概要
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALのアドベンチャーモードである灯火の星に登場するボスキャラクター。
英語表記では「Dharkon」。
フィギュア化し捉われていたファイターの母体、スピリッツ達を次々と解放し、遂に元凶と見られる光の化身キーラを打倒したファイターたちの前に突如現れた、もうひとつの謎の存在。
空を割るかのようにして登場し、突如キーラに対し多数のクレイジーハンドによる猛烈な攻撃を加え、劣勢のキーラに撤退を余儀なくさせた。
ムービーの字幕によると、今まではキーラの光に侵攻を阻まれていたものの、キーラがファイターに敗れた際に生じた隙を突いて侵攻を開始したという事らしい。
ファイターたちはダーズを追うため、ダーズが出現した際にできた次元の裂け目から闇の世界へ赴く。
無数の刺々しい触手に一つ目という禍々しい外見、クレイジーハンドを従えているなど、様々な面においてキーラとは対を為す存在。
キーラは無機質で非生物的なのに対し、こちらは生物的なところがある。
ダーズもまたファイターやスピリッツを多数支配下に置いており、この世界の掌握を狙っている。
ファイターでもスピリットでもなくボスに分類される者はクレイジーハンド、謎の空間のボスマルク、ドラキュラ城のドラキュラ、聖域のガノン(変身形態)がおり、この三つの地を攻略する事でダーズに挑めるようになる。
余談
ダーズの支配下にあるファイターの中には、オープニングムービーでキーラに捕らえられ、コピーされる描写があった者達も含まれている。
一体どのような経緯でキーラの支配下からダーズの支配下へ移ったのかは謎である。
ムービーの字幕に「この世界の一部は漆黒に落ちた」とある事から、キーラが敗れ去った際に奪ったのだろうか。(※1)
ただ、ウィスピーウッズ、スカーフィ、テレサなどが憑いたコピーカービィも引き連れており、これは当のキーラがオープニングで母体確保に失敗しているので奪うことも出来なく展開や設定と辻褄が合っていない。
また、マリオやクッパ等は配置上必ずダーズが現れる前にキーラの支配下からプレイヤーが解放しているのだが、(※2)ダーズはこういったファイターのコピーも引き連れている。
ディレクターである桜井氏が「亜空の使者のようなストーリーを語るようなモードでは無い」とはっきり公言している事や、スピリッツボードの者達や呼び出し限定の者などキーラの支配下に無いコピーファイターやスピリットは意外と多く存在する事等から、あまり深く考える事でもないのかもしれない。
ダーズが捕らえていると思われるファイター、闇の世界または最終決戦のダーズサイドに捕らえられているファイターは一概にそうとは言い切れないがどちらかといえばソニックやクラウドなどの後期参戦のファイター、ルイージやルフレ、ベヨネッタなど陰りの強いファイター、ガノンドロフやミュウツー、リドリーなど闇のイメージのあるヴィラン系のファイターが多い。
また、ダッシュファイターは全員こちらに属する。
※1)そもそもクレイジーハンド以外は全てキーラから奪った可能性がある。
※2)解放前キーラに作られてはいたが結局出さず終いだった物を奪ったと考えれば辻褄は合うが。
ちなみに、ダーズ戦で流れるBGMは、灯火の星のBメロを主体としたアレンジである。Aメロは一切含まれていない。
また、ドラゴンクエストシリーズから勇者が参戦する際のPVにも登場。
冒頭からいきなり姿を見せ、紫に光る目の無数の手先達を率い、リンクに猛烈な攻撃を加えていた。
この際、ダーズは(映像は暗く少々分かりにくいが)原色のファイター達を引き連れているが、ゲーム内においてはコピーのボディは2Pカラー以降の色違いである事が多かったので、これはやや珍しい光景である。
とはいえ、聖域のラストと最終決戦に登場するガノンドロフのコピーは原色であり、スピリッツボードに配置されているキーラとダーズのどちらの配下ではないスピリットの中には原色のボディに憑依している事が確認されているものも複数いるため、あまり疑問に思うことではないかもしれない。
最終決戦
闇の世界からもまたファイター、スピリッツたちを解放し、ダーズも一度は退けたファイターたち。
しかしそんなファイターたちには目もくれず、キーラとダーズは真っ向から正面衝突を繰り広げる。
キーラとダーズの間で無数の光線が飛び交う光景を目にするファイターたち(その画面に映っている限り、その先陣に立っているのは、オープニングで唯一生き残ったカービィと、配置上必ず救出されるマリオ・ピット・フォックス・シモン・クッパ・サムス・ソニック・ゲッコウガ・ゼルダ)。
彼らはこちらの存在に気付いたのか、視線をファイターたちに向ける。セリフも字幕も無い為に視線の意図は不明だが、自分の仲間になるように促しているのだろうか?