概要
いわずと知れた「ミスター・ニンテンドー」「ミスター・ビデオゲーム」。
初登場は1981年に発売されたゲーム『ドンキーコング』。この頃は「マリオ」という名前は設定されておらず、ユーザーには「ジャンプマン」「救助マン」「ミスター・ビデオゲーム」という風に呼ばれていた。名前が付いたのは続編『ドンキーコングJR.』から。しかもこの作品ではマリオが敵として登場する。生みの親は宮本茂氏。
年齢は26歳前後。
家族構成では、双子の弟・ルイージがおり、兄弟仲は非常に良く、抜群のコンビネーションを発揮したり、勝負関係の作品では、互いに負けじと競い合う良きライバルとなってもいる。
「キノコワールド」と呼ばれる世界に存在する「キノコ王国」という国を出身地としている。
幼少期はルイージと共に長い付き合いとなるピーチ姫と関わっていたが、後にルイージと共に何らかの理由からキノコ王国を出てビッグシティ(ブルックリン)に居住し働いていた。
後に、最大の宿敵となるクッパが騒動を起こしたのを機にキノコ王国へと帰国し、以降は再度キノコ王国に居を構えてルイージと2人で暮らしている。
なおこの設定はゲームボーイ版『ドンキーコング』及び『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』以降に形成されていったものであり、最初期の設定ではイタリアで産まれ、その後アメリカ合衆国のニューヨークに移り住んだ移民とされていた(その設定上ではキノコワールドは異世界とされている)。
コンテンツとしての信頼性は極めて高く、版権の自治体コラボが盛んになった2010年代が影も形もない1990年代には既にマリオの交通安全ビデオが広く自治体の教材として採用されていた。また、消防安全ビデオは1989年に既に公開されている(参考)。
能力
- 通常状態(マリオ)
アクション技の中でも最も得意なのはジャンプ。主に敵を踏みつける・ブロックを下からパンチするときにその威力を発揮する。また、このジャンプは身分証明ともなるとか(『スーパーマリオRPG』『マリオストーリー』『マリオ&ルイージRPG』などRPG作品で多く披露している)。また、作品が増えていくに連れて、スピンジャンプやダッシュジャンプ、回転ジャンプ、宙返りジャンプ、壁蹴りジャンプなど、バリエーションも増えている。
ジャンプの他には、ハンマーやファイアボール等も使いこなしている。
- パワーアップ状態(スーパーマリオ)
マリオがスーパーキノコを取ってパワーアップした状態。
体が大きくなり、レンガブロックを突き上げて砕けるようになる。敵に触れても普通のマリオに戻るだけでミスにならない。
2Dアクション作品ではパワーアップ時の形態だが、3Dアクションの作品などではデフォルトの形態であることが多い。
- その他
作品によっては別の衣装に着替えたり、上記のスーパーマリオ以外の姿に変身してパワーアップすることがある。
プロフィール
宿敵 | クッパ |
---|---|
職業 | 配管工(※1) |
好きな食べ物 | スパゲッティ |
好きな人 | 秘密 |
嫌いな物 | 毒キノコ |
体重 | 秘密 |
身長 | 155cm |
染色体の数(!) | 不明(人間の染色体は46本) |
お父さんの名前 | 知らない(※2) |
お母さんの名前 | 知らない(※2) |
年齢 | 24~25歳 |
『スーパーマリオサンシャイン』において、ポンプがユーザー登録を行う際に平仮名で年齢以外の上記プロフィールが設定されていた。このプロフィールは原文を適切な語句に置き換え要約している。身長の項は当初は『不明』であったが、現在は等身大フィギュアの設定から判明している。
※1:ポンプが表示した職業は配管工のみ。それ以外にも記載可能な職業があるが、それらは後述の職業の項を参照。
※2:キノコワールドにおけるマリオの両親についての詳細は一切不明。ただ『ヨッシーNewアイランド』では、コウノトリさんによって空の上に存在する「赤ちゃんの国」なる所から親の所へ届けられてるという設定が語られている。
