概要
初登場は『マリオブラザーズ』。
仕掛けを作動させるスイッチブロックの一種で、たたくと衝撃波で空間を揺らし、周りの地面や天井にいる敵を攻撃する。作品によっては「パワーブロック」と呼ばれることもある。
亜種として効果範囲などが若干異なる赤POWブロックもある。
作品別
『スーパーマリオUSA』や『スーパーマリオアドバンス』、『NewスーパーマリオブラザーズWii』などでは持ち上げて投げることも可能。
『スーパーマリオ3Dワールド』ではネコクッパとの最終決戦時に巨大なPOWブロック『スーパーPOWブロック』が登場する。
『ヨッシーアイランド』にもアイテムとして登場しており、設置されているものを叩く、もしくはアイテムを使用すると、画面上にいる敵をスターのお守りに変えることができる。
ペーパーマリオシリーズでも登場。敵全体にダメージを与えることができるアイテムになっている。作品によって効果は異なるが、大抵全画面攻撃になる。
『スーパーペーパーマリオ』においては、料理することができ、「メガトンディナー」なる料理に変化する。
『マリオカートWii』では、主に下位で入手できるアイテムとして出現。使用者より上位のプレイヤー全員に効果が発動し、一定時間後に地震を発生させて相手をスピンさせて減速させるうえにアイテムまで落とさせるという強力なアイテム。
…に思えるかもしれないが、無敵系アイテムのほか地震発生時にジャンプアクションなどで空中にいれば回避できるため狙わずとも回避できることもある。もっと言えば、タイミングさえ合えばコース上の小さな段差やミニジャンプでも回避できてしまう。一応タイミングよくウィリーの操作の操作をすればアイテムは落とすものの減速しないという裏技もあるが、説明書には載っていない。
このように無効化の手段が多いことや、『マリオカート7』以降はジャンプアクションできる場所の増加やグライダー導入によって空中にいる時間が増えたこと、『マリオカート7』発売前に東日本大震災が発生したことなどの影響からか以降のメインシリーズでは未登場に(実はWiiより先にアーケードグランプリ2にて登場していたがワルイージしか使えないアイテムであるうえに効果も弱く、『7』より後の作品である『アーケードグランプリDX』でも登場しているが影は薄い)。
『スーパーマリオメーカー』でもアイテムとして登場。下から叩く、投げつける、甲羅をぶつける、マリオのヒップドロップやドッスンが踏むなどで衝撃が加わると発動し、地上にいる敵を一掃する。ブラックパックンを除去できる数少ない攻撃方法。
敵キャラに直接投げつけた場合はぶつかって発動するか、他のアイテム同様になぎ倒しながら貫通するかは異なる。
上に乗る事ができ、投げずに下に置くだけなら発動せずにそのまま地面に置かれるため、「持ち運びできる足場」としての用途もある。
持ち運びできるかは他のアイテム同様にスキンによる(初代は持ち運びできない)。
なお大元の『マリオブラザーズ』のように単体で空中に設置する事はできないため、「下から叩く」という使い方をするには雲ブロックなどマリオが下からすり抜けられる足場の上に置くか、レールや羽を付けて空中に飛ばす必要がある。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
ステージ「いにしえの王国」の仕掛けの一つとして登場。たたくと地上にいるキャラクターにダメージを与えるうえに、吹っ飛ばすこともできる。
ステージ「マリオブラザーズ」の仕掛けの一つとして登場。こちらもたたくと地上にいるキャラクターにダメージを与えるうえに、吹っ飛ばすことができる。また、地上にいるシェルクリーパー(カメさん)やサイドステッパー(カニさん)をひっくり返すことができる。1個で3回使える。
アイテムとして登場。攻撃するか拾って投げることでやはり地上にいるファイターにダメージを与え上に吹き飛ばす。こちらも1個で3回使える。
SPの百人組み手では最初に出現するアイテムで、敵が最大で5人×3回使えるので、15体一気に倒せるチャンスが作れるが、吹っ飛ばした後の敵のリスポーンが早く、連続して使おうとすると反撃を喰らうリスクもある。また、敵が使用、もしくはPOWスイッチに攻撃すると、当然こちらも吹き飛ばされる。