「毎日ゴルフにパーティに、近頃はテニスも始めて、なぁにか忘れてるような…? そうだ!冒険だ!!」
概要
2000年にインテリジェントシステムズ開発、任天堂が発売した、NINTENDO64専用アクションRPGである。
「ペーパーマリオ」シリーズの第1作目で、マリオRPGシリーズの第2作目に当たる。
略称は「マリスト」など。北米・欧州での名前は「Paper Mario」となっている。
当初は「スーパーマリオRPG」の続編にあたる「スーパーマリオRPG2」として制作されていた。そのためか、アクションコマンドなど「スーパーマリオRPG」の要素が一部受け継がれた部分もあるものの、結果的には全く別物の作品となり、こちらは「ペーパーマリオ」シリーズとして独立していくこととなった。なお、前述のような経緯からか、本作では後のシリーズに見られるような「紙」であることを利用したような演出やギミックは殆ど無い。
64以外のゲーム機では、とWiiUのバーチャルコンソール・ニンテンドースイッチの「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」でも配信されている。
※Wii及びWii Uのバーチャルコンソールは現在配信終了。
個性的な登場キャラクターや「FE」シリーズの音楽を手掛けた辻横由佳によるBGMの評価は高く、発売から20年以上経った今でも人気である。
ストーリー
ある日、マリオのもとにピーチ姫からパーティの招待状が届き、マリオはパーティ会場のキノコ城へと向かった。城の奥でピーチ姫と会話をしていたマリオだったが、突如キノコ城が空高く持ち上げられ、城内が大混乱となる。
この大事件の首謀者は、お馴染みマリオの宿敵クッパであった。マリオは目の前に姿を現したクッパに立ち向かうも、クッパが持つ『スターのつえ』の圧倒的な力の前に敗北し、天空にそびえる城から落とされてしまった。
それから数日間眠り続けていたものの、なんとか目を覚まして復活したマリオは、『スターのつえ』を持つクッパを倒すための大冒険に出るのであった。
本作のシステム
- 体力(HP)
マリオの体力を表し、HPが0になるとゲームオーバーになる。HPの初期値は10。
どのRPGでもよくあるシステム。
しかし、「きんきゅうキノコ」というアイテムがあれば、HPが0になってもそれを消費してゲームオーバーを回避できる。
- フラワーポイント(FP)
強力なワザを使用するときに消費する。FPの初期値は5。
ドラクエやポケモンでいう「MP」や「PP」に該当する。
今作から初登場する要素で、バッジの効果は「特定のワザを使用できるようになるもの」や「能力が上がるもの」など様々。BPの初期値は3。
バッジごとに装備するために必要なバッジポイント(BP)が決まっており、BPが足りないと装備することができない。
- レベル
ほとんどのRPGにある成長要素。
今作では敵を倒すことで得られる「スターポイント」を100ポイント集めることで、マリオのレベルが1上がる(最大27)とともに、HP・FP・スターパワーが全回復する。
上記のHP・FP・BPは1レベルアップすることで、毎回どれか1つを上げることができる。(HP・MPは5、BPは3上げる。)
最大値はHPとMPは50、BPは30である。(HPとMPは特定のバッジを着用することで上限より高い数値になる。)
- アイテム
マリオに使用できるアイテムで、各村や町の店で買うことができる。
「スーパーキノコ」や「ファイアフラワー」など、マリオシリーズおなじみのものから、実在する果物等、様々なアイテムがある。
使用することでマリオのHP・FPを回復できたり、相手に攻撃できたりするものが多いが、1度使うとなくなる。
今作のアイテムでは入手できる数が限られたアイテムがある。
- 仲間
マリオの仲間となり、一緒に冒険するキャラ。
一体をお供として後ろに連れることが出来(いつでも入れ替え可)、フィールドでは特技で仕掛けの解除などをサポート、バトルではマリオと一緒に戦ってくれる。
また、世界のあちこちにある「スーパーブロック」を叩くことで、仲間1人の能力を強化できる。
マリオとは違いHPは設定されていないが、ダメージを受けると、そのダメージの値分のターン数動けなくなる。
詳しいキャラの詳細は後の各仲間の項を参照。
- アクションコマンド
マリオや仲間がワザを使用するときにおこなうもので、コマンドに成功するとダメージが上がる。
