概要
『New スーパーマリオブラザーズ 2』で初登場。
その名の通り全身が金色に光り輝く姿となったマリオ。ルイージの場合は、銀色に光り輝く「シルバールイージ」にパワーアップできる。
金色のファイアフラワーである「ゴールドフラワー」を取るとパワーアップでき、ファイアボールの強化版である「ゴールドファイアボール」(ルイージの場合は「シルバーファイアボール」)を放てるようになる。
このゴールドファイアボールは敵や段差・壁などにぶつかると爆発し、その衝撃で周囲にいる敵を倒したり、POWブロックのように近くのブロックを叩くことも可能。また、敵にゴールドファイアボールを当てると、通常よりコインが多く手に入る(通常とは違い、倒した瞬間にコインが手に入るようになっている。基本的には5コインだが、ブロス系やジュゲムなどのスコアが高い敵は20コイン。また同時に倒すと、5→10→15→20…と増える)。
更にカラのレンガブロックにゴールドファイアボールを当てるとコインに変化し、ゴールしたときゴールポールにつかまったときの高さに応じてコインボーナスが入るなど、普段よりも格段にコインを入手しやすくなる。
他のマリオのパワーアップと比べても格段に攻撃性能が高く、通常のファイアボールでは倒せないキラー、メット、ワンワン、ファイアスネーク、ビリキューといった敵も倒せ、更には本来倒すのにファイアボールを30発当てないといけないクッパでも、1発で倒すことができるため、性能的にはファイアマリオの完全上位互換。なお、ゴールドファイアボールすら効かない敵もわずかに存在し、ガリガリとテレドンがこれにあたる。ガリガリは無敵状態なら倒せるが、テレドンはそれでも倒すことができない。
このように、歴代のパワーアップの中でもトップクラスの強さを誇るゴールドマリオだが、当然弱点も存在する。
まず、無敵ではないので、ダメージを受けると通常のマリオに戻ってしまうこと。
ゴールドマリオはパワーアップできる機会が多くないので、パワーアップして早々にダメージを受けるようなことはなんとしても避けたい。
次に、ゴールしても他のコースに持ち越せないこと。
ゴールドマリオはその性能の高さ故か、ゴールしたときに強制的にファイアマリオへ戻ってしまう。つまり、ゴールドマリオのまま他のコースに行くことはできないのである。そのためゴールドフラワーが入手できるコース以外ではゴールドマリオになることができない(また、しろしっぽマリオでゴールドフラワーを取ってもストックされない)。
ただし、キノピオの家でゴールドフラワーをストックできるため、どのコースでもゴールドマリオになることは可能。
そして、カラのレンガブロックをコインに変換するという特性上、スターコインの配置によってはこれを取るための足場を失ってしまったりする。
それでもその攻撃力で敵をより楽に倒せるので、性能的に使いづらいということは一切ない。むしろ、最強のパワーアップの一角に数えられることが多い。
その他の作品での登場
マリオカートアーケードグランプリDX
メタルマリオから選べる「きせかえバリエーション」として登場。専用のスペシャルコードをかざすとゲットして使えるようになる。
ボイスはメタルマリオの流用だが、デザインは『New スーパーマリオブラザーズ 2』のゴールドマリオと同じになっている。
専用アイテムはマリオコインプラス。使うとその場でマリオコインの所持数を10枚プラスするという特徴を持ち、普段より多くマリオコインを集めていく事ができる。ただしそれ以上の効果はなく、実践では使うタイミングを誤るといざという時に足を引きずってしまう事がある。
マリオカート8 デラックス
隠しキャラクターとして登場。条件を満たすとメタルマリオの色替えという扱いで追加される。
発売当初は解禁後はゴールドマリオがデフォルト扱いとなっており、メタルマリオが色替え扱いだったが、最終DLCの第6弾配信後よりメタルマリオがデフォルトに戻された。
メタルマリオの色替えという都合上、デザインがメタルマリオをそのまま金色にしたものとなっており、瞳がベタ塗りされていたり、ボイスもメタルマリオのものを流用している。
マリオカートツアー
