ファイターを全滅させ、フィギュアの身体を奪った、光の化身“キーラ”。
新たな創世を狙うキーラに立ち向かうため、ファイターとスピリッツを解放してすすめ!
注意点(記事の編集者へ)
本記事は『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願いします。
概要
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の新システム「スピリッツ」におけるアドベンチャーモードの副題。
英語版は『World of Light』。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』の「亜空の使者」とは異なり、ストーリー描写はゲーム内にはほとんど盛り込まれず、「スピリッツボード」と共に前作までの「イベント戦」を大幅拡張したモードとしての役目を担っている。
ストーリー
光の化身“キーラ”によりフィギュア達の身体が奪われてしまった「この世界」が舞台。
プレイヤーはキーラによる拉致を免れたカービィをファイターとして操作し、捕らえられたファイターのコピーボディに憑依させられて暴走するスピリッツや、キーラに操られたファイターたちのボディを倒して解放していく。
システム
基本システムは『スーパーマリオブラザーズ3』に近い。
複雑に枝分かれした「この世界」を移動し、道をふさぐスピリッツやファイターとのバトルをこなして行動範囲を広げていく。
特定のスピリッツを持っていないと進めない道もあり、多くのスピリッツを持っていたほうが有利。
マップで表現された「この世界」は原作ゲームの様々な要素を織り交ぜた世界観をしており、中には原作ゲームを部分的に再現した箇所もある。
セーブデータはアカウント1つにつき3つ。
難易度設定は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」とVer4.00 で追加された 「とてもかんたん」 の4種あり、いつでも変えられる。
スピリット戦
「スピリッツボード」と同様、ファイターのボディに憑依したスピリットとスピリッツバトルを行う。スピリッツバトルについては「スピリッツ(スマブラ)」の項を参照。
勝つとスピリッツを解放(救出)し、仲間にできる。
クリアの上ですべてのスピリッツに勝つ必要はない。
特に階級がレジェンドのものはぶっちゃけキーラより強く設定されているものも混じっているため、準備が整っていないなら倒さず避けて進んだ方が良い。
登場するスピリッツはマップごとに固定。「スピリッツボード」と異なり、何度でもノーリスクでリトライでき、バトル後のミニゲームも不要。ただし持ち込みアイテムは使えない。
キーラの魔の手から逃れたはずのカービィもボディとして出てくるのはご愛嬌。
また、システム上コピーファイターのボディが本体という事になってはいるものの、ステージギミック、モンスターボール、アシストフィギュアのスピリッツは別に肉体を失っている訳ではなく、自身も生身で戦闘に参加し襲ってくる。
ファイター戦
カービィ以外のファイターたちと戦う。ルールは1ストック制。ステージは終点化で固定(一部のファイターは例外あり)。
勝つとファイターを仲間にできる。
クリアの上ですべてのファイターを解放する必要はない。
なお、ファイターの解放は今作において隠しファイターを使えるようにする方法のひとつで、「灯火の星」で仲間にしたファイターは、乱入戦を経ずに「大乱闘」など他のモードでもすぐに使えるようになる。
逆にDLCファイターは他のモードでは無条件で使用可能だが、このアドベンチャーでは「ファイターを10人仲間にする(カービィは含めない)」ことが必須となっている。
ボス戦
条件を満たすことで出現するボスと戦う。ルールは従来のシリーズと同様、ファイター側がストック制・ボス側が体力制。
クリアには、すべてのボスに勝つ必要がある。
クッパはギガクッパに変身しており、上記のファイター解放戦を兼ねている。
施設
スピリッツの中にはマスタースピリットがおり、彼らとのスピリッツバトルに勝つことで施設が開放される。
一見暗いストーリーに反して、マスタースピリット達の雰囲気は明るい。
商店 | SPでアイテムやスピリッツを購入できる。 |
---|---|
訓練場 | アタッカースピリットを預けて自動でレベルを上げられる。 |
探索場 | スピリットを一定時間預けてアイテムを入手できる。 |
道場 | スピリットを一定時間預けて能力を変化させられる。 |
詳細は「スマブラSPに登場するスピリット一覧」を参照。
スキルツリー
報酬などで手に入るアイテム「スキルのかけら」を消費してスキルを開放できる。スキルでファイターの能力を底上げできるため、開放するほど有利になる。
習得したスキルは任意でON/OFFが可能。
ボス(ネタバレ注意)
余談
最初のファイター
カービィを最初のファイターに選んだ理由について桜井自身はカービィ以外にも(ウィッチタイムで簡単に避ける事が出来る)ベヨネッタと(恐らく遠距離移動の可能な「テレポートの奇跡」が使える)パルテナが候補に挙がっていたが、両者ともに初心者向けではないファイターで「初心者に優しいキャラクターであったから」と『ファミ通』のコラムで語っている。オープニング以外でカービィの見せ所がある訳ではなく、ステージを進めれば別のファイターを仲間にして切り替えられるため、オープニング以外の面においては特にカービィが主人公というわけではない。
サブタイトルのアナグラム?