また、敵から攻撃を受ける際もコマンドを成功させれば、受けるダメージが減る。
- 星の精のワザ
星の精を助けると使用できるようになるワザ。
スターパワーを消費することで、それぞれの技を使用でき、スターパワーは「ターンの経過」や「願う」ことによって溜まる。
詳しいワザの説明に関しては、星の精のリンク先を参照。
- スピンダッシュ
マリオの移動手段の1つで、普通に歩くよりも早く移動できる。
仲間の力による高速移動を除けば、何気に後の作品にも受け継がれていない独自の要素である。
- キノピオハウス・回復ブロック
キノピオハウスは、その名の通りキノピオが運営している宿屋である(とある場所にあるものだけキノピオではないが)。
回復ブロックは、中に❤が入った四角いブロックであり、叩くことでマリオのHP・FPを全回復することができる。
どちらも無料ではあるが、キノピオハウスはHP・FPに加え「スターパワー」も回復するため、それらを全て回復したい場合はキノピオハウスに泊まることをオススメする。
- ゆうぎ場
キノコタウンの駅のあるエリアの隠しドカンから行ける場所。
後述のノコジロウからカードを貰うことで、2種類のミニゲームで遊ぶことができる。
・パネルでゴー
「シルバーカード」を手に入れると、遊ぶことができるミニゲーム。
11個のブロックを「クッパパネル」を出さずに叩ききることができれば、それまでに出したパネルのコインが貰えるといったもの。
普通にやると運ゲーであるが、WiiU版やSwitch版のとある機能を使うと、簡単に多くのコインが稼げてしまう裏技が存在する。
・たたいてポン
「ゴールドカード」を手に入れると、遊ぶことができるミニゲーム。
30秒以内にピーチが入ったブロックを10個探し出すことができれば、「残り時間(秒)×10」の分のコインが貰える。
メインキャラクター
お馴染みの主人公。冒頭でクッパと対峙するが、『スターのつえ』の圧倒的な力の前に敗れてしまう。その後、星の精の力とクリ村の住人の看病により回復し、再び打倒クッパを目指す。得意なジャンプとハンマーを駆使して、装備をより強いものへと交換していきながら、冒険を進めていく。
キノコ王国のお姫様。例によってクッパにさらわれ、マリオの助けを待っている。
ステージクリア直後には、彼女を操作してキノコ城を探索するイベントがある。なお、この時にピーチを操作せずに放って置くと居眠りしている。
ステージ4クリア後の『スペシャルいちごケーキ』作りのイベントは、特にネタにされやすい。
お馴染みマリオの宿敵で今作におけるラスボス。冒頭で星の国から『スターのつえ』を奪い取った後、今回はクッパ城でキノコ城を空高く持ち上げてピーチ姫をさらうという前代未聞の手段をとった。
ラストバトルでは素のHPの高さに加え、HPが低くなると回復技を使ってくるため、かなりの長期戦を強いられることになる。
仲間キャラクター
今作ではこれまでのマリオシリーズで敵キャラクターとして登場した種族のうち、クッパ軍団に属していない者達は村などの拠点を構えて平和的に暮らしている世界観となっている。
その中でも下記のキャラクター達は冒険の途中で些細なきっかけからマリオに協力してくれることとなり、ピーチ姫救出に力を貸してくれる。
プロローグで仲間になるクリオを除いては、基本的にフィールド・バトル共に仲間になったステージで特に活躍しやすい特技を持っている。
マリオと行動を共にする仲間キャラは一人のみで、フィールド・バトル共に入れ替えることができるが、バトルの場合だと入れ替えだけで操作キャラのターンを消費してしまうため入れ替え以外の行動をとらせたい方は順番を入れ替える必要がある(ただし特定のバッチを付けているとバトルでターンを消費せずに、一度に何回でも仲間キャラを入れ替えることができる)。
なおこの8人、ひとりたりとも一人称が一致していない。
「クリ村」に住む青い帽子のクリボーの少年。
家族構成は妹(クリコ)・母(クリママ)・父(クリパパ)・祖父(クリじい)・祖母(クリばあ)の6人家族。仲間キャラで唯一核家族が判明している。
マリオに憧れてトレーニングをしており、「ものしり」で登場キャラやダンジョンの情報を教えてくれる。
得意な攻撃はずつき。
なお、クリオという名前はクリパパが「マリオにあやかって着けた」ということが発覚する。
一人称は「オイラ」。
使用技は「クリオずつき」、「ものしり」、「クリオチャージ」、「れんぞくずつき」。