容姿
赤い帽子に青いオーバーオールを着た男。(一部の作品ではツナギと言われている。)小柄な体型で、立派なヒゲがトレードマークである。
ただし、初期はオーバーオールと下に着ている服の色が逆であった。
実はこのデザインにはしっかりとした意味がある。
彼が生まれた当時のゲーム画面では、キャラクターは16×16ドットの範囲内でしか描き表せなかった。たった256マスというかなり狭く少ない中で、「人であることがハッキリ分かる」ようにする必要があった。そこで、
- つば付きの帽子を被せることで、髪の毛を描く必要がなくなる。
- 鼻を大きくする
- 上記2つだけでキャラクターの向きがハッキリする。
- 「ヒゲ」をたくわえている設定にすれば、口は描かなくて良いので消費ドットが浮く。
- こうすれば縦1ドットで顎は描ける。
- 動きをわかりやすくするため、胴体と腕の違いを色で表せるのがオーバーオールである(マリオが「配管工」や「大工」であるという設定も活かせる)。
- 白い手袋をはめることでさらに動きが良く見える。
以上のことから、シンプルで印象的ながら、いかによく考えて設計されているかがお分かりいただけただろう。大学で工業デザインを学んでいた宮本氏であるからこそ成せた技である。
性格
陽気で明るい性格。度々クッパに捕まったピーチ姫を助けるべく奮闘したり、困っている人に協力しようとする点から見ても、勇敢さと正義感の強さ、優しさを併せ持った好人物であると言える。また、作品によっては、敵対関係にあるクッパに対しても気遣う様子も見せる事も。
ただし『スーパーマリオRPG』では、クッパらに比べると性格がはっきりとしていないせいなのか、クッパより強いのに「マリオはクッパに弱い」という旨の言葉を発した人に向かってこぶしを振り上げようとする描写もあった。
性格が明確になったのはNINTENDO64ゲーム辺りで、声が付いたことから「陽気でかつ勇敢な性格」がハッキリと表れた。
人に反感を抱かせてしまう様な嫌味さは無く、むしろ見ている側には愛嬌さを感じさせるものといえるが、その一方でややナルシストな一面も(『マリオゴルフGB』の公式サイトで自分自身の事を強調したり、『いただきストリートWii』での「ここにはロト伝説があるの?ボクもマリオ伝説を作ろうかな!」)。もっとも、これは弟のルイージをはじめとした周囲の人々にも言えることである。
マリオの活躍は、主な舞台となるキノコ王国ではもちろんのこと、マメーリア王国でも人気がある。ちなみに、ドルピック島では認知度が無いせいか、濡れ衣の罪で逮捕されて裁判にかけられ、反論の機会も与えられないまま牢屋にぶち込まれたこともあった。その後は認知度が無くとも活躍した国ではヒーローとして称えられるようになるのがお決まりである。
その一方、過去に1度だけ悪役を演じたことがある(『ドンキーコングJR.』)。
ただし、こうなった経緯は、元を正せばその前の作品である『ドンキーコング』でコング本人が悪さをしたのが原因となるため、単純に「マリオ=加害者、ドンキーコング=被害者」と見てしまうのは、プレイヤーであるドンキーコングJr.を視点とした判官贔屓となってしまうかもしれない。
その為なのか、後の『ドンキーコング(GB)』では、ドンキーコングだけでなくドンキーコングJr.本人も悪事に加担する悪役として描かれている。
言葉遣い
ゲーム作品で初めてセリフを喋ったのは『スーパーマリオブラザーズ3』の説明書。
「~だね」「~なくちゃ」など柔らかい口調で喋る。一人称は「ボク」で、片仮名表記が多い(『スーパーマリオブラザーズ3』では漢字)。これは他の男性キャラ(ルイージやクッパなど)にも同様の傾向がある。
ゲーム中のボイスは基本的に英語だが「Mamma-mia!」など時折イタリア語も発する。
90年代まではテレビCMで普通に日本語を話していたが、2000年代以降は見られなくなった。CMでマリオが日本語を話したのは『マリオストーリー』が最後であると思われる。