サブタイトルの『灯火の星』を逆から読むと、『星のカービィ』になる(灯火の星→星の火灯→ほしのかび→星のカービィ)。ただし、これは桜井曰く後から気付いていたものの偶然だとしている。
終点のBGMにメインテーマの逆再生が入っていたり、CM:駆け抜ける編の逆再生Verを公開するなどの逆さ読みに意味があるかのようなプレゼンや小ネタ仕込みも行われていたが、その真意は不明。
DLCファイターの扱いについて
使用条件は先述した通りであるが、メタ的に言えば後付けの存在になるため、作中の設定ではどのような位置付けにあるのかは全く明かされない。
恐らく『大乱闘スマッシュブラザーズX』における「亜空の使者」の終盤で唐突に出現したソニックと同じように作中世界に突如として出現した存在という扱いになるのだろうか?
なお、本編の設定に還元されているとは言い難いが、セフィロス参戦ムービーにおいてはセフィロスがキーラを瞬殺するというシーンが描かれており、こちらでは唐突に作中世界に現れた存在という扱いのようである。
ムービーについて
ファイターたちがキーラに光線を撃たれている際に、シュルクの右後ろへの警告の折にリンクがマリオの左から右に移動している。この位置はカービィがいた位置のちょうど光線側になっており、シュルクの警告とリンクのジャストガードのおかげで、ワープスターを持っていたカービィが逃げることができたのではないかとの推測もなされている。
また、各ファイターの倒され方にはいくつかネタも仕込まれている。ファイターたちがなすすべもなく消滅していく中、スネークやWiiFitトレーナーの行動にクスリとさせられた視聴者も多いのでは?
同じアドベンチャーモードである『大乱闘スマッシュブラザーズX』の「亜空の使者」とは異なり、明確なストーリー描写はない。
この理由について桜井は「苦労して作ったムービーもインターネット上に勝手にアップロードされてしまいます。ユーザーの感動は最初の1回きり。それがゲームでない場所で切り出されることは遊んだプレイヤーのご褒美になりえないと感じたのでやめることにしました」と、ユーザーによるYouTubeやニコニコ動画でのネタバレなどが理由であるとコメントしている。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』の頃から発売日にシナリオのネタバレを動画サイトにアップするのはやめろという旨の発言もしている。
一方、ゲーム動画のYou Tube投稿機能を実装するなど動画公開自体にはかなり肯定的な姿勢を見せている。あくまで初見を奪う形でのネタバレを問題視しており、発売から時間が経過し最終面の展開が周知された現在では特に初見の楽しみを奪ってしまう事は無いので、極端な自重はもう必要ないと考えられる。スマブラ内においてもファイターやスピリット・フィギュアの中には存在自体がネタバレのものも混じっており、やはり発売から時間が経てば問題ないようだ。
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大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL スピリッツ(スマブラ)