「ノコノコ村」に住む青いコウラのノコノコ。
考古学者のチャールズに憧れている。
フィールドでは、ブーメランのように飛んで行くことで、離れた所のスイッチを押したりアイテムを取ってくることが出来る。本編には登場してないが、手紙から母親がいることが判明。
地上の敵には強いが、空中の敵には全くダメージを与えられない。
一人称はカタカナで「オレッチ」。
使用技は「カメキアタック」、「シュビビンコウラ」、「グルグルコウラ」、「ファイアコウラ」。
「ノコブロスのとりで」に捕らえられていたピンクのボムへいの女の子。
さばさばとした勝気な性格をしている。
得意の「バクハツ」で道を切り開いていく。
ピンキーのバクハツで先制攻撃すると大ダメージを与えることができるが、タイミングがシビアである。
ブルースという青いボム兵に好かれているが、ピンキー自体は嫌っている。
一人称はひらがなで「あたい」。
使用技は「ピンキーアタック」、「バクハツ」、「スーパーバクハツ」、「ウルトラバクハツ」と4つ共攻撃技である。
新人郵便配達員のパタパタの青年。(しかし、一部のキノピオからはおじさんと呼ばれた。)
自身の飛行能力でマリオを運ぶことができる他、彼を連れていると郵便配達のイベントが発生することがある。
今作と次作のオープニングにも、少しだけ登場している。(マリオストーリーに出てくる仲間では登場が最も早い。)
一人称は「わたし」。
使用技は「パレッタキック」、「パレッタシュート」、「はこびだし」、「みだれとび」。
「テレサのおやしき」に住むお嬢様のテレサ。
高飛車で典型的なお嬢様気質の性格をしている。他のテレサと違い、身体の色が黄緑である。
「すきとおり」で見張りの視線や障害物、敵の攻撃をやり過ごすことができる。
一人称は「あたくし」。
レサレサ以外の女性のテレサに関しては詳細は不明だが、少なくとも「ヴィクトリア」という名前の女性のテレサがいる。
得意な攻撃はビンタであるが、連続攻撃技のためぼうぎょ力のある敵には一切効かないというデメリットがある。彼女がウルトラランクになった際に覚える「ハリセンビンタ」は仲間の中で最大ダメージを与えられる技である。
次作にも執事とともに少しだけ登場する。
pixiv上ではマリストキャラの中でも屈指の人気を誇っている。
使用技は「レサレサビンタ」、「すきとおり」、「おどろかす」、「ハリセンビンタ」。
「ヘイホーのおもちゃばこ」のビッグカンテラくんに捕まっていたケセランの赤ちゃん。
「~でちゅ」といった幼い喋り方をする。
暗い部屋を明るくすることができたり、隠しブロックを見つけたりできる。カメキ同様、本編には登場してないが手紙の存在で母親がいる。
仲間の中で唯一攻撃技が1つしか無いが、ぼうぎょ力を無視した攻撃が出来るのでかなり使える。
電気属性を持ってるため、電気の技は全く効かない。
一人称は「あたち」か「アカリン」であるため、性別は女の子。
使用技は「ビリビリアタック」、「シビレフラッシュ」、「はつでんパワー」、「シビレはどう」。
「ジャンボル島」に住むプクプクのおばさん。
お節介で口うるさいがロマンチックな話に弱い。
マリオを乗せて水上移動することができるが、唯一使い所が限られている。手紙から娘がいることが判明。
一人称は「あたし」と言うか「あたしゃ」。
使用技は「おプクアタック」、「みずでっぽう」、「みずのまもり」、「ジェットふんしゃ」
「フラワーランド」にいるツッパリジュゲム。自称「ジョナサン」。
最初は敵として登場するが、勝負の後に仲間になる。
マリオを乗せてトゲやマグマの上を移動できる。(マグマの上を移動している時はポコピーと雲の表情が変わる。)
攻撃技は唯一相手に触れない技である。
一人称は「オレ」。
使用技は「パイポなげ」、「みだれなげ」、「くもがくれ」、「ふきとばし」。
アカリンとポコピー以外は通常技に自分の名前が入っている。
星の精
- チョール マール ハール ニール ネール テール ダール
星の国の宝物『スターのつえ』を守っていたが、クッパによって奪い取られ、杖の力によってカードに閉じ込められてしまう。彼らを解放することで、それぞれに対応した力を借りることができる。全員の力を合わせることで、『スターのつえ』の力を打ち消す「スターフラッシュ」が使えるようになる。
- ティンク
星の国に来たばかりの星の子。ピーチ姫をあらゆる面でサポートする。ニールが「フレッシュなヤングボーイ」と言ってたことや、ほしのうまれる谷にいるある星の子が「ティンク兄ちゃん」と言っていたため、性別はおそらく男の子だと思われる。
