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概要

ゲーム『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』のラスボス

これまで幾度となくハイラルを脅かしてきた魔王ガノンドロフガノン)と同一の存在だが、人間であった頃の面影は全くなく、ただハイラルを滅ぼすためだけに暴れまわる憎悪と怨念の権化と化している。
過去の作品で姿は変われども意思は多少残っていたことはあったが、この厄災ガノンは、かつてのガノンドロフとしての人格や自我は最早消滅している(台詞やキャラクターボイスも一切持たない。奇声を上げるのみ)。

本編の約1万年前のハイラルにも現れたが、この時代ではシーカー族が対ガノン用に開発した神獣ガーディアンによって追い詰められ、退魔の剣をもつ勇者と女神の血を引く姫によって封印された。
それから数千年の間ハイラルは平和な時代が続いていたが、100年前に再び復活。かつて自分を苦しめたガーディアンを支配下に置き、神獣には自らの化身「カースガノン」を差し向けリンク以外の英傑たちを殺害。神獣も支配してしまう。瞬く間にハイラル城を陥落させ、ついに王国を滅亡に至らしめた。
そしてゼルダを守るべくガーディアンの群れと戦ったリンクも多勢に無勢で倒れる。しかし女神の力に目覚めたゼルダによりガーディアンは退けられ、ガノンもまたゼルダを内包する形でハイラル城に封印された。以後も封印は100年間維持され続けて来た。
しかしゼルダの力も弱まりつつあり、封印の維持は困難になっている。

本作の最終目的はこの厄災ガノンを倒し、ゼルダを100年の呪縛から解き放つことにある。

本作は決められた進行ルートがないため、ほぼ初期装備のままでも挑むことは一応可能である(物資不足なのでハイラル城の各所にある強力な装備回収は必須となる)。厄災ガノンがいるのはハイラル城の本丸で、正門から進むと無数のガーディアンの砲火を掻い潜っていくことになるが、うまく外壁から回り込むとほぼ戦闘なしで厄災ガノンまでたどり着けてしまう。

ちなみにカースガノンを倒さず神獣たちを解放しなかった場合、厄災ガノンとの前に風、水、炎、雷の順番でカースガノンと連戦となる。ただしステージが平らなので神獣内部より戦いやすい(特に雷)。このため最大で6連戦となる。

第一形態 厄災ガノン

厄災ガノン


ついにゼルダの封印を破って復活した直後の姿。ムービーシーンではメイン画像のような龍に近い姿だったが、巨大な繭の中から出現すると蜘蛛のような禍々しい姿となってリンクと対峙する。顔だけはかすかにガノンドロフの面影が残っている。

腕にはカースガノンが装備していた長槍、炎の剣、銃器などを装備しており、これまでのカースガノンが行ってきたように氷ブロックを飛ばしてきたり剣を地面に刺し雷を落としてきたりしてくる。壁に張り付きながら移動する。
体力が減るとダルケルの護りのような赤いオーラを纏う。この状態では武器による攻撃は一切通じなくなり、ビームをジャストガードで反射するか、攻撃をジャスト回避してラッシュするしか有効打が存在しない。古代兵装・盾を持っていけば構えるだけでビームを反射できるのでかなり楽になる(ただし連射ビームは盾ジャストじゃないと反射できない)。一つでは壊される確率が高いので二つ以上持っていくことを推奨。
倒すとムービーになるが肉体が崩壊する様は過去最大級のグロテスクさを誇る。

神獣を解放していると戦闘開始前にイベントムービーが発生し、英傑たちの声援と同時に神獣たちの総攻撃で体力を最大で半分まで削ってくれる。

第二形態 魔獣ガノン

ガノン


リンクによって肉体を破壊された厄災ガノンが、復活への妄念によって肉体を再構築・暴走して憎悪と怨念の権化となった姿。その体躯は神獣にも匹敵する。
姿は『トワイライトプリンセス』などで見せた四足の獣姿だが、サイズは過去最大クラスとなっている。魔獣とは名ばかりでグロテスクなブヨブヨの塊である。
この戦闘はハイラル平原に場所を移し、馬に乗り光の弓矢を使った戦いとなる(馬から降りて戦うこともできるが、破壊光線の範囲から走って逃げるのは無理なため馬に乗ることを推奨)。