- 「ヤッホー!! みんな元気だったかい。久しぶりに会えてとてもうれしいよ。」(『スーパーマリオブラザーズ3』説明書)
- 「さあ、出発だ! 6つの金貨、これがマリオ城の扉をあける金貨だ!」(『スーパーマリオランド2 6つの金貨』)
- 「Wow、ピーチからの招待状だ。今すぐ行くよ、待ってておくれ!」(『スーパーマリオ64』説明書)
- 「ボクは マリオだから タダにはならないのかい?」(『いただきストリートDS』『いただきストリートWii』)
しかし『スーパーマリオRPG』で典型的な無口系主人公として設定されたこともあってか、ゲーム中で本格的に喋るのは『ゲームボーイギャラリー4』、『マリオvs.ドンキーコング』、前述の『いただきストリートDS/Wii』程度しかない。マロの「なにかんがえてるの」で、にせマリオを使ってマリオの気持ちを読み取ろうとしても無言であり、『ペーパーマリオRPG』ではクラウダから「無口な人」と評され、他の仲間からもそう認識されていたシーンもあった。
マリオ&ソニックシリーズや『スーパーマリオパーティ』など、各プレイヤーキャラに台詞がある作品でもルイージ共々無口で、キノピオなどに代わりに喋らせているほど。
というのも、アクションゲームの主人公の特性上、彼がまともな台詞が発せられる機会が少ないためだからと思われる。
ちなみにゲーム内で初めて台詞を発したのは『マリオのスーパーピクロス』だが、そこでは敬語を使用していた。
ゲーム作品での台詞の少なさの影響からか、Pixivなどにおいて一人称が「俺」になっているなど言葉遣いが変わっているのも散見されているので、創作などにおいて注意したい。
職業
冒険家としてはもちろんのこと、レーサー、スポーツ選手、さらには医者や解体屋、パティシエなどありとあらゆる職業を経験している他、『スーパーマリオランド2 6つの金貨』では自分の島や城を所有していたり、マリオvs.ドンキーコングシリーズでは「マリオ・トイ・カンパニー」という玩具会社を経営し、テーマパークを幾つも作るほど大儲けしている実業家でもある。
しかし、彼の本職は『マリオブラザーズ』当時から変わらず配管工である(一時期は「元配管工」とされたこともあったが、後に修正された)。『マリオ&ルイージRPG』など一部の作品では、実際に配管工の仕事を頼まれるシーンがある他、『スーパーマリオ3Dワールド』ではOPにて埋まっている透明土管をルイージと共に修理する等、その本領を発揮している。
ちなみに『ドンキーコング』の時点では大工であったらしい。
赤ん坊時代
キノコワールドで生まれたマリオは、双子の弟として生まれたルイージと共にヒーローとしての素質を有する「スターチャイルド」としての運命を背負っており、また後の宿敵となるクッパやピーチ姫、(2代目)ドンキーコング、ワリオとも早くから因縁を持っている。
赤ん坊時代の経験故か、後の大人となったマリオは、ヨッシー達と共に冒険した日々の出来事を既に忘れている模様(『いただきストリートDS』より)。
なお、この赤ん坊時代はスポーツゲームなどでマリオとは別のキャラとして登場することが多いが、関係性は不明。
『マリオ&ルイージRPG2』で過去の世界の同一人物として描かれているくらいか。
イタリア系のマリオの幼少時代は「映画アニメ版」にて少しだけ触れられているが、詳細は明らかにされていない。
声優
『スーパーマリオ64』以降、ほぼすべてのメディアでチャールズ・マーティネーが担当。
甲高い声で、「Mamma-mia!」や「It's-a me, Mario!」など、イタリア語やイタリア訛りの英語で喋るのが特徴。
ちなみに、海外では1992年のピンボールゲームから演じている。
2023年8月21日をもってチャールズ氏はマリオなどの役を惜しまれながらも降板することになり、以後はスーパーマリオ親善大使となる。突然の声優交代に多くの人々は驚きを隠せなかったことであろう。