敵キャラクター
クリボーやノコノコ等、マリオシリーズ本家に登場するおなじみの敵のほか、このゲームで初めて登場した敵も存在する。
本家マリオから登場した敵キャラ
- クリボー系統
- ノコノコ系統
- パタパタ
- チョロボン系統
- ボムへい
- キラー系統(砲台含む)
- チョロプー系統
- ボロドー
- メット
- バサバサ系統
- サンボ系統
- ワンワン系統
- パックンフラワー系統
- ガボン系統(正確にはガボン兵)
- ヘイホー系統
- トゲメット
- バブル系統
- パンジーさん系統
- ジュゲム
- トゲゾー
- カメック系統
- カロン
- ハンマーブロス
- ホネメット
本作初登場の敵キャラ(「トゲクリボー」や「グリーンチョロボン」などの、本作初登場の本家マリオの敵キャラの派生種は上記に分類します)
ボスキャラクター
クッパの側近の老婆のカメック。
クッパと行動を共にし、マリオの冒険の邪魔をする。
なお、本編ではマリオと直接対決することは無く、最終決戦で、ティンクと戦っている。
(カメックババとの直接対決は次作になる。)
プロローグで戦うことになる巨大なクリボー。クッパに「王様になりたい」と願って大きくなった。
部下にクリレッドとクリブルーがいる。
最初のボスなので、よほどHPが減っていなければ負けることはない。
なお、次作のルイージの冒険にてボスとして登場しているが、関連性は不明。
「ノコブロスの砦」のボスのノコノコ4兄弟。元々はノコノコ村の住人であった。リーダーはレッド。
最初はクッパのハリボテで勝負を挑んでくる。
単体での強さはノコノコに毛が生えた程度だが、合体時の「スクリューアタック」は強力。
「アラビンいせき」のボス。種族は恐らくノコノコ。
ツタンカーメンのような姿をしたカメで、コウラ投げや地震攻撃、ワンワンを呼び出して攻撃してくる。
「ドガボンの城」のボス。
いかにも凶暴そうな巨大なガボンで、見た目は次作のマッチョガンスに似ている。
どんな攻撃も受け付けない不死身の肉体を持つが、実は…。
「ヘイホーのおもちゃばこ」のボスの白いヘイホー。
様々な手下ヘイホーを従えており、自身も戦車に乗って戦う。
「グツグツ火山」のボス。
炎をまとった巨大なパックンフラワーで、1度倒しても復活する。(ボスでは唯一2段階戦うことになる。)
「フラワーランド」の雲の上のボス。
力士のような喋り方が特徴で、攻撃するとダメージを与えた分だけ「コグモ」に分裂する。時折、「コグモ」を吸い込んで体力を回復する。
「クリスター神殿」のボス。
今までマリオシリーズにいなかったような透明人間で、オプション召喚や分身を用いて攻撃する。
クッパの命令によって、星の精を閉じ込めている。基本的に彼らを倒して星の精を救出することでステージクリアとなる。(クリキング除く)
クリ村周辺のガキ大将。最初のバトルでの敗北してからは、マリオの冒険の先々に付き纏って何度も勝負を仕掛けてくる。
クリオによると趣味は通信販売とトレーニングらしい。
キノコタウン地下にいるイカ。何故か浮いている。
ビリビリゲッソーやビッグゲッソー、チビゲッソーといった亜種も登場する。
ゴツゴツ山にいるクッパの手下のハゲワシ。名古屋弁で喋る。
マリオを倒すように言われているが、肝心なマリオのことをあまり知らないため、自分は「ルイージ」であると答えるとあっさり信じて通してくれる(それ以外の選択肢を選ぶと戦闘になる)。
EDで子供らしきものがいるが、性別は不明。
「ヘイホーのおもちゃばこ」の暗闇にいる大きなカンテラくん。
カンテラの中にアカリンを閉じ込めている。
「ヘイホーのおもちゃばこ」でお宝を守っている。
見かけとは裏腹に「マジで強い」ため、ある意味初見殺しである。
シナリオ進行には関係ないので、戦闘の回避は容易である。
また、「レモンあめ」をあげると戦わずにお宝を譲ってくれる。
クッパ城のクイズイベントで3問間違えると3匹のブラックヘイホーと戦うことになる。
ステージ5クリア後に突如現れる関西弁の巨大なノコノコ。ノコブロス同様、元々はノコノコ村の住人。
「ポカポカロード」を通せんぼして、高い通行料を要求してくる。
戦うこともできるが、小物臭い見た目・性格とは裏腹に「メチャメチャ強い」ので注意。
尻尾が弱点であり、かいてんハンマーで尻尾を攻撃するとスゴいことが起きる。
- ジョナサン?
