一方、

北側の断崖絶壁、ラネール地方から流れる大河の天然の水堀、要所に配した急カーブで敵を減速させる城門〜外周、とかなり軍事的に計算された構造をしており、ゲームの城としては珍しいくらいに実戦向きな王城となっている。

実際、同様に壮麗ながら実戦向きとして知られる姫路城が参考にされているとのこと。

その堅牢さはというよりは要塞と言った方がしっくりくるかもしれない。


ブレスオブザワイルド編集

ラストダンジョン。

100年前に封印された厄災ガノンの怨念が渦巻いている。リンクが眠っている頃はまだ静かであったが、リンク覚醒とほぼ同時期にガノンの怨念が活性化し、城から禍々しいオーラが立ちのぼるようになる(ちなみに活性化前は侵入するトレジャーハンターもいたらしい)。


厄災ガノンの下へ向かうには外部と内部の2ルートがある(後述)。

中に入るための入り口は塞がれているのも含めて複数あるが、いくつかの通路は怨念の沼や崩落で塞がれており、中で全て一本に繋がっているわけではない。


貴重な武器やハイリアの盾、素材などが手に入る一方、城下町や更に外の平原には歩行型と少数の朽ちたタイプが活動しており、ハイラル城外周には砲台型と朽ちたタイプが固定砲台として配置され、更に飛行型が索敵として徘徊するなど、夥しい数のガーディアンがほぼ全周囲に配置され、侵入者(リンク)をレーザーで始末しようと文字通り目を光らせている。序盤からいきなり訪れることも可能だが、ゲームを始めたばかりのプレイヤーでは城に辿り着く前に歩行型のビームに撃たれゲームオーバーになる事が大半である。


内部は強力な装備を持ったリザルフォスモリブリンが徘徊しており、道なりに進むと見える三の丸と二の丸の関門ではライネルが待ち構えている。


内外にはコログなどが点在するため、収集や図鑑登録など、本作を完全攻略するとすれば必ず何度かお世話になる。


  • 外部

城壁を登って侵入するルート。


正門から本丸まで蛇行した太い一本道が存在しており、門を開けて敵を退治しつつ道成に進めばガノンの所へ行けるが、ガーディアンなどと対峙して消耗したくない場合、岩肌を登ってショートカットする手もある。


一本道上にも外壁にも行く手を遮るように怨念の沼があるので、通り抜けられるルートは限られる(ダメージ覚悟なら強引に抜けられる場所も存在する)。


砲台型や飛行型のガーディアンが多数目を光らせており、登っている最中に狙われたら避けるのは不可能。そのため特に砲台型は優先して破壊する必要がある。古代兵装・矢で眼を撃ち抜けば一撃で倒せるので数本は持っていくべし。


ちなみに怨念の沼さえなければよじ登れる場所に制限はなく、城の天辺に登ることも可能。

番兵である二体のライネルに関しても外壁伝いに移動したりすれば割とあっさり無視できる。


  • 内部

非常に細かく作り込まれており、散策する度に発見がある。


坑道、ゼルダの部屋、研究室、牢屋、船着き場、食堂、訓練所(武器庫)、図書室、展望室などそれぞれ独立しており、基本的にシームレスで行き来が可能。

ただし所々が内外にある魔力の目玉で道を塞がれているため、実質一方通行になっている箇所も多々ある。


所々に高品質の武器が置かれており、これまでの経緯を垣間見ることが出来る隠し部屋も存在する。


余談編集

剣の試練を完全攻略していない状態のマスターソードを持ち込むと、刀身が輝いて攻撃力が60に上昇して耐久性も上がる効果があり、また英傑の加護のクールタイムも若干短縮され、使い切った後の回復が早くなる。


また、序盤でいきなりガノンと戦うことも可能だが、その前にストーリー上で倒していないカースガノンと連続で戦うことになる(最大で6連戦になる)ため、高いテクニックと城内で武器を多めに拾って強化しなければ勝てない。ただし6戦目だけは無限に使える武器が手に入るので物資は気にしなくてもいい。


