概要
『スーパーマリオブラザーズ3』に登場する、マリオの変身形態の1種。カエルスーツを着ることで変身できる。
水中移動に特化した変身形態で、性能、外見共に尖りすぎており、ある意味絶大なインパクトを誇る。
水中面が多いW3で必ず手に入るが、W2の岩で隠された先のキノピオの家で先んじて入手可能。
W7のキノピオの家でも忘れた頃に出てくるが、この頃にはもはやハズレ枠である。
性能
水中を自在に動き回ることが出来、土管から噴き出す水流に逆らうことも出来る。
陸上ではカエル座りを強制され、判定は大きいままなのにしゃがむことができない。その上、移動は跳ねながら動くため不安定な上にBダッシュでもスピードが出ない。加速がつきやすく空中での細かい制御もききづらいのも難点。
ただし甲羅やブロックなど物を持てば、その間だけ二足歩行が出来る。分かりづらいが、ゲーム中におけるマリオの変身姿の中でもジャンプ力は高く、また水上で十字ボタンの上を押しながらAボタンを連打する事で、連続での水上ハイジャンプも可能。
また他のマリオにない利点としてどんなに足場が悪くてもスリップしないというものがあり、ダッシュジャンプから着地しようが氷の上であろうが即座に止まることができる。
ハンデや魅せプレイとして、あえてカエル状態を維持し続けるプレイヤーも多い。しかし先述の通りしゃがめないため、絶対にクリアできないコースがいくつか存在する。
内訳はW6-砦1、-5、-砦2、W7-砦1、-7、-砦2、W8-1、-砦。(W6-5とW7-砦1はクリアできるのはしっぽマリオかタヌキマリオのみ)
W6の砦はジュゲムの雲で飛ばしても先に進めないため、縛りプレイをする場合、笛で飛ばすのは必須となる。
参考:『マリオ3』は最弱の「カエルスーツ」のみでクリアできるのか!? 特殊すぎる変身アイテムでいざ挑戦【スーパーマリオ35周年特集】
外見
カエルの口に当たる部分から顔だけを露出した緑一色の着ぐるみスーツで、水中では華麗な平泳ぎを見せるも、陸上では常に四つん這いからのカエル飛び移動という醜態を晒すハメになる。
美少女ならばある種の絵にはなるが、ヒゲのオッサンがこれをやるのだから堪ったものではない。
ゴールした時だけ跳ねる速度が異様に早くなったり、物を持った時だけ思い出したように二足歩行を始める姿もまたシュールである。
ゲーム中でもこの姿は異様に映るのか、カエルマリオの状態でコクッパを倒すと王様に「あれあれ、こんな姿に変えられて…この杖で元に戻して差し上げようか?」と言われてしまう。
動画
カエルマリオで絶対にクリアできないステージ紹介
余談
『ペーパーマリオスーパーシール』にもカエルスーツ・キラカエルスーツが登場しており、使用するとカウンター時にジャンプができるようになるものの、カエルスーツがそのまま顔にくっついただけの姿でカエルマリオには変身しない。後に『カラースプラッシュ』でカエルが再登場した際にはちゃんとカエルマリオの風貌になっているので『スーパーシール』だけなぜか違和感のある変身となっている。
『スーパーマリオオデッセイ』のマリオはあらゆるものに憑依する「キャプチャー」という能力を駆使するが、チュートリアルでキャプチャーを初めて使用する相手が「カエル」であったためプレイヤーにとっては印象深かったのか、この「キャプチャーカエル」状態のマリオを「カエルマリオ」と呼ぶ向きもある。
性能的には全く別物で、マリオを遥かに超える大ジャンプと水面移動能力を持つ。
『スーパーマリオメーカー』でも登場。追加キャラマリオのバリエーションとして登場。
あくまで見た目だけ変わるので能力等には変化無し。
続編の大型アップデートVer.3にてマリオブラザーズ3スキン限定の形態として正式に再登場。水中を泳ぎ回る能力は健在で、上記のオデッセイも反映してか新たに物を持った時のダッシュで水面を走る能力も得た。
『スーパーマリオ3Dワールド』ではマリオらがネコマリオという新たな変身能力を得たのだが全身緑の衣装に頭の突起など、このルイージ版であるネコルイージの見た目がカエルマリオにそっくりである。「3」というタイトル繋がりで意識したのだろうか?
ちなみに、ネコルイージは1人だけ斑点があるせいで尚更カエルっぽく見えなくもない。