ポコピーがマリオと敵対しているときに名乗った偽名。
詳細は上記の仲間のポコピー参照。
その他のキャラクター
マリオの弟。家で留守番をしているが、その間にマリオに内緒で家を改造して地下を作り、そこでヒミツの日記をつけている。
ステージ1クリア後に出てくるヒビの入った岩なステージ5クリア後に出てくるメタルブロックやステージ6クリア後のトルネードジャンプで壊せる位置のレンガブロックはどうやって出現させたかは不明。
キノコタウンの屋根が回転する家に住む魔法使いの老人。
ノコブロスの変装を雷で解除したり、5コインを払うことで次に何をすればいいか教えてくれる。
スーパーブーツゲット後は家を出ていて、あるバッジに関する情報を教えてくれる。
彼と後述するミステール、サンデール、レベーラは、続編にも同名のキャラが登場するが、おそらく別人である。
- ミステール
星のふる丘に住んでいる占い師の女性で、デアールの孫娘でもある。
コインを払うことで、まだ入手していない「バッジ」や「ほしのかけら」「スーパーブロック」の場所を占ってくれる。
- アツメール
星のふる丘に住んでいる少年で、ミステールの弟。
集めた「ほしのかけら」をバッジと交換してくれる。
- サンデール
カラカラタウンの路地裏にいるまじない師で、ミステールの双子の妹。
コインを払うことで、バトル中に有利になるおまじないをかけてくれる。
- スタール
星のうまれる谷に住んでいるデアールの息子。
ハックン達と共に星の子たちの世話をしており、マリオ達がクリスター神殿に行くのに必要な「でんせつのマフラー」を託す。
デアール一族だが、長話をしない。
- クリスタール
サムイサムイ山の洞窟にいるデアールの先祖。
クリスター神殿に入るのに必要な「スターストーン」を渡してくれる。
- レベーラ
鳥のような姿をした魔術師。
39コインを払うことでマリオの一部のステータスを下げる代わりに、1つのステータスを2段階上げてくれる。
ただし、HP・MP・BPのいずれかが最低値の場合は出現しない。
- ロテン
キノコタウンでバッジ屋を営む露天商の男性。
日頃の感謝をこめて全品0%OFFで待ってるぜ!
かつては珍しい食べ物を売っていて、奥さんがいた。
バッジを全て購入すると、暫くしたら店じまいしてまた旅立つと語る。
エンディングではカラカラタウンでロレンチュ達と出会い、彼等と共に何か新しい商売をするような旨のシーンがある。
- 郵便局長のパタパタ
キノコタウンの郵便局にいる、眼鏡をかけ、ヒゲを生やした中年のパタパタ。個人名は不明。
パレッタの上司でもあり、仕事のミスが多い彼のことで頭を悩ませているが、本当は自分の仕事を継いでくれるものが現れて嬉しく思っている。
マリオの仲間に届いた手紙を管理しており、彼に話しかければいつでも見ることができる。
- キノポン
キノコタウンに住む、眼鏡をかけた物知りな青いキノピオ。
博識で、クリオの「ものしり」でも分からない情報を教えてくれる。
- チェン
キノコタウンにある道場の門下生の緑色のメット。
やはりメットの宿命なのか、ひっくり返されると弱い。
- リー
キノコタウンにある道場の門下生の青いバケバケ。
マリオの仲間に変身して、それぞれの技を使用してくる。
キノコタウンにある道場の師範のキノピオ。
今作の裏ボスポジションで、全力を出した状態は素のクッパ以上に強い。
後のキノじいポジションとなるキノコ城の大臣。
キノコ城ごと拉致されてしまったため、クッパ城の牢屋で捕まっている。
キノコタウンで暮らす中年のキノピオの女性。アイテムを渡すと料理をしてくれる。料理は元のアイテムよりも効果が高いものが多い上、材料さえ持っていけば何度でも無料で請け負ってくれる。
表面上は明るく振る舞っているが、中盤でさらりと辛い過去を明かす。