城の周りにそびえ立っている5本の柱は一万年前に築かれたシーカー族の遺物とされ、100年前にゼルダ姫によって行われた研究によると城の地下にはシーカー族の遺跡が眠っている可能性が推測されており、事実城の本丸の直下には巨大なドーム状の空間が存在している。また100年前に厄災ガノンが復活した際に、この柱から無数のガーディアンが出現している。


  • 序盤攻略の様子




厄災の黙示録編集

ストーリーは厄災復活前から始まるが、残念ながらハイラル城がステージとなっているのは厄災復活後だけであり、綺麗なハイラル城を散策することはできない。


ステージとなっているのは中盤と終盤の計2回。中盤は厄災復活直後の城から脱出することを目的とし、終盤は厄災との決戦の舞台となる。

終盤では仲間の英傑はもちろんのこと多数の味方軍勢と共に乗り込んでおり、本編で一人孤独に立ち向かったリンクの姿を知るプレイヤーとしては感慨深いものもあるだろう。


ステージ構成は縮尺も含めてほぼ本編そのままとなっている。行ける範囲は章によって一部異なるが、主に外部は正門から本丸まで続く一本道、内部は船着き場や図書室、訓練所や食堂、そしてそれらを繋ぐ通路など。坑道や牢屋には行けないが、代わりに本編では崩落や地形隆起のせいで入れなかった大広間やいくつかの小部屋に行くことができる。


終盤に訪れた際は、厄災が100年の封印による消耗がないうえに赤い月でフルパワー状態の最中だからか、通路の壁や天井が本編以上に怨念の沼で覆いつくされた悍ましい状態になっている(ダメージ判定はないので見た目の問題だけだが)。


ティアーズオブザキングダム編集

地下から瘴気を放つ廃墟として登場。

物語冒頭、リンクはゼルダの案内で城の地下を訪れることとなるが、そこで封印されていた謎のミイラに襲われてしまう。

以後、ミイラが放った凄まじい瘴気の勢いによりハイラル城は地下から押し上げられてしまい、地上と上空の2つに分断されてしまう。


ストーリー中では最序盤にゼルダ姫捜索のため地上の跡地に赴いたのち、四地方の異変解決後に改めて上空の本丸へと乗り込むこととなる。


地上部分には三の丸のほか、展望台や訓練所、食堂、船着き場、牢屋などが残されており、船着き場では最強の盾であるハイリアの盾を入手できる。

徒歩で侵入可能で、モンスターの数は多くないが、ボルトウィズローブ瘴気魔などの強力なモンスターも一部生息している。また、ハイリア人も何人かが仕事として滞在している。


上空には本丸のほか、二の丸や図書室、ゼルダの研究室などが存在。

リンクを上空へカタパルト射出してくれる『鳥望台』を用いればパラセール滑空で空から侵入できる。

しかしがんばりゲージ(スタミナ)を2周分ほど消費しないと辿り着けない距離にあるため、地道にリンクの強化を行うか、料理でがんばりゲージを回復しながら進む必要がある。

ゾナウギアを用いた飛行装置で向かう選択肢もアリ。

前作ほど序盤からの侵入は容易でないものの早い段階で王家や近衛といった強力な武器が確保でき、本丸の燭台の仕掛けを解く事が出来れば「新式・英傑の服」が手に入る。


また、前作では明かされなかった王家の隠し通路が開通しており、監視砦と地下で直通している。

そこに残された石碑にはハイラル城がこの地に建てられた理由が記されていた。


ハイラル城以外の城塞編集

本作ではハイラル城以外にも城に類するハイラル王国のランドマークが存在する。

アッカレ砦編集

ブレスオブザワイルドの時空にて、ハイラル王国によって建造された第二の城。100年前の厄災で陥落しており、こちらも現在は怨念の沼に覆われ魔物がはびこる廃城と化している。


アッカレ地方の小高い山の頂に位置し、かつて難攻不落と呼ばれた物々しい巨大城塞。ハイラル城に比べ、角ばった無骨な形状なのが特徴である。

内部には本編開始後に現れたシーカータワーが、砦を貫くように聳え立っている。

現在では入り口が崩落しているため外観しか見ることが出来ないが、周囲の街道ににらみを効かせるように砲台場が設けられているなど、かつてのハイラル王国にとって守りの要であった事が窺える。


