概要
ゼルダの伝説シリーズで登場する、ハイラル王国に存在する広大な平原。
主に各エリアへの中継点としての役割を持つ。頻繁に訪れる場所であるためかこのエリアで流れるBGMはその作品の代表曲として扱われることが多い。
各作品
時のオカリナ
北にハイラル城と城下町、東にコキリの森とゾーラの里、北東にカカリコ村とデスマウンテン、南にハイリア湖、西にゲルドの谷がある。平原中央にはロンロン牧場が存在する。
トワイライトプリンセス
ハイラル城を取り巻くように存在。大きく4つのエリアに分けられ、南はフィローネ、東(Wii版では西)はオルディン、北と西(Wii版では東)はラネールの管理領域となっている。
本作では馬に乗ったままでも剣などが使えるようになったことで(過去作では弓のみだった)、馬上戦のイベントが何回か存在しており、ハイラル平原がその舞台として扱われている。
また、オルディン地方のハイラル平原はガノンドロフとの最終決戦の地にもなる。
ブレスオブザワイルド系列
ハイラルの中央に位置する極めて広大な平原。その広さは『トワイライトプリンセス』のマップが収まってしまいそうなほど。また、西のヒメガミ川を越えた先には西ハイラル平原と北ハイラル平原も存在。
北端にハイラル城と城下町、南に始まりの台地が位置する。大部分は草原で占められ、ところどころに大厄災で破壊された集落や軍の駐屯地の廃墟が存在する。
『ブレスオブザワイルド』では、チュートリアルエリア(始まりの台地)とラストダンジョン(ハイラル城)の間を繋ぐ位置関係であるため、北に行くほど高難易度になっていく。
南半分は比較的安全だが、北半分はガーディアンが徘徊する危険地帯。ハイラル平原には身を隠せる障害物が少ないため、徒歩では一度発見されると逃げ切るのが困難になる(一方で障害物がないことから大胆に騎乗戦が行える)。ハイラル城下町周辺は特に多数のガーディアンが闊歩している。
続編の『ティアーズオブザキングダム』では城下町に隣接して監視砦という拠点ができており、過去作のように各方面への中継エリアとしての側面が強くなる。そのためか全体的に脅威度は低く、街道を歩く旅人や行商人の姿もよく見られるようになった。
100年前を描いた『厄災の黙示録』では、まだ健在だった頃の建造物が見られる。平原とは言うものの砦や集落など人工物の割合がかなり大きかったことが窺える。