ちなみに、料理が完成するとおまたせの後に「う〜んまあまあかしら」のテキストになることが多いが、『しっぱいりょうり』だと「ごめんなさい しっぱいしちゃったみたい」、ショップで売ってる攻撃系のアイテムが出来るか、アイテムの『なにがおこるかな』で料理が成功すると「…なんだかわからないけどこんな物が出来ちゃった」、キャシーが名前に入っている料理だと「とっても上手にできたわ」か「キャシーかいしんの料理よ」というテキストが出る。(キャシーの名前が入っていない『ふしぎケーキ』でも「とっても上手にできたわ」のテキストになる。)
- フラワーさん
世界の各地にいる、根っこの部分に顔がついた種族。
「フラワーランド」に行くために必要な「ふしぎなタネ」を持っている。
- リップ
キノコタウンのフラワーガーデンにいるキノピオの女性。
上述の「ふしぎなタネ」を植えてもらうことで、フラワーランドにつながる扉を出現させてくれる。
漫画「スーパーマリオくん」では登場せず、作者の間違いで上述のフラワーさんの名前がリップになっている。
- ボッタクール
キノコタウン地下で商売をするヒゲの男。
64コインで様々なものを売ってくれるが…。
家はキャシーの家の隣である。
- 歌姫のキノピオ
キノコタウンにいるキノピオの女性。
キノコ城がなくなったショックで、歌えなくなってしまったらしい。
- ブーブーさん
キノコタウンに生息する、卵から産まれるブタの総称。
10種類存在し、11匹以上呼び出すと1番古いブーブーさんがアイテムを落として逃げていく。
何故かスマブラのフィギュアとしても登場している。
- ハテナむし
マリオの行く先々に現れては、ストーリーの進行に沿ったクイズを出題する謎の虫。正解すると「ほしのかけら」をくれる。全部で64問。
- クリコ
クリオの妹(オレンジのリボンをつけたクリボー)。
なくしたピーチ姫に似た人形を欲しがっている。
ステージ5クリア後はクリママと一緒にキノコタウンに買い物に行っていたが、ステージ7クリア後はクリ村に戻っている。
- クリパパ
クリオの父(黒いヒゲを生やしたクリボー)。
キノコタウンに続く門の修理をしている。
- クリじい
クリオの祖父(緑の帽子を被ったクリボー)。
プロローグでは、物干しの修理をしていたが、カメックババのブロック召喚魔法による地響きで、物干しごと落下してしまう。
今ではコワッパに吹き飛ばされるほど体が衰えているが、若い頃は、かのシショーの師匠であったほど強かったらしい。
スーパーマリオくんでは、しょっちゅう脱糞する完全ボケキャラになっている。
考古学者のノコノコで、カメキからは尊敬されている。
冒険家の一面もあり、ステージ5のジャンボル島では出番が多い(戦闘力は皆無であるため、全く役に立たないが)。
また、故郷のノコノコ村には妻がおり、彼女には頭が上がらない恐妻家でもある。
次作のあるノコノコの手紙に「我が息子チャールズ」と書かれているが、関連性は不明。
- ノコジロウ
ノコノコ村の長老。
クリ村のクリじいとは旧友で、磁気テープのような外見をした「れいのもの(内容は分からないが、クリじいの反応からアレなものである可能性が高い)」を共有する仲である。
毎度毎度マリオへ頼み事をするが、その報酬はコイン1枚というドケチぶり。
しかし、「ほしのかけら」や遊技場のメンバーズカードなどをくれることもある。
ゲーム内では、攻略本に掲載されないような「最後の頼み」というものもあるが、その内容は極めて深く切実なものである。
何だかんだで長老としての威厳も品位もある人格者なのである。
「ゴツゴツ山」に生息するモグラのような生き物。ハンマーで殴ると優秀なアイテム「タンコブ」を落とすが、殴りすぎるといなくなってしまうので注意!