今後の新作では後任としてケビン・アフガニ(X(旧Twitter)にてケビン氏がワンダーの発売に先駆け自身のアカウントにて公表する形で発表した)が演じることとなるが、今後アップデートの予定があるゲームで既にボイス付きで登場しているマリオなどのボイスが総入れ替えになるかは現状明かされていない。なお『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のトレーラーから交代しているが、見抜かれていなければ交代しているのが分からないほど違和感がない。
また、他にも以下の方々が声を担当している。
- 古谷徹:『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』など、80年代後半 - 90年代前半の各種メディアミックス
- 大竹宏:『スーパーマリオブラザーズ』攻略ビデオ「マリオの大冒険」
- 佐々木望:CD『SUPER MARIO BROS. SPECIAL』「スーパーDJ」パート
- 富山敬:『マリオオープンゴルフ』CM、『サテラビュー』CM
- 田中律子:『スーパーマリオワールド』CM
- 松田重治:『マリオペイント』CM
- 富田耕生:実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』吹き替え(ソフト版・日本テレビ版共通)、『スーパーマリオコレクション』プロモーションビデオ
- クリス・プラット:アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』原語版声優
- 宮野真守:アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』特別日本語版声優
人間関係
初代ドンキーコングが現役だったころは対立していたが、2代目となってからは基本的には友好関係となっている様子。ただし、マリオvs.ドンキーコングシリーズでは誤解や嫉妬などから何度か対決している。
ちなみに、初代ドンキーは既に老人となっているが、一方でマリオは全くといっていいほど年をとってない。『スーパーマリオくん』ではこのことがネタにされている。
それに加えて『ヨッシーアイランドDS』ではベビィマリオと2代目風のベビィDKが同時に登場したため時系列がさらにややこしくなっている(架空の世界なのでそこまで気にしなくて良いのかもしれないが…)。
- ポリーン(レディ)
ドンキーコングに拐われた所をマリオによって助けてもらう。(その設定が残っているのか定かではないが、ドンキーコングシリーズではドンキーコングに誘拐されている。)レディと呼ばれていた頃はマリオの恋人という設定だったが、ピーチ姫がマリオシリーズのヒロインとして確立したため、現在はマリオの友達となっている。
『スーパーマリオオデッセイ』では敬語で接している。
双子の弟。兄弟仲が良く、作中でも仲の良さが窺える。
前述の通り、大まかな性格は異なれど様々な共通点があり、マリオ&ルイージRPGシリーズでは、抜群のコンビネーションを発揮して、共に危機を乗り越えている。
『スーパーマリオブラザーズ』でピーチ姫を攫ってマリオと対決、それ以降もマリオと宿敵・ライバルの関係を続けており、幾度となく対立している。
クッパとキノコワールドで生まれたマリオの敵対関係は幼少期の頃からずっと続いていることが『マリオ&ルイージRPG2』で判明しており、この頃から既にピーチ姫を浚ってマリオと直接対決している。
20年近くもの間、良く飽きもせず対決しているものである…。
しかし、そうした対立を繰返すうちに2人の間には一種の信頼関係のようなものが築き上げられているようで、一部作品では共闘もしている(『スーパーペーパーマリオ』『ペーパーマリオオリガミキング』など)。
キノコ王国の住民。基本的にマリオに対しては「マリオさん」とさん付けで呼ぶ。
一部作品ではアイテムを渡すなどマリオを手助けしてくれることもある。
