もしかして→DLSite
概要
任天堂製携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズの第2世代製品、2006年3月2日に発売された。2017年4月30日、修理受付終了。
初代DSの機能を継承しながら省スペース化を計った製品。名前の「Lite」は本体の軽量化と液晶画面が明るくなったことから。
pixivで投稿されているDSの画像はこのLiteが大半を占めており、初期型DSの画像は殆ど見当たらない。
初代DSからの変更点
- 本体
- デザインの変更 薄く・軽くなり、外見も直線的なデザインでスリムな印象に
- 液晶画面の仕様変更 バックライトの強化により輝度が上がった 色の再現性なども改善
- ボタンの使用変更 start・selectボタンの位置変更 入力ボタンのスイッチがクリックタイプからシリコンタイプに変わった
- 電源ランプの位置変更 ヒンジ部へ移動した
- 電源関係
- バッテリーの容量増加 800mAhから1000mAhへアップ そのうえ充電時間が短くなった
- 新型充電器の採用 初代DSとの互換性はない
- その他
- タッチペンの収納場所が変更 下画面裏から下画面側方へ
- タッチストラップの廃止 初代DSは指でのタッチやスライドを補助するために指に引っ掛けて使う特殊なストラップを同梱していたが、使用するゲームが少なかったor使いづらかったためか早々に廃止された(落下防止用に手首にかける通常のストラップは付属している)
大ヒット
軽量化、小型化されながらもバッテリー性能が大幅に向上している。さらに、オシャレな外見は子供だけでなく、大人からも人気を受け、DSの爆発的普及に貢献した。任天堂の予想を上回る販売本数を記録しており、Liteが発売された2006年の夏頃には初期DSが生産中止になり完全にこちらにシフトされた。一方で、品薄状態に陥ってしまい生産が追いつかなくなり、転売ヤーの問題が浮き彫りになってきたのもこの頃からである。
GBA専用機として
ゲームボーイアドバンススロットのある機種はDS Liteまでの為(次機種のニンテンドーDSiでは廃止)、このスロットを使用したソフト資産のあるユーザーの人気が高い。
ニンテンドーDSi、ニンテンドー3DSなどの後継機にはGBAのカートリッジに対応していないため今も現役で使用しているユーザーも少なくない。
充電アダプターのコネクタがDS(GBASPと共用)やDSi(ニンテンドーWi-Fiアダプタならびに3DS以降と共用)と異なり互換性がない単独型なので注意が必要である。
余談
任天堂の携帯ゲーム機では初めてゲームプレイ時のバックライトをゲーム機本体のボタンやメニュー操作などでオフに出来ないハードである。
本機だけでなく後継のニンテンドーDSiからNewニンテンドー2DSLLまでの携帯ゲーム機も上記の手段ではオフに出来ないが、ニンテンドーDSで発売されたオプションモード(バックライトのON・OFF)の有る作品を用いてバックライトを切る事が可能ではある。
…が、切った途端にほぼ真っ暗になり見えなくなるので、バックライトをオフにして遊ぶこと前提ではないと言えるだろう。
なお、2017年3月3日から発売された任天堂最新ゲーム機のNintendo Switchも携帯ゲーム機として使うことが可能だが、こちらも携帯モード時は本体操作でバックライトをOFFには出来ずDSソフトの互換が出来無いのでバックライトをOFFにすること自体が不可能になった。
GBAソフトが奥まで入らず飛び出すことが有名であるが、逆にこの仕様を利用する非売品ソフト「ニンテンドーゾーン用 電源コントロールカートリッジ」が存在する。
発想としてはCFIOカードに近い。