- モノクレー
カラカラタウンにいる緑のネズミ。
モノを渡すことで様々な情報を教えてくれる。
- ロレンチュ
カラカラタウンのリーダー的存在で、普段は上記のモノクレーとして町を見張っている。
古代アラビン王族の子孫でもあり、レモンが好物。
「アラビンいせき」に入るのに必要な「ピカピカストーン」を渡してくれる。
その後、マリオにお礼の手紙を送っているが、そこに書かれている「あやしいノコノコ」が考古学者のチャールズを指しているのか、クッパの手下のカーメンを指しているのかは不明。
- モーリー
まよいの森にいるヒゲを生やした老人。種族は不明。
まよいの森を抜けるヒントを教えてくれる。
おなじみのオバケ。
今作では、敵ではなくNPCとして登場する。
ピューピューヒルにいる個体は、通常のものに比べて肌が黄色く焼けている。
テレサのお屋敷にいるテレサは「クラウス」と「テオドール」、ピューピューヒルにいるテレサは「ハインリヒ」や「レオンハルト」等の名前がある。
- セバスチャン
テレサのお屋敷に住むレサレサの執事のテレサ。
レサレサの自由奔放さには手を焼いている。
「ヘイホーのおもちゃばこ」で通せんぼしている、太ったヘイホー。
クッパの手下だが、マリオに敵意はなく美味しいものを食べると感激して激しく動き回る。
- ケムケム
鳥のヒナのような見た目をしたケムシ。
釣り人にエサにされることを嫌がっている。
最初は後述のクジラに飲みこまれてしまったことで、イライラして体内で暴れていたため、マリオと戦闘になる(戦闘場所の都合で唯一「ものしり」ができないキャラであるが、あるバッジを装着するとHPが分かる。)。
全く関係ないマリオに八つ当たりしたとはいえ、自身を飲みこんだクジラのことを許したり、マリオに助けてもらった礼を言うなど、割と良いヤツ。
キノコタウンの港にいるクジラ。
チャールズからは「マグロ」と呼び間違えられている。
憶病な性格で、体内で暴れているケムケムを何とかしてほしいとマリオに依頼する。
その後、眠っている間に誤って飲みこんでしまったことをケムケムに謝罪して和解する。
ジャンボル島に住む、マリオシリーズお馴染みの恐竜。
今作では緑・赤・青・黄色・紫・茶色の6色がおり、緑色の村長と茶色以外は全員子供がいる。
心配性で、子供たちがいなくなると村長を含めて皆パニックになるが、茶色ヨッシーだけは眠っていた。
ジャンボル島に住む、「ヨッシーアイランド」に登場した黒い鳥のようなキャラ。
今作では敵ではなく守り神のようなキャラで、リーダーのビッグキューちゃんは、仲間をさらに強化できるようになる「ウルトラストーン」を授けてくれる。
- コボック
「フラワーランド」にある老木。
キノコタウンとフラワーランドを行き来するゲートの役割もしている。
- ウソツキ草
やたらとマリオを煽ててくる、「やんス」口調の植物。
その名の通り嘘しかつかないため、ストーリー攻略は彼の言うことの真逆の行動をすればよい。
- ハナコ
「フラワーランド」にいる花の女性。
植物のタネを集めるのが趣味で、「植えたら植物がそこから動けなくなってかわいそう」という理由でタネを植えない変わり者。
フラワーチョロプー達に根っこをかじられている。
チョロプーを全滅させて助けると「マメのきのタネ」をくれる。
- ユーリー
「フラワーランド」にいる、ハナが長い百合の花の女性。
「ゆたかなつち」をくれる。
普段は温厚だが「クリスタルの木」に自身の根っこが絡まっているため、木を叩きまくると痛がり、関西弁になって怒りだす。
- スイレーン
「フラワーランド」にいるスイレンの花の女性。
やや妄想が激しく、王子様が助けに来てくれると思っていたり、自身が不幸なのは自分が可愛いからだと思っている。
水源である「みずのいし」がジュゲムによって抜かれたことで、住処の池の水がなくなり、ネガティブな状態になっているが、「みずのいし」を取り戻すことで元気になり、「おいしいみず」をくれる。
- バーバラ
「フラワーランド」にいるナルシストなバラの花の女性。
きれいなものに目がなく、ユーリーから貰える「クリスタルの実」を渡すまで、ジュゲムが落としたスイレーンの「みずのいし」を自分のものにしていた。
- ポコナ
ポコピーの彼女のジュゲム。
ポコピーのことを心配しており、彼を許さないと延々とパイポをぶつけられる。
- 太陽
「フラワーランド」にいる某D社のリスのような顔をした太陽。一人称は「おれ」。
クモクモマシーンの影響で空が曇っているため、元気がない。
余談だが、ステージ6クリア前でも「フラワーランド」以外の場所は日が照って明るいため、彼が本当に太陽なのかは不明(マリオ3のアイツに近い生物なのかもしれない)。
- 村長のペンギン
サムイサムイ村の村長のペンギン。
冒頭のキノコ城のパーティに参列していた。