ヒーローとヒロインの関係。基本的にクッパにさらわれたピーチ姫をマリオが救出している。ちなみに『スーパープリンセスピーチ』では立場が逆転し、ピーチ姫がマリオを助けに行った。
相思相愛の関係であるものの、結婚には至ってない。また、作品によってはピーチはマリオのことを恋人ではなく友人だと認識していることもある。『スーパーペーパーマリオ』でもラブエルに「ピーチ姫ってマリオの彼女?」と言われた時、マリオ本人は否定していた。
『スーパーマリオランド』で初登場したサラサ・ランドのお姫様。ピーチ姫に変わるヒロインとしてマリオに救出された。
本作品以外は主な接点はないが、マリオパーティシリーズでマリオとタッグを組むと「ナイスカップルズ」になる。
マリオは赤ん坊時代に『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で初めてヨッシーと出会う。
ヨッシーは種族でもあるため複数存在するが、『ヨッシーアイランドDS』での冒険が終わった後に、7人目のスターチャイルド加護を受けてタマゴから生まれたヨッシーが、現在のマリオの相棒として知られるヨッシーではないかと考察されている。
『いただきストリートDS』に登場するヨッシーは『ヨッシーアイランド』の個体のようであるが、マリオは赤ちゃんの頃に起きたことについては既に覚えていない模様。
自称・ライバル。また、幼馴染であるらしい。
初期作品では「ボクの姿をマネした悪いやつ」と、とても嫌っている描写が見られた。もっとも、自分の城や土地を乗っ取られれば嫌いになるのも当然であるが…。
その後も『マリオとワリオ』等で何度か対決することになるが、『マリオパーティ』以降は味方のような立場で登場することが多くなり、『スーパーマリオ64DS』や『ヨッシーアイランドDS』では共に冒険している。
現在の設定では、マリオはワリオのことをそんなに嫌ってはいないようで、ワリオが一方的にマリオに対して根に持っている模様(『いただきストリートDS』より)。
クッパからほうき星の天文台のパワースターを取り返して欲しいと頼んだ、謎の美女。『スーパーマリオギャラクシー』ではマリオという名前を聞いて懐かしんでいた他、絵本の一文では「パパの立派なおヒゲ」と記載されていたため、マリオの家系に関係がある可能性がある。
『マリオストーリー』から始まるペーパーマリオシリーズにおけるマリオ。
名前通り、全身が紙状のペラペラ体質で、それを生かす形で、狭い隙間を通ったり、折紙の様に変形する固有のアクションも持っている。
『マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』にて「絵本の世界」の住人として、マリオ&ルイージRPGシリーズのマリオ達と共演。自身がやってきた「絵本の世界」から抜けてきたペーパークッパ達の野望を止めるべく、もう1人のマリオ・ルイージと共闘する。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
言うまでもなく『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』からの皆勤賞。
ワンツーパンチからのキック、スライディングなど、『スーパーマリオ64』を意識したワザやモーションが多い。
プレイヤーの腕次第でいかなる戦局にも対応可能なオールラウンダーであるが、反射ワザや押し出しワザが加わる、コンボ性能が高くなるなど、シリーズが進むごとに個性や癖が強くなっている。
詳しい解説はマリオ(ファイター)を参照。
星のカービィ スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス
「はるかぜとともに」のデデデリングと「かちわりメガトンパンチ」に観客として登場。
また、ストーンの「石ころへんしん」のバリエーションの1つに黄金のマリオ像がある。
いただきストリートDS/Wii
マリオシリーズからゲスト出演。強さはAランク。
他媒体
映像作品
ピーチ姫救出大作戦!