100年前、ハイラル城から逃げ延びた王国の貴族や兵士たちはこの砦へと逃げ込み、最後の抵抗を試みるもガーディアンという規格外の相手に全滅。

この地は後世に「ハイラル王国最期の地」として語り継がれることとなる。


作中ではあまり触れられないが、こちらも非常に防衛向きの構造をしている。有志による詳しい考察がこちら。



公式資料集『マスターワークス』では海から来る外敵に備え建造されたと述べられており、また緊急時に兵たちの拠点となるよう、糧食も数年分蓄えていたという設定も明かされている。


『厄災の黙示録』では陥落前の砦内部に入ることが可能で、大広間や各種小部屋の存在が確認できる。

『ティアーズオブザキングダム』でも内部に入れるが、百年の歳月によるものか完全に崩壊してしまっており魔物が巣食う苔むした洞窟となっている。

更に天変地異によりとんでもない魔物達の縄張りとなっており、より一層の危険地帯と化してしまった。


ハテノ砦編集

ハイラル王国、もう一つの最期の地である城跡。

こちらはハイラル大平原から東、双子山を抜けた先のクロチェリー平原の東端に位置している。


砦とは言うものの、本来は関所のようなものであり本丸や兵舎などはなかった模様。事実、『ブレスオブザワイルド』時点では城壁と門くらいしか残っていない。

『厄災の黙示録』においては前面に城壁で囲まれた空間があった事や、クロチェリー平原全体に前哨砦のような建物が点在していた事が見て取れる。


百年前、ゼルダ姫とリンクが王国の民間人を引き連れて逃げ込んだのがこの砦であった。

しかしこちらにも大量のガーディアン達が押し寄せ、リンクはたった一人、ガーディアンの群れを退魔の剣一本で迎え撃つ事となる。

そしてその窮地の中、ついにゼルダの封印の力が覚醒。一帯のガーディアンから厄災の力が祓われ、ハテノ砦はギリギリで陥落を免れたのだった。


……しかし、リンクはこの戦いで遂に限界を迎え昏倒。

その後、シーカーの技術によって百年に渡る長い眠りへ就くことになった。


ハイラル軍駐屯地編集

ハイラル平原に存在していた大型の軍事施設。「城」とは呼ばれないものの、兵舎や監視塔、城壁を備えたその様子は城塞のそれと言える。

『ブレスオブザワイルド』時点では原型が分からないほどに破壊されていたが、『厄災の黙示録』でその詳細な姿が描写された。

『ティアーズオブザキングダム』では、皮肉にもその近隣に複数の魔物が拠点を構えてしまっている。


古代ハイラル城編集

『ティアーズオブザキングダム』のムービー内にのみ登場する建国当初のハイラル城。


始まりの台地のハイリア山の麓にあったとされ、作中では現代の回生の祠のやや南付近にあったことが窺える描写がある。建国間もない時期であることに加え、ラウル王とソニア王妃の人間性を反映して、2階建ての質素な外観となっている。