棚のプレゼントを取ろうとして床に足を滑らせ、頭をぶつけて倒れてたところに偶然マリオがやってきたため、それを目撃した村長の妻(紫色のペンギン)に、マリオは人殺しならぬ「ペンギン殺し」の濡れ衣を着せられてしまう。
クリスター神殿に入るのに必要な「すばらしいバケツ」を渡してくれる。
スーパーマリオくんでは寒いギャグを連発するキャラになっている。
- ゴンベエ
サムイサムイ村に住む有名な推理小説作家のペンギンで、村長の親友。
後述の警備員に「推理小説が面白すぎる」という理由で真犯人にされそうになる。
次作のピカリーヒルズには、彼の家族のペンギンの別荘がある。
- 警備員のペンギン
サムイサムイ村を警備する緑色のペンギン。
ゴンベエの書く推理小説にハマっているが、読み過ぎ故に推理力はイマイチ。
そういう点では、次作の「ポワン」という自称探偵のペンギンに似ている。
- かいぶつ
サムイサムイ雪原に出現する謎の怪物。
「星のうまれる谷」に入ろうとするものを「キラキラおとし」で攻撃してくるが、ダメージは低い。
正体は生まれたばかりの星の子たちが集まったもの。
スーパーマリオくんでは
『マリオストーリー編』は25~27巻となっている。
ゲームとの違いは
- レギュラーキャラはマリオ・クリオ・カメキのみで、それ以外の仲間は加入するステージ回と最終決戦での援軍のみ登場する(例:レサレサならテレサのお屋敷~ドガボン撃破まで)
- ティンクの初登場が終盤
- マリオの一部の武器(ブーツ・ハンマー)の入手場所がゲームとは異なる
- マリオの仲間のなかで、ピンキーのみ本編に一切登場せず、学年誌版のみ登場する
- コワッパの出番がほどんどなく、初めて戦った相手もマリオではなくポコピー(作者曰く、本編に出すとややこしくなってくるから意図的に出番を減らしたらしい)
- 「フラワーさん」が「リップちゃん」という名前になっている(ゲーム内の「リップ」はキノコタウンのフラワーガーデン(ステージ6入口)にいる女性キノピオのNPCであるため、おそらく作者の誤植だと思われる)
- 29巻には『サンシャイン編』の前日譚として、マリオストーリーの仲間キャラ(前述したコワッパも何故かいる)がクッパと協力して、マリオをドルピック島に行かせないようにする話がある
等といったものがある。
なお『小学三年生』でも本シリーズは連載されたが、前回の『マリオパーティ2編』があまりにも中途半端な期間で終わった悪影響で打ち切りとなってしまった。その際の内容としては「マリオ達が潜入したダンジョンにクッパが視察しに来ていたのでそれをいい事に最終決戦となる」という無理矢理な最終回だった。
スーパーマリオRPGより受け継がれたもの
前述の通り、当初はスーパーマリオRPGの続編として制作された為か、同作より受け継がれた要素がいくつかある。
- アクションコマンドの続投
今作でも攻撃時にアクションコマンドがあるが、スーパーマリオRPGに比べて、操作がかなり分かりやすいものとなっている。
- ワザを使用するときのFP(フラワーポイント)の消費
強力なワザを使用するときは、スーパーマリオRPGと同じくFPを消費する。
- デアール一族のモデル
スーパーマリオRPGにスペールというモンスターが存在するが、本作に登場するデアール一族はそのモンスターがモデルとなっている。
- 一部のスペシャル技のアイテム化
旧作の仲間キャラクターであるマロのスペシャル技、『かみなりドッカン』、『ユキやこんこん』、『キラキラおとし』、ピーチ姫のスペシャル技である『ねむれよいこよ』がアイテムとして登場。
ただし、マロの『かみなりドッカン』は単体攻撃に対して、本作では全体攻撃という相違点がある(単体攻撃は『かみなりゴロゴロ』)。
- 一部の地名と用語が登場する
旧作に登場した『星の降る丘』(地名)と『スターロード』(用語)が、本作ではどちらも地名として登場。
違いは以下の通り。
・星の降る丘
→『星のふるおか』として登場。旧作では人々の願い事が叶ったもの(星)が降ってくる丘であったが、本作では名前の通り、星が降ってくるという幻想的な演出がある。願い事に関しては不明。
・スターロード
→旧作では人々の願い事が星となり、叶えるためのお手伝いをするものだったが、本作では『星のふるおか』と『星の国』を繋げる、星で出来た道としての登場である。
- エンディングでのパレードの続投
因みに先頭がルイージ、マリオとピーチが最後なのも同じである。
関連動画
コマーシャル
関連イラスト
関連タグ
ペーパーマリオシリーズ
- ペーパーマリオRPG - シリーズ第2作目
- スーパーペーパーマリオ - シリーズ第3作目
- ペーパーマリオスーパーシール - シリーズ第4作目
- ペーパーマリオカラースプラッシュ - シリーズ第5作目
- ペーパーマリオオリガミキング - シリーズ第6作目