CV:古谷徹
設定ではキノコワールドと関わりを持つ前であるが、職業は原作の配管工ではなく「GROCERY(英語で『食料品』)」という雑貨店を弟のルイージと共に営んでいる。
基本的には真面目な性格の持ち主であるが、まだヒーローでも何でもないごく普通の一般市民であるためか、何処か頼りなく目先の欲に捕らわれてドジを踏んでしまう等、困った部分も目立つ。しかし、同時に一途な面も持ち合わせており、やる時はやる人物でもある。1人称は「私」であるが、たまに「俺」にもなる。
ある日の夜、テレビゲームをしていた時に、テレビを通じてピーチ姫がクッパから逃れて来て、彼女に一目惚れ。同じくテレビから現れたクッパから守ろうとするも、その凶悪な雰囲気へ臆してしまう形で敗北。ピーチは連れ去られてしまう。
翌日、きのこ仙人が送った使者としてやって来たキビダンゴを追う形で異世界であるキノコワールドへと召喚され、そこで出会ったきのこ仙人からピーチ姫がクッパと無理矢理結婚させられてしまうことを聞かされた結果、ピーチ姫を救い出すべく、ルイージと共にクッパを倒す為に必要となる3つの「パワール」を探す冒険の旅に出る。
冒険の中で紆余曲折を経ながらも「真実のキノコ」、「愛の花」、「無敵の綺羅星」の3つのパワールを無事に入手。空飛ぶ船に乗ってクッパ場へと向かい、クッパとの最終決戦に突入する。
危機的状況に陥る中、3つのパワールを体内に取り込んでパワーアップする形でクッパを撃破。キノコ王国を救うことになるのだが、キビダンゴの正体がキノコ王国の隣のフラワー国王子・ハル(本作オリジナル)であり、彼がピーチ姫と婚約関係にあった事実から、ピーチ姫への恋は失恋で終わってしまう。
しかし、ピーチが幸せでいられるならとマリオは潔く身を引く道を選び、最後はルイージと共に元の世界へと帰って行った。
なお、本作でマリオの声を担当した古谷氏は、映画の上映後もしばらくの間、マリオ関連のCMでマリオの声を担当していた。てれびっこ『スーパーマリオワールド マリオとヨッシーの冒険ランド』でも同役を務めた。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
「怖くない。弟のためならなんだってする」
本作ではブルックリンで弟・ルイージと共にしがない配管業を営んでいる。ゲームとは設定が異なるため、映画での詳細は下記リンク参照。
漫画作品
スーパーマリオくん(沢田ユキオ)
世間では「あほでまぬけでドジでぶさいくで大ボケでオナラが臭いことで有名なマリオ」として知られている。敵味方問わず頼まれごとをすることが多いが、面倒くさがって断ることが殆ど。ただし直後に「お礼」を示されると全力で掌を返す。そして一度引き受けたら何だかんだで最後までやり遂げるお人好しである。
しかしながら本来なら自分がやるべきことに関しては「手伝う」という立場に徹することもある(カメキのコウラを取り戻す回など)。
クッパ軍団とは敵対しているが、利害の一致によっては協力したり、時には一緒にゲームやゴルフで遊ぶこともある。
さらなる詳細は下記リンク参照。
スーパーマリオブラザーズ2(沢田ユキオ)
マリオくんの前身に当たる作品で、『マリオくん』に比べると正義感の強い熱血漢として描かれている。物語終盤でジュゲムに倒されてしまうが、ルイージと合体し「ミラクルマリオ」に変身した。
スーパーマリオくん(高瀬ひろし)
帽子と髭が『マリオブラザーズ』のパッケージイラストに準じた風貌となっている。基本的にややマイペースで楽天的な性格で、バトル中にいきなりよそ見をしたりして相手の攻撃をかわす(自爆させる)など幸運を味方につけている。クッパなどの敵には毅然とした態度で立ち向かう根本は勇気ある正義漢である。ただし、タタンガとの戦いを描いた長編では、不意打ち等、勝つためには手段は選ばずどんな卑怯な手でも使う。またドジなため不幸な目に遭うことも。
またこの話ではクッパとの対決時にジャイアントスイングを披露している。
スーパーマリオ(本山一城)
美女に弱くおっちょこちょいに加え、一度落ち込んだら立ち直れない精神面の脆い面が多いが、金銭よりも仲間の命を優先する心優しき正義漢。作品によって一人称が「僕」「オレ」と変わっている。
