ゲーム内容
1992年7月14日、任天堂から発売されたスーパーファミコンマウス専用のペイントソフト。初のマウス対応ゲームでもある。
ゲーム自体の容量の問題からか使用できる色数が少なく、ズーム機能などがないなど、(当時の)パソコンのペイントソフトと比べても使いにくさが目立つ。反面、ロムカートリッジなだけあって起動が速く、手軽にお絵かきを楽しめるという利点もある。ただし、お絵描きのセーブには時間がかかり、ロードではセーブほどではないが時間がかかる。
他にも塗り絵、アニメーション、作曲機能も内蔵している。
ハエたたき
作中に存在しているミニゲーム。全3ステージとなっており、3ステージをクリアする度により難しくなっていく。100匹倒すと出現するボスのハエを倒せばステージクリア。本来はマウス操作に慣れる為のものである。
たまに画面外から出現する点滅する手をハエたたきで叩くとライフが1回復する。ライフは最大で6個まで。
中にはほっとくと弾を撃ってくるハエや、撃墜不可能な超小型バエをばらまいてくるのがいるので油断できない。また、ボムになっているハエもいる。ハエの攻撃を受けダメージを食らうとハエたたきを持つ手が悲痛な断末魔をあげてライフが減る。
『メイドインワリオ』にもミニゲームとして移植されている(『あつまれ!!メイドインワリオ』には収録されていない)。
カーソル移動が十字ボタンに変更、3面の雑魚ハエやボスのダメージボイスがカットされている等、様々な変更点がある。Bボタンを押しながらだとハエたたきの移動スピードが上がる。実は1周目は『マリオペイント』より難易度が低い。2周目で『マリオペイント』の1周目と同等になる。
『スーパーマリオメーカー』にも隠し要素として存在するが、『マリオペイント』のものとは少し異なる。アップデート後はブラックパックンを振ることでハエたたきゲームに挑戦しやすくなるほか、高難易度モードにチャレンジすることもできる。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではアシストフィギュア及びHOPEランクのスピリッツとして登場。
「って言うか手役と思われるゴリラはともかく誰がハエだ!」
余談
当時、スーパーファミコンにはプリンターといった外部出力機器が無かった為に作品の記録はカートリッジにセーブするしかなく、しかも一つしか記録できなかった。その為にビデオデッキでビデオテープに記録するとかビデオプリンターで印刷するぐらいしか手段が無かったのである。なお、現在ではPCにお絵描きを取り込んで画像として記録する手段がある。
ペンは「小」「中」「大」しかないが、スタンプ作成機能で1ドットだけのものを作ると極細の線が書けるテクニックがある。
任天堂公式サイトのタイトル紹介ページでは、露出度の高い水着を着た艶やかな女性キャラのイラストがサンプルとして掲載されている(しかも一番上)。
資料動画
コマーシャル
店頭用ビデオ
公式ビデオ
関連タグ
マリオとワリオ - これもスーパーファミコンマウス専用ソフト。
メイドイン俺 - 作成ツールがマリオペイントの発展系。
スーパーマリオメーカー - ステージエディットがマリオペイントのシステムの応用。
キッドピクス - マリオペイントに似たCGソフト。
ペイントツールSAI - 「難易度だけがマリオペイント」と話題になったCGソフト。