概要
プチゲーム、レコード、マンガを自作できるゲームで、キャッチコピーは「5秒のゲームを つくってあそぶ もらってあそぶ!」
ジャンルは「つくってあそぶ瞬間アクション」。
ただし、本作では作中に登場するキャラクターが少なく、登場するのはワリオ、ペニー、モナ、ジミー、アシュリー、レッド、オービュロン、ナインボルト、ヤングクリケット、マスターマンティスで、クライゴアに至ってはOPにしか登場せず、他のキャラはマンガツクリエイターのスタンプや「あそぶメイドイン俺」にしか登場しない。
ゲームツクリエイター
既存の素材と自作のデータを使って、おえかき → おとづくり → くみたての工程を経てゲームを自作できる。
おえかき
はいけい(背景画像)やぶったい(動かすキャラクターやアニメーション)を描く。
- 使える機能のほとんどはマリオペイントを受け継いでいる。UIはほぼマリオペイントであり、マウス操作ではなくペンタブ操作に極めて近い。
- パレットの基本色は14色。色を格子状に混ぜる事で新たな色(最大91色)を28個まで追加することが可能。
- ピンク色は使えないが、近い色を作って再現することは可能。
- 既存のぶったいを呼び出すことができる。
- 元に戻す(アンドゥ機能)は1度まで。
- ズームインで16倍まで拡大できる。これによりマリオペイントよりも細かい描写がやりやすくなった。
- グリッド表示ができる。
- スタンプ機能で文字や絵などを配置でき、向きを変えることもできる。
- 消しゴムのパターンが豊富。
隠し要素として作るプチゲームの名前を『マリオペイント』にすると作成中に流れるBGMがマリオペイントでの三種類の作業用BGMに変化する。
おとづくり
ゲーム中に流れるBGMを作る。マリオペイントの作曲機能よりもできる事が増えた。
- フレーズはメロディ4パートとリズム1パートで構成されている。
- メロディは48種類、リズムは8種類。
- 曲の長さは1-1~8-4(2小節)。
- アンドゥ機能がある(1度まで)
- 鼻歌で曲を作ることができる(マイクで録音)
- 既存のBGMを呼び出すことができる。
- 自動的にフレーズを制作することもできる(マエストロ)
くみたて
ぶったいにAIを与え、動かす。
- ぶったい1つに対して最大6個のAIを搭載できる。
- 既存のAIを呼び出して使用できる。
レコードツクリエイター
ゲームツクリエイターのおとづくりの拡張版。最大48小節(2小節×24フレーズ)分の曲を制作できる。
マンガツクリエイター
ゲームツクリエイターのおえかき(使えるのは白と黒の2色のみ)を使って4コマ漫画を制作できる。
作中には登場しないキャラクターもスタンプとして登場する。
たくはいセンター
Wi-Fiを通じて、他のDS(メイドイン俺)やWii(あそぶメイドイン俺)と自作ゲームのやり取りができる。
なお、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」が2014年にサービス終了したため、現在はゲームのやり取りは不可能だが、Wiiウェア「あそぶメイドイン俺」とPCがあれば、Wi-Fiを介さずとも交換は可能(要SDカード)。
pixivでは
本作をペイントツールとして制作されたイラストが多く投稿されており、次のような傾向にある。
メイドインレトロゲー
レトロゲームを再現したもの。
メイドイン紳士
R-15やR-18な内容のもの。
───というか、投稿作品の約半数がこれである。
東方冥土院
東方projectを題材にしたもの。
余談
本作はツール性が強い為セーブとロードの高速化を実現するNANDメモリを採用した初のDSカードである。
現在だと「俺」にある実績が解除できないものがある為注意(特にWi-Fiコネクション関連)。
その後メイドイン俺の続編となるソフトが出る事は無かったが、あくまで一説ではあるが上記のメイドイン紳士を作り配布する輩が出てきたせいではないかとも言われている。
はじめてゲームプログラミングは後継作といえないこともない。というかそのゲームが発売される前に、ワリオの宿敵が主役の似たようなゲームが発売されていた。
劇中の別会社でゲームを出すなど、ワリオファミリーの不仲説が作中で出ていて不穏だが今作限りの設定だった。