概要
2004年10月14日に任天堂によって発売されたGBA用ソフト。発表されてから発売までが早く、次作の『さわる』が発売されたのは本作の僅か2ヶ月後であった。
なお、開発は『さわる』と並行して行われており、海外では本作より先に『さわる』が発売された。
本作は回転センサーを搭載した白い専用カードリッチが特徴的であり、ゲーム機そのものを回転させて操作する画期的なプレイができるソフトである。ちなみに小型モーターも内蔵しており、操作で振動もする。長期間プレイすると回転センサーのズレが生じるため注意(一応回転センサーのリセットもあるが)。ゲームボーイプレーヤーを使えばゲームキューブでプレイ可能だが、かなりの体力を有するのでおすすめはしない。
各キャラクターのステージをクリアして解放していくなど基本的なゲームシステム自体は初代と同じだが、プチゲームではなくステージ自体の制限時間内でクリアする「ワリウォッチ」という独自のモードが存在する。
また、プレイ中にガチャコロンというガチャが存在し、レコードやサブゲームなど様々なアイテムが入手出来る。
エイティーンボルトの初登場作品。
なお、次作の『さわる』ではDS(DSL)でのダブルスロットシステムでGBAスロットに『まわる』をセットすると隠し要素が出現する。
あらすじ
ワリオカンパニーの社長であるワリオはゲームのプレイで失敗したことに腹を立て、うっかりゲーム機を壊してしまう。Dr.クライゴアを訪ねて修理してもらったが、そのゲームは回転操作によってプレイするゲーム機に改造されていた。
たまたま訪れたモナとナインボルトが面白そうにプレイしているのを見たワリオは、この斬新な操作性を金儲けのネタにしようと目論むのであった。
登場キャラクター・ステージ
- ワリオ(ジャンル:おためしかいてん、ワリウォッチ)
ワリオカンパニー社長。ストップウォッチと一体化してしまうが、無事に元に戻る。ワリウォッチステージではおためしかいてんのプチゲームが再登場する。
- モナ(ジャンル:ちっちゃいかいてん)
本作ではピザ屋「モナピザ」の配達員として働いている。配達中にライバル会社「ピザ・ダイナソー」の下っぱに追われてしまう。このステージでは回転の幅が小さく、細かい動作が要求される。また、BGMにボーカル曲「こちらモナピザ」が流れる。
- ジミー・T.(ジャンル:だいかいてん)
クラブサトーに通うダンサー。本作では両親も登場しており、料理そっちのけで写真撮影に夢中であった。このステージではダイナミックな回転が要求され、場合によっては本機を一回転させられることも。
両親はリミックスステージで再登場する。
- カット&アナ(ジャンル:ワンボタン)
カット「スリルまんてん!たのし〜!!」
アナ「ムチャしすぎだよ〜……」
くの一姉妹。興味本位で蜂の巣を突いてしまい、追い回されてしまう。このステージでは回転要素はなく、ボタン操作のみのシンプルなプチゲームが揃っている。
- ドリブル&スピッツ(ジャンル:ポチッとかいてん)
ラジオ つけた だけやのに〜!
ダイヤモンドタクシーに勤める運転手コンビ。ラジオをつけただけなのに故障してしまい、修理することに。タクシーがクライゴアによって改造され、クリア後に宇宙へ飛ぶシーンが見られる。このステージでは回転操作とボタン操作の二つが要求されるため多少手強い難易度になっている。また、ゲーム開始前に選択したラジオ局によってBGMが決まるが、「ヘルタースケルター」以外は倍速対応していない(因みにヘルタースケルターは一番右)。
- Dr.クライゴア(ジャンル:じゅうりょくかいてん)
すばらしく ひらめきました〜!
研究を重ねて重量コントローラの開発に成功する。このステージでは重量を操作するようなプチゲームが揃っており、ジミーステージ同様本機を大きく回すことが多い。
また、一部プチゲームではAボタンを使用する。
- オービュロン(ジャンル:なが〜いかいてん)
ナンダッケ〜!?
世界征服の野望はどこへやら、宇宙で呑気に散歩をしている。前作同様制限時間が長めのプチゲームが揃っている。
- ナインボルト(ジャンル:ファミコンかいてん)
転校生のエイティーンボルトと意気投合し、彼を自宅に招待する。このステージではファミコンのゲームを回転操作にアレンジされたプチゲームが揃っている。
- ワリオマン(ジャンル:かいてんワリオ)
カモン ベイベ〜!!
クライゴアの重量コントローラーに入ったワリオが変身した姿。しかし、悪さすると懸念されたクライゴアに元に戻されそうになる。このステージでは前作のナンデモアリに該当しており、全体的に難易度が高い。フェイント要素の強いたまごたてもこのステージが初出。やはり全てのプチゲームにワリオが登場している。