ストーリーはオリジナル色が強く、それによってマリオの立場もかなり変化している。ルイージが弟ではない設定のものもある。
ちなみに本山が手掛けた『SDガンダム外伝ラクロアンヒーローズ』漫画版ではラクロアの酒場のマスターとして登場している(ただし、何故かマッチョ体型の姿で登場している)。
GOGO!マリオワールド(兼本あつこ)
粗暴かつ狡猾で悪事を平気で行う極悪人。
仲間であるルイージやヨッシーだけでなく、敵にも酷い目に遭わせたり、協力を装って金品を掻っ払うなど、同作では花好きで家庭的な性格に描かれているクッパとは正反対であり、ルイージやワリオに自身の悪行を咎められることもしばしば。
最終話ではクッパの大事な花を盾にして勝利するが、実はクッパが悪の大魔王になる動機を作った張本人であった。
さらなる詳細は下記リンク参照。
その他・トリビア
- 「ゲーム史上、世界で最も知られているゲームキャラクター」として、2011年版のギネス世界記録に登録されている。
- 1983年、家庭用ゲーム機で初出となる『ドンキーコング』の時点では名前がついておらず、インストカードには単に「プレイヤー」としか表記されていなかった。マリオという名前が設定されたのは『ドンキーコングJR.』からで、当時は「ジャンプマン」や「救助マン」などと呼ばれていた。
- 『マリオブラザーズ』ではシャツとツナギの色こそ現在と同じだが、帽子の色は青であった。イメージカラーも青となっており、筐体の配色などに反映されていた。ただし、ファミコン版のゲーム中グラフィックでは何故か赤い帽子になっている(ルイージはさらに大きく変更され、あちらは『スーパーマリオブラザーズ』に色の交換がありながらも引継がれた)。
- 1993年に放映された実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では「マリオブラザーズ」であることから、「マリオ・マリオ」というフルネームが設定されていた。この映画では弟のルイージは「ルイージ・マリオ」である。
- また、2015年に宮本茂本人がこの映画設定を受けて「本名はマリオ・マリオ」と発言していたこともあったが、これは『スーパーマリオ30周年祭』における冗談のような発言がニュースサイト等で大きく拡散されてしまったものであり、後に任天堂公式から「『マリオ』が正式名称」と完全否定されている。
- 前述の通りマリオがキノコ王国出身となったのは後からであり、宮本茂氏は元々マリオは「イタリア系の移民でブルックリンに住むブルーカラー」として作ったことを先述の「映画アニメ版」の日本公開前に実施されたインタビューで明言している。また宮本氏はその中で『マリオブラザーズ』の舞台は土管が多くあるニューヨークのおそらくブルックリンであり、その土管の1つがキノコ王国に繋がり『スーパーマリオブラザーズ』へ続くということを元々裏設定として決めていたことも明かしている。
- そのため基本的に架空のファンタジー的世界であるマリオの舞台に地球の地名が出ることは当初はなかったが、後にマリオと同期であるワリオがマリナーズとモーニング娘。(の石川梨華)を認知していたり、DKアイランド出身のファンキーコングがハワイに行ったことがあるという設定が作られている。現在のマリオの世界は現実とファンタジーが入り混じった世界観なのかもしれない。
- ちなみにマリオがイタリア系のキャラとなった理由については宮本氏がイタリアの芸術家が好きだからとの事(ただソース元の記事ではルイージの名前の由来の俗説も含まれている)。
- 2016年リオデジャネイロオリンピック閉会式で東京へのバトンタッチの際、当時の内閣総理大臣である安倍晋三が公務車の中でマリオに変身し、ドラえもんのリオデジャネイロまで一直線に行ける土管で会場まで駆けつけるというパフォーマンスがなされた。
- 3月10日はアメリカのファンの間で「マリオの日」と呼ばれている。理由は「Mar.10」が「Mario」に見えるからとのこと。任天堂側も認知しており、2016年にマリオの日を記念した動画をアップロードしてから徐々に広まっていった。
関連イラスト
ネタ絵
Pixiv最古のマリオ絵
関連動画
→元々ユーチューブ公式チャンネルで存在していたもので、マリオキャラの中でおそらく最も喋っていたもの。英語注意。
関連タグ
マンマ・ミーア:口癖