概要
女の子のキノコ族で、キノピオたちのアイドル。ピンク色のキノコ頭と、おさげの髪が特徴。ピーチ姫のことを「頼れるお姉さん」として慕っている。ちなみに登場初期は赤色のワンピースを着ていたが、『マリオパーティアドバンス』(2005年)以降ピンク色のワンピースに定着していった。
一人称は「私(わたし)」で、相手に対しては「さん」付けで呼ぶ。なお、言葉遣いは普通の女口調(『ペーパーマリオRPG』『マリオパーティDS』)であったり敬語(『スーパーマリオ オデッセイ』『スーパー マリオパーティ』『マリオパーティ スーパースターズ』)であったり、あるいはその混合(『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』)であったりと一定していない。
デビュー作は『マリオカートダブルダッシュ!!』で、キノピオのパートナーという位置付けで隠しキャラクターとして登場した。『マリオカートWii』が長く遊ばれていたため感じにくいが、『スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール』以来長らく新作ゲームに登場していなかった。
『マリオゴルフワールドツアー』『マリオカート8』で6年振りに再登場。以降、アクションゲームを含めた多数の作品に出演している(代わりにキノじいの出番がほぼなくなったが)。『スーパーマリオラン』で2Dアクションに、『スーパーマリオオデッセイ』で3Dアクション及びスーパーマリオシリーズに初登場した。パーティ系ゲームで初登場したキャラとしては中々の大躍進といえる。
なお、2014年に行われた宮本茂に対するインタビューではキノピオの種族は性別は決めていないらしいが、『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』等ではキノピコは女子と明言され、他のキノピオ達(特に年齢も設定されているキノじい)も性別の概念がある描写がされているなど、少々無理がある回答となっている。
後述する『マリオストーリー』の件もあり、この名前が彼女の個人名なのか、はたまた女性キノコ族全般を指すのかは不明。『スーパーマリオギャラクシー』OPでは彼女と同じ姿をした個体が複数人描かれていたが、『マリオ+ラビッツ_キングダムバトル』では1人のみとなっている。
主な登場作品
レース・パーティ・スポーツ系
マリオカートシリーズ
初登場作品。隠しキャラとして登場。
キノピオのパートナー役としての参戦。スペシャルアイテムはパワフルキノコ。
こちらも隠しキャラとして登場。スピード補正がある他、ダート走行とグリップの性能が突出して高いため、元々ダート性能がずば抜けて高いライド・オン・カメックに乗れば薄いダート地帯をほぼ無視してゴリ押しすることが可能。
8では隠しキャラとして登場。8DXでは最初から使うことができ、『コース追加パス』第6弾では追加キャラとしてパワーアップの姿であるキノピーチも参戦。キノピコ/キノピーチともに主に加速の伸びが高いが、代償として被弾後の無敵時間がかなり短いためデスコンを受けやすい。
今の所、キノピコをテーマとしたコースは存在しない。
レアキャラとして参戦。ウルトラレアでも変身姿や衣装が登場しており、探検家姿やビルダー変身、ペンギン変身、セーラー服、宇宙服と様々な姿を見ることが可能。8DXより先行してキノピーチも参戦している。
マリオパーティシリーズ
『マリオパーティ6』から登場し、『マリオパーティ9』と『マリオパーティアイランドツアー』を除く全作品に登場。プレイアブルキャラであったり進行役であったりと扱いはまちまち。
『6』では隠しキャラとして登場したが、パッケージに堂々と写っている。『7』 - 『8』は初めから使用できる。
『マリオパーティDS』ではストーリーモードに登場。本作では音楽好きという設定で、ハンマーブロスに自身の音楽室を占領されたため、マリオ達へ助けを求める。
前述通り『9』では一切登場しなかった(それどころか『8』にプレイアブルとして出ていたキャラで唯一姿形すらなかった)ため、一部ファンからは存在自体なかったこととされたのでは?と疑惑が持たれていた。
『スーパーマリオパーティ』や『マリオパーティスーパースターズ』ではスター差し出し役として登場するが、後者ではバクバクに喰われて吐き出されたりワンワン達に襲われて飛ばされるなど不憫な役回りになっている(しかも、彼女のスタンプは泣いているイラストしかない)。
マリオゴルフシリーズ
トッテン、ロゼッタ、ゴールドマリオと共にDLCで登場(現在は配信終了済)。
発売から約2ヶ月後の無料アップデート第1弾で登場。スペシャルショットでは『進め!キノピオ隊長』に登場したスーパーツルハシを使用する。
マリオテニスシリーズ
『マリオテニスウルトラスマッシュ』と『マリオテニスエース』で登場。ウルトラスマッシュではトリッキータイプであったが、エースではテクニックへ変更された。
『マリオテニスGC』では直接の登場はないが、OPのトーナメント表にキノピオとキノピコの写真が載っていた。
アクションゲーム
キノピオ探検隊の一員として登場。
敵に拐われるヒロイン役で、第2章では隊長の代わりに操作する。
2Dアクションは本作が初登場。
プレイアブルキャラの他、「キノピオラリー」での審判も担当する。
『進め!キノピオ隊長』設定。
ED後に登場するエリアのキノコ王国で、記録係を担当する。
追加プレイアブルキャラとして登場。性能としては『NewスーパールイージU』におけるトッテンの様な初心者救済キャラといった立ち位置。
新アイテムのスーパークラウンによってキノピーチへ変身可能。
ストーリーモードでは「キノピコ親方」として登場。肩書きの通りキノピオ達を纏めてピーチ城再建に励む一方で、かなりの自惚れ屋として描かれている。
それ以外のモードではプレイアブルキャラの1人として選択可能。『Uデラックス』とは異なり、こちらのキノピコは通常のキノピオと能力は変わらない。
『UDX』から続投。アワ変身やドリル変身は勿論、ゾウへ変身したりワンダーフラワーの力で奇想天外な姿となったりすることも。
公式が公開したゲームOPでは、クッパが引起こしたワンダーに驚き、後ろに転倒してしまいそうになったところをデイジーに支えて貰うといった場面がある。
なお本作ではキノピーチへ変身出来ない。性能も他キャラ同様である。
RPG系
ブーツ・ハンマーを獲得した際の解説役として出演。初めてセリフが用意された。全て解説した後は名残惜しそうに去って行く。
ネームドの女性キノピオ自体は『マリオ&ルイージRPG2』の頃から既に登場していたが、キノピコ自身は何と本作がマリオ&ルイージRPGシリーズ初登場。セリフがキノピオと同様の敬語で固定される。
その他の登場
「皆さん!私はキノピコ!マウント・ビーンポールへようこそ!」
『ヨッシー・アドベンチャー』の案内役として登場。日本語音声なのが特徴(CVは非公開)。
メディアミックス
漫画
スーパーマリオギャラクシー編エピローグに1コマ登場。その他の作品でもチラッと登場することがある。
もう1人の「キノピコ」
『マリオストーリー』でも同名キャラが存在するが、こちらは別人である。ハテナ虫のアシスタントをやっており、上記のキノピコよりも大人びている。
余談
本山一城版『スーパーマリオ』では「キノッペちゃん」という女性キノピオが登場している。ただし、見た目は人間の美少女。
関連イラスト
関連タグ
キノピーチ:キノピコが変身した姿。