体中に怨念を纏っており一切の攻撃を受け付けないが、ゼルダが発生させる光の的を打ち抜くとダメージを与えられる。
戦闘開始前にゼルダから光の弓矢を授かるが、マスターソードの剣ビームや古代兵装・矢でも一応代用できる。
光の的は一定時間で消えてしまうが、幸い的はかなり大きいため、流鏑馬に慣れていれば当てることはそれほど難しくない。まったくの未経験でもクリアできる程度の難易度となっている。
最後の一撃は頭部に出る目玉を狙う。地上から撃っても瞼を閉じて防がれてしまうため、上昇気流で飛び上がり、スロー状態で狙うことになる。ゼルダがヒントをくれるが、いつまでもトドメを刺さないと段々ヒントが露骨になる。

憎悪と怨念の権化となってリンクに挑んだガノンだが、光の矢によって頭部にある実体を撃ち抜かれ敗北。倒れた瞬間、内包していたゼルダに脱出され、100年前の時のように再びゼルダに襲い掛かるが女神の力によって今度こそ完全に封印された。

厄災の黙示録では

今作でもラスボスとして登場。あるガーディアンが時を遡った際、ガノンの怨念の一部が追い掛け過去へとやって来る。手始めに未起動だったあるガーディアンに憑依して「憑依ガノン」となり、続けて小さな村の占い師アストルに接触。滅びの未来の一端を見せて力を与え手駒として取り込んだ。

アストルを動かすことでイーガ団と手を組ませ、厄災復活に向けて暗躍させる。後にイーガ団はウルボザたちに大敗を喫し、戦力として利用価値が薄れたためアストルの手によって団員たちは生贄に捧げられた。これにより力を増幅させたガノンは、ブレスオブザワイルドの時間よりも少し早い段階で復活する(ブレスではゼルダが修行に失敗した後。黙示録では修行のためハイラル城を出る瞬間)。結果、コーガ様には反旗を翻されることとなった。
終盤では憑依ガノンとしての正体を現してリンクたちに襲い掛かるも敗北。アストルも敗れ追い詰められる。アストルは憑依ガノンにリンクたちの抹殺を命令するが、最早ガノンにとって彼は用済みの駒でしかなく、吸収して力に還元してしまった

【一応ネタバレ注意の厄災の黙示録】推しの怨念をも使えるだなんて!


そして禍々しい巨人としての「厄災ガノン(画像右側)」へと変貌し、リンクたちと最後の戦いを演じる。顔つきはどことなく終焉の者に似ている。
戦闘では外見通り徒手空拳による接近戦をメインに仕掛けて来る。緩慢な動作からいきなり攻撃を繰り出すので所見だとラッシュを決めにくい。体力を半分まで削ると足場を崩壊させ、カースガノンたちを模した攻撃をするようになる。また体力を0にするとダウンしたまま動かなくなり、最後の一撃は必ずウィークポイントを削って決めることになる。

死闘の末、ダルケルとリーバルの声援を受けたリンクによって一刀両断され敗北。その間隙を突いたゼルダに封印された。
過去においても滅びの歴史を生み出そうとしたガノンだが、「再封印される」という歴史は変えることができなかった。何より本来の歴史より100年も早い段階で封印されたのは皮肉としか言いようがない。

もう一つのラストバトルを描いたバトルチャレンジ「決戦!ハテノ砦」では、復活したアストルと憑依ガノンを倒すとトリに登場。BGMが「退魔の騎士」に変化して最後の戦いとなる。

クリア後に解放される「Lv61-70」のバトルチャレンジを進めることで解放される「厄災ガノンとの決戦」をクリアするとなんと厄災ガノンをプレイアブル化できる前作のように特定のステージだけのスポット参戦ではなく、仲間と同じようにどのステージにも連れて行けるため、ガノンでガノンを倒すということもできる。ちなみにプレイアブルとしてのガノンの方が一回りほど小柄(それでもリンク達よりは充分でかい)。仲間になる理由付けは特になく、ハイラルチャレンジ
でも「ガノンは〇〇の力を欲しがっているようだ。与えてもいいものだろうか?」疑問符が付けられている。