作中ではガノンドロフがラウルに謁見した広間やソニアが襲われたバルコニーが登場する。


また、ヘブラ地方のタバンタヒルにある地上絵はこの城と思われる。


メディアミックス版編集

初期の作品には「ハイラル城」という設定自体がないため、独自設定としてゼルダ姫が住む城が登場している。


リンクの冒険乱丸編集

ゼルダ姫が暮らす城という設定で登場。ガノンを倒したリンクを招いて一緒に暮らしていた。

原作とは違い、この城の地下にある隠し部屋に初代ゼルダ姫が眠りについていた。リンクはゼルダ姫の案内で地下通路を進み、初代と対面することとなる。

なお、地下通路には古代文字の壁画があるなど、かなりの年代に造られたことが示唆されている。

最終巻ではガノン軍によって占拠されてしまい、いわゆるラストダンジョン的な立場で登場する。

ただしガノンとの決戦場所は空の上となる。


ゼルダの伝説未将崎雄編集

ゼルダ姫とハイラル王が暮らす城という設定で登場。城下町が存在する。

作中では城や城下には被害は受けていないが、ハイラル王率いる騎士団が魔族との戦いで壊滅してしまっている。

また物語開始の3年前に、ガノンが密かに城に侵入して王妃を殺害し力のトライフォースを奪い取っている。


暗黒トライフォース伝承編集

ゼルダ姫とハイラル王が暮らす城という設定で登場。

黒幕である闇の司祭によってゼルダ姫は永遠の眠りにつき、ブラック・リンクによって城を乗っ取られハイラル王が幽閉されてしまう。

闇の司祭はアグニムと同じく当初は王の信頼を得て側近として近付き、機が熟した頃を見て牙を剥いた。兵士たちは洗脳されていないが、王を人質に取られているため嫌々従わされている。

終盤では塔の一室が最終決戦の場となる。


黒き影の伯爵編集

アッサム城という名称で登場。

神の石と呼ばれるトライフォースを保管していたが、冒頭で1000年の封印から復活したガノンらに攻め込まれ壊滅させられた。ゼルダ姫の部屋には隠し通路があり、インパは知恵のトライフォースを持ってここから脱出した。


ゼルダの伝説②_神々のトライフォース編集

カカリコ村の長老サハスラーラの設定が「ハイラル城下最強の剣士」に変更されているが、この頃は本家に“城下町”は登場しておらず、時のオカリナから城下町が登場した。


アグニムは密かに騎士や兵士たちに地位を約束して配下に取り込み、ハイラル王とゼルダ姫を幽閉して内側から城を乗っ取った。なお、従わなかった者や従ったとしても邪魔になる者は殺して魔物と入れ替わらせている。


物語終盤にて教会からゼルダ姫を拉致したアグニムは、ガノンの魔力を用いてハイラル城を包み込む“結界”を展開する。それは城を飲み込むほどの渦巻く暗雲であり、近づけば大木だろうと空へと吹き飛ばされてしまうものだった。しかし主人公が持つマスターソードは、太陽の力を丸ごと取り込むことで巨大な光の刃を形成し、暗雲結界を斬り裂いた(この影響で太陽光が一時的に失われ夜になってしまった。)


主人公たちによってハイラル城は制圧されたが、アグニムがゼルダ姫を生贄に捧げたことでハイラル城は光の世界と闇の世界の境界になってしまう。二つの世界から発するエネルギーがせめぎ合い、変換された結果、城全体が透明な膜に覆われてしまっている(万華鏡を覗き込んだような輝きを放っているとのこと)。

結果、闇の世界の魔物たちが次々と現れハイラルに安全な場所が無くなってしまう。

逆にハイラルから闇の世界に侵入することも可能であり、鏡に太陽光を集めて照らせば入り口が開かれる。


ゼルダの伝説(西野司編集

城に安置されたトライフォースの聖なる結界で王都を守っている。このため魔族たちは手が出せずにいたが、ガノンは配下を肉壁にすることで強引に結界を通り抜けて城まで侵攻し、力と知恵のトライフォースを奪おうとする。しかしトライフォースの管理者であるゼルダ姫が知恵のトライフォースをどこかへ飛ばすことで最悪の事態は避けられた。


神々のトライフォースかぢばあたる編集

原作と同様に序盤~中盤までの敵拠点として登場。

隠し部屋などの仕掛けがあり王室騎士団長アルジュナはこれを用いて脱出し教会まで逃げて来ている。また教会には結界が張られているため邪悪な存在は近づけないのだが、地下までは護られていないので城側の地下通路からなら侵入できるという致命的な欠点がある。

アグニムが倒された後、ハイラル城は生き残ったハイラル王率いる現代の七賢者の拠点になった。


リルトの誓い編集

「ゴンザの出身地がハイラル城下」「国王から力尽くで王位を奪う悪役」という話の中でしか登場しない。

なお、この頃は本家に“城下町”は登場しておらず、時のオカリナから城下町が登場した。


関連タグ編集

ゼルダの伝説

ゼルダ姫 ハイラル王

ハイラル王国ハイラル)  王城  

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