『8デラックス』と同じく、今回もメタルマリオの色変えとして登場。ただし、使用できるのはコインラッシュモード限定だったが、4thアニバーサリーツアーのリーグ報酬としてついにプレイアブルとして参戦した。
コインラッシュモードではゴールドカートとゴールドカイトと共に走った周辺のコインを引き寄せ、一度に大量のコインを手に入れたいプレイヤーの強い味方になる。
通常はアイテムを使えないが、バレンタインツアーではコインボックスを使用していた。
プレイアブルでのスペシャルスキルは「ファイアフラワー」。特筆すべき性能として、コインラッシュ版と同じく周囲のコインを引き寄せる能力がある。吸い寄せる範囲はコインラッシュ版より狭まっているものの、それでもなお強力且つ唯一無二な性能を持ったキャラクターである。
その強力すぎる特徴のためか、スタート時ポイントが上がりにくい。
コインを吸い込んでからポイント獲得判定まで少しラグがあるので、油断するとコンボが切れる点に注意。ゴールドマリオでプレイしているといつも以上にコインが集まり、とくにグライダー中にコインが集中しているコースだとすぐに1日の獲得上限に達しやすい。加えてゴールドパスなしでは最大コイン獲得量が300枚なので感じやすいかもしれない。なお、1コースあたりのフィールド上のコイン獲得上限は99枚である。
ただしコースに関しては、毎ツアーにつき基本的に1コースはとても得意なコースがある。
マリオゴルフ ワールドツアー
追加コンテンツの「まとめ買いパック」で登場。デザイン、ボイス共に『New スーパーマリオブラザーズ 2』をベースとしている。コインがたくさん出てくる「ゴールドファイアショット」がいつでも打てるようになる。
ダブルボギーを取ると、ノコノコのこうらが頭に落ちてダメージを受け、普通のマリオに戻ってしまうという演出が入る。
上記の「まとめ買いパック」ではゴールドマリオ以外にもキノピコ、トッテン、ロゼッタの3人が手に入る。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』や『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に登場するステージ「野原」にて、コインを100枚集めることでゴールドファイターに変身することができる。攻撃力やふっ飛ばし力が上がるほか、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』のみメタル状態のようにスーパーアーマーも付与される。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、召還専用のサポータースピリットとしても登場。ランクは最高ランクである★★★★の「LEGEND」。
効果は「スーパーアーマー」という非常に強力なもの。「鈍足スーパーアーマー」のようにデメリットが存在しないため、あらゆるステージに対応できる。
弱点としては、効果が強力な分スロットを3つも使ってしまうこと。そのため、付けられるアタッカーが限られてしまう。前述の通り効果が非常に強力なので、スロットが3つあるアタッカーなら優先的に付けても良いだろう。
ペーパーマリオRPG(Switch版)
Switch版より登場した隠しボスを含めたものしりリスト・バッジリスト・お料理リストをコンプリートすると入手できるバッジ・キンピカールを装備するとマリオの見た目が金ピカになる。さながらペーパーゴールドマリオといった所か。
スーパーマリオくん
単行本46巻収録の「Newスーパーマリオブラザーズ2」の読み切り回に登場。シルバールイージも登場しているが、キノピオに銀剥がしをされている。他にもこの回ではゴールドリングやゴールドブロックなどの新要素が紹介されたが、お試しとして登場したためゲッソーによって解除され、反動で歳をとったオールドマリオにされてしまった。
また、ゴールドマリオとは異なるが、「スーパードンキーコング」編では最後の戦いでランビ・エンガード・ウインキーの黄金像を使って無敵(ゴールデン)マリオに変身している。名前通り無敵のようで、一撃の下にキングクルールを倒した。