基本的には通常攻撃を主体に攻め、必殺技では小型の竜の姿に変身して口から怨念を吐き出す。攻撃時に怨念を振り撒き、特殊アクションで吸収ことで厄災ゲージを伸ばせる。最大まで溜まると厄災モードに移行できる。
厄災モードの攻撃は非常に強力でウィークポイントゲージを削ることができる。ただしスマッシュが発動するとモードが解除される他、維持時間もそれほど長くないためそこまでぶっ壊れキャラというわけではない。
しかしDLC第2弾ではユニークアクションが解放され、前述の吸収能力を獲得できる。これにより周囲の敵を引き寄せて吸収し、厄災ゲージを増やすことが可能となった。

色々あったもののコーガ様にはまだ忠誠心を持たれているようで、キャラクターチェンジの際には「ガノン様!」と呼ばれる。

DLC古代の鼓動で追加された「Exハイラル征服戦」ではコーガ様か厄災ガノンを操作してリンクたちを倒すというif展開が描かれた。味方にはアストルとスッパが登場する(操作はできない)。意外にもアストルの救援に駆け付けると「貴様の手を借りずとも切り抜けられる」とツンとした態度を取られる。

残された謎(ネタバレ注意)

【ゼルダの伝説】ブレスオブザワイルド 続編
Mummy Ganondorf | ガノンドロフ


今作で怨念として登場したガノンであるが、「何故ハイラル城の地下深くから復活を遂げたのか?」「何故厄災ガノンが復活を繰り返されるのか?」等の謎が残されていたが、今作でその謎の解明はされることはなかった……




そして、Nintendo Direct E3 2019の最後にて、ブレスオブザワイルドの続編が開発されていると同時に、そのPVにて新たな謎が生み出された。

何処とも分からない、地下のダンジョンを探索するリンクとゼルダ。
その道中でゼルダが新たな壁画を発見。そこには馬に跨り、大槍を手にした一人の男が描かれていた。
そして、遺跡の最深部にて、二人は黒い怨念を噴き出す謎のミイラを発見する。

 ミイラの胸元から溢れる怨念は、薄緑の光を放つ謎の腕によって、かろうじて塞がれているようにも見える。

長い赤髪を持つそのミイラは、ある一族のものと思しき豪華な装飾品を身につけており……

スマブラSPでは

スピリットとして登場。外見はメイン画像の姿。憑依先はジャイアント化したガノンドロフ。レアリティは4と最高レベル。
BGMではBotWの厄災ガノン第二形態(オーラをまとう二段階目時。魔獣形態ではない)のBGMが輸入されている。ショップでランダムに出品される。
灯火の星ではストーリー上必ず戦うことになる。

余談

厄災ガノンに関しては『神々のトライフォース』のコミカライズ版を思わせる展開が多数盛り込まれている。

  • 田口順子版:追いつめられたガノンがリンクの足に縋り付き、命乞いからの不意打ちで逆転を狙うも失敗して敗北する。厄災の黙示録では似たような展開として、追いつめられて膝を突いたガノンが悪あがきをするも封印されるというのがある。またアグニムに魔力を与え封印解放の手駒としたが、用済みになると土壇場で魔力供給を断ってリンクに倒させている→アストル
  • かぢばあたる版:自身を模したモンスターを刺客として遣わせる、ガノンが床を破壊して決戦場所に引き込む、ガノンに攻撃をしてもダメージを与えられない、ガノンとの戦闘中に仲間たちの声援がリンクに届く→いずれもBotW、厄災の黙示録で描写されている。
  • 姫川明版:アグニムに力を与え封印解放の手駒とする、追いつめられたアグニムから助けを請われるも処刑する→アストル。ちなみに『神々のトライフォース』の説明書に記載されたあらすじによれば、ガノンの邪気が王宮に押し寄せ、応戦に出た騎士団が命を落とすも賢者たちによって闇の世界は封印されたとある。姫川版でもこの設定に準拠しているが、独自要素として騎士団には「ガーディアン」とルビが振られている。

関連タグ

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド ガノンドロフ ガノン カースガノン
厄災の黙示録 アストル 憑依ガノン
ロードブレイザー:「焔の災厄」という似た異名を持つ敵。過去に世界を破壊しようとしたが長年封印されて来た。
ドールズ(PSO2NGS):似た設定の敵である「ダークファルス」が登場する。
デズモゲヴァルス某戦隊の元々は理性を持っていたが、後に理性を持たないただ暴れるだけの憎悪と怨念の権化へと変わり果ててしまったラスボス繋がり。

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